自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 24話 マンガ 19話、20話 マッケナもラスタに同情した

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24話 散歩の途中でラスタと会ってしまったハインリですが・・・

◇動じないハインリ◇

ハインリは

なぜ自分に声をかけたのか

険しい声で尋ねると

ラスタは物悲しそうな顔をして

自分に何か話すことはないかと

か細い声で尋ねました。

 

マッケナは、ラスタには

見る人の心の琴線に触れる

痛ましい何かがある、

ソビエシュがラスタに

夢中になったのが

わかる気がしました。

 

しかし、ハインリは

興味のない声で

「ありません」と答えたので

マッケナは舌打ちしました。

陰で何を言ってもいいけれど、

ソビエシュが寵愛している

ラスタの目の前では

表情管理をしてくれないかと

マッケナは思いました。

 

しかしハインリは、

もっと不愛想に、冷たい声で

ラスタこそ、

話すことがあるのではないかと

尋ねました。

 

彼女の目に涙が溜まりました。

気弱そうなラスタが

今にも泣き出しそうなので、

マッケナは心配しましたが、

ラスタは、

王子様は素晴らしい方だと、

予想外の返事をしました。

怖気づくどころか

感動をしているような

ラスタの顔を見て、

マッケナもハインリも困惑しました。

 

ラスタは、

自分が逃亡奴隷だというデマが流れて

人々の態度が変わっても

ハインリ王子は以前と

同じように接してくれるので

感動していると言いました。

ただでさえ保護本能を

刺激する外見なのに、涙を流すと

さらに輝きました。

 

マッケナは舌打ちをしました。

ラスタが、この冷たい王子の前で

感動したと言って

泣いている理由が

分かりませんでした。

自分より身分の下の者に対して

態度を変える貴族に、

残酷に侮辱されたのかと思いました。

 

しかし、ハインリは

腕時計を確認すると、

淡々と挨拶をして、先へ進みました。

マッケナはラスタに申し訳なく思い

気まずそうに笑った後

ハインリの後を追いました。

 

ラスタが完全に見えなくなってから

マッケナは

哀れな境遇に置かれた人に対して、

冷たすぎないかと、

ハインリを非難しましたが、

彼は、自分を騙そうとした人に

温かく接する訳がないと言いました。

 

ハインリにその話を聞いた時

マッケナも怒りましたが

これも彼女の才能のうちなのか。

目の前でラスタが

悲しそうに泣くのを見ていたら

彼女がやったことを忘れていました。

 

ハインリは

いつエルギは来るのだろうか。

とぶつぶつ文句を言いました。

マッケナは

なぜエルギ公爵を呼んだのか

ハインリに尋ねました。

 

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◇エルギ公爵◇ 

新年祭が終わって数日後、

日常を取り戻した時

ブルーボヘアンの王族の

エルギ・クローディア公爵が

観光のために

東大帝国を訪れました。

忙しいという理由で

新年祭に出席しなかった

エルギ公爵が

今頃、東大帝国を訪れたことに

ナビエは驚きました。

けれども、エルギ公爵は

ハインリ王子と仲が良いことで

有名だったので

彼に会いに来たのかと思いました。

 

そして、

侍女たちと夕食を取っていた時に

エルギ公爵が1日中

ラスタと一緒だったこと。

彼女とエルギ公爵が

2人で散歩をしていた時に、

エルギ公爵は、

ラスタのことを皮肉った貴族を

殴ったことを、

侍女たちから聞きました。

◇身代わり◇

ラスタは、

見た目も味も美しいお菓子を用意して

エルギ公爵を迎え

彼がラスタをかばってくれたことに

感謝しました。

 

ラスタが逃亡奴隷だと

暴露したロテシュ子爵は

翌日、

自分自身の発言を訂正したものの

人々は、容易に信じようとは

しませんでした。

彼女を訪問する人たちの足は途絶え

毎日のように届いていた贈り物も

来なくなりました。

そして、時々貴族と出会うと

軽蔑や好奇心、同情、

あるいは、それよりも

質の低い関心を

彼女に示しました。

 

けれども、エルギ公爵だけは

彼女の噂を聞いても

新年祭の時の貴族のように

彼女に親切でした。

そして、彼が

彼女を嘲笑った貴族を殴った時、

王族であり公爵であり

女性たちの愛を独占している

美男子が

自分を守ってくれたことに

ラスタはとても感動しました。

そのため、ラスタは

自分の好きな食べ物で

彼をもてなすことにしました。

 

ラスタは、エルギ公爵が

自分をかばってくれたことに

お礼を言いました。

 

