自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作129話 あらすじ どんな時も面倒くさがるラナムン

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129話 気味の悪い怪物がラナムンに襲いかかりました。

◇瞬きもしない◇

ラナムンは、

湖をじっと眺めていましたが、

頭の中では、

プライドを捨てて、

ラティルを訪ねることで

寵愛を受けた方がいいか、

プライドはそのままで、

ラティルから寵愛を受けることなく

皇配にならない方かいいか、

ひたすら考えていました。

無表情だからといって、

何も考えていないわけではなく、

頭を忙しく働かせていました。

その最中に、

大神官がやって来て大騒ぎするので

面倒でたまらなかったのに、

突然、怪物まで現れたので、

ラナムンは、さらに面倒になり

疲れ切ってしまいました。

少し驚いたものの、

面倒な気持ちの方が強くて、

ラナムンは

瞬きもしたくありませんでした。

ただ、このことを

大神官に処理させるべきか、

自分が処理すべきか、

どちらが面倒なのか

考えているだけでした。

 

その間、いつの間にか怪物は

ラナムンの目の前まで迫り

凶悪な歯を剥き出しました。

しかし、危なげに見えたその瞬間、

怪物の顔になかった目が現れ、

急に悲鳴を上げ始めました。

そして、怪物は

一度で黒い煙に変わり、

消えてしまいました。

それでも、ラナムンは動かずに

ただ立っているだけでした。

その様子を見ていた大神官は、

ラナムンは本当に超然としていると

感嘆すると、

ようやくラナムンは

疲れているかのように

目元を指で押さえながら、

顎で怪物が消えた場所を指して、

2人が退治したのかと尋ねました。

大神官が

 

そうですね。

 

と答えると、ラナムンは

 

あなたがやったことでしょう。

よくやりました。

 

と呟き、

大神官の肩をポンと叩くと

東屋から出て行きました。

 

口を大きく開けたまま、

固まっていたクーベルは、

やっとのことで声を絞り出し、

 

すごいですね、あの方、

本当に。

もう少しで怪物が

喉元にキスするところだったのに

瞬き一つしないなんて。

 

と感嘆しました。

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◇昔話◇

サーナット卿が部屋に入ると

扉が閉まる前に、

 

大神官は思ったより強いようだ。

 

と声が聞こえて来たので

そちらを向きました。

カルレインが窓枠に片足をかけて座り

ワイングラスを持っていました。

 

大神官と聞いて、

サーナット卿が驚くと

カルレインは、

ダークリッチが

ラナムンを襲ったけれど、

大神官が手も触れずに消したと

言いました。

サーナット卿は、

大神官の持つ力は、

そのように攻撃することも可能なのかと

尋ねると、カルレインは、

すべての大神官が可能かどうか

わからないけれど、

ザイシンは、ぱっと見ただけで

それが可能に思えると答えました。

サーナット卿も、

大神官の驚異的な太さの腕を

思い浮かべながら頷きました。

 

カルレインは、

今はロードが覚醒していないから、

大神官が盾になり、

役に立っているけれど

それだけ危険ならば、

ロードが覚醒したら、

すぐに殺した方がいいと言いました。

 

カルレインは話し終えると、

ワインをもう1口飲みましたが、

サーナット卿から返事がないので、

彼の方を向きました。

彼は近くの椅子に

姿勢を正して座っていました。

 

サーナット卿は、大神官が

敵対者である可能性はあるかと

尋ねました。

カルレインは、

大神官が敵対者であったことは

今までに一度もなく、

本格的に

戦闘に介入したこともなかった。

他の大神官は、

こんなにおおっぴらに

出て来なかったと答えました。

 

サーナット卿は、

それなら大神官を

殺す必要はないのではと

尋ねました。

カルレインは笑いながら、

大神官のことが気に入ったのかと

尋ねました。

サーナット卿は

嫌いではないと答えました。

カルレインは、その答えに

にっこり笑いましたが、

その笑みはすぐに消えて、

無情にも、

大神官のことを

嫌いになるようにしろと

指示しました。

そして、小さな情にほだされて

大目に見ていると

大きな情を失い

後悔することになると言いました。

カルレインは冷静なようだけれど

どこか悲しそうに見えました。

 

