自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作77話 あらすじ カルレインと逃げるラティル

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77話 嘘をついてごめんなさいと言ったラティルでしたが・・・

◇逃亡◇

母親が、

その言葉の意味を考える間もなく

ラティルは彼女を気絶させました。

母親の身体から力が抜けると

ラティルは彼女を

ベッドに横たえました。

あえて魔法物品を使わなくても

自分にそっくりな顔を見て、

ラティルは胸が痛みました。

 

ラティルは母親が外したネックレスに

手を伸ばすと、

彼女の顔がいつの間にか

ラティルの顔に戻っていました。

母親はネックレスを

魔法物品のように見せかけて、

最後の切り札である

本物の魔法物品を

隠していたようでした。

 

その時、誰かが扉を叩き

 

陛下、入ります。

 

と言いました。

 

入ってもいいかではなく

「入ります」と言うのは、

ある程度時間が過ぎたら、

許諾を求めずに入って来るよう

事前に命令をしておいたという

意味でした。

ラティルは苦笑いをしました。

偽者が母親だと分かる前も、

自分と考え方が似ていることを

疑問に思っていましたが、

やはり、自分の母親だと実感しました。

母親が自分の顔に化けるために使った

魔法物品が何なのか、

見つける時間はなさそうでした。

躊躇していれば、

皇帝を襲った犯人にされたり、

母親に捕まって、神殿に送られる。

ラティルは、躊躇うことなく

窓から飛び出しました。

 

ラティルが消えるとすぐに

カルレインは

この状況をどのように収拾すれば

ラティルの役に立つか考えながら、

ベッドに横になっている偽皇帝と

窓から離れていく偽下女を

交互に見つめました。

 

その間、近衛騎士は

部屋の中に入って来ました。

入って来た時から

緊張していた近衛兵は、

窓際に立っている側室と

布団もかけずに

ベッドに横になっている偽皇帝を見て

眉間が固くなりました。

 

不審に思った近衛兵が、

「陛下」と呟きながら

偽皇帝に近寄ろうとすると、

気絶していると思った偽皇帝は、

近衛兵に、

疲れているので休んでいくから

出て行くように命令しました。

 

近衛兵が安心して出て行くと

手を後ろに隠したまま、

攻撃の準備をしていたカルレインは

微妙な目つきて、偽皇帝を見ました。

偽皇帝はベッドに手をついて

上半身を起こしました。

 

カルレインは、

偽皇帝が怒ったり、

娘が自分の気持ちを

分かってくれないと言って

寂しがると思いました。

ところが、偽皇帝は

カルレインを見るや否や、

窓を指して

 

何をしているの?

あの子を追いかけなさい。

 

と命じました。

 

カルレインは、その言葉を

追いかけて捕まえてという意味に

捉えたので

眉を顰めましたが、

母親は、

今のラティルは

動員できる勢力がないから、

傭兵王のカルレインの勢力で

ラティルを守るように指示しました。

 

カルレインは、

捕まえて来いという意味に捉えたと

話すと、母親は、

 

それは、

他の人がすべきことだから。

あなたは、ラティルを傷つけないで。

身も心も。

 

と寂しそうに命令しました。

 

カルレインは答える代わりに

背を向けて、

窓の外へ出ようとすると、母親は

カルレインが完璧に

ラティルを守り抜いたら、

事が片付いて、皇配を選ぶ時に

自分が彼を支持すると

付け加えました。

 

カルレインは平民出身なので

いくら傭兵王として名声を博しても

皇配になるのは難しいけれど、

先代の皇后が積極的に後押しすれば

話は別でした。

 

カルレインにとっては、

予想外の提案でしたが、

彼は、そんな条件を付けなくても

自分はラティルを守ると言いました。

 

母親は、

もう一度条件を聞いた方がいいかと

尋ねましたが、

カルレインは、

その必要はないと言って、

窓から飛び出しました。

その後を、

待機していた彼の傭兵侍従が

迷わず付いて行きました。

偽皇帝は1人部屋に取り残されました。

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◇母と息子◇

仲の良い母と息子が

向かい合って食事をしていましたが、

雰囲気はあまりよくありませんでした。

喧嘩したわけではないけれど、

2人共、笑いながら話すほど、

気持ちに余裕はありませんでした。

 

レアンは、

ラティルがロードで正しいのに、

神殿に閉じ込められて過ごすことを

拒否したらどうするのかと

母親に尋ねました。

 