彼は、

当然のことをしただけのこと。

無礼な奴は恥じるべき。

本人を前にして奴隷と言うのは

低俗だ。

本当は友人に会いに来たのだけれど

先にラスタに会えて良かったと

言いました。

 

彼は、

傭兵のように荒っぽいけれども

その一方で

高尚で貴族的な雰囲気も

同時に漂わせているのが妙だと

ラスタは思いました。

そして筋肉質で口の悪い貴族が

甘いケーキを食べる姿は

子供っぽくて可愛くもありました。

 

ラスタが根も葉もない噂を流され

困っていると話すと

エルギ公爵は

社交界の骨のような

役割をしている誰かを

身代わりにすれば良いと

言いました。

 

 

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◇手紙◇ 

ナビエは、目覚めると

窓を開けて顔を出しました。

その日は、ルイフトとの

国交問題について話し合う会議に

出席することになっていたので

うまくやらなければと考えました。

 

カーテンを集めて束ねると

窓枠に

「私を信じてください」

書かれたメモが置かれていました。

ハインリ王子の筆跡でした。

 

何を信じろというのか

わからなかったものの

久しぶりにハインリ王子から

手紙をもらって

ナビエは気分が良くなりました。

クイーンがいないので

すぐに返事を書けませんでした。

 

ナビエは、自分がいない時に

クイーンが来たら、

水をやることと、

夕立が来たら、

部屋の中へ入れて欲しいと

イライザ伯爵夫人に頼みました。

 

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 ◇会議◇

ルイフトとの国交について

協議する中、様々な理由で

簡単に結論が出ませんでした。

 

おまけに

会議を主導していくべき

ソビエシュの顔が

いつにも増して険しいので、

官吏たちは彼の顔色を窺い

自由な意見が出てきませんでした。

 

エルギ公爵とラスタの間で

何かあったのだろうか。

それでも、

仕事はきちんとして欲しいと

ナビエはため息を飲み込み

顔を上げると

カフメン大公と目が合いました。

彼は敵意でも好意でもない

曖昧な表情でした。

目が合うと、彼は頷いたので

ナビエもつられて頷きました。

 

会議が終わった後、ナビエは

なぜカフメン大公が

国交を推進する責任者に

自分を強力に推薦したのか

その理由を尋ねました。

彼は、迷惑だったかと

ナビエに尋ねました。

彼女は

数日まで、自分のことを

愚か者扱いしていたのにと

考えていると、

彼はナビエの言いたいことが

分かったのか、

今もその考えに変わりはないと

言いました。

しかし、カフメン大公から

イモナとイモトの話を

理解してくれたのは、

ナビエだけだったからと、

彼女を推薦した理由を聞くと、

そんなことで、

重要な仕事を任せても

大丈夫なのかと不安になりましたが

自信のない部分は

努力で埋めるしかないと

ナビエは思いました。

 

カフメン大公は会議室を出て

回廊を歩いて行きました。

ナビエは、彼を見送った後に

後ろを振り返ると

先ほどよりも暗い顔をした

ソビエシュが

テーブルにもたれかかり

立っていました。

 

ナビエは心配になり

彼に近づきましたが

ラスタと何かあったのか

聞くわけにもいかないし

自分は一体、どうすればいいのかと

すぐに、後悔しました。

けれども、

じっと自分を見つめているソビエシュを

無視することができないので、

ナビエは、

ソビエシュの顔色が優れないことを

指摘し、

大丈夫かと尋ねました。

ところが、ソビエシュは、

ナビエの予想に反して、

彼女は外国人が好みなのかと

尋ねました。

 

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自分はラスタを側室にしたくせに

ナビエ様が、自分以外の誰かを

好きになるかもしれないと思うと

やきもちを焼く。

本当に自分勝手だと思います。

 

おそらく、ナビエ様は

ソビエシュよりも

頭がいいと思います。

そんなナビエ様に

知らず知らずのうちに

引け目を感じていたソビエシュは、

鉄と氷でできている

ナビエ様とは正反対のラスタに

いっそう惹かれたのだと思います。

けれども、ソビエシュが

法を無視してまで

好き放題できたのは、

ナビエ様という、

しっかり者の奥さんが

彼を支えていたからだと思います。

 

どこから、その自信が来たのか

ナビエ様は、

決して自分から離れることはないという

甘い考えで、

ラスタとの子供を跡継ぎにするために

完璧な皇后と離婚するという

暴挙に出ましたが、

ナビエ様がすぐに

ハインリと再婚するという

想定外の出来事に

ソビエシュの目論見は

完全に外れてしまいました。

 

ナビエ様が去ってからの

ソビエシュの行動は

彼女への未練が

引き金になったものばかり。

いなくなってから

ナビエ様の価値と、

彼女への愛に気づいても、

時、すでに遅しです。

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