自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作78話 あらすじ 皇帝が偽者だと気づいたゲスター

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78話 ラティルはカルレインと逃走中です。

◇誕生日のプレゼント◇

シェイトはレアンと並んで

仕事をしていた時、

ゲスターが皇帝に会いたいと言って

やって来ました。

レアンは「ゲスター?」と呟いた後、

すぐに誰だか気づいて、

席を外した方が良いか尋ねました。

 

ラティルの性格なら、

実の兄をそばに置いて

側室と楽しまないと思った

シェイトは

そうするように答えました。

レアンが席を外している間、

シェイトは、各側室の性格や

ラティルとの

繋がりについてまとめた報告書を

引き出しから取り出して

素早く目を通しました。

ゲスターが部屋に入って来た時も

シェイトは報告書を読み続けながら、

どうしたのかと尋ねました。

相手を無視するというより、

忙しい印象を与えました。

ゲスターは、皇帝が忙しい中、

突然尋ねたて来たことを詫びると

シェイトは、大丈夫だと答えました。

彼女は、報告書の片隅に

ラティルはゲスターに優しいという

一文を見つけ、

ようやくゲスターの方を向きました。

 

主に楽なセーター姿で

図書館で過ごしているという

ゲスターは

その日も報告書通りの姿で、

本の匂いと

乾いた太陽の匂いがするような、

穏やかで素朴な雰囲気が

漂っていました。

ロルド宰相の息子とは思えないほど、

名門貴族の令息らしくない

虚礼虚飾のない青年でした。

 

シェイトは、ゲスターを

悪くないと思いましたが、

皇配は皇帝と共に

国を代表する人物なので、

皇配の席は、

素朴なだけではいけない、

時には派手な服を

着なければいけないし、

その服に耐えなければならない。

あの清純そうな男に、

その役が務まるのかと考えました。

 

シェイトが何も言わずに

ゲスターを見ているのを

変に思ったのか、

彼は首を傾げました。

彼女は、今日に限って

ゲスターの血色がいいから、

見ていたと言い繕いました。

 

シェイトは報告書を下すと、

何の用で来たのか

ゲスターに尋ねました。

 

彼は、

皇帝が色々と忙しいようだと

言いました。

 

シェイトは、

神経を使うことが多くなったので

あまりゲスターの所へ

行けないことを謝ると、

ゲスターは自分の誕生日のことを

口にしました。

シェイトは、

事前にラティルのカレンダーを見て

ゲスターの誕生日のことを

知っていたので、

忘れていないから、

心配しないようにと、

ゲスターに告げました。

 

しかし、ゲスターは

自分の誕生日を

覚えているかではなく

皇帝がこんなに忙しいのに、

自分との約束を守れるかどうか

尋ねました。

 

ゲスターはもじもじしながら、

視線を落とすと、

シェイトは、ラティルのカレンダーに

本と書いてあったのを思い浮かべ

きちんと覚えているから

心配しないようにと言いました。

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◇誕生日の贈り物◇

ゲスターの誕生日、

シェイトとは特にパーティを

開きませんでしたが、

その前日、ゲスターに人を送って、

彼が望むなら、

家族と友達をハーレムに招待して

自由に遊んでもいいという許可だけを

伝えました。

しかし、ゲスターは

宮殿内が混乱している中、

騒がしく遊びたくないと断ったので、

シェイトは誕生日の夕方、

ゲスターを食堂に呼んで、

一緒に食事をし、

用意しておいた数冊の貴重な本を

贈りました。

それらの古書や珍しい本は、

ゲスターに喜んでもらえるだけの

価値がありました。

 

シェイトが、

約束した本だと言って、

ゲスターに本を差し出すと、

彼は、かなり驚いた表情をしました。

 

数が少ないのか、

この本は好きではないのかと、

シェイトが、

暫く考えていると、

ゲスターは、目尻が下がるほど

晴れやかに笑い

シェイトにお礼を言いました。

彼女は、これくらいでいいだろうと

考えて、頷きました。

 

シェイトが、

来年の誕生日は

華やかなパーティを開く、

今年は、質素だけれど

気にしないでと言うと、

ゲスターは、十分嬉しいと言って

挨拶をした後、退きました。

 

シェイトは、彼が来るまで、

ずっと見ていた書類を取り出し、

机の上に広げました。

 

ゲスターは、

喜びを隠せない顔で

急いでハーレムに戻り、

シェイトは、

ゲスターが感動して帰ったと

報告を受けると、

そのことはすっかり忘れて

トゥーラに対する事案について

悩み始めました。

 

しかし、ゲスターは

ハーレムの自分の部屋に戻るや否や、

ずっと顔に浮かべていた

無邪気で明るい笑顔を

ピタリと止めました。

 

