自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 389話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 百花の正体と洞窟での攻防

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389話 聖騎士たちの制止を振り切り、百花は洞窟の中へ入って行きました。

◇ロードへの失望◇

洞窟の中を歩き続けていると、

「誰だ?」と尋ねる声が

聞こえて来ましたが、

質問に答える暇もなく、

速いスピードで何かが飛んで来たので

百花は剣で、

それを叩き落としました。

そして、

後ろから迫って来る人影を避けて

身体を横に飛ばし、

壁を足で蹴ってバランスをとると、

現れたのは黒髪の短髪の女性でした。

女が手にしている剣を見た百花は

口元を上げました。

 

アニャは、

剣をギュッと握り締めながら

目を細めました。 

彼は人間の匂いがするけれど

あれは人間の力ではないと思いました。

いくら実力が優れているとしても

平凡な人間が、

彼女の剣を正面から受けて

無事でいられるはずは

ありませんでした。

これは実力の差ではなく、

種族の差でした。

 

アニャは再び、

百花の正体を尋ねると、

意外にもドミスが、

アニャの実力では無理だと

口を出しました。

 

彼女は眉をひそめ、

それはどういう意味なのかと

尋ねましたが、

顔を合わせるのは初めてだと

百花が挨拶をすると、

アニャは彼が誰であるかを見抜き、

盟約を結んだ時に

仲立ちをした聖騎士かと尋ねました。

百花は笑いながら頷きました。


アニャの後方に見える棺桶の上で、

ドミスは赤い髪をほどいて

日光浴でも楽しんでいるかのように

座っていました。

アニャは剣をしまうことなく

百花を注視しました

ドミスが封印されている時、

彼は密かに自分を

助けてくれたようだけれど、

ドミスが目覚めた今、

あの人間が味方であり続けるかどうかは

確信が持てませんでした、

 

百花はアニャが

自分を見つめ続けていることを

知っていましたが、

彼女に用事はないので、

平然とドミスの方へ歩いて行き

彼女をじっと見つめました。

500年前に見て以来、

一度も彼女を

見たことがありませんでしたが、

その顔は記憶に強烈に残っていました。

 

やはりドミスも

百花の顔を忘れていなかったようで

彼をじっと見つめ、

洞窟へ来た理由を尋ねました。

百花は剣を掴みながら、

自分の部下の命を

奪ったからだと答えた後、

彼女は自分を来させるために

そうしたのではないかと尋ねました

ドミスは、

百花の部下は、礼儀正しくなかった。

他人の家に不法侵入したから

そうなったと答えました。


百花は、ここが家なのかと

尋ねました。

ドミスは、

自分は家だと思うと答えました。

百花は、ドミスが座っている棺桶に

歩いていきました。

彼が棺桶に刻まれた彫刻を

指先で触っている間、

アニャはドミスの顔色を窺いました。 

 

ドミスは

百花の行動を放置していましたが

彼が彫刻から手を離すと、

何をしたのかと尋ねました。

百花は、この棺が

何年持ち堪えることができるか

確認したと答えました。

ドミスは、その理由を尋ねると、

百花は笑いながらドミスを眺め

もう一度、彼女を

封印するつもりだと答えました。

 

ドミスは大笑いし、

指で百花の額を押すと、

残念だけれど、それはもう不可能だと

言いました。

しかし、百花は、

心配しないように。

500年経っても、

封印する方法はまだ覚えていると

言いました。


アニャは目を丸くして

ドミスを見ましたが、

彼女はその言葉に大笑いするだけで、

全く緊張していないし、

むしろ、ニヤニヤ笑っていました。

 

彼女は、再び百花の額を

指でつつくと、

その方法は使えない。

百花はもう、

最も純粋な魂を持っていないと言って

嘲弄しました。

 

百花の表情が歪みました。

ドミスは片方の口角を上げ、

あのひどい盟約のおかげで、

自分は百花の闇を見ることができる。

あの時代の彼の純粋さは

すでになくなったと皮肉を言いました。

その言葉に対して

百花が返事をしないでいると

ドミスは、

恥じることはない。

500年も人々の間で暮らしていれば

当然だと慰めました。

 

しかし、百花は、

別の純粋な魂の可能性について

言及しました。

しかし、ドミスは

あっても仕方がない。

自分はこれ以上、

自発的に封印される気はないと

言いました。

 

白花の口元から笑みが消えました。

彼は、ドミスが

人類の敵になるというのなら、

以前のロードと同じような

末路を辿るしかないと脅しました。

しかし、ドミスは

脅迫に少しも動揺することなく、

自分が死ねば、百花も死ぬ。

彼の長い命は

自分に縛られているということを

知っているはずだと言いました。

 

