自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 39話 マンガ 35話 ハインリが選んだ便箋は?

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39話 ナビエは、ランドレ子爵の関連報告書について、別個に調べるとソビエシュに告げました。

 ◇交渉◇

ソビエシュは苦笑いをし、

ランドレ子爵の処罰を

追放刑に変えなければ

ナビエはラスタについて

よくない噂を広めるのかと

非難しました。

 

ナビエは

噂なんて広めない。

報告書を公式化するだけ。

関連報告書があることを

知っているかと

ソビエシュに尋ねました。

 

彼は、

そんなことで

騙されると思うのかと

言いましたが、ナビエは

ソビエシュが信じようと

信じまいと構わない。

ソビエシュはランドレ子爵を

法に従って処分するように。

自分はラスタを

法に従って処分するつもりだと

答えました。

それはどういう意味かと、

 ソビエシュが尋ねたので、

ナビエは、

ラスタは偽の情報を捏造して

公爵夫人の名誉を失墜させ、

公爵との離婚を助長し

社交界での評判を落とした。

このような者は

投獄して鞭打ちの刑だと言いました。

 

ソビエシュはナビエの話を

荒唐無稽だと思っているようでした。

彼は、

いくらラスタが嫌いでも

なぜ殺人者の肩を持つのかと

尋ねました。

ナビエは、ソビエシュが

嘘の情報で一人の人生を

台無しにしようとした人を

かばうのと同じだと答えました。

 

ソビエシュは、

ラスタがやったことは

社交界ではよくあることだと

反論しました。

 

それならば、

このようなことが起きても

社交界でよく発生することだと

みんなが

理解してくれるということだと

ナビエは言いました。

 

ソビエシュは荒く息を吐きながら

後ろを向きました。

ようやく落ち着くと

ナビエの方を向いて

皇后には同情心がないのかと

皮肉を言いました。

ナビエは、同情心があるから

ランドレ子爵を

助けようとしていると答えました。

 

そして、今度はナビエが、

ソビエシュはラスタに

同情しているだけなのか。

いつも自分に

ラスタが可哀そうだと

思わないのかと聞くと

嫌みを言いました。

 

ソビエシュは簡単には

答えませんでした。

同情心と他に色々混ざった

感情のようでした。

しばらくの間、2人は黙ったまま

互いに相手を見ていましたが

ついにソビエシュは

降伏宣言をしました。

けれども、ナビエは

勝利を確信していたので

それほど嬉しくありませんでした。

 

ソビエシュは、

関連報告書を自分に寄こすように

言いました。

ナビエは、

ランドレ子爵が釈放された後に

渡すと答えました。

 

ソビエシュは秘書を呼んで

ランドレ子爵の処分を

処刑ではなく

追放刑に変えると告げました。

ナビエはソビエシュに

礼を尽くした挨拶をした後

執務室を出ました。

 ◇すっきりしない◇

皇宮内で、人々は

皇帝の赤ちゃんについて

しきりに話していました。

言いしれない感情が

こみ上げて来て

ナビエは東宮の方を見ました。

あの中のどこかで

ラスタが横になっていると

ナビエは思いました。

ラスタが目を覚ませば

彼女の世界は

変わっているはずでした。

 

皇帝の気持ちが冷め

ラスタが側室をやめても

子供というつながりが

残ることになる。

ランドレ子爵を生かすことに

成功したけれど

ソビエシュとの口論に

勝ったけれど、

ナビエの心は

すっきりしませんでした。

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◇心を許せる友達◇ 

ため息をついて後ろを振り返ると

クイーンが封筒をくわえて

岩の上に座っていました。

クイーンを見ていると

ナビエの気持ちは落ち着き

笑いがこみ上げてきました。

 

ナビエはクイーンを

抱きしめようと思っていましたが

クイーンはナビエの手の上に

手紙を置くと

すぐにどこかへ

飛んで行ってしまいました。

 

ナビエは長椅子に座り

封を切りました。

手紙には

ハインリの兄の具合が悪いこと。

青い髪の騎士のこと、

ナビエを苦しめる人たちへの

復讐の方法が書かれていました。

 

ハインリの兄の具合が悪ければ

彼は

王位継承者として待機するため

西王国へ

呼び戻されるかもしれない。

ハインリとクイーンの両方が

西王国へ帰ってしまう。

そのことを考えると

ナビエは苦しくなりました。

 

