自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 293話 原作 ネタバレ 先読み クラインが皇配になりたい理由

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

293話 クラインに、皇配になるのを手伝って欲しいと言われたカルレインでしたが・・・

◇平民は皇配にならない◇

クラインは、

それなりに勇気を出して、

真剣に話したのに、

タッシールに笑われたので、

顔が赤くなり、

側室になったので、

皇配の座を狙うのが当たり前だと

抗議しました。

彼は、タッシールも

自分がバカな皇子だと思って

笑っているのかと思い

内心、恥ずかしくなりました。


元々クラインは、誰が何と言おうと

全然気にしませんでしたが、

皇配を狙うなら、

今後、気を使う必要があると

考えていました。

それなのに、

初めて懐柔しようとした人が

大笑いしたので、

少し恥ずかしくなりました。

 

タッシールは、

もちろん当然のことだと、

なだめるような口調で話し、

さらに笑みを浮かべて、

ただ少しびっくりしたと

話しました。


クラインは、

国事に関心もないバカな皇子が

皇配の座を狙っているからかと

尋ねました。

タッシールは、

国事は皇帝がするので、

少し愚かでも問題ない。

都合が悪ければ、

有能な秘書を置いてもいいと

答えました。

クラインは、笑いながら

「そうだよね?」と問い返しましたが

何か変だと思い、躊躇しました。

タッシールは素早く話を変え、

なぜ、急に自分に

そんなことを聞くのかと尋ねました。

クラインは躊躇いましたが、

以前は自分一人が強ければ

それでいいと思っていたけれど、

今回、色々なことを経験したことで、

言葉にも力が必要であることを知った。

今まで、

自分に従う貴族や官吏がいなくても、

自分は皇子だから、

不便なことが一つもなかったと

タッシールの信頼を得るために、

率直に打ち明けました。

 

タッシールは、クラインが

今も尊い皇子だと言いました。

しかし、

クラインはそれを否定しました。

そして、彼の顔色が暗くなり、

彼は拳を握りしめ、

虚空を凝視すると、

父親が生きている時は、

彼の威勢のおかげで、

兄が健在な時は 、兄と仲がいいから

皆、自分の顔色を窺っていたことを、

兄が倒れてから知った。

彼が倒れると、皇子というのは

何の役にも立たなかった。

まともに捜査を受ける前に

連れて行かれ、

すぐ監獄に入れられた。

自分が皇子として力を持つのは

たとえ、それが父や兄の顔色を

窺っていたとしても、

他人が自分を皇子として

扱う気がある時だけだったと

話しました。


タッシールは、

心の中で舌打ちをしました。

ただ、皇配の座が好きだから、

皇配をやると言って

走ってきたと思っていたのに、

タッシールが思っていたよりも

世間知らずの皇子は、

今回の事件を通して、

色々と考えたようでした。


タッシールは、

クラインが気苦労した話を聞き、

この親友は涙が出ると言って、

涙を拭くふりをしました。

クラインは、照れくさいのか、

顔がさらに赤くなりました。


タシールは、

クラインの気持ちは

よくわかったけれど、

なぜ、あえて自分に

助けを求めたのかと尋ねました。

実は、タッシールが

最初にした質問もこれでしたが、

クラインが聞き間違えて

他の答えをしたのでした。

しかし、クラインが

恥ずかしいのではないかと思い、

タッシールはその話はしませんでした。

 

クラインは、

タッシールは能力もあるし、

頭もいいし、

皇帝の信頼も得ているけれど、

残念なことに、平民だから

皇配に絶対なれないと言いました。


タッシールは笑顔で、

コーヒーを一口飲みました。

クラインは、

タッシールの顔色を窺いながら、

気を悪くしないで欲しい。

彼が、平民だから、

軽んじているわけではなく、

平民出身の皇配は、

一度も出たことがないと

付け加えました。

しかし、タッシールは

今まで、男性側室を率いる女性皇帝も

出たことがないと、

心の中で呟きました。

 

クラインは、

タッシールが優れた策士になれるし、

自分と一番親しい友達なので、

自分たちが仲間になれば

とても良いと思うと言いました。

タッシールが笑いながら頷くと、

クラインは希望に満ちた目で、

自分の味方になってくれるのかと

尋ねました。

しかし、タッシールは、

数日前、ラナムンにも

同じお願いをされた。

どうしたらいいかと、

クラインが予想もしていなかった

返事をしました。


呆れたクラインは、

ラナムンとタッシールは

親しくないと叫びました。

タッシールは、それを肯定し、

自分の親友はクラインだと

言いました。

 

