自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 47話 マンガ 42話、43話 本当に好きな女性ができてハインリが後悔したこと

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47話 コシャールの言動が心配なナビエですが・・・

◇収まらない怒り◇

ナビエは

皇帝に危害を加えるだけでも

極刑に処せられるかもしれない

コシャールに告げると、彼は、

それなら、ラスタを殺すと

言いました。

 

彼女のお腹の中には

皇帝の子がいると、

ナビエが話しても、

コシャールは

それが何の関係があるのかという

顔をしました。

ナビエは頭がズキズキしてきました。

 

コシャールは、

それなら、

赤ちゃんが産まれないようにする

言いました。

ナビエは、赤ちゃんに手を出せば

もっと処罰が重くなると訴えました。

 

けれども、ナビエがいくら

コシャールをなだめても、

彼の怒りは収まりませんでした。

ナビエは、彼の気分を晴らすために

彼が買ってきた帽子を被りましたが、

その程度では、

彼の怒りは解けませんでした。

そして、

ナビエの机の上のカレンダーに

ラスタの妊娠祝賀パーティー

予定が書かれているのを睨みつけ

ナビエが

パーティーを主催することに

腹を立てました。

 

ナビエは言い訳をしましたが

コシャールは口をつぐんだまま

ナビエを睨みましたが

帽子がよく似合っていると言って、

外へ出て行きました。

 

ナビエは帽子を脱いで

ぼんやりと立っていると、

外で、悲鳴のような、

侵入者を警戒しているような

鳥の鳴き声が聞こえました。

 

彼女はクイーンのことを

思い出しました。 

ハインリとクイーンにも

何か悪いことが

起こっているのではないかと

心配になりました。

ハインリたちは、

無事に西王国へ向かっているだろうかと

ナビエは思いをはせました。

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◇王の崩御

ハインリとマッケナは

すでに西王国に到着していました。

ハインリは王の寝室で、

苦しそうな兄の手を握りました。

 

弟に気付いた王は

ハインリに結婚を勧めました。

ハインリは、こんな時まで

結婚の話をするなんてと

思いました。

けれども、病気の兄に

冷たく言い返すことは

できませんでした。

 

兄は、

結婚は選択ではなく義務だ。

愛しい女性ではなく

国民が愛する王妃を迎えるようにと

言いました。

 

ハインリの頭の中に

彼の目にも愛らしく

国民が愛する王妃、

しかし、

他の男の隣に立っている

女性の顔が思い浮かび

心臓がズキズキ痛みました。

 

王はハインリに

結婚をしたら浮気はするなと

言いました。

ハインリは

軽いイメージを作るために

浮気者の振りをしていましたが

本当に好きな女性ができてからは

激しく後悔をしていました。

 

そして、王は最後に

兄嫁の面倒を見てくれと頼み

亡くなりました。

王の崩御を宮医が告げると

静かに、壁にもたれて

立っていた人たちは

ハインリに近づき

新しい王の前に跪きました。

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◇迷路◇

今にも問題を起こしそうだった

コシャールは

数日たっても

静かに過ごしていました。

 

彼は、ソビエシュに対して

まともに怒ることができなくて

絶望しているかもしれないと

ナビエは思いました。

それに、コシャールが

ソビエシュやラスタに

怒りをぶつければ、

ナビエの地位や命が危うくなると

両親がコシャールを説得したと

ナビエは思いました。

 

ラスタに腹いせをしたり

怒ったりすれば、

夫である皇帝に何もできず

可哀そうな側室にだけ

八つ当たりをする

卑怯な悪女になってしまう。

ソビエシュに度を過ぎて怒れば、

皇后なのに

自分の感情を抑えられないと

後ろ指を指される。

ソビエシュに実質的な

嫌がらせをしたら 

自分や家族、

自分の家門が危うくなる。

ソビエシュとラスタを

我慢すればするだけ

愚か者と思われる。

自分だけではなく

家族にも当てはまる。

この、どっちつかずの状況から

抜け出す道はないのかと

ナビエは思いました。

 

その時、イライザ伯爵夫人から

ハインリの兄の訃報が

ナビエに伝えられました。

いつも明るく笑っていたハインリが

深い悲しみに沈んでいることを

考えると

つられてナビエの心も

重くなりました。

 

