自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ 原作 小説 69話 マンガ 63話でカットされていたこと 皇后でないナビエはどうやって生きていくのか

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69話 ナビエが王妃になってくれたら、国民が大喜びするとハインリに言われましたが・・・

◇命を懸けた誓◇

私の夫は私を捨てたくて

離婚するのを待っているのに、

私の夫は、

私が薄情で不親切だと言って

責めるのに

他国の王は

国民が私を愛してくれると

称賛するなんて。

 

奇妙なことだと

ナビエは思いました。

 

ナビエは苦々しい気持ちを

隠すために、笑って

お礼の言葉を述べました。

 

ハインリは、すぐに

ナビエの表情が暗いことに気付き

何かあったのかと

真剣に尋ねました。

 

ナビエは答えませんでした。

 

ハインリは良い友達だとしても

自分の屈辱的な事情を

全部話したくありませんでした。

 

自分の過ちではないと知っていても

もうすぐ、一方的に

ソビエシュに離婚されると話すのは

プライドが傷つきました。

 

ハインリはナビエを

注意深く観察しましたが

彼女が最後まで

口を開かなったので

それ以上問い詰めませんでした。

 

その代わり、

とても深刻な表情で

 

口先だけで称賛したのではない。

本気だ。

クイーンのような方でないと

王妃に迎えたくない。

クイーンは一人だけだから

クイーンが私の王妃だったらいい。

 

と断固とした声で言いました。

誰が聞いても

冗談に聞こえませんでした。

 

ナビエがじっと見つめると

ハインリの顔は少し赤くなりましたが

目を逸らしませんでした。

彼の視線に熱気が感じられました。

 

ナビエは、ハインリの言葉が

単に自分のような王妃を置きたいという

誉め言葉だと思いましたが

彼のまっすぐな目のせいか

彼の言葉が訳もなく

不思議に聞こえました。

 

ナビエは気まりが悪くなり

スープを一口飲みました。

けれども、

ずっとハインリの視線を

感じていたので、

ナビエは冗談めかして

 

私が本当に王妃として

迎えてくれと言ったら

どうしますか?

 

と尋ねました。

 

ハインリは自分の冗談に笑うと

ナビエは思っていましたが

笑い声がするどころか

彼の顔は明るくなり

飛び切りの笑顔で

 

そうなれば、

本当に良いことです。

 

と言いました。

 

ナビエは冗談だと言いましたが

ハインリは、

 

私は本気です。

クイーンが私の所へ来たら

すぐにクイーンをお連れします。

命を懸けて誓うことができます。

 

と言いました。

 

ナビエとハインリは

彼の王妃の話をしていたのに

なぜ、話題が

ハインリの命を懸けた誓いに

広がったのか

ナビエは分かりませんでした。

 

ナビエは答える代わりに

声も出さずに静かにしていました。

 

彼が本気で言っているのか

ナビエを慰めるために

空事を言っているのかは

分かりませんでしたが

気分は悪くありませんでした。

 

ナビエは、ハインリが

自分のことを

よく見てくれていることに

お礼を言いました。

 

ハインリは、

ありのままを見ただけだと

伝えました。

 

しばらく2人は

静かに食事をしました。

 

ナビエは、悲しい気持ちと

ありがたい気持ちが

入り混じっていたので

何も言いたくありませんでした。

ハインリも特に

何も言いませんでした。

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◇エベリーの嘆き◇

食事が終わるころ、ハインリは、

ナビエが

ウィルウォルへ来た目的を

尋ねました。

 

彼女は、魔法学園にいる

自分の支援している子の魔力が

消失しつつあるので

慰めに来たと答えました。

 

ハインリは、

しばらく驚いた表情をしていました。

 

食事が終わり

魔法学園へ行く途中の道で

ハインリは、食堂にいた時より

静かでした。

 

初めにナビエが

魔力消失の話をした時は

驚いた様子ではなかったのに

エベリーの話をした後は

何か気になることがあるのか

ずっと深刻な顔をしていました。

 