彼らは

最近できた友達だけれど

最も心を許せる友達でした。

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◇夕暮れ◇ 

暗い顔をしているナビエに

横からハインリが

声をかけました。

彼の後ろには

青い髪の騎士がいました。

ハインリは騎士を

後ろに下がらせると

ナビエに一緒に歩くことを

提案しました。

 

ナビエはハインリの腕の上に

手を乗せると

手の下の筋肉がピクピクするのを

感じました。

ナビエは他の人から

何度かエスコートされたことは

あるけれど

ハインリは、

不思議と腕が筋肉質でした。

見かけはほっそりしているのに

意外と腕に筋肉が多いのだろうかと

ナビエは考えた途端、

エスコートしてくれる人に

こんなことを考えるなんて、

自分は狂っているのかと

恥ずかしくなり、

顔が赤くなりました。

 

ナビエはハインリに、

顔が赤い、暑いのかと

聞かれたので

ナビエは少し暑いと答えた途端

冷たい風が吹き

体中に鳥肌が立ちました。

遠くから付いてくる

ハインリの騎士が

くしゃみをする音が

聞こえてきました。

 

ナビエは気まりが悪くなり

唇を噛みしめました。

横から聞こえてくる笑い声に

顔が火照りました。

 

ハインリは

ナビエは健康そうだ。

風邪など引かないのではと

尋ねました。

ナビエは、「少し」と言って

彼の腕から手を下ろすと

ハインリは少し笑いました。

 

ナビエはわざとスカートを

握りしめ、顎を上げたまま

手紙が身体を

鍛えているようですが心配ですね

考えていたことと

手紙に書かれていたことを

ごちゃ混ぜに言ってしまいました。

ナビエは5時間だけ

気絶したいと思いました。

ハインリは必死で

笑いをこらえるために

唇をかみしめていました。

 

ハインリは

丈夫な便箋を選ぼうと

色々悩んだ。

クイーンがくわえている途中

破れてはいけないのでと言いました。

 

ナビエは無理矢理

平然を装いましたが

ハインリの

ふざけるような言葉に

ナビエの表情が崩れました。

憎たらしいので

ハインリを睨みつけると

彼は、両手を合わせて

悲しむ真似をしました。

それでも、相変わらず

笑いこけていました。

 

ハインリは、

自分が鍛えているのか

聞きたかったのですよねと

尋ねたので

ナビエは、お兄さんのことを

聞こうと思ったと答えると

ハインリは、

兄はあまり鍛えていないと

答えました。

 

ハインリが、

しきりにふざけるのが

憎たらしくて

ナビエは立ち止まりました。

わざと冷たい顔をすると

ハインリはようやく

きちんと謝りました。

そして、兄の病状について

ナビエに話しました。

 

ナビエが心配そうにしていたので

ハインリは雰囲気を

変えようと思ったのか

ナビエを苦しめる人たちの

復讐方法について話を始めました。

 

ハインリは、

美しくて、身分が高くて

すごい人を恋人にすること、

欲しくなければ

偽の恋人でもよいと言って

ナビエの顔をうかがいました。

偽の恋人とは、ひょっとして

彼のことを指しているのかと

ナビエは思いました。

 

彼はソビエシュが嫌いだから

喜んで引き受けるだろうと

思いましたが

先ほど、からかわれたのが

腹立たしかったので

ナビエはわざと知らんぷりをして

カフメン大公のことを

念頭に置いて言っているのか

尋ねました。

 

ハインリは全力で否定し

ナビエに顔を近づけて

自分がどれだけかっこいいか

ちゃんと見てから言いなさいと

言っているようでした。

 

ナビエが笑い出すと

ハインリはにやりと笑って

冗談を言ったのですよねと

尋ねたので

ナビエは否定しました。

 

ナビエはハインリの反応が

面白いと思いました。

だから、彼は自分を

からかったんだと思いました。

 

ナビエは、

自分の望まない男性を

そばに置いて

お互い浮気をしているように

見られたくないと言いました。

ハインリは浮かない顔をして

地面を見下ろしながら

歩きました。

 

ハインリは笑いものになったのが

残念で

あんな顔をしているのだろう。

けれども、

露骨に感情を表しているのが

気の毒というよりも

むしろ可愛く思えました。

 

ナビエは

ハインリの歩く速度に合わせて歩き

笑いをこらえるために

無理矢理、歩数を数えていました。

2人は無言で

クリスタルハウスの近くまで

歩いて行きました。

 

