自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 23話 マンガ 18話、19話 マッケナが不可能だと思っていたこと

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23話 和解を兼ねて、別宮へ遊びに行くことを、ソビエシュから提案されたナビエでしたが・・・

 あなたに負担をかけたくない

ナビエは、正直な話、

別宮へ行ったからといって

自分たちの間の

ぎこちない雰囲気が

良くなるとは思えませんでした。

けれども、断れば

もっと仲が悪くなることは

明らかでした。

 

理性的に考えれば

「行きます。」

と答えなければなりませんでしたが

なかなか答えられませんでした。

ナビエは

プライドが傷ついていました。

 

夫が別の女性を愛して

公式に側室にしても

平然と振る舞わなければ

ならないことを

苦しく思っていました。

ソビエシュとトラブルを

起こさなければ

知らない振りをすることも

できたけれど

すでに、ラスタのことで

ソビエシュとナビエが

口論したことを

知っている人もいました。

 

ナビエは、楽しみだと言って、

無理に笑いながら頷きました。

 

ついでに、一緒に散歩して

帰ろうと

ソビエシュから言われたので

2人は黙ってしばらく歩きました。

 

以前のナビエは、

時々、ソビエシュと散歩をするのが

好きでした。

ソビエシュも、

ナビエと一緒に過ごすのが

一番楽だと言っていました。

しかし、全て、昔のことだ

ため息が出そうになるのを

堪えていると

ソビエシュは、カフメン大公が

ルイフトと月大陸との国交を

望んでいる話をしました。

それについて、

意見を求められたナビエは、

この機会を逃す手はないと答えました。

 

ソビエシュはナビエに

カフメン大公と

話をしたことがあるかと

尋ねました。

 

ナビエは、ラスタのことで

カフメン大公に嘲笑われたことが

会話と言えるのかと

思いましたが

ほんの少し話したことがある

答えました。

 

ソビエシュは、

ルイフトとの国交を

推進することになったら

カフメン大公はナビエにも、

その仕事に

参加してもらいたがっていると

伝えました。

彼は、

ナビエがカフメン大公と

何を話したのか

気になっている様子でした。

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◇負担をかけたくない◇

その後、ソビエシュは

東宮に戻りましたが

ナビエは一人で歩いていました。

 

ナビエとソビエシュが

2人だけで別宮へ行くのを

ラスタが黙って

見ているだろうか。

3人で行くことになったら

ストレスに喘ぐことになると

ナビエは思いました。

 

ため息をつきながら

噴水の近くの

ハインリ王子と別れた場所へ行くと

そこで彼がナビエを待っていました。

彼女は、

まだ、そこにいたのかと尋ねると、

ハインリ王子は、

ナビエが迎えに来てくれるような

気がしたと答えました。

 

彼は手で水を弾いていたので、

ナビエはハンカチを差し出すと、

彼は水気を拭いた後、

洗って返すと言って、

ハンカチを懐の中へ入れました。

そのままでいいと言うナビエに

ハインリ王子は、

また会う口実ができると言って、

爽やかに笑いました。

 

ナビエは誕生日に

ソビエシュと

別宮へ行くことになったので、

ハインリ王子と一緒に

食事ができないことを謝ると、

ハインリ王子は

ナビエの誕生日なので

自分に申し訳なく思わなくていいし

すまないとも思わなくていい。

自分は

ナビエに負担をかけたくないと

言いました。

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◇ナビエへのプレゼント◇

マッケナの目の前に

1つ1つに伝説が込められている

とても貴重な宝石の指輪が

並んでいました。

ハインリが大事にしていて

いつも魔法のポケットに入れて

持ち歩いているものなのに、

この中から一つを

他国の皇后に

プレゼントするというので

マッケナは当惑していました。

 

やりすぎではないかと、

マッケナが小言を言うと

ハインリは指輪を

ポケットにしまい

マッケナがいない時に選ぶと

言いました。

 

そして、鳥の姿に変わると

首にナビエのハンカチを

結んでもらい

窓の外へ飛んで行きました。

ハンカチにNと刺繍されていたので、

マッケナは、

ハインリ王子の文通相手は、

ナビエなのかと思いました。

 

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◇ハインリ王子の香り◇

ハインリと別れた後

ナビエは図書館へ行き

火大陸とルイフトに関する書籍を

全て探しました。

 

ナビエは、カフメン大公が

自分を推薦した理由は

わかりませんでしたが

国交に参加する以上

基本的な知識を

蓄える必要があると思いました。

カフメン大公が

妄想小説と言っていた

探訪記と他の本を読み比べながら

もう少し詳しく記録された本が

あればいいのにと考えていると、

窓を叩く音がしました。

クイーンでした。

首にナビエのハンカチが

巻かれていました。

足を調べると

手紙は結んでありませんでした。

 