クラインは、

それを受け入れたりしていないよねと

尋ねました。

タッシールは、

ひどく申し訳なさそうな顔をして、

自分はクラインの言う通り、

平民なので、

有力な公爵家の令息に、

そのように提案されたら、

断るのは難しいと答えました。

それを聞いたクラインは、

驚いて半分立ち上がり、

タッシールは自分の友達なのに、

ラナムンの味方をするのかと

尋ねました。


タッシールはため息をつき、

笑いながら、

まだ、承諾していないと答えました。

その言葉を聞いて、

クラインは腰を下ろしました。

タッシールは、

口では、手伝うと言ったけれど

心の中では、

きちんと決めていなかった。

それに、自分の親友である皇子が、

これ程までに、

手伝ってくれと言うとは

予想していなかったと

話を続けました。

 

クラインは、

自分の味方をしてくれるのかと

尋ねました。

タッシールは、

心は切に皇子の味方だけれど、

自分は、

食べさせなければならない家族が

無数に多い。

ラナムンがクラインの家族に

害を及ぼすことはできなくても、

平民である自分の家族に

害を及ぼす可能性がある。

自分が間違えたせいで、

被害を受ける家族のことを考えると、

簡単に決めることができないと

答えました。

一体どうすればいいのか。

クラインは、

タッシールの意図が分からず、

美しい目をパチパチさせました。

一方、タッシールの目は

ずるがしこそうに曲がっていました。

彼は、自分がどちらを助けるのが得か

クラインに先に見せて欲しい。

そうすれば、

自分も皇子を信じて従うと

言いました。

 

クラインは

タッシールの言葉の意味が

理解できませんでしたが、

ここで分からないと言えば、

自分が本当に

馬鹿だと思われると思い、

タッシールの言う通りだと

頷きました。

 

タッシールは、

クラインのような友達がいて、

本当に心強い。

分かっているよねと尋ねました。

クラインは、

当然、知っていると答えました。

◇側室ランキング◇

クラインが、

首を傾げながら去った後、

わざわざ時間をかけて、

おやつを持ってきたヘイレンは、

それを食べながら、

クラインが何を話しに来たのかを

聞くと、彼は呆れて、

なぜ、皆、タッシールが

皇配にならないと思っているのかと

叫びました。

タッシールが少し陰険で、

少し麻薬商みたいで、

少し本音が分からなくて

疑わしいけれど、

それ以外は、全て立派なので、

平民であるという理由で

軽視されていることに、

腹を立てました。

 

タッシールは、

平民だからだと返事をしましたが、

ヘイレンは、

平民であれ貴族であれ、

皆、同じ側室なのに、

雑誌の側室ランキングを見ると、

タッシールが平民だという理由で

小さな肖像画すら載せていないと

文句を言いました。


タッシールは、

それを見ているのかと尋ねました。

ヘイレンは、もちろん毎月見ている。

それも情報だし、世論だからと

答えました。

 

タッシールは、

自分の順位は高いのかと尋ねました。

ヘイレンは答えなかったので

タッシールは、低いのだろうと

予想しましたが、

ヘイレンは、中間ぐらいと答えました。

タッシールは、

1位は誰なのかと尋ねました。

ヘイレンは、

人魚だ。

物珍しいようで、

雑誌の記者たちは、

人魚の顔を求めて大騒ぎしている。

彼の顔が分かれば、

ハンサムなので、

しばらく順位が固定されると

舌打ちしました。


一方、タッシールは、

ニヤニヤ笑ってばかりいるので、

ヘイレンは訳もなく腹が立ち、

お菓子を食べ続けました。

そして、タッシールに、

どうするつもりなのか。

誰を助けるのかと聞きました。


ずっとおやつに、

手をつけなかったタッシールは、

最後に残ったお菓子を一つ口に入れ、

2人が、

自分を助けることになるだろうと

告げました。

◇仮面舞踏会◇

側室同士が、

三角関係になっていることを

知らないまま、

ラティルは仕事をすることで

怒りを昇華していました。

カルレインが

狐の仮面に聞いてみようと

言ったので、

彼女は、その謎の狐の仮面に

ついに会うことになると

思いましたが、

狐の仮面が仮面をかぶっているのは

彼が高慢だからだと思いました。

ラティルは力を入れて

一文字一文字を書きながら、

狐の仮面は高慢だと、

悪口を言いました。

自分がロードであることも

知られているので、

狐の仮面も、仮面の下の顔を

自分に見せる必要があると思いました。

しかし、カルレインは、

狐の仮面に会いに出かけようとする

ラティルを捕まえると、

狐の仮面は恥ずかしがり屋で

顔を簡単に見せたりしないので、

自分が先に聞いてみると

言いました。

ラティルは、

カルレインが聞いてくる間に

執務室で働きました。

そして3時間後、カルレインは

狐の仮面は恥ずかしくて

顔を出したくないので、

ラティルが仮面舞踏会を

開いてくれれば、

仮面をかぶって行くという

狐の仮面の伝言を伝えました。

 

