自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 241話 先読み エンジェルに捕まったハインリ

 

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241話 ハインリが戻ってこないとナビエは報告を受けました・・・

 ◇ハインリの消息◇

ナビエは足の力が抜け

椅子の背もたれを握りしめました。

 

拉致、事故、行方不明、失踪

そして死・・・

ナビエの頭の中に悪い考えが

思い浮かびました。

 

ナビエがカラスに

詳しい事情を尋ねると

 

陛下は

ばれる前に魔力石を回収するつもりで

少し無理をした。

いくつかの魔力石を隠した場所は

陛下しか知らなかったので

一人で行った。

その後連絡が取れない。

 

と説明しました。

 

そして、翼にけがをして

飛べないのではと

付け加えました。

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 ◇捕まったハインリ◇

木が一本も生えていない

草原に建てられた兵舎の前で

銀髪の男が鳥かごを持って

立っていました。

 

その中には金色の大きな鳥が

羽根に包帯を巻かれて

力なく座っていました。

鳥なのに、茫然自失した表情が

見る人の笑いを誘っていました。

 

部下は、羽がきれいで香りがするので

野生の鳥ではない、

ハインリの伝書鳥ではないかと思い

連れてきた

ハインリは現れなかった

と報告しました。

 

鳥はどうするのか?

の部下の問いかけに

エンジェルは、

おとなしい鳥を

あえて殺す必要はないので

育てる人を探すと言って

兵舎の中へ鳥かごを持って行きました。

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◇留守を守る◇ 

会議室のハインリ専用の入り口の前で

ナビエは大きく深呼吸をしました。

いくら待っても皇帝が現れないので

中からひそひそ話しているのが

聞こえてきました。

マッケナの姿も見えないので

ひどい混乱状態でした。

 

ナビエは意を決して

会議室の中へ入ると

大臣たちは

目をキョロキョロさせました。

 

ナビエは、ハインリの席に座ると

 

陛下は月大陸連合のことで

秘密裏に席を外している、

陛下がいないことは

秘密にしておくべきなので

信頼できる大臣だけを呼んだ。

陛下が帰るまで

彼の業務は私と宰相が

分担して行うので

力添えをお願いしたい。

 

と大臣たちに

できる限り平然と伝えました。

 

魔力消失現象にハインリが

関与していることは

最側近の何人かしか知らないので

ナビエは

噓をつくしかありませんでした。

 

出産後間もない身体で

数時間の会議を管理をするのは難しく

会議が終わると

ナビエは疲れ切っていました。

 

ハインリは鳥一族が探してくれる。

騎士たちを動員すれば

かえって連合側に怪しまれる。

 

そのような思いにふけったまま

歩いていると

カフメン大公と目が合い

ナビエの心を読んだ彼は

ハインリが行方不明に

なっているのかと

ナビエに尋ねました。

 

ナビエは頷いた後で

カフメンの友達のドルシが

ハインリを探すのを

助けてくれないかと思いました。

 

カフメン大公は

無理だと思うと

ナビエに伝えましたが

それでもドルシを連れて来て欲しいと

ナビエは頼みました。

◇ナビエのことは気に入っているけれど

ナビエは、

いくらでも宝石をあげるので

ハインリを探すのを手伝って欲しいと

ドルシに頼みましたが

彼は、

 

あなたのことは

気に入っているけれど

頼みは聞けない、

人間とは深く関われない。

 

と言って断りました。

 

ダムは壊したじゃない。

 

とナビエが反論すると

ドルシは、どうして自分が龍だと

わかったのかというような目で

ナビエを見ながら

 

人間に関わろうとしたのではなく

私の家に邪悪な物を置いたから

壊した。

 

とドルシは言いました。

 

ナビエはがっかりすると

ドルシは、赤ちゃんを見てもいいか

ナビエに尋ねました。

 

ドルシは赤ちゃんが気に入ったのか

左右のゆりかごを交互に見ながら

感嘆していました。

 

ナビエは、ドルシが赤ちゃんに

いたずらをするのではないかと

心配で、

その様子を見守っていましたが

トロビー公爵夫人がやって来たことを

ランドレ子爵が告げに来ると

ドルシは、

 

出て行こうか?

 

と言って、すっと消えてしまいました。

◇母親の愛情◇ 

トロビー公爵夫人は

ナビエを抱きしめて

彼女の身体を気遣ってくれました。

 

トロビー公爵夫人は一度東大帝国へ帰りましたが、娘が出産したことを聞き、再びやって来ました。

トロビー公爵夫人は

ルベティを一緒に連れて来ていました。

そしてトロビー公爵は

途中まで一緒に来たけれども

首都へ呼び戻されたと

ナビエに伝えました。

 

何かあったのかとナビエが尋ねると

母親は

 

シャルルが皇位継承権を放棄した。

それを聞いた大公妃が

保護者がいない状況で

下した結果は無効だと

抗議したけれども

シャルルが、人前で

自分の意志だと明らかにした。

 

と話しました。

 

ナビエは、母親とルベティに

子供たちを見せました。

 

1人はナビエに似ていて

もう1人はハインリに似ていると

2人は楽しそうに話していました。

 

母親に子供たちの名前を聞かれたので

女の子はラルス、男の子はカイサで

普段はラリ、カイと呼んでいると

伝えると、母親は

 

カイの表情が、

幼い頃のあなたと同じ。

あなたの人生で

唯一ぼーっとしていた時代の。

 

と言いました。

 

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◇恐怖◇ 

母親と侍女たちが

赤ちゃんと遊んでいる間、

ナビエはルベティと話をしました。

彼女は、ナビエが用意してくれた

邸宅についてお礼を言った後で

 

ソビエシュが苦しんでいたのに

カルル侯爵が放置して

帰ろうとしたルベティを

引き留めたこと、

ソビエシュがルベティを

助けてくれたことを話しても

ソビエシュに

何の反応もなかったことを

話しました。

 

ナビエは、

カルル侯爵が何とかして

ソビエシュの記憶を

取り戻そうとしているのだと

思いました。

 

そして、アンを見て泣きながら倒れた

ソビエシュの姿を

想像できないけれども

ラスタの娘を

とても愛していたことだけは

わかりました。

 

しかし、その考えは、

ハインリに対しての考えに置き変わり

ナビエは胸が

えぐられるような気持ちになり

涙が出そうになりました。

 

赤ちゃんが鳥の姿でいる時

ハインリは何時間でも抱いて

直接餌を上げて

毛づくろいをしてあげていました。

そんな時期に帰ってこられないなんて

どれだけ恐ろしいことかと思いました。

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ナビエが何歳の時に

皇后になることが

決まったかはわかりませんが

カイの顔がナビエの人生で

唯一、ぼーっとしていた時の顔に

似ているという母親の言葉から

ナビエは、かなり幼い頃から

皇后になるべく

勉学に勤しんでいたのかなと

思いました。

そんな娘を見て母親は

可哀そうに思っていたのでしょうね。

母親の愛情を感じる言葉でした。

 

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