自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作79話 あらすじ ラティルが宮殿に入るための方法

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79話 ゲスターは皇帝が偽者だと見抜きました。

◇ゲスターの決意◇

今の皇帝が偽者で、

追い出された皇帝が本物だと言う

ゲスターの言葉は、

トゥーリには危険に聞こえました。

このことが広まれば、

大きな騒ぎに巻き込まれる可能性も

ありました。

 

顔が青くなったトゥーリは

ゲスターに

言葉に気を付けなくてはいけないと

呟くと、

部屋の中を隅から隅まで確認しました。

そして、下手をすると誤解を招くと

注意しましたが、

ゲスターは間違いないと

言いました。

 

トゥーリは、

なぜゲスターが確信しているのか

尋ねると、

彼は、皇帝が贈ってくれた本を

顎で指し示しました。

 

トゥーリは、

約束した本ではなかったのかと

尋ねると、ゲスターは、

自分が皇帝と約束したのは

時間を作って

一緒に遊びに行くことだった。

それなのに、皇帝は

約束を忘れていないと言いながら、

そのことを全く知らない様子だったと

説明しました。

 

トゥーリは、

皇帝が忘れてしまったのではと

言いました。

しかし、ゲスターは

忘れるかもしれないけれど、

それならば、

あれだけ確信に満ちて

本をくれるはずがない。

しかし偽皇帝は、

自分と約束したことを

はっきり覚えていると見せかけて、

あの本を差し出したと言いました。

 

トゥーリは両手で口を塞いで

ガタガタ震え、

 

どうしたらいいのか、

偽の皇帝がいるという話を

持ち出したのはレアン皇子なので、

彼は偽の皇帝と仲間の可能性が

大きいのではないか。

 

と尋ねました。

ゲスターは膨れっ面をして

「そうだ」と答えました。

 

顔色が悪くなったトゥーリは、

涙声で、

このことは自分たちだけの

秘密にしておいて、

誰にも言わないようにと頼みました。

 

何を言っているの?

 

ゲスターは眉間に皺を寄せましたが、

トゥーリは、

彼の気分を害したと分かっていても、

主張を曲げませんでした。

そして、

この事にはレアン皇子が絡んでいる。

本当の皇帝が

帰ってくれば良いけれど

帰って来なかったら?

偽の皇帝の外見と行動は

本物と区別がつかないほど

同じようだけれど、

レアン皇子が偽皇帝を支持すれば

ゲームは終わる。

本当のことを知らせれば、

本物の皇帝と一緒に

追い出されるかもしれない。

本当の皇帝が

黒魔術師の濡れ衣を着せられて

追い出されたことを

考えてみて欲しいと、

ほとんど泣きそうな声で囁きました。

 

そして、事がこじれれば、

家族まで、ひどい罰を

受けることになるかもしれない。

しかし、

黙って知らないふりをしていれば・・

と話している途中で

ゲスターに口を塞がれたので、

後は言葉が続けられませんでした。

 

ゲスターは相変わらず

憂鬱な瞳をしていましたが、

普段より重い表情をして、

 

私は皇配になりたくて

ここへ来たのではない。

あの方の夫になりたくて

ここへ来たんだ。

 

と言いました。

 

ゲスターは

トゥーリの口から手をどけて、

悲しい目つきで、

自分に忠実な侍従を見つめながら、

 

私が望んでいないのに、

君は、この事を秘密にしたいの?

 

と尋ねました。

 

彼の表情は、

寂しそうで憂鬱に見えましたが、

その下で、

自分の言葉に従わなければ、

残念だけれど、

この役に立つ部下を捨てるつもりだ。

自分に必要なのは、

自分の言葉を

そのまま遂行する部下だという

冷たい考えが湧き出ていました。

 

トゥーリは、

ゲスターの冷静な本音は

分からなかったけれど、

彼を誰よりも

大切にする気持ちが強かったので、

ゲスターがここまで言うなら、

自分の意見に

固執することはできませんでした。

 

トゥーリは、

ゲスターの思う通りにすると

答えると、

ゲスターは素早く手紙を書き、

父親は自分の言うことを

信じてくれるからと言って、

手紙を父親に届けるように

頼みました。

 

それでも、トゥーリは

まだ不安なのかグズグズしていると

ゲスターは彼に近づいて

抱き締めると、

親切で優しい声で、

 

トゥーリは、

子供の頃から私と一緒に育ったので

兄弟と同じ。

兄弟みたいだけれど友達のような人。

知っている?