肉の塊を切っていた彼女は、

視線を上げましたが、

その瞳には

あらゆる感情がこもっていました。

 

レアンはワインを飲みながら、

自分もこのような状況になって

悲しいけれど、

やはり母親が一番悲しいだろう。

自分も、たった一人の妹を

とても愛していたけれど、

兄妹の間の愛と親子の間の愛は

違うと考えました。

 

レアンは、母親に

すべきことをしたのだから、

あまり心を痛めないように。

自分がラティルと同じ立場であっても

このようしたと言いました。

 

母親は、ナプキンで

口元を拭きながら

 

一緒に行かなくちゃ。

1人で行かせるわけにはいかないから。

 

と呟きました。

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◇カルレインの懐の中◇

カルレインとラティルは

できるだけ宮殿から離れ、

首都を出た後、道を外れて、

山に登りました。

この山を通ることで、

逃走の後を完全に隠し、

今後、どうするか考える予定でした。

 

洞窟の端で焚火に当たりながら、

カルレインは、ラティルに

なぜ、逃げたのか。

彼女はロードではないので

神殿で待っていれば、

また、元の場所に

戻ることができたはずだと

尋ねました。

 

ラティルは、母親を抱き締めた時に、

そのように

考えなかったわけではないと

答えました。

 

カルレインは、

ラティルがすぐに母親を

気絶させたので、

その考えが全くないと思ったと

言いました。

 

ラティルは、素早く考えたと、

カルレインに返事をした後、

 

ロードが誰なのか調べるのに

長い時間がかかれば、

その間、遊んで食べて暮らした私に

皇帝の座を返そうとするだろうか?

ロードが誰なのか突き止める前に

トゥーラが先に力を手に入れて、

国を手に入れたら?

彼は、私が神殿に

捕まっていることを知るだろう。

トゥーラは成功したと思い、

私が吸血鬼のロードだと公表した後、

私を殺して、

仕事にけりをつけようとするだろう。

非常にはっきりとした証拠も

出すだろう。

そして、

本当に一番可能性が低いけれど、

万が一私がロードだった場合、

お母様は私を殺そうとする。

 

と話しました。

 

カルレインはラティルを見つめました。

ラティルはカルレインの青白い肌が、

火の赤みを帯びて輝くのを見ました。

彼の緑色の瞳の中で揺れ動く火の形は

人を惑わす悪魔が彼に宿って

走り回っているようでした。

暗闇の中で、カルレインの美しさは

いつもの倍以上でした。

 

ラティルは、

カルレインが本当にハンサムだと

呟くと、

カルレインはたじろぎ、

目尻が曲がるほど笑い、

こんな中で誉め言葉かと言いました。

 

ラティルは話を続けました。

 

初めは神殿に置いて

押さえようとするけれど、

たぶんできないと思う。

神官たちが気を押さえるなんて

戯言だから。

それが可能なら、

なぜ以前のロードでは

そのようにしなかったのか。

吸血鬼のロードが出た時から

悪魔のような存在ではなく、

本当に転生を通じて復活するのなら

その人たちにも皆、

家族がいて、愛する人がいて、

大切な人がいたのでは?

押さえる方法があれば、

押さえて暮らしていただろう。

全員殺されたのではなく。

 

カルレインが急に静かになりました。

どうしたのかと思い、

ラティルは彼を見つめると、

カルレインは

しばらく火を見つめた後、

立ちあがり、上着を脱いで、

ラティルに掛けました。

 

自分は寒くないと言うカルレインに

ラティルは、

彼は手足冷え性だと指摘すると、

カルレインは、

ラティルが以前言った言葉を思い出し、

心が温かいからと答えました。

ラティルも、それを思い出し

笑いました。

 

カルレインは、

こうすれば自分も温かいと言って

ラティルと並んで座り、

腕をラティルの肩に回して、

彼女の頭を自分の肩に当てました。

 

私心でいっぱいだと

ラティルが指摘すると、

カルレインは、

自分がラティルを守ったら、

彼女の母親が自分を

皇配に推してくれるという話をしたと

言いました。

ラティルは苦笑いしましたが、

カルレインは、自慢げに顎を上げて、

事が無事に終わったら、

一緒に皇配用の部屋に座って、

このことを思い浮かべながら

遊ぶことができると言いました。

 

