自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

マンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作134話 あらすじ 涙が出るほど笑いが止まらないラティル

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134話 クラインは、ヒュアツィンテの初恋の相手がラティルだと気づきました。

◇身代わり◇

ヒュアツィンテの秘書は

彼の元へ駆けつけ、

クラインを襲った襲撃者が

タリウムからの移送中に、

突然、強盗に遭って死んだと、

報告しました。

ヒュアツィンテの顔が強張り

ペンを握る手に力が入りました。

 

ラティルは、

先に送って来た手紙で

クラインを襲った襲撃者の背後に

ダガ公爵がいると知らせてきました。

ヒュアツィンテは、

その話を聞くや否や、

襲撃者を利用して、

ダガ公爵を逆襲する計画を立てました。

ところが、その襲撃者が

ここへ来る途中で死んだとは。

これを偶然と見るべきか。

タイミングが良すぎると思いました。

 

秘書の話によれば、

他の使節団の一行は

ケガをしているけれど無事とのこと。

ヒュアツィンテは鼻で笑いました。

ダガ公爵と言えども、

タリウム帝国と対立したくないので、

当然、使節団には

手を出していないと思いました。

彼が望んでいるのは、

カリセンを無事に完全な形で

手にすることであり

台無しにすることでは

ありませんでした。

 

ヒュアツィンテはペンを置いて

ズキズキする目元を

指で押さえました。

そして、襲撃者の遺体を引き渡した後

治療を受けているタリウム使節団に

会うことにして、執務室を出ました。

 

ところが、扉を開けるや否や

タリウムの服装をした使節1人が

急いで彼に近づき、

襲撃者を引き渡す時に、

ヒュアツィンテに渡すように言われた

ラティルからの書簡があると言って、

彼に差し出しました。

ヒュアツィンテは、

その場で手紙を読みました。

 

おそらく、手紙の内容は

襲撃者の引き渡しと

関係があるはずなのに、

その襲撃者が

タリウムから来る途中で

死んでしまったので、

秘書はハラハラしながら

ヒュアツィンテの顔色を窺いました。

やはり、困った内容なのか

ヒュアツィンテは眉を顰めて

執務室の中へ入ったので

秘書も後に続きました。

 

ところが、扉を閉めると

ヒュアツィンテの口元が

上がっていたので、

悪い知らせではなさそうでした。

けれども、この状況で

良い知らせがあるのかと

秘書が怪しんでいると、

ヒュアツィンテは彼に

スミレ旅館へ行くように指示しました。

 

驚く秘書に、ヒュアツィンテは

タリウム使節団は、

ダガ公爵の妨害に備えて、

襲撃者の代わりに、刑の確定した

死刑囚を送って来たと説明しました。

秘書は、口の重い者を連れて

密かに行って来ると言いました。

 

秘書が出て行き、

タリウム使節にも

下がるように言うと、

1人になったヒュアツィンテは

困ったようにに笑いました。

 

ラティル、やはり私はあなたを・・・

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◇止まらない笑い◇

使節団を通じて偽の襲撃者を送り、

黒林を通じて、

本物の襲撃者を送ったラティルは、

はたして、ダガ公爵が

襲撃者の口を塞ごうとするだろうか。

自分は余計なことをしたのか、

賢明なことをしたのか

知りたがっていました。

 

そんなことを30分程考えていると、

昼食を食べに行っていた

サーナット卿が

やっと手に入れることが

できたと言って

片手にピンクの薄い本を持って

明るい顔で帰ってきました。

 

表紙に大きく描かれた赤いハートに

侍従長は目を丸くしましたが、

サーナット卿は

ラティルに差し出しました。

彼女は、侍従長

食事をして来るように指示すると、

椅子にもたれて本を開きました。

ところが、本の内容は

小説ではありませんでした。

ラティルが妙な顔をしたので、

サーナット卿は

どうしたのかと尋ねましたが、

ラティルは何でもないと言って

サーナット卿も外へ出しました。

そして、本を机の上に置いて

あちこち開いてみました。

しかし、どこを見ても

この本は小説ではなく

恋愛の仕方を教えてくれる

理論書でした。

 

ラティルは、

「うわっ」と叫びました。

頬が熱くなり、

唾をゴクリと飲み込みました。

 

これは何?

 

いつも強い姿を見せてきたあなた。

たまには弱い姿を見せても

大丈夫です。

 

偶然が繰り返されれば運命!

負担にならない程度に

偶然を装って会ってみましょう。

 

先ほどより、

じっくり本を読んだラティルは

慌てて本を閉じて、息を整えました。

心臓がドキドキして、

顔が火照ってきました。

 

私は今何を見たの?

