自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

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ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作125話 あらすじ ラティルは良い香りのする大型のカエル

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125話 ドミスの記憶の中に、ギルゴールという名の男性が現れました。

◇夢の名残◇

ラティルが瞬きすると、

カーテンの隙間から入って来た

明かりや窓枠の影、

薄い緑色の蒲団が目に入りました。

 

ラティルは

慌てて上半身を起こしました。

いつの間にか目が覚めたのか、

自分の部屋に戻っていました。

先ほど嗅いだ夜の空気と

森の匂いは鼻先に残っていましたが

頬に触れても傷跡はなく、

ゾンビに噛まれた後も、

倒れた時にぶつけた顎にも

痛みはありませんでした。

けれども、目頭に触れると

涙がにじんでいました。

 

もう、あの夢を見なければいいのに。

 

ラティルは、

あの時の無力な感情を思い浮かべて

憤慨すると同時に怖くなりました。

あれだけ弱かった人が

カルレインの記憶の中のように

強くなるには、

どれほど多くのことがあったのか。

それがすべて夢に出て来るのか。

 

あの白い髪の男。

何て言ったっけ?

ギルゴール?変な名前。

 

ラティルは顔を洗って

再びベッドに横になりましたが、

身体は寝ろと悲鳴を上げていて、

実際、疲れているのに

目を閉じる度に、

あの森が浮かんできて、

なかなか眠ることができませんでした。

それに、夢を見た時は、

あまりにも状況が切迫していたので

考えられなかったけれど、

ドミスの記憶の中に

ゾンビが出て来たということは、

最近になって

ゾンビが現れ始めたのではなく、

その前から出ていたのかと

疑問を感じました。

しかも、ドミスはゾンビを見るや否や

ゾンビだと気づきました。

カルレインと初めて会った時も、

空中を走る馬車を見て、

少し驚いたけれど、

それについて、

特に疑いませんでした。

 

ラティルは起き上がって、

しばらく、ぼんやりしていましたが

時計を確認すると、

机の上に置いてある鐘を振りました。

サーナット卿との話が終わったのか

アランデルがやって来ました。

ラティルは、彼女に

大神官を呼ぶように指示しました。

 

ラティルは、このまま寝ることで、

またあの夢を見たくありませんでした。

大神官は悪夢に効果があるか

わからないけれど、

やってみて損はないと思いました。

◇安らぎ◇

しばらくすると

大神官がやって来ました。

蒲団の中で

温かいお茶を飲んでいたラティルは

ティーカップを置こうとすると

大神官が、それを受取り

テーブルの上に置いて、

ベッドの横に座りました。

 

蒲団の中から出てきたラティルは

膝で歩いて、大神官に近づき、

彼の大きな身体にもたれて、

座りました。

 

ラティルは、

 

悪夢を見た。

大神官がそばにいてくれれば、

気持ちが楽になると思って呼んだ。

 

と話しました。

 

大神官は慎重に片腕を伸ばし、

ラティルを包み込みました。

彼女は彼の胸に頭をもたれ、

半分、目を閉じました。

そして、寝ていた大神官を

自分が起こしてしまったのではないかと

心配しましたが、

彼は、ちょうど眠れなかったので

腕立伏せをしようと思っていたと

答えました。

そんなことをしたら、

もっと眠れなくなるのではと

一気に眠気の覚めたラティルが

尋ねると、

大神官は、ラティルの頭に

頬をもたれて、

自分はそうではないと

元気よく答えました。

 

本当に運動が好きな大神官を

ラティルは可愛いと思い

笑い出すと、彼は

ラティルが寄りかかっていない側の

腕を差し出しました。

硬い石のような彼の筋肉は、

感嘆するほど素晴らしく、

彼女は、彼の腕を押さえました。

 

ラティルが、腕を押し続けると

大神官は、満足げに笑いながら、

その腕を作るために、

どうやって運動しているか

説明しましたが、

急に彼は口をつぐみました。

ラティルは、どうしたのかと尋ねると

彼は、赤い顔をして伏し目がちに、

彼女の髪が首筋に触れているので

少し興奮していると

躊躇いがちに答えました。

 

