自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 300話 外伝 38話 ノベル ネタバレ 先読み ラリの野望と結婚したい人

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外伝38話 ソビエシュがカイとラリのどちらかを後継者にしたがっていると聞いた2人は・・・

◇後継者はどちら?◇

ラリは西大帝国の皇位

関心があるので

カイが手を上げると思いましたが

先に手を上げたのはラリでした。

カイも手を動かそうとしましたが

下ろしました。

 

ハインリも

カイが手を上げると思っていたのか

微笑んでいましたが

ラリが手を上げたので

驚いたように目が大きくなり

素早くラリの手をつかんで

下へ下ろしましたが

ラリは反対側の手を上げました。

 

ナビエは、

ハインリが寂しいとか何とか

言おうとしていることに

気づいたので

首を横に振りました。

まずは、

子供の言い分を

聞いてみる必要がありました。

 

ラリはキラキラした目で

ナビエとハインリを交互に見ました。

 

ナビエは

西大帝国の皇位

継ぎたがっていたラリが

なぜ東大帝国へ行くつもりなのか

尋ねました。

 

ラリは、

 

ソビエシュ伯父様は身体が弱いから

先に譲位してくださるでしょ?

けれども、お父様は健康だから

まずは東大帝国の後継者になり

そこを手に入れた後

お父様から西大帝国を引き継ぎます。

 

と言いました。

 

ラリの野望はすごいと

ナビエは思いました。

 

ナビエは、

以前のハインリも、

ラリのようだったと

マッケナから聞いていました。

マッケナが話す時は

可愛く思えた

ハインリの過去の行動も

実際に目にすると舌を巻きました。

 

クイーン、ラリは天才のようです。

 

とハインリは感心しました。

 

彼は自分に似ている娘が

ただ可愛いだけのようですが

ハインリがラリを抱きしめている間

ナビエは腕を組んで

しかめっ面をしないように

努力しました。

かつて、預言者に言われた言葉が

しきりに頭に浮かびました。

 

ナビエはため息をついて

カイを見ましたが

彼の浮かない顔を見た瞬間

余計、不吉な気持ちになりました。

 

カイも皇位の座が

気になっているようですが

何も言えずに、

肉だけを切っていました。

 

ナビエはラリに

1つだけ選んだ方がいいのではと

尋ねました。

 

なぜ?

 

というラリにナビエは

 

ラリもカイも同じくらい賢いから

2人で東と西を1か所ずつ

治めても良いのでは?

困難なことが起きた時は

互いに助け合えばいいし。

 

と言うとラリは

 

お母さまは全世界の

半分を握っているのに

私は帝国一つですか?

 

と尋ねました。

 

ナビエは、

いつかは帝国連合の首長の座から

引退するけれど

この位は譲るものではない。

けれども連合所属の王たちが

ラリが首長になることを

望むなら

首長になることができると

答えました。

 

しかし、ラリは不満そうな顔で

唇を尖らせ

 

お兄様は優しいから

東を持とうが西を持とうが

私の仕事の邪魔になります。

どうやって手伝えと言うのですか?

私は天下統一をしたいのです。

天下統一をするためには

お兄様に与えた領土を

返してもらわなければなりません。

どうせ私に奪われるなら

最初から私が持っていては

いけませんか?

 

私の子は最高、私の子はきれい。

という表情でラリを見ていた

ハインリも

ようやく少し困った顔をしました。

 

食事を終えた後

ナビエはハインリを

じっと見つめました。

 

ラリの野望が大きいのは

ハインリのせいではないけれど

彼の過去をマッケナから

聞いていたせいか

彼に過失の80%はあると

ナビエは思いました。

 

ハインリは

ナビエの視線に気づくと

鳥に変わって、

テーブルの下に潜りました。

 

可愛い鳴き声を上げるハインリに

ナビエは

 

可愛いふりをしてもダメ、

出ていらっしゃい。

 

と言いました。

 

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◇ヨンヨン◇

ラリはまだ13歳なので

自分の言葉が

どれだけ両親に衝撃を与えるか

理解できませんでした。

 