トゥーリは、

ゲスターの母親が贈って来た

腰の高さまである花瓶を

あちらへ置いたり、

こちらへ置いたりを繰り返しながら

人の気配を感じると、

にっこり笑いながら、

「おかえりなさい」と言って、

そちらを向きました。

 

そして、

 

本当かどうかわからないけれど、

カルレイン様が下女と目が合って

逃げたという話があります。

話の出所がクライン様なので、

皆、口を閉じている・・・

 

と話している途中で、

ゲスターが

真顔になっているのに気づき、

トゥーリは、驚いて

花瓶を倒すところでした。

 

慌てたトゥーリはゲスターに近づき、

彼から受け取った本を本棚にしまうと、

何度も、

ゲスターの顔色をうかがいながら、

どうしたのか、

皇帝に何か厳しいこと言われたのかと

尋ねました。

 

しかし、ゲスターは

何も言われていないと答えたので、

トゥーリは、

それなら、なぜ、

そんな良くない顔をしているのかと

ゲスターに尋ねました。

 

ゲスターの表情が

とても深刻だったので、

本当に何があったのかと

トゥーリは尋ねました。

ゲスターは恐怖の目で

トゥーリを見ました。

 

トゥーリは、ゲスターの表情から、

彼がどれだけ恐い思いをしたかに

気付き、

気弱な坊っちゃん

気の毒になりました。

ところが、ゲスターは

トゥーリが予想していなかったことを

口にしました。

 

先日、偽の皇帝が現れて、

追い出されたと言ったよね?

あの方は本物だ。

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◇キノコとアヒル

その頃、ラティルはタリウム抜け出して

カリセンへ向かっていました。

 

ラティルが

こっそり宮殿を抜け出した時、

偶然、ヒュアツィンテと会い、

行動を共にしたので、

彼は自分が本物であることを

知っていました。

けれども、ヒュアツィンテは

他国の皇帝なので、

彼1人を証人として連れて行けば、

人々は、ヒュアツィンテを

黒魔術師の仲間とみなし、

ラティルが真の皇帝だと

信じるはずがないと思いました。

しかし、ラティルが本物であると

一緒に主張してくれる

他の証人たちがいれば、

ヒュアツィンテは誰よりも

大いに役立ちました。

 

カリセンとの国境がある町に到着し、

一晩泊る旅館を選んだ後、

ラティルは食堂で、

タッシールを

呼ばなければならないと、

カルレインに小声で囁きました。

そして、タッシールを呼ぶための

秘密の合図があると話しました。

 

2人の間で取り交わした

秘密の合図があると聞いて、

カルレインの瞳が揺れましたが、

彼は視線を落として、それを隠し

秘密の合図が何なのか尋ねました。

 

しかし、ラティルは

返事をはぐらかしたので、

カルレインは、

自分には教えたくないようだと

言いましたが、

ラティルは、

実は教える方法でもないと

答えました。

カルレインは寂しそうに

フォークとスプーンを並べました。

その後、料理が出て来ましたが、

ラティルは虚空に指を走らせて、

1人で変な記号を書いていました。

タッシールとの秘密の合図を書く

練習をしているらしいので、

カルレインは話しかけることができず

スプーンでスープを

かき回していました。

 

15分後、ラティルは

1人で行動するのを止めると、

カルレインはスープに

全く手を付けていないようで、

2人で取り分けたサラダも、

ラティルの皿には、

キャベツの葉がいくらか

残っているだけなのに、

カルレインの皿には、

ドライフルーツまで、

そのまま残っていました。

 

ラティルは、

 

お腹が痛いの?まずいから?

 

と尋ねました。

 

確かにおいしくはなかったけれど、

生涯皇女として生きてきたラティルも

急を要する中で、

食べ物の味を考える時ではないことを

知っていました。

あらゆる険しい地帯を歩き回り、

危険を乗り越えてきたはずの

カルレインが、

スープは水っぽくて、

サラダに入っている果物は

腐っているようだと、

食べ物に文句を言うつもりは

なさそうでした。

 

ラティルは、再びカルレインに

お腹が痛いかどうか尋ね、

本当に食べられないなら、

他の物にしてもらおうかと

尋ねました。

 

普段なら、そのまま食べるなと

言うところでしたが、

ここまで来るのに

野営をすることが多く、

その度に、

2人は食事を取れなかったり、

キノコや果物を採って、

焼いて食べなければなりませんでした。

 

カルレインはキノコを採る度に、

慎重に調べた後、

毒がないと言って

焼いてくれたけれども、

ラティルは毎回キノコを食べながら、

これを食べて死んだら、

自分は荒唐無稽な皇帝として

記録される、

いや、記録もされないのではと

覚悟を決めていました。

最後に食べた五色のキノコは、

特にそうでした。

このような状況なので、

カルレインのしっかりした筋肉を

守るためには、

お腹いっぱい食べられる時に、

満腹にしておいた方がいいのではと

思いました。

 

カルレインは、

考え事をしていただけなので、

大丈夫と言って、

スープをお腹の中に押し込みました。

15分も何を考えていたのかと

ラティルは思いました。

 

しかし、どう見ても、

ゴクゴク飲むほどには

美味しくないスープを

カルレインが飲むのを見て、

ラティルは、彼の手首を握り

美味しくないなら飲まないでと

言いました。

本当に食べたくなかったのか、

カルレインはスプーンを置きました。

 

彼は、ほぼ空っぽになった

ラティルの皿を見て、

かすかに笑いながら、

 

カリセンに入ったら、

ヒルの串焼きを食べましょうか?

