自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 322話 外伝 60話 ノベル ネタバレ 先読み ハインリが鳥であることを知ったナビエ

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

外伝60話 噴水で鳥が水遊びをしているのを見つけたナビエでしたが・・・

◇変な鳥◇

鳥は噴水の端に立ち

翼で水をはじいていましたが

ナビエを見て驚いて

身体を真っすぐにしました。

ナビエは可愛いと思いました。

 

ナビエは、その鳥が

ラスタに捕まって

ギャアギャア騒いだ鳥ではないかと

思いました。

 

その姿がとても愛おしいので

ナビエは笑いながら近づきました。

鳥は不機嫌な顔をしました。

 

ナビエは鳥を育てたことがないので

こんなに表情豊かなものなのかは

わかりませんでした。

けれども、

鳥は眉をしかめても可愛いので

ナビエは自然と

鳥の頭に手をやりました。

ふわふわした頭をなでると

鳥は、しわくちゃになった額を緩め

半分目を閉じました。

 

これは、なかなかいいね。

 

と言っているような顔つきでした。

 

君は本当に可愛いね。

 

ナビエは鳥の姿を見て笑っていると

ラスタが、

鳥の目つきがおかしいと

言っていたことを思い出しました。

 

ナビエは、

当然、ありえないと思っていたけれど

一度、その言葉を思い浮かべると

気になって仕方がありませんでした。

 

ラスタに捕まって

ギャアギャア鳴いていた時や

しかめっ面も考えてみると少し変だし

嫌そうな顔をしながら

頭を撫でられるとじっとしているのも

変だと思いました。

 

結局、ナビエは。

 

あなたは変な鳥ですか?

 

と尋ねました。

 

鳥は、そんな戯言は

初めて聞いたかのように

首を捻るように横にしました。

 

ナビエは、

鳥にそんな質問をした自分が

バカみたいだと思い

恥かしくなって

鳥の横へ座りました。

すると鳥は飛び立つことなく

ナビエに席を作ってやるかのように

横にずれました。

ナビエは、その姿を見て

やっぱりおかしいと思いました。

 

彼女は、

周りに誰もいないのを確認すると

鳥の顔の前に自分の顔を近づけ

恥辱感を覚えながらも

 

わっ!

 

と叫びました。

 

鳥は本当に驚いたのか

後ろにひっくり返り

噴水の中に落ちました。

 

やっぱり変な鳥ではなかったみたい。

 

ナビエは鳥を捕まえると

素早くハンカチで

鳥の身体を拭きました。

鳥が風邪を引くかわからないけれど

引いたりしたら大変だと

思いました。

 

嘴を拭く時は

目を大きく開いていた鳥が

羽を拭こうとすると

慌ててナビエを避けて

後ろに下がりました。

 

鳥は雨に濡れても

その度に、ハンカチを盗んで

身体を拭いたりしないだろうから

放っておいても

きちんと乾かすのではないか、

嫌がっているようだから

一人で乾かせばいいと考え

ハンカチを下ろすと

鳥の羽の間に

ガラスの破片のような物が

輝いているのを見つけました。

 

ナビエは羽の間に手を入れて

それを抜こうとしましたが

鳥は全身をピクピクさせながら

逃げようとしました。

 

ナビエは鳥の身体を捕まえて

ガラスの破片を覆っている

羽毛をかき分けましたが

鳥は足をバタバタさせていました。

 

ナビエが

じっとしているように言っても

鳥はナビエから逃れようとして

うんうん唸っていました。

 

噴水台に落ちそうになったので

ナビエは素早く

鳥を引っ張りましたが

ざぶんという大きな音と共に

鳥がナビエの手から

抜けてしまいました。

 

あまりの音の大きさに驚いて

ナビエは立ち上がりましたが

鳥はどこにもいなくて

金髪の裸の男性が

噴水台の水の中に座っていました。

ハインリ王子でした。

 

f:id:myuieri:20210605061437j:plain

◇不審な話し声◇


3年が過ぎても子供ができないのは

私たち2人のうちのどちらかに

問題があるのではないか。

 

ソビエシュは手を後ろに組み

ほとんど音を立てずに

歩いていました。

 

不妊症なら

前もって対策を考えるべきではないか。

しかし、どのように立てるべきなのか。

ナビエに、どのように話すか。

 

と悩んでいたソビエシュは

噴水台の方から聞こえて来た

 

このことが知られたら

私は死にます。

 

の声で正気に戻りました。

 

世間知らずの令息が

火遊びをしてバレたから

あんなことを言っているのか。

 

ソビエシュは別の方向へ

行こうとすると

 

まず、服を着なさい。

 

と聞きなれた声が聞こえてきました。

 

秘密にしてもらえますか?