ラティルは大神官の襟足を見ると

彼女の髪の一部が、

彼の首筋を覆っていました。

ラティルはくるくる髪を巻いて

自分の片方の肩に髪を垂らすと

大神官は残念そうな顔をして、

ラティルをもっと自分の方へ

引き寄せました。

その肌触りが気持ち良くて、

ラティルは大神官に身体を預けて

目を閉じました。

 

大神官は

柔らかい石の椅子みたいでいいと

ラティルは言いました。

一日中、運動をしているせいか、

大神官は、

いくら力を入れても倒れずに

支えてくれそうな

信頼感がありました。

 

大神官は、ラティルのことを

いい香りのする、

ふにゃふにゃした

大型のカエルみたいだと言いました。

ラティルは、彼に黙るように言って

大神官の唇を指でつまむと、

彼は黙りました。

ラティルは、

大神官の柔らかい唇から手を離して

目を開いて、顔を上げると

大神官はへらへら笑っていました。

 

ラティルは、

何がそんなに楽しいのかと

尋ねると、大神官は

ラティルと、こうしていることが

楽しいと答えました。

素直な答えに、

ラティルの口元も上がりました。

彼女は身を起こすと

自分の隣で寝るように

彼に指示しました。

大神官がベッドに横たわると

片腕を伸ばして、

もう片方の腕は上げるように

指示しました。

 

大神官は、

ラティルの言う通りにすると、

彼女は、彼の腕を枕にして

横になりました。

そして、自分の片方の腕を

大神官の腰に巻きつけると

目を閉じました。

彼は腕を下して

ラティルを包み込みました。

彼女は大神官の胸に抱かれると、

悪夢は寄り付きもしないという

確信が持てました。

さらに、彼からは

人を楽にしてくれる

良い香りがするので

隣にいるとさらに快適でした。

ラティルは、この状態が

ちょうどいいと思い

目を閉じました。

 

◇睡眠不足◇

翌朝、ラティルは

大きくて固い身体を抱きしめて

頭を擦り付けていましたが

一歩遅れて、

それが誰なのか気づいて

頭を上げました。 

大神官は昨晩と同じ姿勢で

ラティルを抱えたまま

横になっていました。

違いがあるとしたら、

目の下が窪んでいること。

当惑したラティルは、大神官に

寝られなかったのかと尋ねました。

 

ラティルは、

クラインの肩に

少しもたれて寝ただけで、

彼の腕が痙攣したことを思い出し

大神官の腕が痺れていないか

尋ねました。

大神官は大丈夫だと答えた後、

ラティルはぐっすり寝ていたと

言いました。

 

彼女は、

大神官がそばにいてくれたおかげで

悪夢を見なかった。

彼は、悪夢を追い払うことができる。

と言った後で、

大神官が一睡もできなかったのではと

心配しました。

彼は大丈夫だと

繰り返し言いましたが

誰が見ても、眠れなかった顔を

していました。

ラティルは、

彼と一緒に朝食を取るのをやめて

部屋へ帰しました。

 

彼女は

大神官を枕にし過ぎたことを

申し訳ないと思い、

今夜も呼べばいいという考えを

横にやりましたが、

どうしても耐えられなければ

また呼ぼうと思いました。

大神官は、腕の中で

すやすや寝ていた皇帝を思い出すと

思わず、口の端が上がりました。

ラティルが、完全に自分にもたれて

眠っていたことに、

胸がいっぱいになりました。

 

人は眠りにつく時、

最も防御力が弱くなるけれど

その状態で、

自分をそばに置いてくれたということは

それだけ自分を

信じてくれていることだと

大神官は考えました。

しかし、そんな大神官を見守る

修行司祭のクーベルは、

ザイシンの口元が上がるたびに

口元を下げました。

大神官はご機嫌だけれど、

彼の窪んだ目を見て

ため息をつきました。

 

大神官が、

ラティルの枕の役割をしたということを

知らない彼は、

ザイシンが本当に

皇帝の側室になったと思い

そわそわしていました。

 

堂々と喜んでいる大神官は、

ラティルが自分の胸の中に

すっと入ったと言いました。

クーベルは、

そんなことは気にならないので

教えてくれなくてもいいと

言いましたが

大神官は、

ラティルが自分のことを

石のように固いと言ったと

話しました。

 