 

と尋ねました。

トゥーリは、もちろんだと

答えました。

 

ゲスターが彼を離し、

信頼に満ちた視線を送ると、

トゥーリは、

どんな手を使ってでも、

そうすることで、

坊っちゃんが安心できるのなら、

本物の皇帝を、元の位置に

戻さなければいけないという

衝動に駆られました。

 

トゥーリはゲスターのために

足の裏が破れるまで動かすと

言いました。

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◇宮殿に入る方法◇

タッシールの部下を呼び寄せるために

堂々と黒林を詐称したラティルは、

再びカリセンへ移動し始めました。

 

途中で、

ソース卿がサーナット卿に会って

話を伝えられたどうか

気になりましたが、

今すぐここで、

それを調べる術はありませんでした。

 

そして、ついに

ラティルとカルレインは

カリセンの首都に到着しました。

しかし、

すでに5-6日は過ぎているのに

ラティルの予想に反して、

黒林の暗殺者たちはまだ到着せず、

ラティルはイライラしました。

隣にプライドの高い傭兵王が

いるせいかと思いました。

幸いなことに、アヒル事件以来、

憂鬱な顔をしていた

カルレインの表情が

元通りになりました。

 

カルレインは、

どうやって宮殿内に入るのかと

ラティルに尋ねると、

彼女は、

それが問題だと答えました。

 

彼女は腕組みをして宮殿を眺めました。

ラティルは、

ヒュアツィンテに助けを求めるために

いったん会うつもりでした。

 

今回も、

下女になりすますことを考えましたが

タリウムの時とは違い、

カリセンの書類審査に通るほど、

完璧な偽装身分がないことが

問題でした。

 

宮殿に物品を納入する商団に紛れて

中に入ることも考えましたが、

彼らは、外国人を連れて行って

問題が起きたら、

責任を取らされるので

絶対にダメだと断りました。

だからといって、

傭兵王の身分を借りることも

できませんでした。

傭兵王が

タリウム皇帝の側室になった話は

あまりにも有名でした。

 

そのようにして

2日間滞在しながら、

宮殿へ入るための方法を

探した末、

ラティルはようやく良い考えを

思いつきました。

 

カルレインの助けが必要だと言う

ラティルの考えを聞いた彼は、

青白い顔がもっと青白くなりました。

 

カルレインは、

本当にそれをするのかと尋ねましたが

ラティルは、他の方法は

考えつかないと答えました。

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◇美の神の彫像◇

カリセンの宮殿では、

季節の変わり目に

ホール全体の装飾品を

取り替えていました。

以前の装飾品で、

まだ使える物は倉庫にしまって

再利用し、

使えない物は処分していました。

今年も、そろそろ、

その時期がやって来たので、

商人たちはホールを装飾するのに

忙しく動いていました。

芸術に関心の高いヒュアツィンテは

今回の装飾も自分で確認するために

忙しい中、時間を作って

ホールへ歩いて行きました。

 

ホール内では、

柱の周りに壇を立て、

その上に彫刻を設置する

作業をしていました。

彫刻にはすべて布が

かぶせられていたので

中身は見えませんでしたが、

全て高価な物なのか、

作業員たちは専門的な手つきで、

慎重に行動していました。

 

ヒュアツィンテが

ホールに入って来ると

中にいた人たちはひそひそ話しながら

彼を見ました。

中には、

ひときわ鋭い視線もありましたが、

人々の数があまりにも多かったため

ヒュアツィンテは

それに気づきませんでした。

 

その時、彫刻を運んできた商人が

ヒュアツィンテに気づくと、

直ぐに近づいて来て挨拶をしました。

そして、ふてぶてしく笑いながら、

一番近い所にある彫像を両手で指差して

品物を買ってくれたことへのお礼と、

彼の商団は、カリセンで

最も優れた商団ではないけれど、

芸術品分野では、

世界のどの商団よりも見る目があると

述べました。

 

その言葉を聞いたヒュアツィンテは

 

そうかな?

 

と疑わしい返事をしましたが、

商人は、

優れた芸術家を発掘し後援して

常に高品質の芸術品を準備しようと

努力している。

今回、皇帝が注文した品物も

指折り数えられる作品だと

述べました。

 

商人は話を終えると、

そばにいる帽子を目深にかぶった助手に

彫像にかぶせてある布を早く外せと

目配せしました。

 

助手が布を外すと

小さな翼の付いた

真っ白な彫刻が現れました。

商人は満足げに笑いながら、

頼まれてもいないのに、

繊細な足の指の爪や、

指の動きを表現する形が

本当にすごいと

彫刻の説明を始めました。

 

ヒュアツィンテは頷きながら

彫刻のタイトルを聞くと、

商人は、

「弓を射るかどうか悩む天使」

と答えました。

 

人夫たちがその彫像を

壇の上に立てると、

商人は隣の彫像の布を剥がして、

説明をしました。

ヒュアツィンテが

何とか興味を持って

説明を聞いてくれているようなので、

商人は得意になって、

彫刻の説明をし続けました。

そして、商人は

ある彫像の前で急に足を止め、

満足そうに笑いながら、

先程より一段と高い声で

 