生まれた時から

全ての物を持っていて

他の人よりも頭が良くて

皆が感嘆するくらい美しいラリは

世の中を甘く見るように

なっていました。

 

しかもラリは

ソビエシュがカイよりも自分を

可愛がっていること、

自分が何を頼んでも

絶対に断らないことを

知っていました。

 

ラリは、

東大帝国の皇帝の座に就いた

自分の姿が

目の前に浮かぶようでした。

 

その時、

父親のマッケナに会いに来た

ヨンヨンが歩いているのを

発見したラリは

彼の所へ走っていき

腰に抱きつきました。

 

ヨンヨンの金色の瞳は

美しいけれども

本物の宝石のようで

生命力を感じさせませんでした。

そのため、人々は

少年の顔に感嘆しながらも

目が合うとヒヤリとしましたが

ラリは気にしませんでした。

 

ラリは、

ヨンヨンの用事が済んだら

一緒に遊ぼうと言うと

彼は承諾しました。

 

偶然、ラリたちの姿を発見した

2人の貴族は

くすくす笑いながら

 

2人はお似合いだ。愛らしい。

2人が結婚すれば

龍が女帝の夫になった国になる。

 

と話しました。

 

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◇婚約できない理由◇

ヨンヨンが用事を済ませた後

2人がポニーに乗っている時に

ラリは彼に

いつ婚約式を挙げるのか

尋ねました。

 

ヨンヨンは、やらないと

答えました。

 

ラリは、

 

私のことが好きじゃないの?

 

と尋ねると、

 

ヨンヨンは、

ラリのことは好きだけれど

ラリは自分のことが

好きではないと答えました。

 

ラリは、母、父、兄の次に

ヨンヨンのことが好きと

言いました。

 

ヨンヨンは、

ラリが好きなのは

人間ではない彼の力で

自分が龍でなかったら

結婚したいと思わないでのはと

尋ねました。

 

ラリは、それを否定し

自分が皇女でなくて

マッケナと知り合いでなかったら

自分と遊んでくれないのではと

反論しました。

 

ラリは怒ってポニーから

飛び降りました。

ラリの鋭い視線に

ヨンヨンはため息をつきました。

 

ヨンヨンは

本当にラリのことが好きだと

伝えると

 

それなのに、

どうして結婚はダメなの?

 

とラリは尋ねました。

 

ヨンヨンはため息をつきました。

 

龍たちは平和主義者ではないけれど

戦争や政争を嫌っていました。

彼らは生まれつきの本能で

最大限、人間たちのことに

関わらないようにしていました。

 

かなり非道な属の水龍ドルシは

自分の性質が出る時は

凶悪だけれど

人間のことに

関与していませんでした。

 

ヨンヨンは、

年が若く龍でもないラリに

それが理解できるとは

思えませんでした。

 

ヨンヨンは、

ラリの父親が母親のために

戦争を諦めたように

ラリも同じことができるなら

婚約すると言いました。

 

ラリは無言でした。

 

ラリは遠ざかる

ヨンヨンの後ろ姿を

唇を噛みしめながら

見つめていました。

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◇ラスタの子?◇

その時刻、ベルティ子爵夫人は

自分をお母さんと呼んで

追いかけてきた子供の

看病をしていました。

彼女は高熱を出し、

なかなか熱が下がりませんでした。

 

そんな状態でも

ベルティ子爵夫人が離れようとすると

手を伸ばして、悲しそうに

お母さんと呼びました。

 

下女は、子供が

本当にベルティ子爵夫人の娘なのか

尋ねました。

 

彼女は返事をせず力なく笑いました。

 

馬車の中で子供は

自分の名前はシーシーで

元々貴族だったけれど

幼い頃、馬車が襲撃され

常時泉に拉致され、

今の親が自分を育てた。

と説明していました。

 

前後の事情と年齢が合っているし

シーシーの髪が銀髪で

ラスタに

似ているところもあるけれど

シーシーにラスタのような

天使の雰囲気はありませんでした。

 

私的な感情を除いて外見だけを見た時

ラスタは全ての人が認めるほど

本当に美しく、

彼女の2人の赤ちゃんも

驚くほどラスタに似ていました。

 

けれども、ベルティ子爵夫人は

最近、リムウェル領地に会いに行った

アンの顔を思い出しました。

彼は、時間が経つほど

アレンに似るようになりました。

 

グローリーエムも

顔が少し変わったかもしれないと

ベルティ子爵夫人は思いました。

 

その時、

 

いつも生みのお母さんを

探していました。

私のお母さんなんでしょ?

