4話 美紗は、 自分にできる最高の復讐として、 麗奈に友也と結婚させることを 決意しました。
待ち合わせ場所に現れた
麗奈と友也。
彼女も美紗のことを心配して
一緒について来たという友也。
今日は自分が奢ると言う麗奈。
そして、彼女に
体調はどうかと聞かれたので
美紗は、お腹が少し痛かったと
答えましたが、
心配するふりは相変わらずだと
思いました。
麗奈は、
お揃いにしようと言って
美紗にもプレゼントした
イヤリングを付けていました。
以前の美紗は、
それが自分に似合わないことを
知らずに付けていました。
友也は、
タイプの違う2人が
友達と聞いて驚いたと言うと、
麗奈は、
美紗は子供の時から
友達がいなかったので
いつも自分と一緒にいた。
自分は背が低いままだけれど、
美紗は巨人のように
大きくなって羨ましいと
言いました。
それを聞いた美紗は、
心の中で「ぶりっ子」と
思いました。
そして、麗奈は
友也に手を出させて、
自分の手と合わせると
彼の手は
美紗と同じくらい大きい。
自分も美紗のように
きれいな巨人になりたいと
言いました。
すると、美紗は
同じ給食を食べていたのに、
麗奈が食べた分の栄養は
どこにいったのかと
皮肉を言ったので、
うまく返事ができない麗奈は
3人で初めて飲む記念に
乾杯しようと言って
ガラスを持ち上げました。
美紗は、
この2人とグラスを合わせるだけでも
虫唾が走ると思いましたが、
上部だけの偽善がどこまでもつか
様子を見ることにしました。
注文した豚足が運ばれてくると
麗奈は気持ち悪いと言い、
豚足が好きな美紗に、
それは、そんなに美味しいのかと
尋ねました。
すると、美紗は、
どうして麗奈はそんなことを言うのか。
先日、２人で豚足を食べて
お酒もかなり空けたと
本当のことをバラすと
麗奈は、しらばっくれました。
次に鍋に入ったおでんが
運ばれて来ましたが、
鍋を持っていた従業員に
通りかかった人がぶつかり
おでんの汁が
美紗の手首にかかり、
火傷をしてしまいました。
麗奈は痕が残ったらどうしようと
心配して、
美紗に手を見せてと言いましたが
彼女は麗奈の手を払い退け
トイレに行って
手首を冷やしました。
オフィスでは転ばなかったけれど
エレベーターの前で転んだ。
ヘアアイロンで火傷をしなかったけれど
おでんの汁で火傷したので
結局、この人生でも
あのいかれた男と
結婚することになるのかと
美紗は暗い気持ちになりましたが、
絶対にそうはさせないと
決意しました。
麗奈はとてもお酒が強いのに
すぐに顔が赤くなる体質を利用し、
酔ったふりをして友也に絡み、
美紗のどこが好きなのか尋ねました。
彼は、彼女がいい子で頭が良くて
仕事ができると答えました。
麗奈は、それに同意して
友也は人を見る目があると誉めますが
美紗は、
２人で勝手なことを言っていると
思いました。
そして、
おでんを食べさせてと言う麗奈の口に
おでんを突っ込むと、
彼女はむせたので、美紗は、
麗奈が大分酔っていると言って
タクシーを捕まえて
麗奈を送ると言いました。
そして、酔っていないと言う麗奈を
無理矢理タクシーに乗せて
帰らせました。
美紗は、
これだけ簡単に消せるものを
今まで、どうして我慢して来たのかと
思うのでした。
一方、友也は麗奈がいた方が楽しい。
美紗は愛嬌もないし、
見た目も今一つだと思いました。
そして、酒に弱い麗奈を
可愛いと言う友也に
美紗は呆れますが、
自分たちは、
もう少し酒を飲もうと誘います。
そして、美紗のメガネに
何か付いているのを友也に指摘され
美紗はメガネを外しますが、
その顔を見た友也は、
その方が綺麗なので
レーシックでもしないかと
勧めました。
美紗は、その費用のために
株でもやろうかなと言って
友也から株の情報を聞き出しました。
その後、別れ際に、
友也から額にキスをされた美紗は
気持ち悪いと思いました。
そして、部屋の中で
先程、友也から聞いた株の情報を
録音したものを聞きながら、
彼からの慰謝料を
ありがたくいただくと
呟きました。
本当は酔っていないのに、
酔ったふりをして、
男性に絡んだり、
介抱してもらいたがったり
本当は好きな食べ物なのに
こんなのを好きだと言ったら
男性に嫌われると思い
わざと嫌いだと言う女性は
現実にいるだろうと思いながら
マンガを読みました。
そんな女に引っかかる男は
見る目がないと思いますが、
中身を見ないで、
外見だけで女性を判断する
友也も、大した男ではないので
麗奈と友也は
お似合いのカップルだと思います。