そのせいで、ナビエは

ハインリがいつまで付いてくるのか

尋ねることができず

自然と彼は魔法学園まで

付いてきました。

 

正確には魔法学園の

入り口付近で別れたけれど

学長室へ行くと

ハインリが先に来ていました。

 

付いてきたのかと

笑いながらナビエが尋ねると

ハインリは、

自分が先に来たので

ナビエが付いてきたと

笑いながら答えました。

 

彼は学長の所へ遊びに来ただけなので

ナビエが先に用事を

済ませることにしました。

 

ナビエは学長から

エベリーの成績表を

見せてもらいました。

 

初めの頃、魔法関連の科目は

ほとんど上位にいたのに

最近では、魔法関連の成績が

悲惨なほど落ちていました。

隣で見ていたハインリは

舌打ちをしました。

 

学長は

 

エベリーは一生懸命勉強しているのに

ついていけなくて大変そうなこと、

ナビエの支援を受けているのに

結果が出ないので

プレッシャーを感じていること、

前日、無理をして

訓練しているうちに気絶してしまい

その後、魔力が完全に消失した。

 

と話しました。

 

エベリーに会えば

彼女が負担に思い

さらに彼女に

悪い影響を与えるかもしれないけれど

今のエベリーには

寄り添う人が必要だと思い

ナビエはエベリーに

会うことにしました。

ハインリは付いてきましたが

部屋の外で待っていました。

 

エベリーはナビエを見ると

泣き出しました。

ナビエは彼女を抱きしめて慰めると

エベリーは

さらに大声で泣きじゃくったので

ナビエの目頭が熱くなりました。

 

エベリーが少し落ち着くと

2人はベッドに並んで座りました。

 

そして、ナビエは、

エベリーが魔法使いであろうと

なかろうと

エベリーは自分にとって

大切な存在だから

ずっと彼女を助ける。

身体が壊れるまで苦しまないように、

と話しました。

 

けれども、エベリーは

 

皇后陛下の役に立つことが

私の一生の目的。

でも、私は魔力以外

何も持っていないので

魔法使いになって

皇后陛下の役に立ちたいと

思っていた。

それなのに、私から

魔力が消えたら

私という人間の価値が

消えるのと同じだ。

 

と泣きながら言いました。

 

泣き疲れてエベリーが眠るまで

ナビエはそばにいました。

 

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◇恐怖◇

ハインリはドアの横の壁に

もたれたかかったまま

目を閉じていました。

 

疲れて寝ているのかと思いましたが

ナビエが部屋から出てくると

彼はパッと目を開けました。

心が乱れているような

目をしていました。

 

ハインリも魔法使いなので

エベリーのことが気になるのかと

ナビエは思いました。

 

魔法学園での用事が全て済んだので

ナビエはハインリと一緒に

魔法学園を一周してから

帰ることにしました。

 

久しぶりに会った上に

これから何年も

会えないかもしれないので

もっとハインリと

話をしたいと思いましたが

魔法学園の外で

騎士たちが待機していました。

 

騎士たちの中でも

ナビエを慕ってくれている

人たちなので

ウィルウォルで

見たり聞いたりしたことを

簡単に人々に広めたりしないと

思いましたが

ナビエは、

長い間、他の男性といる姿を

あまり見せたくありませんでした。

どうせ離婚するのだから

関係ない気もしましたが・・・

 

学長が、これを着ればいいと言って

学生用のローブを貸してくれました。

 

学生と同じローブを着て

帽子まで被ると

誰もナビエとハインリを

気にしませんでした。

 

ハインリに、エベリーのことを

聞かれたので、ナビエは

 

エベリーにとって

魔力は単純な能力ではない、

あの子の気持ちがよくわかる。

 

と率直に答えました。

 

ハインリはナビエの意見に

同意しない様子でした。

 

これから自分が離婚することを

知らないハインリは

自分の言うことが

不思議に聞こえるだろうと

ナビエは思いました。

 