ラティルは呆れました。

仮面の下を見たいと言っただけで、

服を脱げとは入っていないのに、

一体どうして、

仮面の下の顔を見せないのか。

しかし、ラティルは、

彼の顔を確認するために

会うのではなく、

地下城でアナッチャが

黒魔術を身につけたかどうか

聞きたいだけなので、

ラティルは渋々承諾しました。

その話をしている間に、

ラティルは、カルレインが

聞いて来てくれればいいとも

言ってみましたが、

彼は、自分の頭が鈍くて、

彼の言葉を

うまく伝えられないので、

狐の仮面は、

直接、ラティルに話したいと

言っていると伝えました。

 

ラティルは怒りを抑えながら、

一体、誰なのかと呟いたので、

書類を整理していた侍従長

ラティルを見つめました。

彼女は急いで、

署名済みの案件を横に押し、

近いうちに、

小さな規模の仮面舞踏会を開くと

侍従長に指示しました。

彼は驚きましたが、ラティルは、

最近、舞踏会を長い間開いていない。

カリセンとの雰囲気が良くないので、

自国の貴族たちの

面倒を見る必要があると話しました。


貴族たちも、自分たちだけで

舞踏会を開いたりするものの、

皇室で開く舞踏会とは

規模が違いました。

宮殿での舞踏会は、

貴族たちが集まり、

彼らの雰囲気を察し、

様々な情報を掘り起こし、

人々を縛るのに、

非常に重要な役割を果たしました。

しかし、

様々なことが相次いで起こった上、

このようなことを主導する

皇配がまだいないため、

ラティルは即位後、

歴代皇帝の中で最も行事を少なく

開いていました。

おそらく、

社交界活動が好きな貴族たちは

今頃、窮屈で死にそうだと思いました。

侍従長も、

あれこれ考えているうちに、

舞踏会を開いたほうがいいと思い、

「はい」と返事をしました。

そして、どの側室に

準備をさせるのかと尋ねると、

ラティルは、

母親に任せるようにと

指示しました。

 

先皇后がいるなら、

皇配がしなければならないことは

先皇后にしてもらえばいい。

侍従長は訳もなく残念になり、

小さな声で、

「分かった」と返事をしました。

◇消えた植木鉢◇

先皇后シェイトは

皇后としての役割に

熟達していました。

彼女は娘に頼まれると、

あっという間に人々に招待状を送り

舞踏会の準備までこなしました。

先皇后が、

倉庫にどんな物がすでにあるのか、

どんな物を持ってきて使えるのか、

全てを把握していたおかげで

これらすべてが、

1週間で処理されました。

 

狐の仮面に会う前日、

ラティルは最近、

行く度に会えなかった

キルゴールを思い出し、

客用宮殿に行ってみました。

幸い、今回は行く度にいつも会う

月楼の王子に会いませんでした。

ラティルは、先生10人を

付けた甲斐があったと思いました。

 

ラティルは、

いつも月楼の王子と

喧嘩をしていた場所を離れ、

キルゴールが泊まる部屋に

歩いて行きました。

ラティルはまだ、キルゴールを

側室に入れるべきかどうか

悩んでいました。

彼を手放したくないけれど、

身近に置くには、

危険すぎる吸血鬼でした。


キルゴールの部屋の前に立つと、

急に緊張感が湧き起こりました。

一番最初に、

彼に花束を差し出した時を除いて

彼に近づく時は、いつもこうでした。

 

短く息を吸ったラティルは

ノックをして「キルゴール。入るよ」

と言って、扉を開きました。

一体どこに行っているのか、

その日もギルゴールはいませんでした。

それだけではなく、

彼が部屋の中に

いっぱいに並べた植木鉢も

一つも見えませんでした。

部屋に植木鉢がないだけなのに、

ラティルはそれを見た瞬間、

鳥肌が立ちました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

平民が皇配にならないというのは

クラインの思い込みですよね。

今回のお話を読んで、

やはりタッシールは

皇配になる気満々だと思いました。

 

クラインは、

死にそうな目に遭ったおかげで、

意識が変わったのは良かったですが

皇配になりたいのなら、

それにふさわしい教養を身に着け、

勉強をし、自分自身を、

もっと磨く必要があると思います。

 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain