自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 4話 マンガ 5話 ソビエシュがナビエの名前を騙って、ラスタにプレゼントを贈った理由

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4話 マンガの11話で、ナビエがラスタに贈り物をしたと言われて驚くシーンがありますが、なぜソビエシュが、ナビエの名前でラスタに贈り物をしたのか、そのいきさつが書かれています。

側室を迎えるためのパーティ

ナビエが新年祭の準備と

謁見に次ぐ謁見で

1日中、忙しい時に

ソビエシュがラスタを

側室に迎えることになり

侍女たちは、

せめて新年祭が終わるまで

待って欲しかったと

不平を言いました。

 

ナビエもラスタが側室になって

すぐに新年祭があると

その時に、ラスタのことで

色々言われたりするのが

嫌だと思いました。

 

通常、皇帝が側室を迎える時

結婚式は挙げないけれども

小さなパーティを開くのが

慣例になっていて

そのパーティで

側室が主役になって遊んだ後、

宰相が公証書類に

サインをすることになっていました。

 

けれども、新年祭を前にして

パーティが続くと大変なので

パーティは開かない、

ナビエも、この件については

何も気にしないようにという

ソビエシュからの伝言を

秘書から聞きました。

 

ナビエは、ソビエシュが

側室を迎えることで

自分が傷ついた様子を見せて

他の人に同情されないために、

そして、

ソビエシュが他の女性を愛して

自分の人生が終わったと

思われたくなくて

ナビエは、何でもないふりと

無関心なふりをしました。

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◇ラスタの失望 ◇

ソビエシュはラント男爵を

ラスタの教育係に付けた時

彼女を平民と紹介していました。

けれども、

彼女が字を書けないことを知ると

噂通り、彼女が逃亡奴隷なら

字が書けなくてもおかしくないと

ラント男爵は思いました。

彼は、

ラスタが逃亡奴隷出身であることを

皇帝が隠したがっていると

察しました。

彼はラスタに、

サインの練習をさせましたが、

元々、頭が悪いわけではないのか

思ったよりも早く、

ラスタはサインが

書けるようになりました。

そして、ソビエシュは、

パーティを開かないと、

ナビエに

伝えていたにもかかわらず、

ラント男爵は、

皇帝が側室を迎える時に

パーティを開く慣例があること、

これから、共に暮らす側室を認め、

尊重するという意味で

皇后から贈り物を

もらえるかもしれないことを

ラスタに話してしまいました。

 

しかし、皇后から側室に

贈り物をする理由は、

側室が多数いる場合は、

既存の側室が

過度に権力を持つことを

牽制するため、

もしくは、側室が

皇后と個人的な親交があったり

高位貴族の場合なので、

ナビエはラスタに

贈り物をしないことに

決めました。

 

それを聞いた侍女たちは

喜びました。

そして、

東大帝国と並ぶ強大国である

西王国の王位継承者で、

とてもハンサムで

多くの浮名を流している

ハインリ王子が、

新年祭に来るのは本当かと

尋ねました。

ナビエは頷き、その後は

ソビエシュとラスタのことは忘れ

彼女たちと楽しく話をしました。

 

けれども、

パーティを楽しみにしていた

ラスタは、

ソビエシュからパーティを

開かないと聞いて戸惑いました。


元々、ソビエシュは、

ラスタを側室にする契約式を

新年祭の後にするつもりだったのに

ラスタが早くやりたいと言ったので

新年祭の前にすることになりました。

 

ただ、大きなパーティが続くと

参加するのも容易ではないし

準備すべきものも多く

時間的にも負担になるので

パーティを

開かないことにしました。

 

しかし、

貴族なら当然知っていることを

ラスタは一つも知らないので、

大きなパーティを続けて開くことは

礼儀に反することを

ラスタは理解できませんでした。

 

華やかで盛大なパーティで

自分より

上にいると思っていた人たちから

お祝いされることを

夢見ていたラスタは

少し寂しくなりました。

 

けれども、早く契約式をやりたいと

ソビエシュを説得したのは

ラスタだったので

このことで、ソビエシュが

面倒に思うのは明らかなので

ラスタは口をつぐみました。

 

けれども、契約式当日

ラスタの残念な気持ちは

さらに強くなりました。

 

盛大なパーティでなくても

小さなパーティを開いてくれて

皇后は謝りながら

直接、

贈り物を持ってきてくれることを

期待していたのに

いくら待っても

皇后は贈り物をくれないし

お祝いの言葉すらありませんでした。

 

契約書にサインをした後、

宰相は忙しいと言って

すぐにどこかへ行ってしまいました。

想像していた歓声や周囲の拍手、

世界のすべてをつかんだような

うっとりした気持ちも

ありませんでした。

 

ソビエシュですら、

後で会おうと言って立ち去ったので

ラスタは、ふさぎこんで

顔を両手で覆いました。

 

皇后は自分を憎んでいるに違いない。

そうでなければ

パーティはもちろん

贈り物までくれないはずはない。

贈り物はくれなくても

顔くらいは見せるものではないか。

 

泣いているラスタを

下女たちは慰めましたが

ラスタは期待していただけに

残念な気持ちは

なかなか消えませんでした。

 

ソビエシュがやって来ると

ラスタは

誰にも祝ってもらえなかったと

文句を言いました。

 

ソビエシュは、宰相も下女たちも

お祝いしてくれたと言いましたが

ラスタは、

自分たちを一番偉いと思っている

貴族たちに

お祝いをしてもらいたかったと

思いました。

 

皇后に憎まれていると言うラスタに、

ソビエシュは、

皇后がラスタを憎んで

パーティも贈り物も

用意しなかったのではなく

環境が整っていないので

自分が皇后に止めるように言ったと

ラスタを説得しても

彼女は聞く耳を持ちませんでした。

 

このような雰囲気の中で

側室になった獲物と

甘くて気だるい時間を持つのは

不可能だったので

次の日、ソビエシュは秘書に、

ラスタと同じ世代の令嬢が

一番好きな贈り物を用意させ

皇后の名前でラスタに贈り物を

送りました。 

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ソビエシュがナビエの名前で

ラスタに贈り物をしたのは

ソビエシュがラスタと

甘くて気だるい時間を持つために

彼女のご機嫌を取りたかったから。

この自分本位の考えが、

本当に嫌です。

自分の快楽のために

皇后の名を騙って

ラスタに贈り物をするなんて

皇帝として、ありえません。

 

ラスタも、

期待していた通りに

ならなかったからと、

いつまでも、しつこく

グチグチ言っているのが嫌です。

 

意地でも我を通そうとする

ラスタに翻弄されて、

獲物の願い通りに事を運び

ナビエを苦しめるソビエシュ。

皇帝という最高位にいる男が

恋に狂うと、

何でもありになってしまう。

恐ろしいことだと思います。

 

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