 

と、また男の声がしたので

ソビエシュは噴水台へ向かいました。

 

ところが、そこには

裸の男はいなくて

ナビエだけが噴水台に腰かけたまま

少し驚いた表情で

瞬きをしていました。

f:id:myuieri:20210808173005j:plain

◇密会◇


鳥が急に裸のハインリ王子になり

その王子が急に鳥になり

急いで走って逃げた。

 

ソビエシュが現れたので

逃げた理由は分かったものの

なぜ飛ばずに走って逃げたかは

分かりませんでした。

 

ソビエシュに

 

皇后、大丈夫?

 

と聞かれましたが

ナビエは返事をしませんでした。

 

ソビエシュは

再びナビエを呼びながら

彼女に近づき立ち止まると

ナビエの手を見下ろしました。

彼女の手いっぱいに

鳥の羽と金色の髪が付いていました。

 

鳥の羽をかき分けているうちに

付いてしまったようだけれど

ハインリ王子に

知られたら死んでしまう、

秘密にして欲しいと言われたので

裸の彼が鳥になって

行ってしまったと

話すことはできませんでした。

 

ナビエは躊躇っていると

ソビエシュはナビエの手を持ち上げ

 

短いね。

 

とナビエが握っている

金髪の長さを確認した後

彼女をじっと見つめました。

 

ナビエは、

自分が男性と密会していたと

ソビエシュに

疑われているのかと思いました。

f:id:myuieri:20210522073348j:plain

◇疑いと贈り物◇

いったい、誰の髪の毛だったのか。

どうしてナビエは

きちんと答えなかったのか。

 

翌日になっても

頭が混乱していたソビエシュは

仕事が手につきませんでした。

 

ナビエが側室を作ろうと

しているのではないか。

金髪の男性と

密会していたのではないかと

気になりました。

 

確かに、あの場から

逃げ出した人は

誰もいなかったけれど

密会でなくても

人の髪の毛を

わしづかみにしているのが

それなりにおかしい。

 

と思いました。

 

ソビエシュは

しばらく考え込んでいると

騎士が

連合国サモニューからの

使者の訪問を告げました。

 

部屋へ入れるように合図をすると

赤褐色の髪の女性が

中へ入って来ました。

 

彼女は

クランティア家のガリヌエラだと

自己紹介をした後

後ろにいる従者に目配せをしました。

従者は持ってきた長い箱を

ソビエシュに差し出しました。

 

秘書が箱を受け取った後

ソビエシュが蓋を開くと

宝石で飾られた

金の矢が入っていました。

金でメッキされているのではなく

すべて金でできていました。

 

ソビエシュは

なぜ、自分にそれをくれるのか

尋ねました。

 

ガリヌエラはにっこり笑いながら

プレゼントを贈る人が

いちいち、プレゼントの意味を

説明していたら、つまらないと

答えました。

 

その後、

いくつかの形式的な

言葉を切り出した後、

ガリヌエラが帰ると

ソビエシュは、うわの空で

金の矢の意味を

カルル侯爵に尋ねました。

 

彼は、顔をしかめて

金の矢に刺さると

恋に落ちるという話があると

不快そうに答えました。

f:id:myuieri:20210722060255j:plain

◇新年祭◇

新年祭が始まりました。

ナビエは雪の女王をイメージした

袖幅の広い、派手過ぎす

すっきりしたデザインの

アイボリーのドレスを着ました。

 

一番最初に

パーティ会場に入る必要はないので

ナビエはゆっくり支度をした後

ソビエシュと一緒に中へ入りました。

 

階段を降りる途中で

ピアノのそばに立っていた

ハインリ王子と目が合いましたが

ぎこちなく視線を避けました。

 

彼が、わざと

ラスタをいじめたのではないことは

わかりました。

あの大きな鳥が

ハインリ王子なら

ラスタに首筋をつかまれて

激しく揺さぶられたから

ラスタに悪感情を抱いて

文句を言ったのだと思いました。

 

誤解は解けたものの

ハインリ王子の裸を見てしまったので

ナビエは目を合わせづらいと

思いました。

 