私を迎えに来たんですよね?

 

とシーシーは力なく呟きました。

 

ベルティ子爵夫人は

シーシーの手を握って

頷きました。

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◇激怒◇

シーシーが村を去って数日後

ケルドレックとの猟から

モテがかえって来ると

枕の下に、シーシーからの手紙を

発見しました。

 

その貴婦人に付いて行って

私が娘だと言う。

あなたが帰って来た時に

この手紙だけあって

私がいなかったら

その貴婦人に付いて行った

後でしょう。

居場所ができたら

プロポーズをしに来ます、

結婚しようね。

 

モテは手紙を読んで吹き出しました。

シーシーは、

両親を探したがっていたので

これは良いことだと思いました。

モテは手紙を引き出しにしまいました。

 

モテがシーシーを見なくなって

1週間目、夜明けに起きたモテは

演武場で剣を振り回していました。

 

シーシーは自分の道を求め

人生をかけて、

遠い旅に出たのに

自分は身動きもできず

ここに縛られて

時間を無駄にするのかと思うと

イライラしました。

 

剣を振り回しても

その気持ちは解消しませんでした。

 

日が昇るころ、

シーシーがいなくなってから

10日は経っているはずなのに

彼女を見なかったかと

彼女の母親がモテに尋ねました。

 

モテが知らないと答えると

母親は心配そうに他の場所へ

歩いていきました。

 

その様子を見て

母親はシーシーに

全く関心がないわけではないと

モテは複雑な目で彼女を見ました。

 

けれども、シーシーの養父母は

彼女に関心がほとんどないから

子供がいなくなっても

仕方がないと思うだろうと

モテは考えました。

 

数時間後、訓練を終えて

演武場を出たモテの頭を

シーシーの父親が

いきなり拳で叩きました。

モテはひっくり返りました。

 

モテは、しばらく何が起こったのか

わかりませんでしたが

正気に戻ると

シーシーの父親を見上げました。

 

彼は、シーシーが書いた手紙を

地面に叩きつけて

 

シーシーをどこへやった?

 

と叫びました。

 

彼がモテの部屋を捜して

シーシーの手紙を持ち出したことに

気づいたモテは、

父親を睨みつけると

彼は彼女のお腹を足蹴にし、

モテを罵倒し

なぜ、モテが死ぬ場所へ

娘を代わりに行かせたのかと

狂ったように叫びました。

 

モテは、シーシーの父親が

彼女を無視するから

彼女は出て行ったと

叫ぶと

 

ブルブル震えながら

モテを睨んでいた

シーシーの母親が走って来て

モテの髪を引っ張り

 

お前は貴族の娘ではなく

処罰された重犯罪者の娘だ。

お前の正体がばれたら

すぐに死ぬか

閉じ込められるから

黙って育ててあげた。

それなのに、

わざとシーシーを

そんな所へ行かせたのか。

今すぐ出て行って

お前が死んでしまえばよい。

シーシーを探してきて。

 

と泣き叫びました。

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マッケナとドルシの間に

生まれた子供のことを

ラリはヨンヨンと呼んでいますが

本当の名前はドラコと言います。

どこかで聞いたことのある

名前だと思ったら

ハリーポッターのライバルの

マルフォイの名前が

ドラコでした。

 

ラリの性格が強烈なせいか

カイの影が薄くて

可哀そうな気がします。

ナビエはラリのことを

とても心配していますが

ハインリも残酷な面はあるものの

大人になってからは

子供の時ほど

問題を起こしていないと思います。

ラリはまだ14歳なので

心が成長する余地は

たくさん残っていると思います。

 

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