自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 479話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ このまま帰ってもいいのか

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

479話 ラティルはラナムンの疑いを晴らすことができるのでしょうか。

◇ラナムンの逆襲◇

ラティルは悩んだ末、 

自分は対抗者ではないと答えました。

ラナムンは緊張した目で

ラティルを見つめました。  

彼自身、あれこれ推測し、

下した結論でありながらも、

いざ、ラティルが、それを認めると

混乱しているように見えました。

 

しかし、ラナムンは

ラティルが対抗者の剣を

抜くことができたと指摘しました。

ラティルは、それを認め

それでギルゴールも驚いたと

返事をしました。

 

ラナムンの瞳が揺れましたが

その一方で、

ラティルの手を握る手には

さらに力が入りました。

その状態でラナムンは 

ラティルの正体は何かと

再び尋ねました。

 

ラティルは、

これ以上、教えても大丈夫なのか。 

対抗者ではないと言っただけで、

あんなに目が震えているのに

自分はロードだと言ってもいいのかと

悩みました。

 

ラティルは一緒にラナムンの手を 

ぎゅっと握っていましたが、  

彼が痛がると、すぐに手を離し

謝りました。


ラナムンは真っ赤な手を見下ろした後

視線を上げました。

そして、しばらく悩んだ後、

陛下は黒魔術師なのかと尋ねました。

ラティルは、

そんなはずがない。

黒魔術でも、ただの魔術でも、

自分は魔法に

向いていないと答えました。

 

ラナムンは、

それなら何なのかと聞きましたが

ロードという言葉が

ラティルの舌の先まで飛び出したり

戻ったりするのを繰り返しました。

彼を騙したくない気持ちと

彼の反応に対する懸念が

次々と湧き起こり、

ラティルは、しばらく

躊躇っていましたが、

まだ、それ以上教えたくないと

答えました。

 

ラナムンは虚ろな目で

ラティルを見つめました。

彼は、ラティルがそんなに悩んだ末に

下した決定は、

何も知らずにいなさいという

ことなのかと非難しました。

 

しかし、ラティルは、

ラナムンを騙したくないので

対抗者ではないということを

今教えたと言い返しました。

けれどもラナムンは、

それは自ら知り得たことだと

反論しました。

 

ラナムンは深く息を吸い込み、

目を伏せました。

彼は黙って、

ベッドカバーの模様だけを

眺めているので、

ラティルは、ラナムンが怒っているのか

拗ねているのか分からず

イライラしました。

 

ラティルはラナムンに

大丈夫かと尋ねました。

ラナムンは、

大丈夫なはずがない。寂しい 。

一体どうして教えてくれないのか。

自分はラティルの夫だと訴えました。

 

ラティルは、

ラナムンのことが好きだけれど、

こんなことを教える勇気が出ないと

返事をしました。

ラナムンは自嘲気味に笑い、 

ラティルは自分を

信頼していないようだと言いました。

ラティルは、

自分たちは夫婦だけれど、

出会ってからそんなに経っていないと

言い訳をしました。

しかし、ラナムンは

タッシールやカルレインは、

自分よりも後に、

ラティルと知り合ったと反論しました。

 

ラティルは、ラナムンを呼びながら

彼の手を握ろうとしましたが、

ラナムンは掴まれる前に

手を引きました。

 

ラナムンが立ち上がると、

ラティルも一緒に

立ち上がろうとしましたが、

ラナムンは、その必要がないかのように

首を横に振ると、

しばらく、

アトラクシー公爵家に戻りたい。

自分はクライン皇子のように

臨時で側室に来たわけではないので、

皇帝が自分を信じず、

孤立させると言っても、

自ら皇帝のそばから

退くわけにはいかない。

しかし、このような扱いに慣れるには

時間が必要だと思うと

無愛想に言いました。

 

ラティルは、

ラナムンを孤立させるはずがないと

主張しましたが、ラナムンは、

そうしていると、

断固として言いました。

 

そして、先程とは違って

熱気を帯びた目で

ラティルを見つめると、

いつも皇帝は、

何人かの者たちとだけ行き来し、

ロードが密かに襲撃した時も、

自分だけ仲間外れにしたと

主張しました。

 

ラティルは、

ロードがいつ来るか分からない状況で、

一人で公爵家にいるのは危ない。

ラナムンの弟も襲われたと言うと、

彼は、

自分を仲間外れにしながら、

ラティルは、

自分の心を落ち着かせる所へも

行かせてくれないと非難しました。

ラティルはビクッとしました。

 