なぜハインリが

口数が少ないのか

わかりませんでしたが

ナビエは周囲を見渡していたので

話す暇がありませんでした。

 

その日はいつもより

夕焼けがとてもきれいで

クリスタルハウスの屋根が

巨大なルビーのように

輝いていました。

しばらくナビエは

その光景を眺めていました。

 

ハインリは控えめな声で

自分が西王国へ帰ったら

恋しがってくれるかと

ナビエに尋ねました。

 

ナビエはしばらく

彼をじっと見ていましたが

彼は、クイーンと一緒に

西王国へ帰る人だと悟り

ハインリの質問の意味を

理解しました。

 

いつの間に彼と

こんなに親しくなって

しまったのだろうか。

ナビエは、大切な友達が

遠くへ行ってしまうという

かすかな喪失感を覚えました。

それまで、ナビエは

大切な人たちと

遠く離れたことが

ありませんでした。

 

ナビエは平静を装って

恋しくなるでしょう。

とても・・・と答えました。

 

まだ、すぐには帰らないと言って

ハインリはナビエを西宮へ

送っていきました。

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◇報告書◇

ソビエシュは報告書を持ったまま

机に座り

妊娠した人を罰するかどうか

真剣に2時間も悩んでいました。

 

ソビエシュの首席秘書のカルル侯爵は

彼の顔色をうかがいながら

意外なことだけれど

身分の低い側室が

社交界で生き残るためには

この程度の防御能力は必要だ。

ティーパーティーで

ラスタとトゥアニア公爵夫人が

衝突したことがあったらしいので、

そのせいで、

やったのではないかと

慎重に話しました。

ソビエシュは

防御かと呟いて眉をしかめました。

 

カルル侯爵は、ソビエシュの考えが

全くわかりませんでした。

ラスタはトゥアニア公爵夫人から

自分を守るために

やったのではないと

考えているのかと

カルル侯爵は思いました。


これからも、

このようなことが起こるのを

心配しているなら、

厳しく言ったらどうかという

カルル侯爵の言葉に

ソビエシュは

これは自分の身内の問題だから

君の出る幕ではないと答えました。

 

ソビエシュは、カルル侯爵に

報告書を渡したので

彼は、それを破棄するかどうか

尋ねました。

どんなことがあっても

この件について、

ソビエシュが、

もみ消したいと思っていることは

明らかでした。

関連報告書を処分すれば、

後腐れがないと

カルル侯爵は思いました。

 

しかし、ソビエシュは

しばらく考えた後

報告書は保管しておくと

カルル侯爵に告げました。

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夕暮れの中

ナビエ様とハインリが歩く

このシーンは

マンガの中でも大好きなシーンの

一つです。

 

ナビエ様にとって

大きな存在となった

ハインリとクイーンが

帰ってしまう。

ナビエ様の複雑な感情が

ひしひしと伝わって来て

せつなさを感じます。

 

この時点で、

すでにナビエ様は

ハインリに対して

少なからず、

恋心を抱いていたのではないかと

思います。

そうでなければ、

王妃になりたいというだけで、

彼にプロポーズを

しないのではないかと思います。

 

外伝で、カフメン大公が

ハインリと自分は

同じ時期にナビエ様と出会ったのに

カフメン大公はナビエ様への気持ちを

恋の妙薬のせいにしたと

嘆くシーンがありますが

最初、カフメン大公は

ラスタのことで耐えていたナビエ様を

面と向かって批判していましたし

ハインリはクイーンの姿の時から

徹底してナビエ様を慰めていたので

カフメン大公が本当の気持ちを

わかっていたとしても

勝負は決まっていたのかなと

思います。

 

手紙が身体を・・・

のナビエの言葉ですが

マンガを読んだ時は

意味がよくわかりませんでしたが

原作を読んで理解できました。

 

その後の、丈夫な便箋・・・

のハインリの言葉が

カットされていたのは

残念だなと思いました。

 

ランドレ子爵の報告書について

詳細は分かりませんが、

ソビエシュがもみ消すことが

できないくらい、

かなり詳しいことが

書かれていたのではないかと

思います。

この時点で、ソビエシュは、

多少の正義感を

持ち合わせていたようです。

後になると、子供を守るために

滅茶苦茶なことをしますが・・

ただ、今まで抱いていた

ラスタへの幻想が

消えるきっかけになったと思います。

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