自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 131話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 129、130、134話 タッシールはクラインの親友?

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131話 唾を飲み込むことができないラティルでしたが・・・

◇良い試み◇

唾を飲み込まないのも変なので

ラティルは、躊躇いながら

ラナムンの目元に手を当てて、

彼が目を閉じた隙に

唾を静かに飲み込みましたが、

何を間違えたのか、

その音が大きすぎました。

 

ラティルはちらっと

ラナムンを見ましたが、

幸いなことに、

音が聞こえなかったのか、

ラナムンは何の反応も

示しませんでした。

音が聞こえたら恥ずかしいので、

ラティルは良かったと思い

ラナムンの目元から手を退けましたが

その瞬間、彼の口の端が

少し上がっていました。

ラティルは急いで、

彼の目を覆いましたが、

ラナムンの口の端は

上がる一方でした。

ラティルは何もできなくて、

うろたえました。

 

理性は、

人は唾を飲み込むものだと

抗議していましたが

なぜ、人の心は

思い通りにならないのか。

ラティルは咳ばらいをすると、

ラナムンは彼女の手の上に

自分の手を重ねました。

そして、彼は

ラティルの手を下すと

ラナムンの灰色の瞳が現れました。

彼は冷たい表情でしたが、

瞳は、

あからさまに面白がっていたので

ラティルは再び彼の目を覆いました。

彼は、今度は手を下ろさず、

 

こんなのがお好きなのですか。

 

と呟きました。

 

まるで彼は、ラティルのことを、

人の目を覆って、

からかうのが好きな人のように

思っているようなので、

彼女は手を下ろしました。

すると、ラナムンは手を上げて

ラティルの首の前を軽く撫でました。

彼女は思わず目を閉じて

首を後ろに向けると、

首筋に触れているラナムンの手が

大胆になりました。

ラティルは天井に向かって

大きく深呼吸をしました。

しかし、首を伝って下りて来た

ラナムンの手が、

ラティルの服のボタンに触れると、

彼女は彼の手の上に

自分の手を重ねて首を振り

 

良い試みだった、ラナムン。

 

と言いました。

 

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◇友達◇

クライン様は皇子様である上に

陛下が寵愛されいてるので

現在、皇配の座に一番近いですね。

 

とタッシールが煽てると

クラインは豪快に笑って、

タッシールは話がうまいと

言いました。

 

タッシールは、

クラインと仲良くなって

良かったと言うと、

自分たちは親しかっただろうかと

クラインに聞きました。

しかし、タッシールは、

かましく腕を組んで

 

親友ではありませんでしたか?

 

と尋ねると

クラインはしばらく考えた後、

頷き、

自分が損することはないからと

答えました。

 

最近、ラティルの寵愛が

クラインに集中しているので、

彼の心が広くなっているのと、

タッシールは、

彼が寵愛を受ける前から、

クラインに良く接していたので

ハーレム内で、

クラインと一番親しいのは自分だと

表現することができました。

「自分が損をする」という言葉は

十分気分が悪いけれど、

タッシールは、

そんな素振りを見せずに笑いました。

 

クラインの侍従のバニルは、

あの商人は、

「我が皇子様路線に乗るのだろう。」

と思いながら、

タッシールの侍従のヘイレンに

好意的に笑いかけました。

ヘイレンも一緒に笑いましたが、

彼は、タッシールが

クライン路線に

乗ろうとしているのではないことを

確信していました。

 

ヘイレンの知っているタッシールは、

必ずしも皇配の座を狙う人では

ありませんでした。

皇配の席よりも、

側室の方が得だと判断すれば、

操り人形の皇配を立てても

構わないと思う人でした。

そして、今、ハーレムの中で

皇配の地位に

最も近い人はいませんでした。

クラインが上がってきているけれど

外国人である上に、

タリウム内での勢力が

足りませんでした。

誰が皇配になるのか不確かな状況で

タッシールが

1人の側室と親しくすることで、

他の側室たちを敵に回すはずが

ありませんでした。

 

ところが、クラインに

ありとあらゆる良いことばかり

話していたタッシールが、

突然どこかを見て

 

えっ?

 

と眉を吊り上げました。

タッシールのお世辞に

思い切り気分の良くなっていた

クラインも、

タッシールの視線に沿って

首を回すと、

サーナット卿が

カルレインの部屋から出て来るのを見て

眉を顰めました。

クラインは、元々、

サーナット卿が好きではなかったけれど

最近、彼がカリセン皇室のことに

口出ししたので、

さらに腹が立っていました。

彼を遠くから見るのも嫌でした。

そのため、タッシールが

変だと呟いても、

クラインは、

サーナット卿に背を向けて、

 

彼はいつも変だ。

もっと変になっても

俺には関係ない。

他へ行こう。見たくもない。

 

と言いました。

しかし、タッシールは

クラインの言葉に屈せず、

サーナット卿は、

他人事には無頓着なのに、

カルレインと

親しく過ごしているのは不思議だ。

2人の接点はないし、

身分も違うと話しました。

 

クラインは、

どこかで目が合ったのだろうと

話すと、タッシールは

カルレインが羨ましい、

自分もサーナット卿と

仲良くなりたいと、

目が細くなるまで笑いながら

言いました。

クラインは、ますます不愉快になり

自分の友達でいたいなら、

サーナット卿と付き合うなと

警告しました。

 

こんなに独占欲が強くては・・・

 

とタッシールが呟くと、

クラインは、独占欲という言葉に

反応しましたが、

タッシールは彼と腕を組んで、

サーナット卿とは別の方向へ

クラインを引っ張って行き、

機嫌をとりました。

 

クラインは鼻で笑いながら

タッシールが引っ張っていく方向へ

歩いて行きましたが、

自分と友達でいたいなら、

自分が嫌いな人たちとは

懇意にするなと小言を言った後で

突然眉を顰めて立ち止まりました。

タッシールが引っ張っても

クラインが動かないので、

タッシールは彼から腕を離して

どうしたのかと尋ねました。

クラインは返事の代わりに

サーナット卿のいた方を

振り返りました。

 

サーナット卿は

他人事には無頓着だと言った。

 

とクラインが言うと、、

タッシールはその通りだと

返事をしました。

 

そんな奴が、

人の仕事に口出ししたら?

 

と尋ねると、タッシールは

他人事ではないと答えました。

 

クラインは眉間にしわを寄せました。

サーナット卿にとって、

ヒュアツィンテのことは

全く他人事なのに、

どうして急に口出ししたのか、

考えれば考えるほど変だと思いました。

 

タッシールは、そんなクラインを

怪訝そうに眺めていましたが、

何かを悟ったように目で笑うと、

クラインに、サーナット卿のことが

気になるのかと尋ねました。

クラインは、

ずっと気になっていることが

あるにもかかわらず、

それが何なのかわからなくて、

わざわざ回り道をしました。

タッシールはクラインのそばへ行き

並んで歩きながら、彼の耳元で

相談に乗ると、囁きました。

クラインが横を見ると、

タッシールは、

いっそう激しく笑いながら、

 

私は頭を良く働かせる方です。

お友達。

 

と言いました。

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◇仮面をかぶる理由◇

ひんやりとした地下城の中で、

トゥーラは、

ラナムンの所へ送った怪物が

任務を遂行したかどうかわからず、

苛立っていました。

そのそばで、

狐の仮面は鼻歌を歌いながら、

何かを整理していたので、

トゥーラは、何を見ているのかと

尋ねました。

キツネの仮面は手を休めて

トゥーラの方を向きました。

その瞬間、彼は

表情の分からない、

あの仮面を恐いと思いました。

以前は考えたこともなかったけれど

あの仮面の下で、

彼が自分をどう見ているのか

気になりました。

 

狐の仮面は楽譜だと答えました。

仮面の下に現れた唇が微笑むと

トウーラは少し安心しました。

狐の仮面は

ロードの好きな曲が載った楽譜で

歴代ロードは皆、

この曲が好きだったと付け加えると

自分がロードかどうか

不安なトゥーラは

自分が試験を受けているような

気がしたので、

 

それなら、私も好きだろう。

 

と仕方なく答えると、

狐の仮面は笑いました。

 

彼は立ち上がると、トゥーラに

 

演奏しましょうか?