サーナット卿は、

誰よりも強靭に見える

カルレインの横顔を見守りながら

前世のロードの話かと尋ねました。

カルレインは、

役に立たないという理由で

昔話をしませんでした。

そこで、サーナット卿は、

カルレインが

気づかないうちに漏らしてしまった

昔話の断片をつかまえて

聞いてみましたが、

カルレインは話に乗りませんでした。

彼は返事の代わりに、

再びワインを飲み始めました。

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◇ドミスの本音◇

森の空気。疼く頬。

少し涙が出て来そうなくらい

痛い顎。

釘に刺されたように痛い足首。

 

また、ドミスの記憶が始まったと

ラティルは思いました。

それでも、何回か見ているせいか

慣れてきました。

これだけ痛みが生々しいことから、

カルレインと白い髪の男が

ドミスを助けた直後の

状況のようでした。

 

ドミスは腰を曲げて

小さい声で

2人にお礼を言っていましたが

ゆっくりと後ろに下がっていました。

しかし、このまま逃げたら

ゾンビになると

白い髪の男に言われて、

ドミスは、半歩前に戻りました。

白い髪の男は、

足でトントン叩きながら

ゾンビを落ち葉で覆い、

親切そうに笑いながら

ドミスに近づくと

村まで送って行くと提案しました。

ドミスは、

その言葉に慌てふためいて手を振り

大丈夫だと返事をしました。

 

里親に捨てられた直後のせいか、

先ほど、ドミスは

白い髪の男に助けられたのに、

依然として彼とカルレインを

警戒していました。

けれども、いきなり白い髪の男が

自分の鼻先をドミスの顔に

押し付けたので、

彼女は驚いて飛び上がりました。

白い髪の男がにっこり笑うと、

ドミスは一瞬凍り付いて

口が開いたままになりました。

白い髪の男は、

ドミスのその反応を

面白そうに笑った後、

悲しいふりをして、

自分たちが大丈夫でないと

言いました。

 

ドミスは、

自分のことを心配してくれて

そう言ってくれるなら、

自分は大丈夫だと返事をしましたが、

白い髪の男は、

ドミスはゾンビに噛まれたので、

近いうちにゾンビになる。

自分たちが、その後始末を

しなければならないと言って

片眼を顰めると

ドミスは驚いて、

カルレインの方へ顔を向けました。

彼を信頼するというより、

ただ慌てて、

近くにいる人を見ただけのようでした。

 

カルレインは、

「からかわないで。」と言うと

コートを脱いで、

ドミスに羽織らせました。

けれども、ドミスは

まだ驚いて心臓がドキドキしていて

ラティルも、その鼓動を

生々しく感じていました。

 

カルレインは、

先ほど質問をした時に

なぜ逃げたのかと尋ねました。

ドミスは答える代わりに

足首を見ました。

暗いので、傷は良く見えないけれど

痛みは無視できないほど

はっきりしているので

どんなに鈍い人でも

ゾンビに噛まれたことは

分かりました。

 

ドミスも、ゾンビに噛まれれば

ゾンビになることを

知っているようだ。

それならば、白い髪の男の言葉が

冗談に聞こえないだろう。

ドミスは恐がっている。

 

彼女の手が震えると、

ラティルは心を痛めました。

ドミスの手を

握ってやりたいほどでした。

その時、驚いたことに

 

この人たちは

黒魔術師を探しているところを見ると

狩人なのは確かだ。

 

とドミスの本音が聞こえてきました。

 

記憶だけでなく

本音まで聞こえてくることに

ラティルは呆れてしまいましたが、

記憶を夢で見ることも

本音を聞くことも大差がないので、

ラティルは自分の能力を

伸ばすことに集中するのではなく

狩人の意味を考えました。

その間も、ドミスは

1人で考えていました。

 

人々はお母さんを

黒魔術師だと誤解している。

あの人たちも

お母さんを捕まえに来たのかな?

お父さんは私のことを

呪われた存在だと言ったけれど・・・

 

ラティルは足首の痛みに襲われました。

 

しかし、この人たちは

そのことを知らないから

お母さんを狩ろうとするだろう。

どうしよう?

