自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 831話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ タッシールの告白

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831話 自分が皇帝を愛していたら、どうするのかというタッシールの言葉にラティルは困惑しています。

◇どちらに安心したのか◇

ラティルは困惑していました。

ゲスターは偽の告白について

ほのめかしていましたが、

ゲスターの言葉を

全部信じても大丈夫なのかと

訝しみました。

ゲスターは優しくて良い人だけれど

彼と一体のランスター伯爵は

性格が悪く、嘘も上手でした。

それに、サーナット卿にしたことも

あるので、ラティルは

ランスター伯爵がゲスターの口を借りて

偽の情報を提供したかもしれないと

考えました。

 

ラティルは

タッシールの手が触れた目元を

弄り回しました。

タッシールの言葉に、

いかなる反応もできませんでした。

 

後になってラティルは

当然、タッシールは

自分を愛さなければならない。

タッシールは自分の男だからと

偉そうな口調で答えました。

普段、タッシールと

冗談を交わす時のような態度でした。

ラティルは、この範囲なら

安全だと思いました。

 

タッシールは、

もちろんだと返事をすると、

皇帝も自分を愛してくれるかと

やはり普段と変わらない笑みを

浮かべながら聞き返しました。

 

ラティルは、ほっとしました。

ゲスターがほのめかした

「偽の告白」は、

タッシールとは関係なさそうだと

思ったからでした。

けれども、

これが安心できることなのか?

タッシールが「偽」の

告白をしなかったので

安堵しているのか

偽の「告白」をしなかったので

安堵しているのか、

ラティルは、

しばらく頭の中がこんがらがって、

すぐに答えられませんでした。

 

タッシールは、

皇帝の気持ちを

正確に読み取ったので、

前にラティルが話していた

ショードポリのことを口にし、

外交問題に話題を移しました。

ラティルは手を下ろして

真剣に頷きました。

 

しばらくして、

会話を終えたタッシールは

部屋に戻りました。

ラティルは、

その場にいるのが難しくなり、

本宮周辺の回廊を

ウロウロし始めました。

サーナット卿は、

ラティルが数歩歩く度に

口の端を上げることに気づきました。

しかし、皇帝本人は

気づいていないようでした。

 

彼女は、

ニヤニヤ笑っていましたが、

時々、意識的に

真剣な表情を浮かべました。

◇普通の恋愛事情◇

タッシールが部屋に戻るや否や、

ヘイレンは渋い顔で、

アトラクシー公爵家

近隣の貴族たちを、

皆、招待したことと、

遠くに住む貴族たちも

他の日に招待したことを

教えてくれました。

 

タッシールは、

ラナムンも、

そろそろ皇配になる準備を

しているみたいだと言うと、

ヘイレンは、

ラナムンも、直接そこに

顔を出すと思う。

カルドンが外出届を何枚か書いて

出しに来たのを見たからと

教えました。

 

タッシールは

クローゼットの扉を開け

新しい服を取り出しました。

 

ヘイレンは、

最近、カルレインは、兵士たちと

親しくしているという話を

しようとしましが、

タッシールを見て首を傾げました。

彼の服装は完璧で、

服も、皺一つないのに、

また服を取り出したからでした。

 

ヘイレンはタッシールに

どこかへ行くのかと尋ねました。

彼は、イオが結婚する女性を

家族に紹介してくれるというのでと

答えました。

イオはアンジェス商団の頭の

次男でした。

 

ヘイレンは、聞き覚えのない話に

目を丸くしました。 

もしかしたら、聞いていても

重要なことではないので

聞き流したかもしれませんが。

 

ヘイレンは、反射的に

タッシールが服を着るのを

手伝いながら、

行って来るのかと尋ねました。

結婚するわけでもなく、

ただ紹介する場であれば

タッシールが、

あえて行く必要はなさそうでした。

 

