自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 774話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ゲスターを疑うレアン

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774話 レアンはアニャを探すよう側近に指示しました。

◇リスト◇

レアンの腹心は、

うなじまでの長さの黒髪で

茶色の瞳の下女あるいは役人を

探すために、忙しく歩き回りました。

そして、

あらゆる情報源を動員した結果、

腹心は3日でリストを作って

レアンに差し出しました。

 

レアンは少し浮き浮きした気持ちで

リストを見ているうちに

眉を顰めました。

その女性の顔だけでは

名前を知ることが難しいように

名簿を見て、その女性を

特定するのも大変でした。

しかし、この件は、

その女の顔を知らない腹心に

任せることもできないので、

その後、3日間、レアンは

直接リストを持って

宮殿内を歩き回りました。

◇意味不明なレアンの行動◇

レアンは

おかしくなったのだろうか?

 

彼の行跡を、注意深く調べていた

ラティルは当惑しました。

一体、レアンに

どのような意図があり、

何を考えているのか

見当がつきませんでした。

 

貴族たちを訪問していれば

目的が理解できるだろうけれど

レアンは、下女と女性官吏たちに

会っていました。

あえて女性たちに会っているのを見ると

結婚に関わる何かを

しようとしていることは

推測できました。

 

見かねたラティルは、タッシールに

レアンの意図は何だと思うかと

尋ねました。

しかし、タッシールでさえ

首を横に振りました。

 

ふと、ラティルは、

アニャとレアンの間に

妙な雰囲気が流れていたと

グリフィンが話していたのを

思い出しました。

ラティルは、その知らせを聞いた後、

一気に対怪物小隊を組織し、

アニャは宮殿の外に留まる期間が

長くなったので、彼女とレアンは

二度と会うことはありませんでした。

 

すべてを自分の計算の下に

置こうとするレアンが、

何度も会ったことのない相手を

探すために、時間をかけるはずがないと

ラティルは考えました。

◇見つけた◇

レアンは、

リストに載っている人たち全員に

会ってみました。

ある女性は彼を警戒し、ある女性は

一気に彼の美しさに魅了されました。

彼に好奇心を示す女性もいれば

線を引く女性もいるけれど、

彼らの中に彼女はいませんでした。

 

一週間後を翌日に控えた日、

レアンはリストを破りながら

自分は馬鹿なことをしたと

呟きました。

腹心は、

ようやく皇子もわかってくれたと

思いました。

彼も、レアンが一体何をしたのか

全く理解できませんでした。

 

腹心は、

どうして、そんなに

彼女を探しているのか。

もしかして彼女のことが

好きなのかと尋ねました。

レアンは否定しました。

 

だから、もっとおかしいと

腹心は言いたいところでしたが

口をギュッと閉じました。

 

レアンは時間を確認すると、

皇帝の執務室を訪れました。

一週間前と

執務室の椅子が入れ変わっていて、

妊娠した皇帝のために置かれた

ソファに近い、ふかふかの椅子が

硬い木製家具の間で

存在感を強く発揮していました。

 

ラティルは、

慎重に書類を見るふりをしながら、

彼を見向きもせずに

決心はついたのかと尋ねました。

レアンは、

いいですよ。結婚しますと答えました。

皇帝の秘書たちは、

仕事をするふりをして

耳を傾けました。

レアンは、

彼らが腰を少し曲げていることに

気づきました。

 

その時になり、

ようやくラティルは書類を下ろして

にっこり微笑むと

そうだと思ったと言いました。

レアンは、

期待に応えられて良かったと

返事をしました。

 

ラティルは、

レアンに好きな相手がいなければ、

自分が相手を選んであげてもいいかと

質問しながら、

頬杖をつきました。

 

レアンは、その姿を見ると、

6日間、心の中を

ぎゅっと掴んでいた重苦しい感情が

緊張と計略に押し出されました。

ラティルは、レアン同様、

彼の結婚を通じて

レアンに一発食らわせる準備を

していました。

今はここに集中する時だと

レアンは考えました。

 

ラティルは、

自分の理想のタイプを言ってもいいかと

尋ねました。

「もちろん」と

レアンは素直に頷きましたが、

ラティルは、レアンが自分の言うことを

全然聞いてくれないだろうと

笑いながら言いました。

 

レアンはラティルに、

誰か考えている人がいるのかと

尋ねました。

ラティルは、まだ、いないけれど、

カリセン人がいいと答えました。

秘書たちは目を丸くして

ラティルを見つめました。

 

彼はラティルに、

カリセンと仲たがいしているのかと

尋ねました。

ラティルは、

仲たがいしたのではなく、

曖昧な関係になったと答えました。

 

レアンは素直に頷くと、

自分も、いくつか条件を書いて

送ってもいいかと尋ねました。

ラティルは、妥協しました。

 

レアンは短い挨拶をすると、

すぐに外に出ました。

そして廊下を歩いていると、

あれほど探してもいなかった

彼女を見つけました。

 

彼女は百花繚乱の聖騎士団長と

並んで歩いていました。

彼女は制服を着ていました。

彼女は下女でも役人でもなく

彼女はラティルが新しく作った

対怪物小隊に属する武官でした。

◇あのハンサムな男◇

3位で対怪物小隊に入り

副官であるレックスは、

依然としてアニャの戦い方に

不信感を抱いていました。

 

彼女は彼との確執について

百花に話している時、

思わず立ち止まりました。

前に見たことのある、

とてもハンサムな男が

彼女を見ていました。

 

チラッと見ただけなのに、

血の気ない顔に熱が押し寄せて来て

アニャは真顔になりました。

 

百花は、どうしたのかと尋ねました。

アニャは、何でもないと答えると

急いで先を進みました。

◇ゲスターを調べろ◇

その女性は、百花と一緒に

執務室の中に入りました。

 

レアンは、

もう1日探してみれば良かった。

そうすれば、この1日の間に

彼女を見つけられたかもしれないと思い

1週間の期限をもらっていながら、

6日であきらめたことを自責しました。

 

しかし、レアンは短い後悔の後、

首を横に振ると、

もう1日探したからといって

何かが変わったのだろうか?

あの女性が、こちらに関心がなければ

何の役にも立たないと、

素早く自分を慰めた彼は、

自分の住居に戻りました。

 

腹心はレアンを見ると

すぐに走ってきました。

そして、部屋の中に入るや否や、

腹心は我慢できずに、

皇帝は何と言ったのかと尋ねました。

レアンは、

カリセン貴族と結婚しろと言われたと

答えました。

 

腹心は、レアンが妻の実家から

助けを受けられないように、

前もって止めようとしているようだ。

カリセン貴族なら身分は高いけれど、

このような状況では、

皇子にとって実質的な力になることは

難しいと言いました。

 

レアンはこれに対して

反応しませんでした。

この部分については、

彼も別に考えがあるからでした。

代わりに静かに上着を脱いで

椅子に置きながら

ゲスターを調べるよう指示しました。

 

腹心は、ゲスターといえば

小心者でおとなしい人なのにと

不思議がると、レアンは、

そうだけれど、

ラティルが死者の宮殿を探し回った時、

なぜ、そのおとなしい人が

ついて回ったのか、 それが変だ。

そして、その黒髪の女性は

調べる必要がないと指示しました。

 

腹心はレアンの顔色を窺いながら

そうすると答えましたが、

最近、ゲスターの姿を

あまり宮殿で見かけないので

少し時間がかかるかもしれないと

言いました。

◇クラインに見つかる◇

ゲスターは、

ずっとカリセン宮殿を

行ったり来たりしていて、

今日も、その庭の中にいました。

彼が立った位置からは

皇帝の執務室に入る道が丸見えでした。

 

ゲスターは、

官吏ではなく見知らぬ人が

その道を通る度に、のろのろと

付いて回りながら、その人が

古代語の専門家かどうか確認しました。

ヒュアツィンテ皇帝から

手帳を奪うことができなければ、

新しい古代語の専門家から奪うか、

強制的に

内容を話させるつもりでした。

 

その時、後ろから「おい」と

聞き慣れた声が聞こえて来ました。

ランスター伯爵は

後ろを振り向きました。

遠くない所でクラインが腕を組んで

彼を見下ろしていました。

 

目が合うと、

クラインは近づいて来て、

「お前は誰だ?」と尋ねました。 

ゲスターは、

「クライン皇子様ですね。」と

返事をした後、このバカに、

この姿で会ったことがあっただろうかと

考えました。

 

クラインは、

初めて見る顔だけれど、

お前は何者で、なぜ何日間も

この周りをうろうろしているのかと

尋ねました。

ゲスターは、

この皇子は馬鹿なくせに感はいい。

頭は鈍いけれど体は鋭いと思いました。

 

ゲスターは、

花園の陰に隠れていたわけでは

ありませんでした。

宮殿には1万人以上の人々が

歩き回っていて、

その全員を知ることはできないので、

ゲスターは、気楽に過ごしていました。

それでも、誰も変なことに

気づかなかったけれど、

よりによって、

クラインが気づいていたとは

思いませんでした。

 

ランスター伯爵は、しばし感嘆した後

宰相の新入秘書だと、

平然と嘘をつきました。

クラインは眉を顰めて、

ランスター伯爵を上から下まで

ジロジロ見ました。

 

それにしては、

印象があまりにもよくないと言うと、

ランスター伯爵は、

本当に、この皇子には

イライラさせられると思いました。

しかし、ランスター伯爵は

クラインの戯言に翻弄されることなく

逆に良かったと思いました。

彼は、

皇子がカリセンに残るように、宰相が

過度に責め立てているのではないか。

それを見て、

いつも皇子が困っていると思ったと

他の話を切り出しました。

 

宰相と自分の2人だけで交わした話を

宰相の秘書だという人が持ち出すと

クラインはギクッとして、

なぜ、知っているのかと尋ねました。

ランスター伯爵は、

宰相が自分たちに、

すべて話してくれるからと答えました。

クラインの表情が不愉快そうに

変わりました。

 

クラインは、

「全部、話したって?」と聞き返すと

ランスター伯爵は、

彼を気の毒に思うような

情け深い表情を作り出しました。

 

