自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 432話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ タッシールの調査が気になるサーナット卿

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432話 ラティルはタッシールから、先帝の墓の毀損と暗殺の件で、少し問題が生じたと聞かされました。

◇気になる調査対象◇

ラティルは驚いた様子で

タッシールを見つめ、

何か新しい情報があるのかと

すぐに尋ねました。

 

あまりにも情報が入らず、

ラティルは、息が詰まるような

思いをしていましたが

自分が大きな秘密を抱えているので

これ以上、捜査する人数を増やせず、

ただ待つことしかできませんでした。

ところが、突然、タッシールから

その話が出て来たので

ラティルは、とても期待しました。

 

タッシールは、

ラティルの喜ぶ姿を見て、

鏡を確認したくなりました。

自分は笑っていると思ったのに、

ヘイレンに笑っていないと

指摘されたことを

思い出したからでした。

 

ラティルはタッシールに

どうしたのかと尋ねました。

彼は、何でもないと答えると、

トゥーラが、

墓の毀損や暗殺事件と

無関係であるのは確実だと話しました。

 

ラティルは眉を顰めながら、

彼が犯人ではないと思っていたけれど

やはりそうだったのかと呟きました。

タッシールは、

違うと思っていたのかと尋ねました。

 

ラティルは、

トゥーラが暗殺したなら、

もう少し準備が整っていたはず。

あんなに慌てて、

先帝の遺体を手元に置き、

宮殿を占領することは

なかったと思う。

当時ではなく、少し落ち着いてから

そう考えたと答えました。

 

続けてラティルはタッシールに、

これ以外に情報はあるかと

尋ねました。

ラティルの顔に、

若干の緊張と期待が広がりました。

 

タッシールは、

しばらくためらった後、

これから、もう一方を

調査してみなければならないと

答えました。

ラティルは、

もう一方とは、どちらの方なのかと

尋ねましたが、タッシールは

確実になるまで話せない。

下手をすると、

偏った調査をする可能性があるからと

答えました。

 

それを聞いたラティルは、

とにかく疑わしい人物が

いるということではないかと

考えました。

 

ラティルはタッシールを見ました。

彼は、いつものように

ただ笑っていたので、

彼の本音は、よく分かりませんでした。

けれども、タッシールは

話したくない様子だったので

ラティルは、調査を許可しました。

 

しかし、

いざタッシールが出て行くと、

ラティルは、

別の方面の調査対象が誰なのかが

気になって、

仕事が手につきませんでした。

 

タッシールが、あれだけ慎重に

口を閉ざしているということは

彼と親しい人なのだろうか。

そう考えたラティルは、真っ先に、

メラディムを思い浮かべましたが

彼は、自分とギルゴールが

洞窟に行く前までは、

人間の世界に関心も持たなかったので

違うと思いました。

 

ラティルは、

その他のタッシールと親しい人を

思い浮かべようとしましたが、

彼は、広く浅く付き合っているのか

大多数の人と親しいけれど、

特に親しい人はいないようで

推測するのが難しく、

彼女は、身体を左右に揺らし、

手の中でペンをクルクル回しながら

考えに耽っていました。

タッシールが去った後、

執務室の中に入って来たサーナット卿は

ラティルのその姿を見るに忍びなくて、

彼女の身体を押さえました。

 

サーナット卿に、大丈夫かと聞かれて、

ようやくラティルは、

自分があまりにも

身体を揺すっていたことに気づき

首を横に振りました。

 

ラティルはサーナット卿に、

大丈夫。

考え事をしていただけだと答えると

サーナット卿は、

年末の祭りのことを考えていたのかと

尋ねました。

 

ラティルは、それを否定し、

神殿へはゲスターと行くことにし、

年末の祭りの準備も

ゲスターが引き受けることになったので

そんなに悩んでいないと答えると、

サーナット卿は肩を落としました。

自分が一緒に行くことを

期待したわけではないけれど、

いざ特定の人を連れて行くと聞くと、

気分は良くありませんでした。

 

しかし、ラティルが

先帝暗殺事件について

タッシールが新たな方面で

調査を始めようとしているけれど、

どの方面に調査しようとしているのか

教えてくれなかったので

気になっていると呟くと、

下がったサーナット卿の肩が

再び上がりました。

 

ラティルは、

グルグル回していたペンを置き、

ため息をつくと、

とにかく何かが分かったようなので

待っていれば、タッシールは

答えを持ってくるだろう。

彼は頭がいいからと話すと、

「そうですよね?」と

横の方から、

サーナット卿ではない声がしました。

 