タッシールは、

普通に付き合っている姿を

見ておくのもよさそうだからと

返事をすると、

今日の夕方に帰って来ると書いた

外泊届を、下男を通じて提出した後

あらかじめ準備しておいた

プレゼントを持って外出しました。

首都にあるレストランで

一緒に食事だけして

別れる計画だったので、

時間は長くかからないはずでした。

 

タッシールは、両親の恋愛について

関心を持ったことが

ありませんでしたが、

今日はそれについても

一度聞いてみることにしました。

 

彼は約束の時間より

30分早く到着しましたが、

すでに家族は皆、集まっていました。

来なかったのは、

この日の主役だけでした。 

 

タッシールはイオについて聞くと

アンジェス商団の頭は、

抜け目なく息子の身なりを見ながら

30分後に来るだろうと答えました。

 

タッシールは良かったと思い、

父親に母親との恋愛事情について

尋ねました。

父親は答える代わりに

何かあったのかと、

鋭く聞き返しました。

そして、

母親がタッシールのことを

心配していたと告げた後、

皇帝を誘惑しに行ったタッシールが

逆に誘惑されるような不祥事を

起こしてはいないだろうねと

確認しました。

 

不祥事だなんてと

タッシールがそら笑いをすると、

商団の頭は、

皇帝、特に側室の多い皇帝は

心から愛してはいけないことを

知っているではないかと

ぶっきらぼうに話しました。

 

タッシールは、 

皇帝は怖い人ではない。

どれだけ、可愛いことかと言うと

横で静かに本を読んでいた

末の弟が、咽て咳き込みました。

父も聞きたくない話を

聞いたという表情でした。

 

この不愉快な反応に、

タッシールが反論しようとした時

扉の鐘が鳴る音がして、

次男のイオが入って来ました。

ところが、

イオが紹介してくれるという女性は

彼の前にも横にも、

後ろにも見えませんでした。

 

末の弟は

皇帝の話をしたくなかったので、

なぜ、一人で来たのかと

すぐに質問しました。

イオは、空いた椅子に座りながら

喧嘩した。 ダメになった。

皆、集まっているのに申し訳ないと

不愛想に答えました。

 

末の弟が「喧嘩?」と聞き返すと

イオは、

彼女の親しい「男友達」のことで

喧嘩した。彼女は、

イオが友達に過ぎない彼を嫌って

警戒するのが、

むしろ恥ずかしいと言っていると

答えました。

 

気の利いた店員が

一人分のフォークとナイフを

片付けると、他の店員たちは

食べ物を運び始めました。

 

タッシールは頬杖をついて

弟を見ました。

彼は無愛想な顔で、

怒りを静かに表わしながら、

でも、自分は奴が嫌い。

自分の恋人が、

奴と二人で食事をしてお茶を飲んで

冗談を言って、

遊んだりするのが嫌だ。

でも彼女、いや、元彼女が、

愛のために友情を壊したくないと

言ったので、

自分より友情を大切にする男と

付き合えと言って別れたと

弟は断固として言うと、

目の前に出されたサラダを

食べ始めました。

 

タッシールは、

公に皇帝のそばにいる

多くの男たちのことを

思い出しました。

彼らは友達ではなく、恋人でした。

普通の恋愛なら、

やはり、そういうものだと

思いました。

 

タッシールは

食欲がありませんでしたが、

父親が自分をチラチラ見ると、

渋々、フォークを握りました。

 

食事が終わると、父親は、

タッシールを商団に

連れて行きたい様子を見せながら

急用がなければ

家族旅行にでも行かないかと

誘いました。

アンジェス家の人々にとって

旅行の時間をなくすことは

困難でした。

イオと末の弟も、皆、頷きました。

イオは彼女と別れたばかりなのに、

不思議なことに家族は

タッシールのことを

もっと気にしました。

 

彼は、大丈夫だと答えると

時間を確認しました。

彼は、ふと皇帝に

会いたくなりました。

しかし、すぐに宮殿に戻る代わりに

彼は側室になる前に

よく立ち寄った店に行き、

シュガークッキーを買いました。

皇帝に渡したかったからでした。

 

宮殿に戻って

ハーレムに通じる入口を通る時、

ちょうど彼は、皇帝を発見しました。

しかし、彼女は一人ではなく

ゲスターと向かい合って立ち

キスをしていました。

ゲスターは、

両手で皇帝を大切に包み込み

キスをしていました。

二人の唇が離れると、

ゲスターは、

そばで見る人が感じられるほど、

愛に満ちた眼差しで

皇帝を見つめていました。 

皇帝は、

タッシールが聞くことができない

大きさの声で、

何かを呟きながら笑いました。

 

タッシールは眉を顰めました。

皇帝を、

あのように恋に落ちた目で見る人は

一人や二人ではありませんでした。

 

以前、タッシールは、

一人の女性と一つの席を巡って

集まって来た側室たちの関係が興味深く

同じ屋根の下で、

互いを警戒する彼らの戦いを

面白く見物していました。

 

彼は首を横に振ると、脇道に逸れて、

その場を避けました。

ゲスターは、

再び皇帝を抱きしめながら、

彼女が見えないところで

口角を上げました。

◇忙しいのでは?◇

ラティルはゲスターから

黒魔術師村で過ごす人々を

3、4人ずつまとめて

ここに呼び寄せたいという話を

聞かされました。

黒魔術師同士が団結して

暮らしているため、

彼らは平凡な生活に

幻想と軽蔑を同時に抱いていました。

黒魔術師村をなくすことはないけれど

ゲスターは、彼らが

黒魔術師ではない人たちとも

自然に交わることができるように

助けたいと話しました。

 

ラティルは、

ゲスターが本当に優しいと

感嘆しました。

そして、話を交わしているうちに

自然にキスするようになりました。

彼は、恥ずかしそうに話しながらも

キスをする時は

相変わらず強烈でした。

 

ラティルは夢中になり

うっとりしていましたが、

頭がくらくらして

ゲスターにもたれかかりました。

 

そうしているうちにラティルは

タッシールを発見しました。

彼は大きな封筒を持って

脇道に向かっていました。

 

もしかして、

ゲスターと口づけするのを

見られたかと思うと、

ラティルの心臓は

ガタガタと音を立てました。

 

外では、愛情行為を

減らさなければならない。

ラティルは通りで

誰かとキスをしたことを後悔しました。

側室が一人や二人ではないことを

全国民が知っているけれど、

愛情行為は、

二人だけの時にした方が

良いと思いました。

 

ゲスターはラティルに、

忙しいのではないか。

外国の使節たちが

対怪物小部隊訓練場を見に来たので

そこへ行くと

言っていたのではないかと

慎重に尋ねました。

 

ラティルは、

タッシールの所へ

行くかどうか考えていましたが、

すぐに、自分が行くべき所が

どこなのかに気づきました。

外国の使節

彼女を待っているはずでした。

 

ラティルはゲスターの肩を撫でると

本宮に戻りました。

◇告白◇

しかし、ラティルは

タッシールの後ろ姿が

とても気になりました。

働きながらも、

彼が持っていた封筒が

しきりに浮び上がって来ました。

書類を見下ろしている途中で、

 

このタッシールが

皇帝を愛していたら

皇帝はどうしますか?

 

と、彼が普段とは少し違う目で

見つめながら、口にした言葉が

思い出されました。

仕事中なのに、

ラティルは自分でも知らないうちに

「タッシール」と

名前を書いていましたが、

侍従長が咳払いすると、すぐに

黒いインクで塗りつぶしました。

 

最近、皇帝は、

その人が一番気に入っているようだと

サーナット卿が指摘しました。

ラティルは、

何の関係があるのかと抗議すると

サーナット卿は、

気になると答えました。

 

それでも、サーナット卿が

話に割り込んで来てからは

ラティルの頭の中で

しきりにもやもやと浮かんでいた

タッシールの後ろ姿を

振り払うことができました。

 

その代わり、ラティルは

夕食の時間になるや否や、急いで

タッシールの部屋に行きました。

彼がいつものように微笑みながら

迎えてくれる姿を見てこそ、

この窮屈な気持ちが

軽くなりそうでした。

 

扉を開けて入るや否や、タッシールは

 

カレイ、

私に会いたくて来ましたか?

 

と、ラティルの予想通り、

彼女の額にキスをしながら

からかいました。

ラティルは彼の顔を両手で包み込み

隈なく顔を探りました。

 

タッシールは

ラティルが首を動かす度に

自分も力を抜いて

首を動かしながら

 

こう見ても、ああ見ても

ハンサムでしょう?

 

と偉ぶっていました。

ラティルは「良かった」と言うと

安心して手を下ろしました。

 

タッシールは、

 

えっ?どういうこと?

 

と聞き返すと、ラティルの手を取って

ソファーに案内しました。

ラティルは、

タッシールの部屋に来る時に

いつも座る席に座りながら、

彼が持っていた封筒が

どこにあるのかと目を動かしました。

 

その様子を見ていたタッシールは

 

陛下?

 

と尋ねると、ラティルは

タッシールの後ろ姿を

見たような気がした。

タッシールは、

自分が他の側室とキスをしていても、

そばに寄ってきて声をかける人なのに

なぜ、そのまま行ってしまったのか

ずっと気になっていたと

説明しました。

 

ラティルは

封筒を見つけられなかったので

タッシールを見ました。

もしかして、あれは

タッシールではなかったのか。

そういえば、今着ている服は

あの時のもとのは違うと思いました。

 

ところが、タッシールの口端が

非常に微妙に上がりました。

依然として、目には

笑いが込められていましたが、

普段のように、

からかうような微笑では

ありませんでした。

 

ラティルは

失言してしまったのではないかと思い

心臓が再びドキドキしました。

仕事をしながら、

彼の後ろ姿を思い出していた時のような

焦燥感を覚えました。

 

ラティルは、

タッシールではなかったのかと

尋ねました。

彼は、

大抵のことは、

見ても少しも驚かないと言うと

ラティルの隣の席に近づき、

彼女の肩を抱きました。

そして、

でも、皇帝が、他の男と

キスするのは見たくない、

これは、愛ですよねと、

答えを求めるかのように

ラティルを見ました。

 

ラティルは

心臓が破裂しそうでした。

答えてあげなければ

いけないのかと悩みました。

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「偽」の告白をしないと

偽の「告白」をしない。

私も頭がこんがらがって

よく分かりませんでしたが・・・

 

ゲスターは

ラティルのことを愛していないのに

野望のために、

ラティルを愛していると

告白しそうな人がいると

入れ知恵をした。

 

ラティルはタッシールに

もし自分が皇帝のことを

愛していると言ったら

どうするかと聞かれたけれど、

その後、タッシールが

いつもと同じような態度を

取ったので、

タッシールの最初の告白は

「偽」の告白ではなく

冗談だったと思い

ラティルは安堵した。

 

一方、偽の「告白」の方は

タッシールは、ラティルを

愛していないのにもかかわらず

愛していると「告白」しなかったら

タッシールは、そういう人でなくて

良かったという意味ではないかと

推測してみました。

 

実は、このように書きながらも、

まだ、頭の中が

こんがらがっていますが、

とにかく、ラティルが

盲目的にゲスターの言葉を信じなくて

良かったと思います。

 

イオの恋人は

結婚と恋愛は別という考えの人で

イオに近づいたのは

お金目当てだったのかも。

そういう人とは、結婚しなくて

正解だと思います。

 

自分が本当に

ラティルを愛しているのか

確信したくて、

他の人の恋愛事情を

聞こうとしたのでしょうけれど、

ゲスターとのキスが

タッシールが愛を自覚するのに

一番大きな役割を

果たしたように思います。

 

ゲスターは、タッシールに

見せびらかしたかったのか、

彼に愛を自覚させて、

苦しめようとしているのか。

ゲスターがタッシールを

蹴落とそうとしているのは

分かりますが、どのようにして、

そうするつもりなのかが

全く分かりません。

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