自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

私の夫と結婚して 68話 番外編 10話 最終話 ネタバレ 幸せな家族

68話 いよいよ最終話です。

 

MW財団の会長となった美紗に、

秘書は、

もうすぐ小児病院を訪問する時間だと

告げに来ました。

杏の様子はどうなのかと尋ねる美紗に

秘書は、

もうすぐ手術なので、

できるだけ安静にしていると

答えました。

美紗はすぐ行くと言って、

コートを羽織ると、

車を回すよう指示しました。

 

美紗は、

10年あまり投資して来た

株式と仮想通貨の一部は再投資し、

その残りで、財団を設立しました。

父親がプレゼントしてくれた

新しい人生を、もう少し

意味のあるものにするために、

また、他の人々に

新しい人生をプレゼントするために

設立した財団でした。

 

子供病院にやって来た美紗は

NICUに行きました。

そして、たくさんのチューブが

つなげられている杏に、

とても苦しいだろうけれど、

少しだけ我慢してと話しかけました。

 

それよりも少し前、美紗は、

生後1カ月で

大動脈縮窄症と診断された

杏と会い、

手術が必要だけれど、

母親は出産の途中で亡くなった。

母親は未婚で家族が誰もいないと

医師から話を聞きました。

彼女は、

こんなに可愛い子なのに気の毒だ。

自分の財団が全額負担するので

早めに手術日を決めて欲しいと

赤ちゃんの頭を撫でながら言いました。

そして、杏に

自分の指を握らせながら、

自分が助けてあげると話しかけると

杏はニコニコ笑いました。

 

美紗は杏に頑張れと

励ましました。

美紗は、窓から外を眺めながら

ちょうど、この頃、

誰も来ない病室で、

人生最後の空を眺めていたと

回想しました。

そして、

あんなに辛くて寒かったけれど

春が来たと呟きました。

家でため息をつく美紗に、

亘は、これで14回目だと言って

カップを渡しながら、

何かあったのかと尋ねました。

 

美紗は、

この前、話した赤ちゃんが

明日、手術をするけれど、

うまくいくかどうか。

行ってみたいけれど、

時間がないと答えました。

 

亘は、

あまり心配しないように。

きっとうまくいくと言いました。

 

美紗は、

あの赤ちゃんを見ていると、

自分の昔の姿が浮かんで来る。

未来に希望が持てなくて、

自分にできるのは

明るく笑うことだけだったと呟き

再び、ため息をつくと、

亘は美紗の頬に触れ、

自分を見るように。

今の美紗は1人ではない。

赤ちゃんも1人ではない。

美紗がいると言いました。

 

美紗は亘の手を握ると、

赤ちゃんも、

そう思ってくれるだろうかと

尋ねると、

亘はもちろんだと答えました。

そして、手術当日、

手術室の前に走って来た美紗は、

亘に、杏はどうなったのか。

まだ、手術が終わっていないのかと

尋ねたところ、亘は、

少し時間がかかっているけれど

心配しないようにと答え、

美紗を椅子に座らせると、

手術は問題ないようだと

告げました。

 

赤ちゃんは、

手術室に入る前に泣かなかったか、

痛がっていなかったかと

尋ねると、亘は、

辛いはずなのに、自分を見て

笑ってくれたと答えました。

美紗は、良かったと

安堵のため息をつきましたが、

 

美紗は、

会社には何と言って来たのか。

また、サボったのかと

亘を問い詰めました。

亘は、頬をポリポリかきながら、

前田が何とかしてくれると

返事をしました。

 

美紗は、

昨日、杏の話をしたので

わざわざ来てくれたのかと

尋ねました。

亘は、

会社の仕事と同じくらい、

妻の仕事も重要だから当然だと

答えました。

美紗は感動しました。

 

美紗は、ずっと前から

杏のことが気になっていた。

自分も病気になったから

分かるけれど、

身体の痛みより辛いのは、

寂しい気持ちだと話しました。

亘は、その気持ちが分かると言って

美紗の手を握りました。

 

そして一か月後、

看護師は、

一般病棟に移った杏が

とても順調に回復している。

全て美紗のおかげだと告げましたが

美紗は、自分は何もしていない。

昼夜を問わず、

赤ちゃんの面倒を見てくれた

看護師と、

大手術に耐えた杏が

一番大変だったと話しました。

杏は、美紗を見て

ニコニコ笑うと、看護師は、

杏は、

美紗と亘のことが分かっている。

一度、抱いてみるかと尋ねました。

美紗は、杏を抱くと、

可愛いと言いました。

そして、こんなに可愛い子に、

家族の幸せと愛を

教えてあげたいと思いました。

亘も、本当に可愛いと言いました。

 

美紗は、

どうしてこんなに可愛いか

分かるかと尋ねると、亘は、

うちの娘だからかと答えました。

 

美紗は、自分たちが見ても、

こんなに愛おしいのに、

会長が見たら大変なことになると

話すと、亘は、

初めての女の子なので、

あまりの可愛さに

倒れるかもしれないと言いました。

 

血が繋がっている者だけが

家族ではないと美紗が言うと

亘は、自分と母親と未来のように

杏とも家族になると話しました。

そして20XX年4月10日。

美紗に似ている末娘が

彼女の家族の所にやって来て、

新しい人生を始めました。

 

赤ちゃんに、

離乳食をあげると言う翔。

赤ちゃんに紙飛行機を

作ってあげたと言う昴。

そして、兄さんは、

昨日、赤ちゃんと遊んだので

今日は自分が遊ぶ番だと

文句を言う昴。

嫌だ、じゃんけんで決めると

返事をする翔。

 