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◇ハインリからの手紙◇

ナビエは窓際に腕を乗せて

月も星も見えない真っ黒な空を

ぼんやりと眺めていました。

 

数日後の

ラスタの赤ちゃんを

祝うためのパーティで

平然を装って

表情管理ができるだろうかと

ナビエは心配しました。

正確に言えば

表情管理をしたくないけれど、

その時になれば

結局やっているだろうと

ナビエは思いました。

 

雨がポツポツと降って来たので

ナビエは窓際から腕を下ろし

窓を閉めました。

ところが、暗闇の中を

青い鳥が猛スピードで

飛んでくるのが見えました。

ナビエは驚いて窓を開けました。

青い鳥は、

ためらいながら慎重に

部屋の中へ入って来ました。

 

青い鳥はお辞儀をすると

手紙を結んだ足を

差し出しました。

 

手紙には、

ナビエのことばかり

考えている。

ナビエの慰めが必要だ

書かれていました。

文字が震えていたので、

ハインリが

ひどく悲しんでいることが

分かりました。

 

ナビエは手紙の返事を

書こうとしましたが

どのように慰めれば良いのか

途方にくれました。

結局、お決まりの文章を

書くしかありませんでした。

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◇不愉快な人◇

翌日、カフメン大公は

宮殿を去りました。

 

恋の妙薬を

解毒できなかったためか

彼はナビエに

挨拶をしに来ませんでしたが

人を通して

ルイフトの本を送ってくれました。

 

ナビエは、

楽しいことを思い出したくて

南宮へやって来ると

ラスタを争って

ハインリとソビエシュが

喧嘩したことや

ハインリは兄の死と

ラスタの妊娠が重なり

胸を痛めているだろうと

外国人が話していたので

不愉快になりました。

 

ナビエは元来た道を戻ると

ロテシュ子爵に会い、

彼は陰険な笑みを浮かべて、

ナビエに挨拶をしました。

 

なぜ、ラスタは、

天敵のような彼を

何度も受け入れるのか。

やはり、ラスタは

脅されているのかと

ナビエは思いました。

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◇心底憎い人◇

ラスタを訪れたロテシュ子爵は

ナビエは、

黙っていても気品に溢れている、

ラスタも、追い出されなければ

20年後には同じようになれるかも

と言って、

ラスタを怒らせました。

 

彼女は何の用事で来たのか

ロテシュ子爵に尋ねると

彼は、再び、お金を無心しました。

たくさんの使用人を雇うのに

必要だとのこと。

ラスタは、ロテシュ子爵を

心底憎いと思いました。

 

ロテシュ子爵は笑いながら

家族が多いから人手は必要だ。

息子と娘も連れて来たと言いました。

 

ラスタの顔が真っ白になり

唇をブルブル震わせながら

ロテシュ子爵を見ました。

彼は、

久しぶりに

息子に会いたくなったのかと

ニヤニヤしながら尋ねました。

 

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ナビエ様は気づいていませんが

ハインリは、手紙で

さりげなく愛の告白を

していると思います。

 

そして、ナビエ様は、

事あるごとに

ハインリとクイーンのことを

思い浮かべ、

ハインリとの楽しい日々を

思い出すために

南宮へ行きました。

ナビエ様の中で

知らず知らずのうちに

ハインリへの愛が

育っていたように思います。

 

そして、浮気者のイメージを

作り上げたことを後悔し、

後に東大帝国との戦争を

諦めるほど、

ナビエ様を愛してしまった

ハインリ。

この時点で、ハインリが

ナビエ様と結婚できる確率は、

ほぼ0%でしたが、

おバカさんのソビエシュのおかげで

ハインリはナビエ様を

手に入れることができました。

 

コシャールは、

ソビエシュが

ナビエ様との離婚を決意したきっかけを

作ったと思います。

けれども、ソビエシュが、

本当にナビエ様のことを

大事に思い、

彼女の気持ちを考えていたら、

ラスタとの子供を

ナビエ様の子供にするとか、

子供を憎まないようになどと

言わなかったでしょうし、

離婚もしなかったと思います。

ソビエシュは、自分勝手で

世の中の全ては

自分の思い通りにいくと思っていた

暴君なのだと思います。

 

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