自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作 5話 あらすじ マンガ 5話、6話 サーナット卿がプロポーズしたくなるラティル

 

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5話 酔った勢いで問題を起こした相手が挨拶をしようとして近づいてきました。

◇結婚式◇

近付いてきた男が

ラティルのことを知っていて

話しかけてきたので

彼女の心臓は

落ちるのではないかと思いました。

 

近衛騎士団長は

 

どなたですか?

 

と言って、立ち上がり

彼を止めようとしましたが

彼は近衛騎士団長が

止められるような

身分ではありませんでした。

彼はクライン・アビシナー、

カリセンの皇子で

ヒュアツィンテの弟でした。

 

ラティルは

心の中で悲鳴を上げました。

問題を起こした相手が皇子で

しかもヒュアツィンテの弟なので

頭がおかしくなりそうでした。

 

ヒュアツィンテに

自分を捨てたことを

後悔させるためには

完全に素晴らしい姿でいるだけでも

足りないのに

彼の弟と

問題を起こしてしまった自分は

本当に狂っていると

思いました。

 

仕方がないので

ラティルは

堂々とすることにしました。

彼女は酒に酔っていたし

記憶のかなりの部分が

失われていました。

問題を起こしたとしても

彼を引っ張って、抱きしめて

醜態を晒した程度だ。

知らんぷりをすればいい。

記憶がないから

知らないも同然だと

思いました。

 

ラティルは面の皮を厚くして

にっこり微笑みながら

クラインとは初対面のように

挨拶をしました。

クラインは曖昧な表情をして

ラティルを観察しました。

 

ラティルは平気なふりをして

カリセンはとてもきれいな国だと

褒めました。

 

するとクラインは

外で寝ても凍え死にしないくらい

暖かい国ですと言いました。

 

その言葉を無礼だと思ったのか

騎士団長は露骨に

不快な表情をしましたが

ラティルは彼の脇腹をつついて

気まずそうに笑いました。

 

ラティルは

夜は気温が下がるので

外で寝たら風邪を引いてしまうと

言うと

クラインは、

ラティルが元気そうだと言いました。

 

ラティルは話を変えて

カリセンで一番有名な

食べ物は何かと尋ねると

クラインは酒だと答えました。

 

ラティルは無言で笑って

頷きましたが

心の中で悲鳴を上げていました。

クラインは、

自分のことをはっきりと

覚えていると思いました。

 

けれども、突然

 

そういえば、あなたは・・・

 

と言うのはもっと変だったので

ラティルは大げさに

 

フフッ

 

と言った後、

 

冗談がお上手です。

 

と呟きました。

 

いつもと違う

言葉遣いをするラティルに

騎士団長は、

どうしたのかと

不思議そうに尋ねました。

 

ラティルは騎士団長に

優しく微笑みかけ

クラインには、

そろそろヒュアツィンテが

登場するので

座って待つ方がいいのではと

提案しました。

 

その言葉が終わるや否や

結婚式が始まるラッパが鳴りました。

クラインは後で挨拶をするので

待っているようにと警告し

自分の席に戻りました。

 

騎士団長は

ラティルがクラインのことを

気に入ったのか。

どうして、突然

鳥肌の立つような話し方をしたのかと

尋ねました。

 

そう思ったのなら

少し黙っていて欲しいと

ラティルは告げました。

 

ラティルが

やっと正常な様子に戻ったので

騎士団長は安心して

ため息をつきました。

 

騎士団長は

 

気に入った男がいるからといって

普段の性格を隠さないように。

ばれたら、もっと衝撃的だから。

皇女様は荒っぽい時が

一番魅力的だ。

 

と言いました。

 

荒っぽい時にからかうのが

一番面白いからでは?