確かに、

ロードのことが明るみになってから

ずっと彼を排斥していたことを

知っているので

彼に申し訳ないとは思いましたが、

ラナムンは対抗者だから

遠ざけるしかなかったと思うと、

悔しいし、反論したくもなりました。

 

ラナムンとは、1年近く

一緒にいるわけだけれど

彼も、あらゆる秘密を

話すことができるのだろうか。

ラナムンがロードで、

ラティルが対抗者なら

素直に正体を打ち明けたのだろうか。

 

ラティルは我慢ができなくなり、

彼の冷たい目を睨みつけると、

ラナムンは、対抗者にしては弱いので

仕方がなかった。

ラナムン1人でも

ロードに勝てるほど強かったら、

公爵家に何日間行っても構わないけれど

今、ラナムンが公爵家に行けば

ラナムンを狙って

攻め込んできたロードを

1人で相手にすることができるのか。

むしろ、

ラナムンの家族に迷惑をかける。

ラナムンが弱いから心配している自分に

どうしろと言うのかと

皮肉を言いました。

 

その言葉に、

ラティルを呼ぶラナムンの声が

3トーン低くなりました。

彼の目は、

ひび割れた石のように見えました。

 

ラティルは、彼が自分の言葉に

傷ついたことが分かりましたが

ラナムンは先ほどのように

ラティルを非難する代わりに、

唇を固く閉じると、

ラティルに背を向けて歩き出しました。

 

彼女は思わず、

何歩か彼に付いて行きましたが、

唇を噛みしめてベッドに戻り

横になりました。

 

ラナムンは、

長い廊下を早足で歩きながら、

あらゆる感情を落ち着かせようと

努力しました。

彼はラティルの言葉に失望し、

恥ずかしくなり、腹が立ち、

寂しさを感じました。

 

ラナムンは、客観的に見ても、

自分が決して弱くないことを

知っていました。

しかし、ギルゴールと対峙する時には

自分が弱いということを

知らされました。

 

ロードがキルゴールより

はるかに強い存在なら、

ラティルが言ったように、

自分はロードを

防御することができないし

ロードが公爵家にいる自分を

狙ってくれば、

家族が巻き添えになることも

分かっていました。

彼女の言葉が正しかったので、

ラナムンは、惨憺たる気分でした。


その上、ラティルは、

自分が何に怒っているのか

全く理解できていないようでした。

 

ラナムンは、

彼女が自分に何かを隠しているので

寂しいのではなく、

彼女が隠している秘密を、

彼以外のほとんどの側室が

知っているように見えることに

寂しさを感じていました。

 

もちろん、すべての側室が

真実を知っているかどうかは

確信できないけれど、

自分よりは多くを知っていると

思いました。


ラナムンはしばらくの間、

速足で歩いていると、

いつの間にか、湖畔に到着しました。

昨日、

黒魔術師の侵入があったせいか、

警備兵がパトロールをしているだけで

誰もいませんでした。

 

彼は湖畔の東屋に上がり、

手すりを強く握りました。

ラナムンは、腹を立てる一方で、

理解できませんでした。

 

相手が彼を無視すれば、

彼も相手を無視すればいいだけ。

ラナムンは幼い頃から、

自然にこのような方法を学びました。

ところが、なぜか皇帝には

それができないので

息詰まる思いがしました。


なぜ皇帝の吐き出す言葉は

全ての神経をいちいち刺激し、

あらゆる感情を引き起こすのかと

疑問に思いました。

◇悩むタッシール◇

薄暗い森から、狼なのか何なのか

分からない鳴き声が聞こえて来たので

商人たちは、互いに促し合いながら、

道を急ぎました。

 

国中を歩き回る貿易商たちは

行く先々で情報を収集しているので

世界各地で起きている

奇異な現象について、

一般の人々より多く聞いていました。

 

月楼では宮殿に巨大な怪物が現れ、

ミロの国境付近では、

首のない死体が並んで歩いているのを

見たという人がいました。

ショードポリにできた巨大な空洞には

凶悪な食人魚が現れたという話が出回り

人通りの少ない森には、

正体不明の奇怪なものもいるという

噂も流れていました。

 