ナビエは

自慢しに来たのか、

それともハンカチを返しに来たのか

クイーンに尋ねましたが

返事はありませんでした。

クイーンは紫の目を瞬きながら

ナビエをずっと見つめたので、

彼女は、可愛いと言って

クイーンの頭の上に

キスを浴びせ続けました。

そして、

クイーンは本当に可愛い。

ハンカチを巻いていると

もっと可愛い

ナビエは言いました。

 

クイーンが

ハンカチを気に入った様子なので

ナビエは

ハンカチをほどくことができず

クイーンの背中を

撫でました。

すると、

いつもハインリ王子から

ほのかに漂ってくる

ムスクの香りを感じました。

ナビエは、何だか可愛いと思い

クイーンの耳元で

ハインリ王子の香りがする

そっと囁きました。

 

すると、クイーンは

とても驚いたのか

パッと羽を広げ、自分の嘴を覆って

目を丸くしました。

 

誰が見ても当惑した様子が面白くて

ナビエはクイーンの名前を呼ぶと

鳥はぶるぶる震えながら

窓枠へ歩いて行きました。

その姿が、また可愛いので

クイーンが飛んで行く前に

ナビエは鳥を胸に抱きしめました。

クイーンは固まって

首を横に振りました。

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◇実現不可能なこと◇

それとなくいやらしいことを

よく言うと、呟きながら

ハインリは

首を絞めつけているハンカチを

解きました。

まだ顔が火照っていました。

 

ハインリは、

ハンカチの香りを嗅いでみました。

洗濯をした後、

一番好きな香水を振りかけましたが

それが、

自分がよく付けている香水だと

ナビエが気づいてくれたのかと

思うと

ハインリは顔を真っ赤にして

座り込みました。

心臓が殴られた気分で、

彼女の囁いた声が

まだ耳元に残っていました。

 

しかし、裸で何をしているのかと

マッケナが尋ねたので、

その恥ずかしさと胸騒ぎが

壊れてしまいました。

ハインリは服を着ると

顔の火照りを夕方の風に当たって

抑えるために、外へ出ました。

 

マッケナは、

ハインリの後を追いかけながら

ハインリの文通相手は

ナビエではないのか?

彼は、文通相手のことが

とても好きなのではないか?

ハインリが

真剣に恋愛をすることには

賛成するけれども

他国の皇后は絶対にいけない。

ハインリは東大帝国と

痴情でもつれたいのかと

心配そうな顔で、

泣きべそをかきました。

ハインリとナビエは

終わりが見える関係でした。

 

ソビエシュがラスタに夢中になり

彼女を側室にしても

他の国からも賞賛を浴びている

皇后を追い払い

逃亡奴隷を皇后にするはずが

ありませんでした。

そしてナビエからソビエシュに

離婚を請求することは

できませんでした。

たとえソビエシュが

ナビエを廃位させたとしても

彼女が他国の王子と

再婚するはずがありませんでした。

 

ハインリは

そういうことではないから、

大騒ぎするなと言いました。

 

その言葉を信じてもいいのかと

マッケナが尋ねると

ハインリは黙っていました。

彼は、ナビエとハインリは

両思いなのかと尋ねました。

 

それに答えようとしたハインリは

躊躇った後に手を振りました。

日傘を差したラスタが

歩いてきていました。

 

東大帝国の皇帝の寵愛を

一身に受けて

社交界の星に浮上したのに、

逃亡奴隷であることが

明らかになったラスタは

南宮の客たちに

嘲笑われていました。

ロテシュ子爵が駆け回り

ラスタについて弁解しても、

誰もその言葉を

信じる人はいませんでした。

そのせいか、ラスタは

すっかりふさぎ込んだ様子でした。

 

マッケナは、

すでに、ラスタと

トラブルを起こしていた

ハインリの反応を

心配していましたが、

マッケナの予想に反して、彼は、

彼女を見ていないかのように

無視して、

通り過ぎようとしましたが

ラスタがハインリに

声をかけました。

マッケナはため息をつくと

ハインリの腰を引っ張りました。

 

眉間にしわを寄せたハインリに

ラスタが近づいてきました。

 

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マッケナの予想は

見事に外れてしまいました。

この1年後に

ナビエ様とハインリは

結婚していて

2人の間に

子供が生まれているなんて

この時は、

想像できるわけないですよね。

 

そして、ハインリが

ナビエ様を待っていた噴水の所で

1年後、ハインリとの娘を抱いた

ナビエ様がソビエシュと

出くわすことになりますが

同じ場所や

同じような場面を

ハインリとソビエシュで

それぞれ演出する作者さん、

お話の作り方が上手だなと

思います。

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