クーベルは、顔を赤くして

そういうことは

気にならないと言って耳を塞ぐと

大神官はきょとんとして

彼を見ました。

熱心に運動をして、

筋肉が石のように固いのが

何だと言うのか、

クーベルの言動が

理解できませんでした。

 

しかし、クーベルは

自分とラティルの間の良い雰囲気を

知りたがっていないようなので、

彼は、

 

こんなに嬉しい日は

ランニングをしよう。

クーベル、離宮

100週走りましょう。

 

と言いましたが、

クーベルは、

とりあえず少し休むように

勧めました。

◇ゲスターへの手紙◇

その頃、

ラティルは簡単な朝食を済ませると、

離宮の管理人に

困っていることはないかと尋ねました。

管理人は、静かで美しい所なので

過ごしやすいし、管理しやすい。

こんな所を管理できることを

光栄に思うと言いました。

 

ラティルは、

管理人との短い会話を終えて

書斎へ行こうとすると、

管理人は、

突然何かを思い出したのか

彼女を呼び止めました。

管理人は、

大したことでは

ないかもしれないけれどと

前置きをして、

ラティルが偽皇帝事件で

宮殿を離れていた時に、

ゲスター宛に手紙が来た。

けれども、手紙が来たことを

ゲスターへ伝えなくてもいいし、

離宮で預かっておいて、

ゲスターが来た時に

渡せば良いと封筒に書かれている。

だから、このことを

ゲスターに伝えていないけれど

念のために話しておくと

言いました。

 

ゲスターへの手紙なら、

すぐに宮殿に送ってもいいのに、

あえて、離宮に置いておき、

ゲスターに

伝える必要もないなんて。

管理人の言う通り、

大したことでは

ないかもしれないけれど、

変だと思いました。

ラティルは、管理人に

手紙を持ってくるように

指示しました。

 

ラティルは書斎へ行き、

差出人の書いていない手紙を

じっと見ました。

他人宛ての手紙を許可なく開けるのは

気が引けるけれど、

手紙に変な点があるし、

届いた時期も怪しいので、

ラティルは悩んだ末、

手紙の封を切りました。

しかし、

手紙の内容を確認したラティルは

表情が固くなりました。

その手紙は、ゲスターが

自分宛に書いたものでした。

 

アトラクシー公爵様は、

私が偽の陛下のそばにいれば、

偽者が、自分の正体がばれたことに

気づかないとおっしゃる。

だから、私に

偽者の陛下のそばから離れないように

頼んだけれど、

実はよくわからない。

それならば、

ラナムンがやればよいのに、

なぜ、あえて私にやらせるのか。

しかし、このような話をして、

父と公爵様の仲が

悪くなることを恐れているので

言われたとおりにするしかない。

もどかしいし、不安だ。

このような不安を

打ち明ける所がないので

自分自身に手紙を書いている。

陛下が余計な誤解を

しなければいいのだけれど・・・

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偽皇帝事件の時に

ゲスターが

トゥーリに手紙を出すように頼んだのは

87話です。

myuieri.net

 

封筒に書かれていたのが

離宮の住所だったので

トゥーリは驚いたのですね。

 

おそらくゲスターは

アトラクシー公爵の意図が

分かっていて、

彼の指示通りにすれば

自分が窮地に陥ることが分かっていた。

けれども、父親のロルド宰相は

それに気づいていない。

もしも、父親に逆らえば、

それまでの、

おとなしくて素直で、か弱い

自分のイメージが壊れてしまう。

父親の言うことは

素直に聞きつつ、

ラティルに嫌われない方法が

この手紙だとしたら・・・

 

myuieri.net

98話で、ゲスターは

ラティルが自分を冷遇すればするほど

罪悪感が強くなる。

いつかはわからないけれど、

ラティルが罪悪感を覚えると

言っています。

 

この時点で、

ラティルが離宮に行く時期について

ゲスターに分かるはずがありません。

けれでも、ゲスターは

ラティルが離宮を好きなことを

知っていて、

そう遠くないうちに行くはずだと

考えていた。

そして、

ゲスターが書いた手紙を読むことまで

見越して、

離宮宛てに手紙を書いたとしたら、

ゲスターは

悪知恵を働かせることにかけては

天才的だと思います。

絶対に敵にしたくない人です。

 

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