ラティルは、

カルレインにも野望があると

指摘すると、

彼は笑い出して、身体が震えました。

彼の肩に頭を乗せていた

ラティルも一緒に揺れて、

彼が掛けてくれた上着

ずり落ちそうだったので、

ラティルは片手で服を戻しながら、

カルレインの顎の線を見ました。

野望があると、からかいましたが、

こんな中、全てを捨てて、

自分に付いて来てくれたカルレインを

本当にありがたいと思いました。

 

カルレインには

愛する女性が別にいるのに、

彼女が死んだら、とても辛くて

ハーレムに隠れるように

入って来たのに、

皇帝が誰でも構わないから

知らないふりをして

静かに過ごしたいと

思っているかもしれないのに・・

 

そのことを考えた瞬間、

ラティルは、ドミスが誰なのか

聞きたい衝動に駆られました。

 

カルレインの悪夢の中で

彼が一緒に死ぬとすすり泣いていた

女性。

すでに亡くなっているようだけれど、

カルレインが

心を尽くして愛した女性が

どんな人だったのか気になりました。

 

ラティルの視線を感じたのか、

カルレインは

なぜ自分を見つめているのか

尋ねました。

 

ラティルは喉元まで上がって来た

質問を飲み込み、首を横に振ると

未来を誓っていたと答えました。

 

その未来に、

当然、自分がいるかという

カルレインの質問にラティルは、

彼を捨てたら自分は

人間ではなく、獣だと答えました。

それに対して、カルレインは

ラティルは、前にもそう言った、

でも、獣だったと答えました。

 

彼女は怒りに満ちた調子で

自分がいつ

そんなことを言ったのかと

尋ねましたが、

カルレインは笑って首を横に振ると、

最近見た夢の中でと答えました。

 

ラティルは、

夢の中で自分がそう言ったことを

謝ると、カルレインは、

だからもう言わないでと頼みました。

 

ラティルは、

彼が、あの女性ばかりでなく

自分の夢も見るのだと思いました。

しかし、なぜ彼女とは朧気な夢で

なぜ、自分とは裏切る夢を見るのか、

裏切りという言葉が

トラウマになりそうなラティルは

心の中で文句を言いながら、

カルレインの手を握りました。

彼の大きな手が、とても不思議でした。

カルレインはラティルの手を

握り返しましたが、

その仕草が、

大きな虎のようだったので、

ラティルは爆笑しました。

カルレインは、

なぜ笑っているのか尋ねましたが、

ラティルは何でもないと答えた後、

肩を少し伸ばせるかと尋ねました。

彼がそうすると、

ラティルは彼の胸の中に

入り込みました。

彼の足の間に座り、胸に頭を当てると

彼の筋肉が緊張して

強張っているのが感じられました。

 

ラティルは、

横から頭をもたれていたら

首が痛くなったと言いました。

そして、こうしていると

横幅が広いせいか、

カルレインが椅子みたいだと

言いました。

 

ラティルは、

この姿勢は不便かと尋ねました。

カルレインは

姿勢は悪くないけど・・・と

言葉を濁しました。

 

ラティルは、皇帝の座にいるのが

偽物だということを明らかにする。

相手が母親と兄だからといって

じっとして死ぬわけにはいかないと

言いました。

 

ずっと固まっていたカルレインは

両腕で

ラティルをしっかりと抱きました。

ラティルは目を閉じて、

何時間も我慢していた涙を流しました。

その状態で、

しばらく肩を震わせていましたが、

少しずつ落ち着いて眠りにつきました。

ずっとまともに眠れていなかった

身体が

少しずつ安定を取り戻しました。

何時間もラティルの背中を

軽く叩いていたカルレインは、

手を止めて、

ラティルの髪の間に手を入れました。

その上に、軽く口を当てながら、

自分自身にさえ聞こえないくらい

とても小さな声で囁きました。

 

ドミス、私のご主人様。

今度は必ずあなたを守ります。

どんなことをしてでも。

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ラティルは、

カルレインの愛したドミスの

生まれ変わりなのでしょうか。

そうであれば、マンガの23話で

カルレインが

ラティルをずっと待っていたという

言葉の意味も理解できます。

 

これまでのカルレインは

何となく冷たくて、

感情を表に出さない印象でしたが、

前回と今回の話では

カルレインの人間味が

出ていたように思います。

 

母親と兄に裏切られて

ずっと気を張っていたラティルが

カルレインの前で泣くことができて、

ゆっくり眠ることができたのは、

それだけカルレインを

信頼しているからなのでしょうね。

ラティルとカルレインの距離が

ぐっと短くなったように思います。

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