お嬢様は、いつもアヒルの肉が

好きでしたよね?

 

と尋ねました。

 

ラティルは眉をひそめて

自分はアヒルを食べないと

答えました。

 

どの娘と私を勘違いしているの?

ヒルの好きなお嬢様は、

どこのお嬢様なの?

 

と、言葉が口から出かかりましたが、

ラティルはスープを入れたスプーンを

口に入れました。

 

しかし、カルレインは、

ラティルが本当にアヒルの肉が

好きだと思っていたのか、慌てて、

 

お好きじゃないのですか?

 

と尋ねました。

 

ラティルは当惑して、

どうして、自分が

それを好きだと思ったのかと

問い返した後、

ヒルの肉は嫌いな方に近いと

答えました。

 

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◇秘密の合図◇

一体、誰と勘違いしたのか、

翌日、カリセンとの国境の町を

通り過ぎる時、

カルレインの顔が強張っていたため

それにつられて、

ラティルも気まずくなりました。

 

もしかしたら、

彼の初恋の相手が好きな物と、

自分の好きな物を

混同したのかもしれないと

ラティルは考えましたが、

堂々と聞くわけにもいかず、

彼女は、カルレインとの

秘密の合図を書くのに

適当な場所を探しながら、

カルレインを横目で見ていました。

 

それから、約2時間後、

カルレインの顔が

ほぐれるよりも前に

ラティルは合図を書く場所を

見つけました。

そこは、

あまり人が通らなそうだけれど、

たまには誰かが通りそうな場所でした。

周囲には、墓がいくつかあり、

半分は何ともないまま、

もう半分は、掘られたままでした。

 

ラティルに

黙って付いて来たカルレインは、

この場所に秘密の合図を書くのかと

少し当惑した様子で尋ねました。

 

ラティルは「うん」と答えた後、

突然、地面を掘り出しました。

訳が分からないまま、

カルレインは地面を掘るのを

手伝いました。

全ての作業を終えると、

ラティルは、笑いながら、

また埋めるように指示しました。

 

カルレインは、

なぜなのかと思いましたが、

ラティルは本当に

穴を埋め始めました。

 

これがタッシールを呼ぶための

秘密の合図と何の関係あるのか、

カルレインには

全く理解できませんでしたが、

彼も穴を埋めました。

全ての作業が終わると、

地面は、何かを埋めて

急いで覆ったような形になりました。

 

完璧だ。

 

ラティルは嬉しそうに地面を見ると、

隣にある岩に、

黒いチョークで何かを書き始めました。

それを見て、カルレインは驚きました。

ラティルが書いているのは、

彼女の側室と交わす、

ロマンティックな秘密の暗号ではなく、

黒林が暗殺をした後に書き入れる

暗殺集団の印でした。

ラティルは黒林を詐称したのでした。

彼女は、

これが自分たちの秘密の合図だと

言いました。

 

カルレインは、

そんなはずはないのにという顔で

ラティルを見つめると、

彼女は満足げに笑いながら、

これを見たらすぐに来ると

言いました。

 

カルレインは、

詐称犯を殺すための剣を持ってと

言いましたが、ラティルは

 

大丈夫。

捕まえて、タッシールの所へ

お使いに行かせればいいから。

そうでしょう?

 

と言いました。

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レアンは大賢者になれる程賢いし、

母親も、頭の良い人だと思います。

そして、ラティルの性格を

知り尽くしていた2人は

彼女が下女になって

宮殿に入り込むことも予測し、

面接の段階で、

母親は、ラティルを見抜き、

レアンと2人で、

ラティルの靴を脱がせることで

魔法物品が靴であると

ラティルに思い込ませました。

レアンと母親が立てた計画は

2人にとって、

この上なく完璧で

絶対にうまく行くと

思っていたに違いありません。

 

しかし、

いくらラティルのことを

よくわかっていても、

彼女の経験、行動全てを

把握しているわけではありません。

それなのに、

顔さえ同じにして、

後は適当にうまくやれば、

ラティルになりきることができると

思ってしまった。

ラティルと側室にしか

分からないことがあるなんて

考えてもみなかったのでしょうね。

レアンと母親は、

自分たちの能力に

驕りがあったと思います。

 

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