 

ドミスは、足首がとても痛いのに

他の事に気を取られているせいか、

考えるのに忙しいようでした。

そして、ゆっくりと視線を上げて

カルレインを真っ直ぐ見つめると、

自分は黒魔術師なので、

怖くて逃げたと嘘をつきました。

すると、白い髪の男は笑い出し、

最近の黒魔術師は

ゾンビ一つ処理できないないのかと

バカにしました。

白い髪の男の言葉に、

ドミスの顔は赤くなったに違いなく

ラティルの顔に

熱気が上がってきました。

 

白い髪の男は、

子供をいじめるなんて、

とても意地悪だ。

助けておきながら、

おもちゃにしていると

ラティルは憤慨しました。

 

しかし、

その様子を見ていたカルレインは

ドミスをからかわないように、

彼女で遊ばないようにと

頼みました。

そして、ドミスの方を見て

背を向けると、

自分におぶさるように言いました。

 

ラティルは、

2人が恋仲になるのを

知っていたので、

その提案に驚きませんでしたが

ドミスはひどく驚いたようで

よろよろと後ろに下がりました。

しかし、ケガがひどいせいか、

その数歩ですら、

彼女は身動きが取れませんでした。

地面に倒れそうになったドミスを

カルレインは引き起こして、

彼女がこの状態では

早く歩けないから

自分がもどかしくて、

おんぶするだけのこと。

負担に思うことはないと

ため息交じりに言いました。

それでもドミスが躊躇っているので

カルレインは眉を顰めました。

 

この時まで、

カルレインがドミスを

恋愛対象に見ていなかったのは

確かでした。

ドミスも同じ感情なのか、

自分は、ただ心配なだけだと

呟きました。

 

カルレインは、

ゾンビになったら殺すという

ギルゴールの言葉は

気にしないように。

ゾンビになったら、

自分たちを千切って食べるという

考え意外に

恐怖はなくなるだろうからと言いました。

けれども、ドミスは

カルレインの言葉を否定し、

自分がゾンビになって

カルレインを噛むことを

心配していると言うと、

カルレインから

先ほどまでのもどかしさが消えて

初めて、ぷっと噴き出しました。

しかし、その笑い方は

まるで、とても面白い冗談を

聞いたような態度なので

ドミスは、また顔を赤くしました。

 

言ってはいけないことを

言ったわけではないのに

どうして、あんなに笑うの?

 

とドミスは考えました。

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◇カルレインの笑顔◇

ラティルは目を開けて

上半身を起こすと、

近くの机で

書類の整理をしていた侍従長は、

驚いて、彼女を呼びました。

ラティルは机に突っ伏して

寝ていた時に

ドミスの夢を見ていたようでした。

だんだん、

その頻度が多くなってきていました。

 

ラティルから返事がないので、

侍従長は、彼女に

大丈夫かと尋ねました。

ラティルは、ぎこちなく笑いながら

大丈夫だと答え、

侍従長に仕事を続けるように

手で合図を送りました。

彼は首を傾げながらも

再び自分の机に向かいました。

 

ラティルが今回見たドミスの記憶は、

以前の時のように

殴られたり、追われたりして

恐い思いをしなかっただけ、

ましでした。

ドミスは怖がっていましたが。

 

それよりも、

ラティルの心をつかんだのは、

目が覚める前に、自分に向けられた

カルレインの笑顔でした。

ドミスの記憶の中で、

とても素敵なカルレイン。

あのような微笑は、

ラティルの前では

一度も見せたことがなく

全く予想外の相手に好感を持った時に

出て来るような微笑。

初対面の人を見た時に出る笑顔でした。

それを思い浮かべた瞬間、

ラティルの胸がズキズキ痛みました。

 

勘違いした。

あれは、私に向けられた微笑ではない。

ドミスへの微笑だった。

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プライドの高いラナムンが

それを捨ててまで、

ラティルの寵愛を得るべきかと

真剣に悩んでいたのは、

彼の気持ちが少しずつ

ラティルに傾いているからなのかも

しれません。

彼が考え事をするために選んだ場所が

湖畔の東屋だったのも、

土砂降りの雨の中、

ラティルと一緒に、

同じ傘に入った思い出が

あるからなのかなと思いました。

 

彼は、本当に真剣に

そのことについて

考えていたのだと思います。

そこに至るまでにも

悩んだような気がします。

ラナムンにとって、

一大決心だったのに、

それを邪魔した怪物。

恐いというよりも、

自分の世界を壊した

面倒臭い存在としか

思えなかったのでしょうね。

大神官が怪物と

同列にされてしまったのは

気の毒ですが、

空気の読めない大神官は

時に煩わしく思われても

仕方がないのかも。

そして、目の前に怪物がいるのに

瞬き一つしないラナムンは

かなりの大物だと思います。

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