 

とラティルが尋ねると

彼はそれを認めました。

 

騎士団長のサーナット卿は

騎士団長になる前は

兄のレアンの友人でした。

そのため

騎士団長の平均年齢に比べて

若いけれども

半年も経たないうちに

年齢を巡る議論を圧し潰すほど

剣術と技能に優れていました。

 

けれども、ラティルにとっては

意地悪な兄の友人にしか

思えませんでした。

貴族の令嬢たちが

彼のどこを見て

カッコいいと言うのか

わかりませんでした。

客観的にカッコいいと思うけれど

目尻が上がっているので

性格が悪そうに見えました。

 

サーナット卿はラティルに

本当にあの皇子が気に入ったのかと

尋ねました。

 

ラティルは否定すると

サーナット卿は

あの皇子は彼女に似合わないと

言いました。

 

ラティルは

彼はハンサムなので

自分の横に立ったら絵になると

言いました。

 

サーナット卿は

クラインは一見、性格が下品なので

ラティルとお似合いの性格ではないと

言いました。

 

どんな性格なのかと

ラティルが尋ねた時

音楽が始まり花火が上がりました。

みんなが歓声を上げる中

ヒュアツィンテが登場しました。

 

ラティルはヒュアツィンテを

複雑な目で見つめながら

 

彼のような性格ではないですよね。

 

と呟くと

サーナット卿は絶対に違うと

言った後で

 

私はどうですか?

 

と尋ねました。

 

ヒュアツィンテを辛そうに

見ていたラティルは

その言葉を聞いて

気の滅入ったような表情で

横を見ました。

サーナット卿が

いたずらっぽく笑っていました。

 

ラティルは不愉快な冗談だと言って

顔を背けました。

ちょうどその時

ヒュアツィンテが

一瞬、ラティルを見ました。

 

ラティルはヒュアツィンテに向かって

指を持ち上げようとしましたが

人目を気にして、我慢しました。

その代わりに首に力を入れて

花嫁が登場する所だけを

見つめていました。

 

しばらくして音楽が流れ

床が雲のような煙で

満たされる中

花と宝石に包まれた

白いアーチ門の下に

花嫁が現れました。

 

彼女はとても美しく

ラティルは

心臓が引き裂かれるくらいの

痛みを無視して

無理に笑いながら拍手をしました。

自分が結婚をすると

確信していた相手が

他の女性と結婚する場面を見るのは

最悪だと思いました。

 

2人が結婚の誓いをし

互いの手に指輪をはめて

軽いキスをしている間

ラティルは

不快でたまらない気持ちに

襲われました。

 

苦痛を感じ、悲しいけれど

イライラして熱もありました。

目を閉じて

狂った振りをしたくて

実際に手が動き出しました。

 

ここで我慢できなければ

100年の恥さらしと

サーナット卿に言われ

ラティルは怖い顔をして

 

わかりました。

 

と答えました。

 

さすがの私も

ここで笑うのは無理です。

 

とラティルは言いました。

 

ラティルは式が終わるや否や

自分の部屋へ戻りました。

 

皇族の結婚式なので

式が終わった後も

数多くの手続きが残っていましたが

ラティルに、

そこまで見る精神は

残っていませんでした。

 

プレゼントも渡したし

式に参列して拍手もした。

元恋人として

十分やれることはやったと

部屋に戻るや否や息巻きました。

式が終わった後

会おうと言ったクラインの言葉は

頭の中に存在もしていませんでした。

 

その様子を不憫に思ったのか

サーナット卿が

ドーナツを持って来てくれました。

ラティルは一気に5個平らげました。

 

ラティルは額の高さまで

怒りが達していると言いました。

 

もう帰っても大丈夫かという

ラティルの言葉に

サーナット卿は

義務的に参加する期間は過ぎたので

問題ないと答えました。

 

ラティルは一度帰ると言ったものの

カリセンとの関係が

良好でない国なら

すぐに帰国しても良いけれど

タリウムはそうではないので

私情を国政に挟んでは

いけないと思いました。

 