しかし、美紗は、

自分は何て言ったっけ。

杏の前で

喧嘩をしていいのかと尋ねると

双子は、ダメだと答えました。

 

そこへ、

右手に3男の充を抱きかかえ、

左手首に買い物袋を下げ、

手にサッカーボールを持っている

亘が帰って来て、

久しぶりに息子たちと

サッカーをしようと思い、

サッカーボールを1個買って来たと

言いました。

翔と昴は、

サッカーをしようと亘を急かし、

充は杏に

プレゼントを買って来たと言って、

美紗に渡しました。

杏に良かったねと話しかける美紗。

 

充は、

自分と父親がプレゼントを選んだ。

杏によく似合うと思うと

言って、プレゼントの箱を

赤ちゃんに開けて見せました。

中身はリボンで、

それをつけた杏は喜びました。

 

杏の頭の上に、

蝶が止まっていると言う亘。

誰に似たのか、

センスがいいと言う美紗。

得意げな充と喜んでいる杏。

 

その後、亘と3人の息子は

庭でサッカーをし、

美紗は杏とぽん太と一緒に

その様子を見ていました。

 

亘がゴールを決めて

美紗に投げキスをすると、

かっこいいと亘を称える美紗。

しらけた目で見る3人の息子たち。

喜んでいる赤ちゃん。

 

美紗は、ぽん太を撫でながら、

幸せだよねと確認すると、

ぽん太はニャーと答えました。

 

うちの母子応援団はどうですか。

とてもきれいでたまらないでしょうと

美紗が尋ねると、亘は

急に胸を押さえて、

苦しそうに倒れました。

美紗が心配して駆け寄ると、

亘は起き上がり、

彼女にキスをしました。

しらけた目で見る赤ちゃんとぽん太。

こんな悪戯を、どこで習ったのかと

真っ赤になりながら文句を言う美紗。

亘は、驚かせたなら

申し訳ないと謝り、

美紗がきれいでたまらないので

死んだふりをしてみたと

言いました。

 

年をとっても、

変わらずきれいな猫と、

元気で可愛い3人の息子たちと

愛らしい末娘。

妻が死ねと言えば、

死んだふりをする夫。

自分は幸せになるための

全ての物を手に入れたと

思いました。

 

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とうとう最終話を迎えました。

過去に戻る前の美紗は、

母親に捨てられたことで

少し卑屈になっていて、

とにかく人生を

難なく過ごせればいいと思い

自分は前に出ることなく、

必要以上に人にかかわらないようにし

人との争いを避け、

いじめられても、自分が悪いと思い

自分から怒ってはいけないと

自分の感情を

抑え込んできたように思います。

 

けれども、

親友だと思っていた麗奈と

夫の友也の浮気の場面を目撃した時に

無難なく過ごそうとしてきた美紗の

タガが外れてしまった。

その直後、

命を落としてしまったけれど

過去に戻った後は、

麗奈と友也への怒りを

エネルギーとして、

かつては、

くすぶった焚火状態の美紗が、

勢いよく燃えるように

なったのだと思います。

そして、

今は愛をエネルギーとして

絶え間なく穏やかな焚火を

燃やし続けているのだと思います。

 

ノベルは188話もあるのに

マンガは68話で終わりなので、

省略された部分が多いようです。

 

ノベルでは、

亘と幼馴染で、子供の頃、

その女性の親と亘の親が冗談で

大きくなったら、この子たちを

結婚させようと言ったことを真に受け

ずっと、自分は亘の婚約者だと

信じていた女性が登場するようです。

 

彼女は、未来の母親(支社長)が

農場職員の出身ということで軽蔑し

学生時代に未来を執拗にいじめ、

未来が自ら命を絶とうとするまで

追い詰める。

それを知った会長(祖父)は怒り、

その事実を知った女性の父親は

娘を逃がすように渡米させたけれど

女性は反省することなく

男性と派手に遊び、

ろくに学校へも行かないという

放蕩生活を楽しんでいた。

ところが、美紗の存在を知り、

こっそり自国へ戻って来た。

そして、美紗をストーカーしていた

友也と偶然出会い、

美紗へのストーキングを

加速させるために、

友也と深い関係になり、

資金援助までしたけれど、

その女性と友也の計略に気づいた

美紗と亘は、別れた振りをして

2人を注視した。

ところが、2人の関係を知った麗奈が

自分が被害者のふりをして

インターネットサイトに、

友也と女性、美紗のことを

暴露するという

想定外のことが起きる。

けれども、亘と美紗はお金を餌に

友也と麗奈に強制的に記者会見をさせ、

亘と美紗の潔白と麗奈の偽妊娠まで

きちんと証明する。

その女性の全ての悪事が明らかになり

その家族が亘の家族と絶縁状態に

なりそうになっても、

会長に暴言を吐く女性に

腹を立てた父親は、

彼女をアフリカへの奉仕団に

強制的に参加させる、という展開です。

 

また、前話に出て来た

美紗の元カレの子を麗奈は妊娠して、

その時の超音波写真を、

友也の子を妊娠したと嘘を言った時に

使ったようです。

 

一方、麗奈は、

訪ねてくる人もなく、

他の収監者にいじめられ

一生、監獄で、寂しく過ごし、

夢も希望もない悲惨な人生を

送るようです。

 

省略した部分も

マンガで読みたかったと思いますが

そうすることで、ドロドロさが加速し

昼ドラの世界になりそうなので

省略して正解だったように思います。

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