するとクラインは、

秘書のふりをしている

ランスター伯爵に、

あなたなら家族を選ぶか、

それとも国を選ぶかと尋ねました。

 

ランスター伯爵は、

皇子と自分は、

立場が完全に違うので

自分と比べたらダメだと諫めると

微笑みながらクラインの方へ

ゆっくりと歩み寄りました。

 

クラインは、自分が皇族だから、

もっと公的に

考えなければならないと

言いたいのかと尋ねました。

彼は、見知らぬ男が

負担になるほど近づくと

眉間にしわを寄せました。

 

ランスター伯爵は、

そうではなくて現実的に接近する。

普通は配偶者が1人だけれど

皇子の奥さんには、

夫が大勢いる。

皇子が側室を辞めて帰って来ても、

ラトラシル皇帝には

数多くの夫が残っていると

答えました。

クラインは額をピクピクさせながら

彼は本当に嫌なことを言うと

抗議しました。

 

ランスター伯爵は、

気分を悪くしないでと頼むと、

クラインは、

気分の悪い言葉ばかり言っていると

文句を言いました。

 

ランスター伯爵は、

考えてみて欲しい。

普通に生きている人が

配偶者を選んで国を裏切っても

誰にも分からないし、

周りの人が知ったとしても

悪口を言うだけ。

しかし皇子が、国を裏切って妻を選ぶと

どうなるか知っているかと尋ねました。

 

クラインは焦りながら、

どうなるのかと尋ねると、

ランスター伯爵は、

公の売国奴となり、

史書に名前も刻まれるだろうと

答えました。

クラインの顔が

一気に険悪になりました。 

 

クラインは我慢できなくなり、

ランスター伯爵の胸ぐらを

掴もうとしましたが、

彼は一足早く後ろに下がり、

クラインの手を避けました。

 

ランスター伯爵は、皇子を

侮辱しようとしたわけではないと

言い訳をしましたが、

過度に悲しそうな表情は、

むしろ相手を

怒らせているように見えました。

 

クラインは息を切らしながら

彼を睨みつけました。

ランスター伯爵は、

完璧な宮中の礼法で別れの挨拶をして

その場を去りました。

一人残されたクラインは、

髪の毛をかきむしり、

宰相は、

あんな人間を秘書にするなんてと

訳もなく宰相の悪口を言いました。 

◇告げ口◇

ゲスターはカリセンに行って来た後

いつも皇帝を訪ねて、

短くて10分、長くて30分ほど

滞在しました。

報告は言い訳で、実際の話は

5分以内で終わりました。

残りの時間は、ただお茶を飲みながら

顔を見ている時間でした。

 

このような日課が続くと、

秘書たちはゲスターが現れる度に

自然と席を外してくれました。

今日もゲスターが、チョコレートと

何種類かのキャンディーなどを持って

現れると、

秘書たちは皆、外に出ました。

ラティルは、

椅子に埋もれるように座って

書類を見ていましたが、

ゲスターが入ってくると紙で顔を

半分ほど隠して微笑みました。

 

彼女は、ゲスターに

何を持って来たのかと尋ねました。

彼は最近、報告しに来る度に

色々なおやつを持って来ますが、

それらは皆、

ラティルの口によく合いました。

 

ラティルが書類を横に片付けると、

ゲスターは机の上に

おやつを置きました。

侍従が入って来て、

ココアとコーヒーを置いて行きました。

ラティルは、

チョコレートの包みを剥きながら

今日は成果があったかと

尋ねました。

ゲスターはため息をつきました。

ラティルは、チョコレートを

口に入れるのをやめ、ゲスターが

ため息をつく理由を尋ねました。

彼が返事をするのを躊躇っていると、

ラティルは、

どうしたのかと尋ねました。

それでもゲスターが躊躇っているので

ラティルは、じれったくなりました。

 

彼女は、

大丈夫だから言ってみるように。

もしかして古代語の解釈を見たのか。

そこに自分が死ぬと

書いてあったのかと問い詰めると、

ゲスターは素早く首を横に振り、

そんな内容ではないと否定しました。

 

ラティルは、

それでは、どうしたのかと尋ねると

ゲスターは

クライン皇子と会ったと答えました。

 

ラティルは、ゲスターが

何をしているのかがバレたのかと

尋ねると、ゲスターは、それを否定し

クラインと宰相が話しているのを

こっそり後ろで見ていたと

答えました。

 

ラティルは当惑しましたが

2人で話をすることくらい

あるだろうと言うと、ゲスターは、

カリセンの宰相が皇子に

カリセンに残ってほしいと

頼んでいたと話しました。

 

ラティルは、なぜゲスターが

こんなに途方に暮れているのか

理解すると、

クラインがそうすると

返事をしたのかと尋ねました。

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レアンのことは嫌いですが

恋に不慣れなせいか、

アニャに恋しているのに

それを認めない姿は

少しだけ可愛いと思いました。

アニャもレアンに

気がありそうな気がしますが、

単にイケメン好きなだけかも

しれません。

 

ランスター伯爵は

ラティルのためというよりも

自分が柱の文字を読みたいと

思っているような気がします。

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