驚いたラティルは、そちらを見ると

ギルゴールが机の端にもたれかかり、

ローズマリーを頬張っていました。

 

驚くと同時に、

少し嬉しくなったラティルは、

ギルゴールに、

いつ来たのかと尋ねました。

彼は、今と答えると、ラティルは

ギルゴールも、

狐の巣窟みたいなものを使うのかと

尋ねました。

彼は、自分は狐ではないと

否定しました。

 

ラティルは、

ゲスターも狐ではないと呟きましたが、

これは、重要ではないことに気づくと、

すぐに、対抗者のアニャの墓の

調査結果について、

ギルゴールに尋ねました。

彼は手ぶらでしたが、

ラティルは僅かな希望を抱きました。

しかし、ギルゴールはため息をつくと、

墓の近くにミロが建国され、

墓の上に宮殿が建てられたと

報告しました。

 

驚くと同時に

がっかりしたラティルは、

どうすればいいのかと尋ねました。

ギルゴールは肩をすくめ、

お弟子さんが宮殿を押し退ける方法が

一つあると答えました。

ラティルは、

それは戦争ではないかと聞き返すと、

ギルゴールは、ミロの了解を得て

宮殿の床を剥がす方法もあると

答えました。

 

ラティルは、

それは侵略ではないかと尋ねると

ギルゴールは、カルレインを

アニャドミスへ送るという

最も簡単な方法もあると答えました。

 

ラティルはゴンと音を立てながら

机に頭をぶつけました。

ギルゴールは

悩んでいるラティルを見下ろし、

彼女の髪を一掴みすると、

その上にキスをしました。

それでも、ラティルは

机に額を当てたままでしたが、

ザリポルシ姫の件があるので、

ミロに了解を求めても、

受け入れてくれそうにないけれど、

一応使節団は送ってみると呟きました。

 

しかし、ギルゴールは

果たしてミロが、

話を聞いてくれるのかと

ダメ押ししたので、ラティルは

ギルゴールが提案したことだと

言い返しました。

 

ラティルはうなだれたまま

片手で、

こめかみを押さえていましたが、

すぐに紙を取り出すと、

先代の対抗者の墓が宮殿の下にあり、

その墓の中に、

ロードを相手にするための重要な物が

一緒に埋まっているようなので、

宮殿の床を剥がすことへの

了解を求める手紙を、

様式に従って書きました 。

 

引き続きギルゴールは

ラティルの毛先を触りながら

その姿を見ていましたが、

彼女が手紙を書き終えて

封筒に入れると、

もう少し彼女に近づき、

自分がいない間、

何か面白いことはあったかと

尋ねました。

 

ラティルは、

なかったと答えました。

すると、ギルゴールは

一つもなかったのかと

聞き返したので、ラティルは

メラディムの誓約式を行ったと

答えました。

 

そして、自分の誓約式でなければ

面白い誓約式だったと考えながら

封筒に印章を押す準備をしていると

ギルゴールの指が

首筋をかすめたので、

ラティルはビクッとして

印章を落とすところでした。


ラティルは抗議するように

ギルゴールを見つめましたが、

彼は、微笑みながら、

魚は美味しかったかと尋ねました。

 

少し、いやらしい質問でしたが

現実は、

いやらしくありませんでした。

人魚の姿でいる時は

神秘的だったけれど、

彼は脱皮するように、

ひらひらと服を脱いでいったので

彼の裸を見ても無感動で

やましい気持ちを抱きませんでした。


ラティルは、

まだ食べたことがないので

分からないと、

プロの好色漢のように

答えましたが、実は、

少しプライドが傷ついていました。

 

その後、ラティルはギルゴールに

今は仕事をしなければならないので、

少し自重してくれと

言おうとしましたが、

ギルゴールが椅子の横に一緒に座り

腰に彼の腕がすっと入って来ました。

そして、

魚は骨があるので食べられない。

それは自分が抜いておくので、

後で食べることにして、

今はギルゴールから食べたらどうかと

意味深長な提案をしました。

 

ラティルは、

ギルゴールの頭はおかしいけれど、

少し可愛い面もあると思いました。

サーナット卿は、

頭のおかしいギルゴールは、

話す言葉までムカつくと思いました。

 

ラティルは、自然に笑みが

こぼれそうになるのを我慢している間

サーナット卿は、

ギルゴールの頭を叩きたい衝動に

耐えようとして、

剣の鞘をぎゅっとつかみました。

◇諦めないサーナット卿◇

ギルゴールの姿を、これ以上

見ていられなくなったサーナット卿は

その場を離れて、

ハーレムに行きました。

彼は、ギルゴールに

苛立っていたものの、この隙に、

カルレインに会うつもりでした。

しかし、カルレインに会う前に、

サーナット卿は、

ヘイレンを連れて散歩中の

タッシールに出くわしました。

 

彼はサーナット卿を見ると、

いつものように目で微笑みながら

何も言わずに

立ち去ろうとしましたが、

タッシールが行ってしまう前に、

サーナット卿は、

大急ぎで彼の後を追いかけ、

少し話がしたいと言いました。

 

しかし、タッシールは、

今、少し忙しいと言って

サーナット卿と話すのを拒否し、

横に避けようとしました。

 

しかし、いつもなら、

それで諦めるはずのサーナット卿が

逃げ出そうとする

タッシールの腕をつかみ、

再び、少し話がしたいと

言いました。

 

気分を害したヘイレンは、

急いで2人の間に割り込むと、

サーナット卿を無礼だと非難し、

タッシールは約束があると

主張しましたが、

サーナット卿は彼を無視し、

タッシールを

人気のない場所へ連れて行きました。

 

そして、彼の腕を離し、

急に引っ張って来たことを謝った後

先帝暗殺事件の調査が

どうなっているのか聞きたかったと

話しました。

 

タッシールは、

サーナット卿に捕まれていた腕を

ちらっと見下ろした後、

皇帝が自分に任せた機密調査なので

むやみに他の人には話せないと

返事をしました。

しかし、サーナット卿は、

「他の人?」と言い返したので、

タッシールは、

吸血鬼も含まれていると付け加え、

くすくす笑いました。

 

それでも、サーナット卿は

好奇心のために

聞いているのではなく

タッシールを助けたいからだと

言いました。

 

タッシールは目を細め、

少し、からかうような表情で

自分を助けてくれるのかと

尋ねました。

 

サーナット卿は、

一人で調べていると、

時間がかかりすぎるような気がする。

すでに、タッシールが

調査を担当してから

かなり時間が経っているし、

彼が一人で引き受けて処理することが

多いような気がすると、

淡々と指摘しました。


しかし、タッシールは

依然としてニヤニヤ笑いながら

彼の親切心に感謝したものの、

自分は調査をする時に、

他人の助けは

受けないことにしていると

断りました。

 

しかし、サーナット卿は

再び彼の腕をつかみ、

皇帝のために、彼を助けたいと

訴えましたが、

タッシールは眉を上げました。

 

彼は、サーナット卿が

容疑者ではないことを

願っていたとしても、

自分が調べていることを

容疑者に知らせる気は

ありませんでした。

それでも、

先帝が残したメモが何なのか

サーナット卿に

聞いてみようかと思いましたが、

タッシールは、

まだ黙っているべきだと思い、

笑顔を維持したまま断りました。

 

しかし、サーナット卿は諦めず

タッシールの言葉に抗議した瞬間、

わざとではないけれど、

彼の手首をつかんだ手に、

力を入れてしまいました。

 

タッシールが眉間をしかめので

その表情を見たサーナット卿は

ビクッとして手を離し、

彼に謝りました。

タッシールが袖をめくると、

手首に青あざを発見したので、

彼は驚きました。

そして、毎日、ヘイレンが

香油を塗って手入れをしてくれている

美しい肌が、こんなことになったと

嘆いていると、

ヘイレンと一緒にやって来た

ラティルが、

少し怒りの混じった声で、

今、何をしているのかと尋ねました。

 

タッシールがサーナット卿に

連れて行かれたことを

心配したヘイレンが、

ギルゴールと一緒に

ハーレムに来たラティルを

呼びに行ったのでした。

 

ラティルが、

紫色の痣ができた

タッシールの腕を見ると、

一気に表情が険悪になりました。

 

ラティルは、

なんとか怒りを抑えながら、

サーナット卿を見つめ、

彼に何をしているのかと尋ねました。

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頼まれた仕事は

完璧にこなさなければならない。

けれども、

ラティルが悲しんだり

衝撃を受けるような真実が

明らかになる可能性を考えると

心苦しくなる。

けれども、真実を突き止めることが

自分の使命だと考えている

タッシール。

 

ラティルのことなど、

どうでも良ければ、

先帝の残したメモの内容について

すぐにサーナット卿に

聞いたように思いますが、

ラティルの悲しむ姿を見るのを

少しでも遅らせたくて、

後回しにしてしまったのかも。

 

冷静沈着なタッシールを

ここまで悩ませている原因は

ラティルへの愛なのではないかと

思います。

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