この像は特にすごい。

100年に1度出てくるかどうか。

天才中の天才彫刻師メネランが

5年をかけて完成させた

力作中の力作だ。

 

と威張りました。

 

ヒュアツィンテは

タイトルは何かと尋ねました。

商人は、

「美の神ブライトの微笑み」と

答えると、

ヒュアツィンテは見せるように

言いました。

 

にっこり笑った商人は、

今回の納品の成功で

商団が得られる利益を計算しながら

ぱっと派手に布を剥がしましたが、

彼は目を見開いて、

口をパクパクさせました。

美の神はどこかへ行って

見たことのない彫像がありました。

さらに、この彫像は

美の神ではなく

「通り過ぎる人」と名付けなければ

いけないような物でした。

慌てた商人は、

再び布をかぶせるべきかどうか

ヒュアツィンテの顔色を窺うために

横目で見ました。

ヒュアツィンテは、

タイトルと彫像が少し不釣り合いだと

思っているように

眉を吊り上げましたが、

 

すごく生き生きとしている。

美の新しいタイプの顔かどうかは

わからないけれど

メネランは天才のようだ。

生きているようだ。

 

と、言いました。

 

商人は

 

そ、そうですね。

 

と、どもりながら震える目で

 

これは何ですか?

ブライト像はどこに行きましたか?

何で変な像があるの?

 

と目で助手に尋ねましたが、

 

助手はブルブル震えながら、

知らないと、首を横に振りました。

その姿は

とても怪しそうに見えましたが

この場で追求することは

できませんでした。

 

一方、ヒュアツィンテは、

この像は笑顔ではないのに、

なぜタイトルに

笑顔が付いているのかと

商人に尋ねました。

 

ヒュアツィンテの質問に対し、

商人は努めて平静を装い、

彫像の表情を見ました。

皇帝の言う通り、

彫像の表情は曖昧で、

あえて言うなら笑顔だけれど、

「笑い過ぎて顎が落ちそう」と

叫んでいる、

苦しい表情に近いものでした。

 

商人はたじたじとなりましたが、

ヒュアツィンテは、

1人で悟りを得て頷きながら

 

美の神も、美の神が作る微笑みも

結局、人々の幻想が

生み出したものという意味なら、

笑顔を見せるために、内面は、

あんなに筋肉が痛くなるほど

苦労しているという意味でしょうか?

奥が深い。

 

と言いました。

 

とんでもない話だけれど

商人は無条件に頷きながら

 

もちろんです!

 

と言って拍手を送りました。

 

商人は

何が何だか分かりませんでしたが、

皇帝が自分自身で

うまく解釈してくれたようで、

ただ有難いだけでした。

 

ところが、その瞬間、

ヒュアツィンテが

突然眉をしかめました。

商人に心臓がひやりとしました。

ヒュアツィンテが商人を呼ぶと、

彼は泣きたい気持ちを押し隠して

慌てて返事をしました。

 

ヒュアツィンテは彫像を指差しながら

あの像が少し動かなかったかと

尋ねました。

 

彫像が変わっただけでも

頭がおかしくなりそうなのに、

彫像にヒビが入り、

壊れかけて動いたのかと、

商人はさらにパニックになり

そんなはずはないと

あたふたしました。

 

しかしヒュアツィンテは

確かに動いたようだと言って、

彫像に近づき、

商人は後ろで地団駄を踏みながら、

助手と人夫に抗議し続けました。

 

その間、彫像のすぐ前に

近づいたヒュアツィンテは

完全に白色なのに、

人間のように見える

彫像の腕を見て不思議に思い、

指でその部分をぎゅっと抑えながら

 

現実的に作られているね。

 

と呟きました。

すると、その部分が

ぺこっとへこんだので、

ヒュアツィンテは驚いて

頭を上げました。

 

なぜ彫刻に肉が?

 

その瞬間、

 

私よ、ラティル。

 

と彫刻が呟きました。

 

ヒュアツィンテはぎこちない表情で

彫像を見上げました。

彼は、ラティル?と尋ねましたが、

彫像に化けているラティルは

答えられませんでした。

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現実的に考えて、

人間が彫像の真似をするのは

無理なのではないかと

思いますが・・・

 

ただ色を塗っただけでは

触れると柔らかいので

ある程度、固い物を

塗らなければならない。

乾くと固まる紙粘土や

石膏みたいな物を塗ったのかな?

それだと、

皮膚呼吸ができなくて

苦しくなりそうだけれど・・・

塗る人も、腕が良くないと

見た目がきれいにならないよね。

カルレインが上手に塗ったのかな。

 

と、つい考えてしまいました。

こんなことをすると、

お話がつまらなくなりそうですが、

魔法や吸血鬼やモンスターのように

実在しないものではなく、

人間が彫像の振りをするのは

やってやれなくはなさそうなので、

どうすれば、実現できるのかなと

ついつい考えてしまいました。

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