そして、今すぐ帰ると

逃げたように見えるので

翌日帰ることにする。

翌日の朝、

ヒュアツィンテの顔を見ながら

はっきり文句を言うと告げました。

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◇後悔させてやる◇

翌朝、ラティルは

バラの葉と真珠の粉を溶いた

お風呂に入り

アイロンをかけた

しわのない白い制服を着ました。

長い黒髪は

高い位置で束ねて垂らしました。

 

自分の姿を鏡に映したラティルは

サーナット卿に感想を求めました。

彼は、プロポーズしたいくらい

素敵だと言いました。

 

ラティルは嬉しそうに笑い

剣を腰に付けました。

 

ヒュアツィンテが留学していた時

彼は、ラティルの象牙色の肌に

よく似合うと言って

彼女が青色のドレスを着るのが

一番好きでした。

 

強烈な色のドレスを着ていると

森の中を駆け回る妖精に見えると

ヒュアツィンテに言われた時

彼に自分を

もっとよく見てもらいたくて

ラティルは一週間ずっと

青いドレスを着ていました。

 

けれども、今は

ヒュアツィンテに良い印象を

与えたがっていた皇女は

いませんでした。

 

ラティルは

 

ヒュアツィンテがいなくても

私はこんなにステキな女性だ。

彼は私を逃したことを

一生後悔することになると思う。

 

と言いました。

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◇別れ◇

すぐに帰ること。

豊かに生きろとは言えないこと。

1日3回ずつ呪いをかける。

 

ラティルの言葉を

ヒュアツィンテは

悲しそうな顔で聞きました。

 

ここまでしなくてはいけないのか

 

と言う、ヒュアツィンテの顔は

全体が憂いに満ちていて

前日、結婚したばかりの

新郎の顔ではありませんでした。

 

早くも後悔していると

サーナット卿は呟きましたが

ヒュアツィンテは

ラティル以外の人に

視線を向けませんでした。

彼の視界にはラティルしかいなくて

サーナット卿は見えないようでした。

 

ラティルは

長年愛してきた人の悲しみに

心を痛めましたが

言うべきことは言わなければと

思いました。

 

こうしなければならない。

 

と言うラティルに

ヒュアツィンテは

 

本当に5年だけ待ってくれないか。

5年間で全て整理できる。

あなたも皇族なら理解できるだろう?

本当に仕方のない選択だった。

 

と言いました。

 

ラティルは

理解することと

許して受け入れることは

違うと言いました。

 

そして、ヒュアツィンテは

短い期間で皇権を強くするために

アイニを始め

たくさんの側室を置く。

5年間に、何度も

ヒュアツィンテが

結婚するのを見ることになるのに

それでも、待てと言うのかと

尋ねました。

 

彼の顔が歪み

全身で苦しんでいました。

ラティルも胸が苦しくなりました。

 

彼は彼女が初めて愛し

永遠の愛を誓い、夢見て、約束し

確信した男でした。

 

ラティルは

ヒュアツィンテを理解していました。

彼は、愛と皇帝の座の2つのうち

どちらか1つを選ばなければならず

理性的に

皇帝の座を選びました。

 

彼は鋭敏で

自分がやり遂げようとすることを

実現させるだけの

決断力と実行力があるので

約束を守るかもしれないと

思いました。

 

今でも気持ちが揺れていて

彼の額にキスを浴びせながら

待つ約束をしたいと

思いました。

けれども、ラティルは

動揺する心を引き締めました。

 

彼女は、

自分が他の男性と結婚して

側室を置いた上で

待って欲しいと言ったら

待つことができるかと尋ねました。

 

答えようとするヒュアツィンテを

ラティルは止めました。

彼女は無理に口元に力を入れて

笑いました。

 

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サーナット卿は

冗談のように言っていますが

本気でラティルに

愛の告白をしているように思います。

 

愛する男性が

他の女性と結婚するのを

見ていたラティルの

辛い気持ちを理解できるのは

愛する女性が

他の男性を愛するのを見てきた

サーナット卿にしか

理解できないのではないかと

思います。

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