自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 183話 悪魔のような男と意外な訪問者

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183話 エルギ公爵がラスタを訪ねた目的は?

◇悪魔のような男◇ 

ラスタは

エルギ公爵を睨みつけたものの

自分が困っている時に

唯一助けてくれた人に対して

少し期待しました。

 

2人の様子を騎士たちが

好奇心の眼差しで見ていたので

2人は部屋の中に入りました・

 

ラスタはエルギ公爵に

どうしてあんなことをしたのかと

尋ねました。

 

エルギ公爵は笑いながら、

子供を誘拐して欲しいと言ったのに

捨てていなかったことかと答えました。

彼の口調は穏やかだけれども

一言一言に太い棘が刺さりました。

 

彼が、こんなことを言うのを

信じられず

ラスタは耳を塞ぎたくなりました。

 

そしてエルギ公爵は

バッグをテーブルの上に置き

蓋を開きました。

中には借用書と

港を渡すことを約束した

書類が入っていました。

エルギ公爵はラスタに

そろそろお金を返して欲しいと

言いました。

 

ラスタは、エルギ公爵が

そこまで薄情だと

思っていなったので

まさか借用書まで持ってくるとは

思ってもいませんでした。

 

ラスタはエルギ公爵に

抗議しましたが

彼は、

いつもと同じ口調と態度なので

ラスタは、この瞬間が

現実でないように思いました。

 

ラスタは、泣きながら

自分とエルギ公爵は友達だ。

彼の方からお金を貸すと言った。

お金の返済期限は決めていない

叫びました。

 

それに対して、エルギ公爵は

ラスタの皇后としての地位が

危うくならなければ

お金を返せと催促しなかったと

答えました。

 

権力が堅固な時ならともかく

ラスタについての

あらゆるスキャンダルが

取りざたされている今、

借用書が公開されるだけで

人々は驚愕すると

ラスタは思いました。

そして、エルギ公爵が

初めから借金を

返してもらうつもりは

ないことに気づきました。

 

ラスタは、今になって

エルギ公爵は

悪い噂があるから

付き合うのは控えるようにと

ソビエシュが言っていたことを

思い出しました。

 

けれども、

あの時、彼女は

エルギ公爵を信頼していたし

彼だけがラスタに

友情を示してくれていました。

 

ラスタは、

なぜ、どうして、

こんなことをしたのか

エルギ公爵を問い詰めましたが

彼は、変わらず口元に

優しい笑みを浮かべていたので

ラスタはぞっとしました。

 

エルギ公爵は

なぜ自分がそんなことをしたのか

それが重要なのか

ラスタに尋ねました。

 

ラスタは、重要だと答え、

ナビエ皇后がこんなことをするなら

理解できるけれど

エルギ公爵がするのは

理解できないと言いました。

 

エルギ公爵は、

その理由は後でわかると言った後で

ラスタが

お金を返すことができないことを

彼女に確認しました。

 

ラスタはお金を返したいと

思いましたが

彼女のお金は

ラント男爵が管理しているし

プレゼントでもらった宝石は

ロテシュ子爵と

イスクア子爵夫妻に

渡してしまったので無理でした。

 

エルギ公爵は、

お金はともかく港はもらう。

書類をソビエシュに見せる

ラスタに伝えました。


ラスタの目から涙がこぼれました。

愛する人よりも信じていた

唯一の人に裏切られ

足元が崩れるような感じがしました。

 

ラスタは再び

エルギ公爵がなぜ

こんなことをしたのか

理由を尋ねました。

 

そして、自分が奴隷として

生まれたのは

自分のせいでないと

エルギ公爵が言ってくれたと

彼に言いました。

 

エルギ公爵は、その言葉を聞くと

だから、隠してあげた。

やっぱり、

あれは使いたくないと思った。

けれども、

それで終わりだと思わないで。

私に、あれを渡した人は

私とは考えが違うようだから

言いました。

 

奴隷文書のことでしょうか?

 

ラスタは、その言葉の意味が

わかりませんでした。

そして、エルギ公爵は

自分もいつも気になっていた。

どうしてこうなるのかと。

だから、

理由がわからないと悔しいよね。

理由がわかっても

何も変わらないけれど

理由がわからないと

もっと悔しいよねと言いました。

 

ラスタは、

エルギ公爵の言っていることが

理解できませんでした。

 

彼女はエルギ公爵を

憎悪の目で睨みつけ

地獄へ落ちろ

呪いの言葉を吐きました。


ラスタはエルギ公爵の

頬を叩くと

彼女のはめていた指輪が

彼の顔を傷つけ

血がぽたぽたと流れ落ちました。

その姿は地獄からやって来た

悪魔のようでした。

 

エルギ公爵は

1人では行かせないから安心してと

低い声で囁いて帰っていきました。

 

ラスタは、

またもや意味がわかりませんでした。

ラスタは、しばらくの間

その場に立ちすくんだ後

虚しい気持ちに襲われ笑いました。

それなのに、目から涙がこぼれました。

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◇借用書と港の譲渡◇ 

エルギ公爵はソビエシュを訪ねました。

ソビエシュはエルギ公爵が

何をしていたのか

知りたいと思いました。

 

初めは自分に恨みがあると

思っていましたが

ラスタの子供を

神殿に連れてきたので

彼女に恨みがあるような気もしました。

 

ソビエシュはエルギ公爵に

神殿に来た理由を尋ねました。

けれども、彼は

どうしていいかわからない

気の毒な子供のためにと答えたので

ソビエシュは嘘は通じないと

彼に言いました。

 

エルギ公爵は

バッグの蓋を開け中身を見せました。

ソビエシュは目を見開きました。

エルギ公爵は、

貸したお金はともかく

港はもらっていきたいと言いました。

◇リバティ公爵の訪問◇

私的にも公的にも

ナビエを訪れる理由がないのに

リバティ公爵が

彼女を訪ねてきたので

ナビエは

わけがわかりませんでした。

 

リバティ公爵は

クリスタの側近ではあったけれど

血縁関係はないし

息子のウィヤンとは

会ったことがあるので

自分を攻略しに来たのかと

思いました。

 

2人は、社交界の話と

礼儀上の言葉を交わした後

リバティ公爵は

ナビエの顔色を窺った後で

ナビエとラスタは

仲が良くなかったのかと尋ねました。

 

急にラスタの話が出たので

ナビエは面食らっていると

リバティ公爵は胸の中から

封筒を取り出しました。

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とうとうエルギ公爵が

本性を現しました。

自分のことを

とことん信じさせて

ひどいやり方で最期に裏切る。

本当にエルギ公爵は

悪魔のような男だと思いました。

 

ソビエシュの愛は冷め

エルギ公爵からは裏切られ

子供から引き離され

親からも愛されなかったラスタは

悪女とはいえ、愛情とは無縁の

可愛そうな女性だと思いました。

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