自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 810話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 皇帝が側室を選ぶ基準

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810話 ラティルは、レアンがダークリーチャーを放つつもりであることをサーナット卿に告げました。

◇外へ逃げろ!◇

サーナット卿は、

結界を通り抜ける方法を

見つけたようだと

重い声で呟きました。

レアンは数人の白魔術師に

力を借りていたので、十分可能でした。

 

ラティルは歯ぎしりすると、

レアンは、頭をよく使った。

ここには結界があるので

怪物が入ることもできないけれど

出ることもできないと言いました。

 

他のロードの仲間たちも

一人二人と

望楼の上に上がり始めました。

一番最後に、アイニも上がって来ると

ラティルは問い詰めているように

聞こえないよう、

レアンに結界について

話したことがあるかと尋ねました。

アイニは意気消沈した様子で

「あります」と答えました。

 

ラティルはランブリーを見つけると

「タヌキ」と呼びました。

ランブリーはクリーミーを突き、

クリーミーのことを呼んでいると」と

言って、

ラティルの言葉を無視しましたが、

彼女は彼らの会話を無視し、

ランブリーに、

もし、白魔術師やその他の者などが

結界を破って

ダークリーチャーを送り込んだら、

どの方向に来ると思うかと

尋ねました。

ランブリーは怒った表情をしながらも、

真剣に考えてから

「地下」と答えました。

皆を地下に避難させたのに、

ランブリーが「地下」と返事をしたので

ラティルは目を見開きました。

 

ラティルは、

それは確かなのかと尋ねました。

ランブリーは、

結界の一番弱い部分がどこなのか

分からないのか。

結界がない時に、最も安全な部分が

結界を張った時に最も弱い部分だと

答えました。

 

ラナムンは、ラティルに聞かずに

待避の終わりを知らせる鐘を

打ち始めました。

地下に向かって走って行った人々は、

右往左往して立ち止まりました。

 

下から見上げていた警備兵は、

これ以上我慢できずに

梯子を上って来ると、ラティルに

避難を開始すべきか、

それとも終了すべきか。

このような状況には備えていないので

人々は混乱するだろうと訴えました。

 

ラティルは急いで

「外へ!」と叫びました。

それを聞くや否や、サーナット卿は

梯子を使わずに、

さっと下に下りました。

警備兵は驚いて下を見下ろしました。

すでにサーナット卿は地上に到着し、

速いスピードで走っていました。

 

宮殿の地下に怪物たちが来ると

ラティルが説明すると、

警備兵はさらに驚いて

再びラティルを見ました。

彼女は警備兵に、

兵士たちと共に、

人々を外に避難させろと指示しました。

警備兵は急いではしごを下りながら

人々を宮殿の外に避難させろと

叫びました。

近くにいた別の警備兵たちも、

すぐに地上に下りて散り始めました。

 

ラナムンは、

避難の終わりを知らせる鐘を

鳴らし続けました。

まだ地下室に入っていない人たちが

混乱するだろうけれど、

すでに地下に下りた人たちを

脱出させるためには

鐘を鳴らさなければなりませんでした。

 

 

ラティルは、ロードの仲間たちにも

人々が外へ出たかどうか確認してと

叫ぶと、彼らは散り散りになりました。

そして、ラナムンには、

皇女を連れて逃げるように。

非常時には、

ラナムンと皇女の命を

最優先に考えてと言いました。

 

ラティルは、「早く行け!」と

ラナムンを促すと、

まだ残っているアイニを見ました。

彼女は目を見開いて

ラティルを見ていました。

 

なぜ、アイニが、あんなに

目を大きく見開いているのかは

分かりませんでしたが、

今は一人でも手が必要でした。

ラティルは、

「対抗者だから戦えますよね?」と

尋ねると、アイニは頷き、

すぐに望楼から下りました。

ラティルはアイニが下りるのを見て、

自分もすぐに望楼から

地上に飛び降りました。

 

通りかかった宮廷人たちは

皇帝があの上から飛び降りるのを見て

びっくりしました。 

ラティルは彼らに、

内側から怪物が出て来るので

外へ避難しろと指示しました。

宮廷関係者は、

ラティルはどうするのかと

聞くこともなく、

すぐに走り出しました。

ラティルは彼らの後ろに向かって

出くわした人たちも皆連れて行けと

叫びました。

◇どうすればいい?◇

近衛兵や警備兵に導かれながら

人々は、宮殿の様々な門から

素早く抜け出しました。

しかし、レアンの支持者ではないけれど

「ロード」皇帝を信頼できない人たちは

行動が遅く、

訓練を徹底的に行ったおかげで、

地下までは早く避難したものの、

外に出ろと言うと

足が遅くなりました。

 

「早く出ろ!」「早く来い!」と

同僚たちは走りながら

気が気でないように呼びましたが、

皇帝を信じない人々は

ずっと、ぐずぐずしていました。

 

最初は地下に避難しろと

言っていたのに、

もう急に外に出ろと言うのか。

 

レアン皇子が

宮殿に怪物を放つという言い訳が

お話にならない。

 

皇帝は皇子を嫌っているから、

このようにして陥れたがっている。

 

人々を、宮殿の外に出せば、

中で何が起こるか分からない。

 

ただ時間を引き伸ばしておいた後、

大変なふりをしながら外へ出て来て

怪物と戦って来たと言うのだろう。

 

でも、本当に危険だとしたら?

 

怪物シェルターを作っておいて、

あえて外に出す理由は何?

何が危険?

 

このように文句を言う人たちが

避難しなかったり、

避難するふりばかりしているので、

全員を追い出すのが大変でした。

 

宮殿の外でも騒ぎは続きました。

近くを通りかかった人々は

突然、宮殿から

人々が怯えた顔であふれ出て来ると、

これは何事かと思って

立ち止まりました。

 

ひとまず逃げろと言われたから、

逃げて来たけれど、大部分の人々は、

理由を聞かずに出て来たので

遠くに行くことができず、

宮殿の近くを徘徊しました。

 

サーナット卿の指示で

人々を避難させた近衛騎士団副団長は

人々が

一通り抜け出したようだと判断すると

宮殿の奥から

怪物が出て来ることを知って

皇帝が地下ではなく外に避難させたと

塀の上から、

人々に向かって叫びました。

 

それでは、ここも危険ではないかと

尋ねる人に、近衛騎士副団長は、

皇帝は宮殿内だけで、最大限、

処理してくれるだろうけれど

この周りに集まっていないで

避難所に移動しろと指示しました。

 

警備兵と近衛兵たちは声を揃えて

避難所へ行けと叫びました。

その時になって、ようやく人々は

急いで散り始めました。

しかし、

鐘が鳴ったわけではないせいか、

全員が、避難所に行くわけでは

ありませんでした。

 

人々は宮殿から離れた場所に立って

宮殿の方を見ました。

近衛兵と警備兵たちは、

それでも人々が

宮殿から離れたように見えると

上司を見て、

自分たちも避難しなければ

ならないのではないかと

尋ねました。

 

警備団長は近衛騎士団副団長に

自分たちはどうすればいいのか

尋ねました。

彼は近衛騎士なので、皇帝から

もう少し直接的な命令を

聞いたのではないかと

思っているようでした。

しかし、副団長もサーナット卿から

「待避しろ」という指示以外、

何も聞いていませんでした。

彼さえも

「宮殿の外」に出て行けという

指示しか聞いておらず、

宮殿の外の避難所に行けという話も

聞いていませんでした。

 

考えた末、副団長は、

もしかしたら、

怪物が外に出てくるかもしれないので

自分たちは待機した方が

良いのではないかと提案すると

警備団長は困った表情で

首都を囲んでいる外門を眺めました。

そして「対怪物小部隊は・・・?」

と尋ねると、

人々の間から出て来た侍従長が、

いま、訓練所にいるけれど、

人を送ったので、

すぐに、こちらへ来ると答えました。

彼も急いで出て来たので、

服がしわくちゃになり、

あちこち破れていました。

警備兵たちは、

同時に彼に挨拶しました。

 

侍従長は、

こうすればいいのだろうかと

考えながら、不安そうな目で

宮殿を眺めました。

ラティルは走り回りながら屋根に登り

下を見下ろしました。

人々は、ほとんど避難したようでした。

何人かは出て行かずに

あちこち隠れようとしていましたが

それでも出る人は

皆、出て行ったようでした。

その時、

下から強い振動を感じ始めました。

 

「来た?」

ラティルは

振動を強く感じる方へ走って行き、

地上に下りた後、

すぐに建物の中に入りました。

しかし、地下室に入る前に

バーンという音と共に、

台所の床を突き破って

巨大な血管が現れました。

 

ラティルは、

つい後ろに下がりましたが

剣を抜いて、

すぐに血管を切り裂きました。

しかし血管は、倒れるどころか、

四方八方に広がり、

切れたところから

血を噴き出し始めました。

ラティルは、

ダークリーチャーを作るなら、

もう少しマシな形にしろと

悪態をつきました。

 

血が噴き出しているせいで、

目を開けていることが

できなくなったラティルは、

まな板を持ち上げて目元を隠し、

再びダークリーチャーに

飛びかかりました。

 

バラバラになった血管は

ラティルを捕まえようとしました。

彼女は、再び血管を斬りつけると

後ろに下がりました。

血が滝のように流れ出て来るので、

前だけ隠していても無駄でした。

 

ラティルは、

自分を捕まえようとする血管を

足で蹴りながら、

まず、台所の外へ抜け出しました。

ところが、

「助けてください」「うわぁ!」と

内側から悲鳴が聞こえて来ました。

 

誰かが逃げなかったんだと

ラティルは悪態をつきながら

台所へ戻って辺りを見回しました。

適当なものがないので、

ラティルは調理台を持ち上げて

血管に向かって投げました。

そして、血管が

調理台を受け止めている隙に、

血で濡れた床をスライディングして

地下室の中に入りました。

 

階段の真ん中辺りに着地して

周りを見ると、

血管のせいで片隅にうずくまっている

3人の人が見えました。

彼らは震えながら

血だらけになったラティルが現れると

さらに悲鳴を上げました。

 

ラティルは彼らに近づくと、

 

私だ、悲鳴を上げるのは止めろ!

 

と叫びました。

彼らは「陛下?」と聞き返しました。

 

ラティルは袖で顔を拭いましたが、

血のせいで、ただ滑るだけで、

顔は拭えませんでした。

 

それでも、彼女の身なりで

気づいたのか、ようやく彼らは

泣きながら立ち上がりました。

しかし血管が、鞭のように

こちらに振り回されると、

3人は再び悲鳴を上げて倒れました。

 

皇帝の言葉が正しかった。

レアン皇子が

こんなことをするなんてと、

ラティルは恐怖に怯えた

彼らの本音を聞きながら

剣を差しました。

 

皇帝の言葉を信じれば良かったという

本音を聞くと、

この野郎どもは、

宮殿の外に避難するように

言われたのに、無視したのかと

思いながら、

周囲の壁を壊す血管を

鞘で叩きつけました。

今度は、血管は

切られることなく

血を吐きながら跳ね返って、

反対側の壁にぶつかりました。

 

しっかり、くっ付いて来いと

ラティルが命令すると、宮廷人たちは

ラティルの後ろに並びました。

彼女は、彼らが付いて来られる

速度で進み、

血管が飛んで来る度に

鞘で殴りました。

 

地下室の外に出ると、

宮廷人たちは血だらけの台所を見て、

もう一度悲鳴を上げました。

ラティルは、

早く外に出ろと命令しました。

 

彼らは、

外には怪物がいると心配しましたが

ラティルは、

地下から上がって来ているところなので

一番近い門に走って行って

そのまま出て行け。

側室たちが助けてくれるだろうと

命令しました。

 

ラティルは再び血管を打ちました。

壁が粉々に砕ける音がして

石片が飛び散ると、

宮廷人は怯えて飛び出しました。

 

彼らが出て行くや否や、

片手に赤ちゃんを抱いたラナムンが

もう片方の手に持った剣で

頭蓋骨のあちこちに

剣が刺さった巨大な骸骨を

叩きつける姿が見えました。

 

骸骨が倒れると、

ラナムンは宮廷人たちを見て

「来い」と冷たく指示しました。

ラナムンは

説明を省いて歩きましたが、

宮廷人は、今度はよく聞き分け、

熱心に彼に付いて行きました。

 

門の前に着くと、

ラナムンは彼らを置いて

立ち去ろうとしました。

ところが、すぐに何かが

速いスピードで飛んで来ましたが

それが何であるかに気づく前に、

ラナムンは、

すぐに剣で跳ね返しました。

 

宮廷人は、

ラナムンが抱いた皇女を見ながら、

自分たちが皇女を連れて行くと

言うべきかどうか迷いましたが、

ラナムンは彼らが考える間もなく

消えました。

宮廷人は、やむを得ず外に出ました。

 

そのような宮廷人が

一人二人増えるほど、

外にいる人たちは、宮殿の中に

本当に怪物が現れたということと、

皇帝と側室が

怪物を退けているということを

信じました。

 

皇帝が側室を選ぶ基準は、

怪物を相手にできる人なのか・・・

タッシールに救出された

宮廷人の一人は

怪我をした腕を見下ろしながら

ぼんやりと呟きました。

 

ラティルは

屋根に度々登って、

このような状況を見ると

安心しました。

幸いなことに、怪物たちは

地下を通って来るため、

抜け出すのに、

少し時間がかかるようでした。

 

地下室はめちゃくちゃだけれど

この程度なら処理できそうだし、

思いがけず、

宮殿内に残っていた人々が

このことを証言してくれれば

むしろ、こちらに役に立ちそうだと

安堵して、

再び剣を手に取った時、

ロードと続けざまに呼びながら

狂ったような速さで

ランブリーが転げるように

走って来ました。

 

ラティルは、

その緊迫した叫び声に不安を感じ

どうしたのかと尋ねました。

ランブリーは、

誰かが無理矢理、

結界を破っていると答えました。

 

ラティルはランブリーに付いて

走って行きました。

宮殿へと続く大きな正門に

蔓植物が絡みついていました。

ランブリーの結界と

それを突き抜けようとする力が

相次いで衝突しているのか、

蔓植物と門の間で、

きらめく閃光が現れては消えるのを

繰り返していました。

 

ラティルは、

その前に立っている議長を見つけて

「やめろ!」と叫びました。

議長は静かに立っていましたが、

ニヤリと笑うとラティルの方を向き

笑いながら門を開けました。

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レアンを支持する人たちは

彼が正義の人だと

信じているからこそ、

悪であるラティルを

成敗しようとしているレアンを

助けているのでしょうけれど、

ダークリーチャーを作り出してまで

ラティルが悪であることを

証明しようとしているレアンに

反対する人は

誰もいないのでしょうか?

反対する人がいても、

レアンはその人の意見を

聞くはずがないので、

その人は自らレアンの元を離れるか、

レアンにうまいように

言いくるめられてしまうのでしょう。

レアンも、彼を支持する人たちも

思考回路が

おかしくなっていると思います。

 

それにしてもラナムンは

本当に強くなったのですね。

かなり古いですが、

ラナムンが眠狂四郎の姿と

重なりました。

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