商人たちは、

定期的に行き来していた所なのに、

訳もなくぞっとして、

急いで足を動かしました。


ところが、岩の間の狭い道を

一列に並んで歩いていると、

最前列から「うわぁ!」と

悲鳴が上がりました。

驚いた商人たちは右往左往しながら

お互いを押し退け、後ろには転ぶ人、

その人を踏む人まで出てきました。

辛うじて商人たちは、

何も起こっていないことを知ると、

一番前を歩いていた同僚に

なぜ悲鳴を上げたのかと抗議しました。

 

悲鳴を上げた商人は照れくさそうに

同僚達を見つめました。

狭い道が終わる地点に 、

危険な印象を与えるものの、

目鼻立ちが繊細で美しい青年が

ニヤリと笑って立っていました。

先頭の商人は、

彼が、突然現れたので驚いたと

言い訳をしました。

その青年は、すぐに謝ると、

しっかりロープで縛られた

自分の両手を見せながら、

これを解いてもらえないかと

頼みました。

その時になって、ようやく商人は

青年の手足が

ロープで結ばれているのを発見し、

驚いて小さなナイフを取り出しました。

 

青年の足首を縛ったロープは

緩かったけれど、

手首の方は血が通らないほど

固く結ばれていました。

青年は、この辺りに

怖い吸血鬼がいると話すと、

商人たちは、

それは、本当なのか、

ここから近いのかと

青年に質問を浴びせました。

青年は微笑みを浮かべながら

それを否定し、

脱出した後、一生懸命走ったと

答えました。

 

商人たちの頭の中に

青年が両足を縛られたまま

ピョンピョン跳ねながら

逃げる姿が思い浮かびました。

 

そんな走り方で、

一生懸命走ったとしても、

遠くまで

逃げることができるのだろうか。

この近くに吸血鬼の巣窟があるようだと

判断した商人たちは、

青年を縛ったロープを切ると、

彼が誰なのか、

なぜ捕まっていたのかも聞かずに

急いで立ち去りました。

 

タッシールは、

ズキズキする手首を擦りながら

本当にこの辺りではないですよと

後ろから呟いてみましたが、

商人たちは逃げるのに忙しく、

全く聞いていないようでした。

 

まあ、あんなに走って行っても

悪いことではないと思った

タッシールは、近くの岩に座り、

足首を縛っているロープを解きました。

ついに手と足が自由になると、

彼は痺れた手を

反対の手で揉みながら悩みました。

 

あっという間に、

変な所へ連れて来られたけれど

どうすべきか。

自ら脱出したなら、

すぐにタリウムへ戻って

皇帝に無事であることを

知らせなければならないけれど

このまま戻るには、彼の脱出を

手伝ってくれた議長のことが

気になりました。

議長は、元々、

アニャドミスを訪ねて来たようでした。

 

タッシールを見た議長は首を傾げ、

彼を雑誌で見たことがある。

ラトラシル陛下の側室ですよね?と

楽しそうに尋ねると、議長は、

1、2、3、4、5、

5と言うべきか、4と言うべきか

1つは曖昧だと、

理解しがたい言葉を呟きました。

 

なぜ議長がここにいるのか、

何が5だというのか把握する前に、

議長は、

可能性は大きいほどいいと言うと、

タッシールが、そこから脱出するのを

手伝ってくれました。

 

おかげで、アニャドミスの手からは

抜け出すことができたけれど、

タッシールは、

全然すっきりしませんでした。

このまま帰ってもいいのかと

悩みました。

◇ラティルの決意◇

その時、ラティルは

イライラしながら、

ベッドに横になっていましたが

大きな決心をして、

起き上がりました。

もう一度、ラナムンに

会わなければならない。

彼と、このように

曖昧な関係のままで

いることはできないと思いました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

薄暗い森に突然現れた美しい青年。

狐に似ているとは

書かれていませんでしたが、

商人たちが、タッシールのことを

狐が化けたか、アヤカシか、

この世のものではないと思い、

逃げ出さなくて良かったです。

 

議長の言葉が謎過ぎて

さっぱり分かりません。

頭の良いタッシールでも

理解不能な言葉。

調べるなら、ラティルとヘイレンを

心配させ過ぎない程度に

お願いしたいです。

 

ようやく、自分の気持ちの変化に

戸惑っているラナムン。

ラティルの言葉の一つ一つが

気になるのは、

彼女のことを愛しているからだと

気づくのも近いのかなと思いました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain