自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 813話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 戦いの後

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813話 ラティルとレアンの間に、頭の形の花が転がって来ました。

◇花の証言◇

ラティルは、

それらが、ギルゴールの温室と

レアンの住居に植えられていて

昨日、行ったら消えていた

頭の花であることに気づきました。

 

ラティルは

それが転がってきた方向を見ました。

背の高い人が

人々の間に立っていました。

フードを深くかぶっているので

顔が見えませんでしたが、

ギルゴールのような気がしました。

 

ラティルは、

もう少し詳しく見ようと思って、

そちらへ歩み寄ろうとしたところ

頭の花が囁く声が

ラティルを捕まえました。

 

我々の側の人々は、

皆抜け出しました。

 

宮殿に怪物を放して

外に飛び出したらどうしよう?

 

そうはならないだろう。

アイニ皇后が、

宮殿を結界が包んでいると

話していたから。

怪物たちが入れない結界なら、

内側から現れた怪物も外に出られない。

 

しかし宮廷人の中には 

皇帝の肩を持たない人もいると

思うけれど・・・

 

その宮廷人も

人類の役に立たないのは同じ。

皇帝がロードであろうがあるまいが

気にもしない人たちだから。

 

我々は皇帝の命を

奪おうとしているのではなく

彼女が力を

コントロールできないということを

証明しようとしている。

だから、

むしろ人々が残っている方が

役に立つだろう。

ラティルの気が逸れるから。

 

皇帝が暴走して

逃げる人々の一人の命でも奪うなら、

殿下の言葉が正しいということが

証明される。

 

前列の人々と兵士たちは

自分たち同士で

ひそひそ話す頭の花々を

ぼんやりと眺めていましたが、

会話が繰り返されると

視線を移してレアンを見ました。

レアンは初めて

慌てている様子でした。

 

それでもレアンは、ある程度、

表情管理ができていました。

しかし、あの会話に

登場していると推定される何人かは

表情管理も

全くできていませんでした。

 

ギルゴールの頭の花が

レアンの住居の庭園から

なくなったのは

工事のせいだと思っていたのに

違っていました。

 

ラティルは感動して、

再び、ギルゴールが立っている方を

見ましたが、

彼の姿が見えなかったので

ギョッとしました。

 

ラティルは周りを

キョロキョロ見回しました。

そういえば、

ギルゴールだけでなく、

議長の姿も見えませんでした。

 

どこへ行ったのだろうかと

考えているラティルに、

あの言葉が本当なら、レアン皇子を

すぐに捕まえなければならないと

誰かの怒った叫び声が

聞こえて来たので、ラティルは

周囲を見回すのを止めました。

 

レアン皇子が、

宮殿に怪物を放ったのが事実ならば

絶対に、このまま

見過ごしてはならない。

 

皇帝がロードであることを

明らかにすることに止まらず、

危険を生み出すレベルだ!

 

ラティルが

しばらく気を取られている間に

一歩遅れて脱出した

宮廷人たちと兵士たちが

怒りに満ちた叫び声を

上げていました。

 

怪物の言うことを

すぐに信じてはダメだ。

怪物が皇帝とレアン皇子を

仲違いさせようとしていると

レアンの支持者たちも

急いで話しましたが、人々の前で

「皇帝はロードだから危険だ」と

先に暴露したのは、

レアンと支持者たちなので、

「怪物が仲違い」という言葉は、

自己矛盾していました。

 

ラティルは複雑な目で

レアンを見ました。

予想できなかった人たちが

自分の肩を持ってくれているのに

自分の分身だと思っていた人とは

他人より劣る間柄に

なってしまいました。

 

ラティルがレアンを呼ぶと、

彼は静かな目でラティルを見ました。

しばらくの間、

ラティルは彼をじっと

見つめ続けていましたが、

その後、

怪物を人々に解放した者たちを

皆捕まえろと、

静かに指示しました。

◇襲撃の後◇

ラティルは傭兵と兵士たちに、

歩き回りながら人々を助けるようにと

指示すると、城門の中に入りました。

多くの宮廷関係者は、躊躇いながらも

ラティルについて宮殿に戻りました。

彼女がロードであることを

知りながらも、

ラティルのそばにいるのが、

より安全だと思っているようでした。

 

ラティルは、

あまり感激している姿を

見せたくなかったので、

彼らを見ずに、本宮の前を

ゆっくりと歩き続けました。

 

そうするうちに

見えない薄い膜を感じて頭を上げると

クモの怪物の死体が

まだ空中に浮かんでいました。

戦っていた時には感じられなかった

鳥肌が立ち、

ラティルは腕をこすりながら

周りを見ました。

怪物たちが、

あちこちで暴れ回ったため、

建物や造園が粉々になっていました。

 

全部修理するのに、

お金がいくらかかるのか。

 

宮殿だけではなく、時折、

宮殿の外へ飛び出した怪物たちが

壊した首都も、あちこち

修理しなければなりませんでした。

 

今回のレアンの計画に

同調した支持者たちも

徹底的に排除しなければならないし

ラティルがロードであることを口実に

喧嘩を売ってくるかもしれない人々も

注視なければなりませんでした。

その上、レアンと手を組んだ

白魔術師を追及し、クラインも

探さなければなりませんでした、

 

すべきことが途方もなく多いと

考えながら、歯ぎしりしていたのか、

侍従長は笑いながら、

修理だけでも、

かなり時間がかかるだろうと

言いました。

ラティルは同意しながらも

カリセン宮殿が破壊された時よりは

マシだと返事をしました。

 

侍従長も、

その通り。

大きな怪我をした人がいないようなので

建物はゆっくり修理すればいいと

言いました。

 

ザイシンも自然に近づいて来ると、

怪我をした人は

自分が素早く治療するので

心配しなくても大丈夫だと

話に割り込みました。

 

その言葉に頷いたラティルは、

彼のボロボロの服を見て、

ザイシンと、あの二人の服は

どうしてボロボロなのかと

尋ねました。

 

ザイシンは、

石板を取りに地下に入ったけれど、

魔術で、通路を石で塞がされたと

答えました。

 

その言葉にラティルは

驚いて立ち止まり、

石を掘って出て来たのか尋ねました。

 

ザイシンは手でザイオールを差し、

あの信者様が床を爆破して

新しい通路を作ってくれたと

答えました。

ザイオールは

信者ではないと反論しましたが、

ラティルが「すごいです!」と

称賛すると、ザイシンは

嬉しそうに笑いながら

胸を叩きました。

彼が服を叩くたびに、石の粉が

飛んで来ましたが、

ラティルは気にせず

一緒に笑いました。

 

そして、皆、元気で

帰って来ただけではなく

苦労してきたようだと労うと

ザイシンは、

皇帝が一番苦労したようだと

ラティルを労いました。

 

ラティルは、

自分は大丈夫だったと

言おうとしましたが、

色々なことが

相次いで起こったことが

思い浮かんで来たので、

自分も大変だったと

にっこり笑いました。

 

すると、ザイシンは

突然視線を避けて、

カルレインとゲスターは

戻って来たか。

カルレインが行き来するのは

見たような気がするけれど

ゲスターは見ていないと言いました。

 

ラティルは、

二人とも見た。

ほぼ同じ時期に戻って来たと

返事をすると、

ゲスターが湖に保管していた

ダークリーチャーを

利用してくれたことを思い出して

急いでハーレムに向かいました。

ゲスターが乗り出してくれなかったら

一般国民の被害は、

はるかに大きくなっていたので

彼にお礼を言いたいと思いました。

ところが、

ゲスターはどこへ行ったのか

全く見当たりませんでした。

 

ラティルは、

なぜ、ギルゴールとゲスターは

何度も消えるのかと

不思議に思いましたが、

結局、ハーレム湖畔に到着するまで

ゲスターを

見つけることができませんでした。

 

そうしている間、

ヘイレンはタッシールを探しに行き、

ザイオールは

ギルゴールを探しに行き、

侍従長は警備団長に呼ばれて行くと、

いつのまにかそばには

ザイシンだけが立っていました。

 

この辺にいると思うのだけれどと

呟きながら、ラティルは

湖畔に到着すると、

目を細めて泳ぎ回る人魚たちの間を

熱心に探しました。

しかし湖畔は、

死んだクモの怪物を

水からすくい上げるのに苦しんでいる

血人魚たちでいっぱいで

ゲスターはいませんでした。

 

その代わりに、

手を動かさず指示だけを出す

メラディムが見えました。

彼も、ほぼ同時にラティルを発見し、

手を振りながら近づいて来ると、

事がうまく解決したようで良かった。

向こうで人間たちが、ロードについて

良い話をしていると言いました。

 

ラティルは、

声が聞こえるのかと尋ねると

メラディムは、

振動で聞いていると答えました。

ラティルは、

何て言っているのかと

そっと尋ねましたが、すぐに手を振り

言わなくてもいいと言い直しました。

ザイシンは不思議そうな表情で

ラティルを見ました。

 

ラティルは、

血人魚たちも、

湖で自分を手伝ってくれたことに

お礼を言いました。

メラディムは、

有難いと思うなら、

クモをすくうのを少し手伝えと

言いました。

ラティルは、

気持ちだけ送ると返事をすると、

メラディムは、

だから邪悪だと言われるんだと

非難しましたが、

ラティルは仕方がないと

返事をしました。

 

そして、遠くない所で

クモをすくっているティトゥの

恨みのこもった視線に

気づかないふりをして、ラティルは、

再びゲスターを探しに行きました。

 

しかし、ゲスターは

湖畔やその近くの庭園にも

見当たりませんでした。

もしかして、

自分の部屋にいるかもしれないと

思ったラティルは、

散歩道まで一周した後、

ゲスターの部屋へ歩いて行きました。

ここにもいないなら、

ゲスターは助けてくれた後、

また、どこかへ行ったのだと

思いました。

 

ザイシンは、

ずっとラティルに付いて来ながら、

レッサーパンダたちが行った方に

ダークリーチャーはいたのかと

尋ねました。

ラティルは、

彼に状況を説明しながら

ゆっくり歩きました。

 

話が終わる頃には

ゲスターの部屋の近くに到着しました。

全員が避難した後だったためか、

ゲスターの部屋の前には

護衛兵がいませんでした。

 

ラティルは扉を叩くために

手を上げました。

しかし、手が扉に触れる前に、

内側から声が聞こえて来たので

ビクッとしました。

ロルド宰相の声のようでした。

◇ゲスターの言い訳◇

怪物の侵入を皇帝が防ぎ、

レアン皇子とその一派は

兵士たちが、どこかへ連れて行った。

 

見物していた人々は、

散り散りになった後に、

このような話を続けたり、

家に急いで帰ったりしました。

 

ロルド宰相は、

自分たちの家門からも人を送って

首都の修理を手伝わせるようにと

使用人に指示を出しました。

 

それから、彼は

宮殿を囲む城門沿いに移動し、

側門から中に入ると、

まっすぐハーレムに向かいました。

 

ゲスターの住居の扉の前で

どれくらい待ったのか、

ついにゲスターが姿を現しました。

 

ゲスターは疲れたように

額を押さえながら

廊下を歩いて来ましたが、

宰相を発見すると立ち止まりました。

宰相は唇をギュッと閉じたまま、

扉を開けろと目で合図しました。

ゲスターは

ポケットから鍵を取り出し、

扉を開けました。

 

応接室を過ぎて部屋の中に入るや否や

宰相は我慢できなくなり、

ゲスターは黒魔術師なのかと

尋ねました。

 

宰相は、

4人の子供の中に黒魔術師がいるという

議長の言葉を

最大限無視しようとしました。

あんな奴の言うことを信じて

どうするのか。

おそらく、自分を惑わせようとする

議長の嘘だと思いました。

 

しかし、クモの怪物を阻止した

見張り小屋の上の美男子は、

いくら目をこすって見ても

自分の息子でした。

体が弱くて、心が弱くて

臆病な自分の息子が

片手で巨大な怪物を操っていました。

ゲスターは困惑した表情で

目を伏せました。

 

宰相は、

自分の子供の中に黒魔術師がいると

議長は言っていたけれど、

当然、自分は信じなかった。

議長が普通の人ではないことを知って

少し疑ってみたけれど、

ゲスターだけは違うと思ったと

虚しい声で呟きながら、

今見ても黒魔術師には見えない

ゲスターのすべすべした頬を

眺めました。

 

それから、宰相はゲスターに

いつから黒魔術師だったのかと

尋ねました。

目を伏せているゲスターの睫毛が

震えると、

ロルド宰相は涙が出そうになりました。

 

皇帝の正体がロードであることが

明らかになった時、

とりあえず皇帝の肩を持って、

幸いだった。

そうでなければ、自分の手で

大切な子供が悪だと

追い詰めるところでした。

 

ゲスターは、

なんだかんだでそうなったと

答えました。

宰相は、

なんだかんだで体の弱いゲスターが

黒魔術師になったのかと

尋ねました。

 

ゲスターは、

古代語を習っているうちに

黒魔術を始めることになった。

黒魔術かどうかも知らずに

面白半分で身につけ始めた。

思ったより簡単に身につくものだと

言い訳をしました。

宰相は、

うちの可愛い子は

どれだけ気苦労したことかと

嘆きました。

◇背中を突く人◇

宰相とゲスターの会話を

立ち聞きしてしまったラティルは、

ゲスターが自分に話してくれた

「黒魔術を始めたきっかけ」とは

全く違うと思い、 気まずくなって

ザイシンをチラッと見ました。

 

彼は、全く変だとは思わず、

感動して、シクシク泣いていました。

ラティルは、

今、宰相と話しているのが

ゲスターではなく

ランスター伯爵みたいだと

思いながら眉を顰めました。

 

その後、ラティルは

部屋に入るか、それとも

宰相とゲスターが

もっと話ができるように

放っておいた方がいいか

悩んでいた時、

誰かが背中をツンツン突きました。

ラティルは、

当然、ザイシンだと思っていましたが

振り向いたところ、

驚いて口をあんぐりと開けました。

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行き先を告げるどころか

誰にも知らせずに

どこかへ出かけていたのに、

いつの間にか戻って来て

頭の形の花を引っこ抜き、

ラティルが困っている時に

さっと目の前に出すギルゴール。

年末祭の時も、

ラティルがアイニの所へ

行けるようにしてくれたりと、

ギルゴールは

いつもラティルのそばにいなくても

彼女の行動を

全て把握しているかのように

彼女に必要な助けを

与えてくれるところが

素敵だと思います。

また、姿を消してしまったのは

何かやるべきことが

あるのでしょうか?

最近、シピサも出てきていませんが

ラティルのためにギルゴールと一緒に

行動していたらいいなと思います。

 

宰相はゲスターが美男子だと

思っていたのですね。

考えてみたら、

ゲスターが黒魔術師になった理由は

明らかになっていませんが、

古代語を学んでいるうちに

覚えたなんてことは

大嘘だと思います。

 

爆発専門魔術師のザイオールが

久々に本領発揮!

別の道を作るために、

壁や床を魔術で爆破して

その破片が飛んで来て怪我をしても

ザイシンがいるから、安心ですね。

 

shaoron-myanmyan様、

RM様

ミモザ

いつもコメントを

ありがとうございます。

ようやく、レアンが失脚し

いよいよ、

皇配争奪戦が始まりますが、

今度は、ゲスターの策略に

ムカつくかもしれません。

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