 

と尋ねました。

聞きたくはなかったけれど、

トゥーラが仕方なく頷くと

狐の仮面は楽譜を持って

ピアノに近づき、

椅子に座りました。

彼が袖をめくると

傷のない滑らかな手が現われました。

トゥーラはその姿を

重苦しい様子で見ました。

 

狐の仮面は、

その気持ちよりも重い鍵盤を

数個同時に叩きました。

トゥーラは、

その低い音を聞きながら

自分も知らないうちに目を閉じました。

 

彼は、部下の顔色を窺う自分を

情けないと思いました。

流されないようにしようと思っても

不思議なことに、

一度、顔色を窺い始めると

止められなくなりました。

自分はロードなのに、

自分のために用意された部下に

動揺してはいけないと思いました。

不快になったトゥーラは

狐の仮面に、

ピアノを弾くのを止めるように

命令すると、彼は首を傾げて、

まだ曲を

弾き始めてもいないのにと言いました。

しかし、トゥーラは

静かな方がいいと命令すると、

狐の仮面は、

しばらく考えた後で、頷き、

ロードの嫌がることはできないと

言いました。

 

狐の仮面の素直な態度に

トゥーラはほっとして、

こうすれば良いと思いました。

自分がロードらしい姿を

見せれば見せるほど、

狐の仮面は

自分に従うだろうと安心するや否や

 

ラナムンに送った128号は

死んでしまいました。

 

と狐の仮面の平然とした声が

剣となって、

トゥーラをかき乱しました。

狐の仮面は

ピアノの蓋を閉めながら、

半分身体を回して笑いました。

そして、

 

それでなくても、

黒魔術師の数が足りないし、

ダークリーチャーは

いくらもいないので、

むやみに使ってはいけません。

 

と注意しました。

 

狐の仮面の笑顔を横から見ると

何だか嘲笑われているようで、

トゥーラは腹が立ちました。

狐の仮面の話し方が

部下らしくないので、

なおさらでした。

 

狐の仮面は

ピアノから立ち上がり楽譜を取ると

尋常でない空気を感じたのか、

 

ご無礼でしたら申し訳ありません。

しかし、ロードは

人間として

過ごしていた時の記憶の方が

多いからです。

 

と謝りました。

 

しかし、トゥーラは

その謝罪さえも

嘲りのように感じられたので

目をそらすと、

 

大丈夫です。

そうかもしれません。

 

と言いました。

 

狐の仮面が、

あのような態度を取るということは

彼が自分を間違って連れて来たと

思っていることは明らかで、

トゥーラはプライドが傷つきました。

狐の仮面が後ろを向いて

楽譜を見ている時、

トゥーラは彼を睨みつけました。

すると、突然、

怒りがこみ上げてきました。

ラナムンが本当のロードだとしても

彼も覚醒しなかったのは同じでした。

狐の仮面も、

ラナムンを連れて来て

試すことができないので、

放っておいていると思いました。

 

トゥーラは、

自分が偽ロードだとしても

狐の仮面の顔色を

窺う必要はないと思いました。

 

怒りを抑えきれなくなったトゥーラは

玉座から立ち上がると

狐の仮面に近づきました。

彼を困らせることで、

奪われた勢いを取り戻さなければと

思いました。

 

ちょうど楽譜を片付け終えた

狐の仮面は

不思議に思って振り返ると、

トゥーラは、彼に、

いつも気になっていたけれど

どうして顔を隠してるのかと

尋ねました。

狐の仮面は、

以前、話した通り

これが規則だと答えました。

 

トゥーラは

 

お前たち吸血鬼は

長生きしていると、

顔と名前が変わる場合があり、

上層部は動物名と仮面を使って

お互いを呼ぶと聞いた。

そうしないと、区別がつかないと。

 

と言いました。

 

よく覚えていると

微笑む狐の仮面にトゥーラは

仮面を脱ぐように命令しました。

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狐の仮面が吸血鬼?

もし、

ゲスターが狐の仮面なら、

彼も吸血鬼ということ?

狐の仮面の手に

傷がなくて滑らかなのは、

年も若くて、

全然、苦労をしていないからだと

思いますが、

長生きしていたら、

ずっと手がきれいなままでいるのは

無理なような気がしますが・・・

狐の仮面については、

まだまだ、

分からないことだらけです。

 

タッシールでさえ知らなかった

サーナット卿とカルレインの関係。

この2人についても、謎だらけです。

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