百花はため息をついて

立ち上がると、ドミスに

今さら、何を望んでいるのかと

尋ねました。

 

彼女は百花をまっすぐ見つめ、 

少しの迷いもなく

カルレインと答えました。

 

百花は、彼を探して来たら

素直に封印されるのかと尋ねました。

ドミスは、

そんな馬鹿なことをするはずがない。

カルレインをどこかへ連れて行って

暮らさなければならない。

なぜ彼の顔を一度見た後に

また封印されなければならないのかと

抗議しました。

 

百花は、

それは、人々を苦しめずに

平和に生きるという意味なのかと

尋ねました。

ドミスは、

彼が自分の期待に応えてくれるならと

答えました。

 

話を終えたドミスは、

百花が自分の所に

カルレインを連れて来てくれるのかと

尋ねました。

百花は笑い、

自分はドミスの言うことを信じないと

答えました。

ドミスは、

それでは、なぜそれを聞いたのかと

尋ねました。

百花は、誰を先に守ればいいか

調べたかった。

ドミスが話してくれたおかげで

カルレインを守ればいいことが

分かったと答えました。

 

その言葉に、

とうとう怒りが爆発したドミスは、

空中を手でかき混ぜると、

百花が、そのまま壁まで飛んで

ぶつかりました。

洞窟全体が響くほどの大きな音がして、

アニャは目を丸くしましたが、

百花は何でもなさそうな顔をし、

自ら進んで世界平和のために

封印されると言った時、

世間の評価が間違っている、

ロードはそんなに

悪い存在ではないと思い、

尊敬の気持ちまで抱くように

なったのに、

約束を破るのを見ると、

やはりロードはロードだと

非難しました。

 

こんな状況でも

話をやめない百花は

恐るべき舌を持っていると

慌てているアニャに、

ドミスが鋭い声で

彼を捕まえてと命じましたが、

その言葉が終わるや否や、

アニャは百花が

逃げ出したことに気づきました。

 

アニャは百花を

追いかけようとしましたが、

急に立ち止まり

後ろを振り返りました。

ドミスは、険悪な目で

アニャを見つめながら、

何をしているのかと

尋ねると、アニャは、

ドミスと盟約で縛られている

あの人間の命を奪ってもいいのかと

尋ねました。

 

ドミスは、

自分が死んだら彼は死ぬけれど、

彼が死んだからといって

自分が死ぬわけではない。

そして、自分が生きている限り、 

彼の命を奪おうとしても死なない。

だから、捕まえて来い。

誰も命を奪えとは言っていないと

怒りを露わにしました。

 

アニャは再び百花を追いかけました。

2人の声が大き過ぎたせいで、

百花は逃げながらも

彼女たちの会話を聞いていました。

 

白花は舌打ちしながら走っている時に

前もって大神官からもらって来た

色々な品物のことを思い出しました。

まず彼は

懐から聖水の入った瓶を取り出し、

ふたを歯で噛みちぎってから、

それをまっすぐ後ろに向けて

撒きました。

 

足音も立てずに

追いかけてきたアニャは、

何かが自分に飛んでくると、

反射的に身をかわしましたが

聖水の一部が額をかすめ、

短いうめき声を上げました。

アニャの額から

血が滲み出てきたました。

 

百花はお守りを取り出し、

それに火をつけると

アニャの方へ煙を吹きました。

百花を再び追いかけていたアニャは、

空気が重苦しくなると

鼻をふさいで再び後ろに退きました。

 

百花は別のお守りを取り出して

剣に貼り付けると、すぐに、

アニャに向かって振りかざしました。

彼女は、

本当にイライラする人間だと思いながら

歯を食いしばって

百花と剣を突き合わせました。

 

500年前、聖騎士たちは

このようなやり方で戦わなかったと

記憶していると言うアニャに百花は

500年前は、

大神官と親しくなかったので、

こういうものを、

あまり持っていなかったと、

にっこり笑いました。

百花を足で蹴りながら、

アニャはもう一方の手で短刀を取り出し

火のついたお守りの方へ投げました。

 

狐の仮面は、その戦闘を

遠くから見物していました。

 

自分がここで

百花を手伝ってあげることが

役に立つのだろうか。

聞くべき情報は全て聞いた。 

百花の命を奪うことで

アニャドミスが死ぬなら、

彼を捕まえて

命を奪えばいいけれど、

実際はその逆。

それならば、今すぐ百花を

連れて行ったからといって

何かに使うことはできないけれど

百花が知っているという

封印の仕方には

かなり興味がある。

最も義妹のアニャのあの性格で

果たしてまた封印されるかは

分からない。

500年の間に、

性格がさらに醜くなったような

気がする。

長生きしすぎると、

皆、おかしくなるのだろうか。

 