ソビエシュと最初のダンスをした後

少し休憩するために

あまり人がいない所へ行く途中も

ナビエは、ハインリ王子のいる方向へ

目を向けませんでした。

彼がいる所では

いつも騒ぎが起こっていたので

避けるのは簡単でした。

 

ナビエは、シャンパンを1杯もらって

飲もうとした時

人々のざわめきが起こりました。

 

1人で降りる階段の上に

遅れてやってきた女性が見えました。

エスコートを受けずに入って来た女性は

赤褐色の髪を自然に膨らませて

垂らしていました。

そして、ドレスは

月明りを編んで作れば

あんな形になるのではという材質で

パーティ会場の光を受けて

ドレスがキラキラ輝いていました。

その中で、彼女は主人公のようでした。

 

ナビエは、誰だろうと思いました。

 

しばらく考えていると

彼女はゆっくりを階段を降りて

ソビエシュのいる方へ行きました。

 

ソビエシュの所へ行くの?

同じ方向なだけ?

 

ナビエは首を傾げて

じっと見ていると

女性はソビエシュの前に歩み寄り

何か話しかけました。

声は聞こえないけれど

彼女が何か言うと

ソビエシュは少し驚いた様子でした。

 

けれどもすぐに2人は手をつなぎ

踊るためにホールの中央に出ました。

 

じっとその姿を見ていると

ソビエシュがナビエに

ちらっと妙な視線を送りました。

 

どうして、あんな風に見ているのか。

 

彼の意図を知る前に

甘美な曲が流れ

彼女はダンスの教本のように

完璧に踊り始めました。

 

いつのまにか、そばへやって来た

ベルディ子爵夫人が

 

あの女性は連合国から来た

クランティア公爵の妹で

とても頭が良いそうだ。

いつ入ってくれば

自分に視線が集中するか

正確にわかるのを見ると

わざと遅れて来たのでしょう。

 

と言いました。

 

友達と遊んでいたローラも

横から割り込んできて

あの女性は7つの楽器を扱えて

いくつかの楽器は

専門の楽士さえ驚くほど

上手に扱う。

作曲の方も天才的らしいと

言いました。

 

ナビエは頷きました。

ソビエシュのダンスの相手が

どれほど魅力的でも

1番目の義務的なダンスは自分と踊り

2番目のダンスを誰と踊るかは

彼の選択なので

仕方がないと思いました。

 

けれども、

人々がおかしなくらい

ナビエとソビエシュを

交互に見るので

結局、彼女は風に当たるために

ベランダに出ました。

すると、

一番会いたくないと思っていた

ハインリ王子がいました。

f:id:myuieri:20210218142424j:plain

わざわざ一番遅く来た。

階段からすぐに降りてこなかった。

 

自分が皇后陛下にでもなるかのように

人の視線を受けて立っていた。

わざと、そのように立っていたようだ。

 

階段を降りてすぐに

皇帝陛下の所へ駆け付けて

踊ろうと言ったようだ。

陛下はすぐに、それを承諾した。

 

皇后陛下はどうしたの?

 

ラスタは、

使用人たちの話に入れないまま

調理室のテーブルに静かに座って

もやしの頭をちぎっていましたが

この会話を聞いて、

 

その話は、どういうことですか?

 

と尋ねました。

 

彼らは

 

お前には関係ない。

言われたことをやれ。

 

とラスタを嘲笑い

自分たちの話に熱中しましたが

ラスタがテーブルをドカンと叩いたので

彼らは黙りました。

 

彼らはイライラしながら

ラスタを見ましたが

彼女の目が狂った熊のようだったので

口をつぐみました。

 

ラスタは

 

正直言わなければラスタは怒ります。

こんな風に

あなたたちの頭を取って

もやしと一緒に

和えてしまうかもしれない。

答えてください。

皇后陛下を差し置いて

誰と誰が踊ったのか。

 

と尋ねました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

何となく、ガリヌエラは、

アレイシアに

似ている感じがします。

野心のある賢い貴族の女性は

皆、同じような感じなのかも

しれませんが。

 

ラスタは、

自分を守るためと言い訳をして

コシャールが自分を

突き飛ばしたとか

青い鳥の羽を抜いたのは

ナビエだと嘘をついたり

公の場でナビエを不妊だと言ったり

ルベティを奴隷にしようと

したりしましたが

外伝57話で、ラスタが

自分を怒らせると怖いと

言っているように

自分を守るためだけでなく

ラスタは腹を立てて

自分を怒らせた相手に

仕返しをしていたのではないかと

思いまし

f:id:myuieri:20210206060839j:plain