 

ラティルは恐る恐る視線を下ろすと、

目を閉じて再び本を広げました。

 

キスの前には、

フルーツ味のキャンディを食べる。

 

ラティルは、再び本を閉じて

心臓の近くに手を置き

激しく息をしました。

堅固なラティルの精神が、

これはとても負担になる内容だと

声を張り上げていました。

直ちにこの本を閉じて

ここから5m離れろと叫んでいました。

ラティルは、ラナムンが、

この本を見せたがらなかった理由が

分かりました。

 

ラティルは、本を見つめ

引き出しの中に入れると

本を封印するつもりで

引き出しを閉めた瞬間、

少しずつ笑いが出てきました。

ラナムンが冷たくて真面目な顔で

見出しを一つ一つ貼りながら

これを読んだかと思うと

おかしくてたまりませんでした。

ラティルは涙が出るほど笑って

机からずり落ちました。

 

これがゲスターなら

ブルブル震えながら読むと思うし

タッシールなら、

オレンジを食べながら面白がりそう。

クラインが読んでも

あまり面白いと思わないし、

カルレインが読んでも

全く変だと思わない。

それなのに、なぜラナムンだと

訳もなく自分が恥ずかしくなり、

顔が熱くなるのはどうしてなのだろう。

 

ラティルは、しゃがみ込んで

クスクス笑っていましたが

自分が、

頭がおかしい人に見えそうなので

身体を起こしました。

 

しかし、

机の前に座って書類を見ていると

どういうわけか、今度は

先ほどとは別の考えが浮かびました。

 

ラナムンも、

私とうまくやってみる気があるのね。

だから、こういうのを

見たりするんだよね。

見出しまでつけて。

 

ラティルは、

見出しのことを考えると、

涙まで流して、

しばらく笑っていました。

 

アトラクシー公爵は狸だけれど

ラナムンは意外と純真なようだ。

とにかく、このことは

知らんぷりしなければならない。

お互いに恥ずかしいし、

私がこれを見たことを知ったら、

ラナムンは私を凍らせて

殺そうとするから。

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◇クラインの希望◇

ラティルが本を読んでいる間、

サーナット卿はカルレインに会うために

ハーレムに向かっていました。

そして、正門から続く道を歩いていると

クラインが恐ろしげな顔で

やって来ました。

 

クラインが自分の方へ来ると

思わなかったサーナット卿は

無駄な争いに巻き込まれないために

わざと横に避けましたが、

クラインは身体を回して

サーナット卿と向き合いました。

 

急にどうしたのかと、

サーナット卿は怪しみましたが、

あえて避けることではないので、

普段通り「どうなさいましたか?」と

尋ねました。

けれども、質問をするや否や

普段、表情の良くないクラインが

いつにも増して暗いことに

気づきました。

元々、サーナット卿を見る

クラインの表情は

良くありませんでしたが、

今は、それよりも忌まわしい

何かがありました。

どうして、

あんな顔をしているのか

サーナット卿は疑問に思いましたが、

彼が先に口を開くのを待ちました。

 

どのくらいの時間、

2人は見つめ合っていたのか、

ついにクラインは、

自分の兄と付き合っていたのは

陛下なのかと尋ねました。

その質問を聞いたサーナット卿は

クラインの表情を曇らせている

嫌な感情が、

不安感と焦りが

入り混じったものであることに

気がつきました。

 

クラインは、

兄は陛下と付き合っていたのか、

兄の初恋の相手が陛下なのかと

再び質問しました。

いつもより声が低く、

かすれていました。

 

数日前までは、

全く見当もつかなったのに、

愚か者がここまで推測していました。

サーナット卿が答えないので

クラインの瞳が揺れました。

彼は、

 

片思いだったでしょう?

 

と尋ねました。

それはクラインの希望でした。

 

その切実な目を見て、

サーナット卿は

思わず笑いそうになりました。

数日前に、

兄の初恋の相手を探すことを

楽しんでいたクラインと

対照的だからでした。

 

サーナット卿は

クラインをじっと見つめると、

自分は、先皇帝の騎士だったから

陛下が皇女だった時のことは

よく知らない。

それは護衛とは

無関係だからと答えると

頭を下げて通り過ぎました。

クラインの表情が白くなりました。

 

2人の後ろで話を聞いていた

侍従のバニルは、

イライラしながらクラインを

見ました。

クラインがゲスターを

からかっていた時に

急に暗くなったのが変だったし

その後、ずっとイライラしながら、

1人で何かを考えていたけれど、

ようやく口を開いたと思ったら

あのようなことを話すなんて、

一緒にいたバニルも知りませんでした。

 

バニルは

慎重にクラインを呼びましたが、

彼は答える余裕もないのか

首を振りました。

そうしているうちに、

正門からラティルが歩いてくるのを見て

クラインは唇を噛み締めました。

バニルは、まさか、クラインが

直接皇帝に質問するのではないかと

心配していると、

彼は、息を吸い込んで

ラティルに向かって歩いて行きました。

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側室になるまで、

恋愛に関して

全く無知だったラナムンは、

彼なりにラティルの心をつかむために

必死で勉強をしていたのに、

それを笑うのは、

ちょっとひどいと思います。

サーナット卿も、

クラインが深刻に悩んでいるのに

数日前の態度と

全然違うというだけの理由で

笑いそうになったのも

ひどいと思います。

 

ラティルも、サーナット卿も

ラナムンとクラインの

真剣な気持ちを

分かってあげて欲しいです。

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