と、一生懸命、頭を転がしていると

ドンという音がしたので、

そちらを見てみました。

百花が壁にまた刺さっていて、

アニャは血の流れる肩を

押さえていました。

 

狐の仮面は欠伸をしながら、

助けてあげても良さそうだけれど

手伝ってあげるのは面倒だと

悩んでいるうちに、

そろそろ、ラトラシルが

自分に会いたがっているのではないかと

考えました。

◇心境の変化◇

ラティルは、

今回の事件の背後に

アナッチャがいるようなので

彼女を指名手配するよう

侍従長に指示しました。

 

彼は驚きましたが、ラティルは、

トゥーラと偽の狐の仮面と

初級の黒魔術で起こったことを

見たので、

アナッチャが犯人である可能性が

高いと思いました。

気持ちとしては

トゥーラも使命手配したいけれど

一時、嘱望されていた皇子だった

トゥーラが、食餌鬼になったことを

公表するのがいいかどうかについては

まだ判断がつきませんでした。

どうせアナッチャとトゥーラは

2人で1セットなので、ラティルは

アナッチャだけを

指名手配することにしました。

 

そうして、

秋祭りの初日の出来事を

一通り収拾したラティルは、

自分の部屋に戻ると、

温かい牛乳を飲み、足湯をしながら

じっくり考えました、

乳母は、

ラティルが今日受けたストレスを

少しでも吹き飛ばすことを願いながら

彼女の髪をゆっくり梳かしていました。

 

ずっと考え込んで

何も言わなかったラティルは

乳母に、

赤ちゃんを一人作らなければならないと

ゆっくり口を開きました。

乳母は驚いて、ラティルの髪に

櫛をぶつけてしまいました。

 

ラティルは、

乳母は察していたかもしれないけれど

自分の席が少し安定するまでは

子供を作らないようにしていたと

話すと、彼女は頷きました。

 

ラティルは

人々が「対抗者夫婦」に

歓呼していたのを思い出しました。

いざ人前で

頑張っている姿を見せたことで

思った以上に国民が

自分のことを好きだということが

分かりました。

 

ラティル自身と側室のラナムンが

対抗者として知られている上、

タリウムだけでなく、

世界中に奇妙な敵が蔓延している状況で

レアンが戻って来たとしても、

彼は大多数の人々から

支持を得られることはなさそうでした。

それに、ラティル自身が

覚醒を望まない状況なので、

できるだけ早くアニャドミスを

処理できればいいけれど、

彼女との戦いは

長期戦になるかもしれませんでした。

その代わりに、アニャドミスを倒せば

誰もラティルをロードだと

疑うことはないと思いました。

 

初め、ラティルは、

数年後、国が安定した時に

子供を産めばいいと

思っていましたが、

今は状況が変わり、数年後は、

さらに複雑になっているかも

しれませんでした。

それならいっそ後継者を

1人作っておいた方が

はるかに良いと思いました。

ラティル自身が

アニャドミスを相手に席を外しても

その子を中心に大臣たちが

結束できるのではないかと考えました。

 

ラティルは、

やはり子供は1人いた方が

いいかもしれないと呟くと、

乳母はため息をつき、

赤ちゃんがいるに

越したことはないけれど

赤ちゃんは作ろうと思って

作れるような存在ではないと

小言を言いました。

 

これは乳母には

とても話せないけれど、ラティルは

ラナムンと体の関係を築くのも

良さそうだと考えていました。

後でラナムンが自分の秘密を知っても

仕方なく

受け入れてくれるのではないかと

期待していました。

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大臣たちの助けを得たいなら

赤ちゃんの父親はラナムンではなく

ゲスターでも良いけれど、

身体の関係を築くと考えた時に

ラナムンのことを

思い浮かべたということは

ゲスターよりもラナムンの方が

いいということなのでしょう。

 

女性に興味のなかったラナムンは

ラティルの心をつかむために

一生懸命勉強し、学んだことを

実践しているうちに、

それが自然に身に付いて来たと

思います。

それは、ラティルに対する

ラナムンの気持ちが

変化してきていることも

あるでしょうけれど、

彼の態度に、ラティルの心も

少しずつ変化していったと思います。

 

ラティルと対戦した時に

彼が勝ったり、

ラティルが危ないと思ったら

すぐに彼女を守ろうとしたり、

彼の怪物に対する戦いぶりを見た

ラティルは、

さらにラナムンを男性として

意識するようになったのではないかと

思います。

 

ゲスターもイケメンだけれど

ラナムンの方が上。

ゲスターも静かに

自分を助けてくれていたことに

ようやく気づいたけれど、

男性としての魅力は

ラナムンの方が上なのだと思います。

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