ソビエシュが離婚を決心したのだから

私はやられるだけ。

離婚を拒否して

裁判を起こすこともできるけれど

時間稼ぎにすぎない。

離婚は避けられず

私は皇后の座から追い出される。

離婚するまでの長い過程で

私の評判は落ちる。

最初、人々は

ソビエシュを罵るだろうけれど

長い時間がかかり、疲れてくれば

プライドを捨ててまで

執着していると言って

私のせいにされる。

 

ナビエは、ハインリに

 

エベリーは魔法能力に

自分の価値と使い道があると

思っている。私も同じ。

エベリーの魔法は

私にとって皇后の座。

私が皇后の時

自分の価値と使い道があると

思っている。

それが消えてしまえば

絶望的な気持ちになる。

悲惨で漠然として

先が見えなくなってしまう。

 

と話しました。

 

ソビエシュがラスタを連れて来て

私を無視した時、

人々は同情したけれど

皇后は私なので我慢できた。

私が生涯学んできたことが

私を支えてくれた。

これは皇后として生きるもので

ソビエシュの妻として

生きるものではなかったから。

 

けれども、今、その全てが

なくなろうとしている。

皇后ではないナビエって何なのか。

皇后でないナビエは

どうやって生きていくのか

見当もつかない。

みんな私を扱いにくいと

思うだろうから

平凡な貴族の令嬢にも戻れない。

 

兄が追放され

私が皇后の座を追われたら

両親と家門は笑いものになる。

 

ハインリは

しばらく当惑していましたが

ぎこちなく笑いながら

 

クイーンは

皇后の座を奪われることがないのに

どうして、その気持ちが

わかるのですか?

 

と尋ねました。

 

ナビエは返事をしないので

ハインリの顔は暗くなりました。

 

彼は、何かあったのかと

ナビエに聞きましたが

今度も彼女は答えませんでした。

 

ハインリは歩くのを止め

ナビエの方を見ました。

 

ナビエは無言で

ぼんやりとハインリを見上げました。

 

ナビエは

考えていたことを口に出したことで

漠然としていた恐怖が

現実のものとなってしまいました。

 

私は何をすればいいのか。

私は何になってしまうのか。

皇后でない私は、

一体、

どうやって生きて行けばよいのか。

 

ナビエは恐怖で

身体がブルブル震えてきました。

 

ハインリは何度も

ナビエを呼びました。

彼女は大丈夫と言おうとしましたが

唇が震えて、声が出ませんでした。

 

ナビエが落ち着かないので

ハインリは、彼女の名前を呼び

両手でナビエの顔を覆いました。

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◇プロポーズ◇

ハインリの手の温かさが

顔に広がるにつれて

恐怖に襲われていた

ナビエの心が少し落ち着きました。

 

ハインリの瞳は揺れていました。

彼は恐れおののいていました。

彼が怖がるのを見て

ナビエは

落ち着きを取り戻して行きました。

 

本当に私が

王妃だったらいいですか?

 

ナビエは衝動的に質問しました。

ハインリは口をパクパクさせました。

 

自分は狂ったことを言っていると

思いながらも

ハインリの返事を待ちました。

 

ナビエは

自分の提案が普通でないことは

わかっていたけれど

ハインリだから、

この狂った提案ができました。

 

ハインリは震える声で

 

望みます。

 

と答えました。

 

彼の睫毛の下の紫色の瞳が

いつになく弱々しく見えました。

 

ナビエは、ハインリの手の上に

自分の手を置いて

 

あなたの王妃になります。

 

と言いました。

 

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皇后でなくなった後

自分はどうしたらいいのか

ナビエの心の叫びが

胸に迫って来ました。

 

カフメン大公の言う通り

彼女の心は壊れてしまう寸前だったと

思います。

 

子供の頃から

皇后になる選択肢しかなかった

ナビエには

皇后になる以外の未来は

考えられなくなっていたのでしょうね。

 

悪く言えば、

自分の進む道を決めるために

王妃になって欲しいという

ハインリの申し出に

飛びついてしまったわけですが

ナビエ本人も認めているように

相手がハインリだから

王妃になろうと思ったのです。

 

最初の動機はどうであれ

ハインリと結婚をし

ナビエは幸せになったので

良い選択をしたと思います。

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