655話 過去に戻って、アリタルの人生を辿っていたラティルでしたが・・・ ◇出産◇ ラティルはアリタルではなく、 自分の心臓の鼓動を 聞くことができました。 そしてラティルは、なぜアリタルが 自分に子供を産まないようにと 言ったのか その理由が分かりま…
262話 セルはギルゴールに、また騙されてはいけないと言いましたが・・・ ◇神殿の地下へ◇ あなたを信じます。 結局、ギルゴールは、 今回もアリタルを信じてしまいました。 彼はアリタルに 3度、4度と裏切られても、 彼女が帰ってくる度に 信じざるを得ま…
73話 ビョルンの指示で、エルナと彼は、噴水が見える庭園の片隅で朝食を取っています。 この大公邸には、 本当にきれいなところが多いと エルナは感嘆しながら あたりを見回しました。 リンゴの花が満開の木の下に 並べられた食卓と、 その上を漂う光と影。 …
653話 アリタルは、呪いを解く方法を見つけられたかもしれないと言いました。 ◇神の言葉が刻まれた柱◇ 急に呪いを解く方法を 見つけたの? アリタルが 自分に残した言葉が何かを 聞こうとしたラティルは、 突然、呪いを解く方法の話が 出て来たので慌てまし…
652話 ラティルは目覚めるべきか否か迷っています。 ◇目覚めない皇帝◇ ラティルは眉間にしわを寄せ、 微かに首を傾げました。 今陛下が少し動いたようです! それを見たアトラクシー公爵は 目を大きく見開いて叫びました。 しかし、側室たちは 興奮しません…
651話 ギルゴールは、吸血鬼ロードがアリタルであることを知ってしまいました。 ◇枯れない愛◇ 大神官が吸血鬼ロードだなんて! 誰かが惨憺たる声で叫びました。 ロードですか? 大神官様が怪物の巣窟を作ったの? 大神官様ではないのでは? あれは大神官様じ…
650話 結局、アリタルは怪物たちを集めた格好になったと、ラティルは思いました。 ◇次々とやって来る◇ 見知らぬ人が訪ねて来て、 自分も、ここで過ごしては いけないかと尋ねました。 アリタルは眉をしかめ、 帽子を深くかぶって顔が見えない人を 上から下ま…
649話 ギルゴールはシピサに向かって槍を振り回しました。 ◇ショックを受けるシピサ◇ シピサは後ろに下がって、 自分の胸を斬り付けようとした槍を 素早く避けましたが、 ギルゴールは手を止めませんでした。 彼は反対側からシピサを攻撃すると、 シピサが再…
648話 「アリタル、大変です!」と言いながら議長が走って来ました。 ◇ロード誕生◇ アリタルは、 大変って? と聞き返すと、議長は、 おめでとうございます。 あなたは今、 最も注目されている怪物に なりました。 と、お祝いの言葉を述べました。 アリタル…
647話 何があったのか話して欲しい。なぜ、シピサが死んだのかとギルゴールに聞かれたアリタルでしたが・・・ ◇狂った?◇ アリタルは、ギルゴールの腕を 折ってしまいました。 うわっ! ラティルは悲鳴を上げました。 そして、 アリタルは何をやっているのか…
646話 アリタルは、ギルゴールの具合が悪く、担架で運ばれたと聞きました。 ◇アリタルの罪の影響◇ アリタルは、また走り始めました ラティルは、 あっという間に通り過ぎる 風景を眺めながら、 半分、ボーッとしていました。 アリタルが自分に 子供を産まな…
645話 ラティルは苦痛に喘ぐ中で、誰かの声を聞きました。 ◇新たな怪物◇ 顔に冷たい水が 当たるような感じがして、 目の前がすっきりしました。 何だったんだろう? ラティルは無意識のうちに 呼吸をしようと努力しました。 破片が散らばったような視界の中…
644話 アリタルと彼女の中に入っているラティルは、部屋の中で血の匂いを感じました。 ◇悲劇◇ ラティルは、アリタルの不安を 感じることができました。 彼女の心臓の鼓動が、 徐々に速くなって行きました。 手に持った器と臼を置いたアリタルは ゆっくりと首…
72話 ビョルンはエルナの買い物に付き合わず、本を読んでいましたが・・・ 本を読み終えても エルナは帰って来ませんでした。 ビョルンは、 そろそろ退屈になってきたので 席を立ちました。 遠く離れた所で待機していた 侍従たちも 素早く彼の後を追いました…
643話 ラティルは、アリタルの体の中に入り込んでいます。 ◇どうしていいか分からない ラティルは、ゆりかごを離すと、 ギルゴールを ギュッと抱きしめました。 それから、彼をさっと持ち上げて 回そうとしましたが、 アリタルがまだロードではないためか ラ…
642話 ラティルはカルレインに、子供を諦めた方がいいと言われました。 ◇ラナムンvs.カルレイン◇ カルレインは以前にも、 同様の言葉を、 慎重に口にしたことがありましたが 今の彼の言葉は、 以前よりもずっと厳しいものでした。 ラティルは、 自分が急に消…
641話 牛の目はラティルに、アリタルの伝言を伝えに来たと言いました。 ◇アリタルの伝言◇ ここでどうしてアリタルの名前が 出てくるの? ラティルは牛の目をじっと見つめ ベッドから立ち上がりました。 牛の目は後ろに下がり、 防御体勢を取りました。 ラテ…
640話 宮殿から人々の姿が消えました。 ◇捕まったのは私◇ 大きな鍋からは湯気が立ち上り まな板の上には、 捌いていない魚が乗っていました。 しかし、人は誰もいませんでした。 台所に人がいないことは ありませんでした。 夜に側室が 何かを食べたがること…
71話 フェリアで過ごす日々も終わりに近づいて来ました。 最後の訪問国である フェリアでの日程を終え ビョルンに与えられた 王子の責務は終わりました。 残りは半月の休暇と帰国だけでした。 しかし、もう1週間が過ぎたので、 正確には、休暇の残りは あと…
ノベル70話 マンガ58話 エルナは大聖堂のドームに閉じ込められ、ビョルンに助けられましたが・・・ その後、エルナは風邪で寝込み 3日目に、ようやく 起き上がることができました。 さらに一日後、ベッドを離れて 朝食の食卓に座ることも できるようになりま…
639話 ラティルにアリタルの記憶があるのか、それとも怪物にアリタルの記憶があるのか、ラティルは考えています。 ◇アリタルの記憶◇ そんなこと可能なのだろうか? ラティルは首を傾げました。 彼女が夢を通して見たのは、 ほとんどがドミスの記憶でした。 …
638話 ラティルは、怪物が大神官を食べると聞いて驚きました。 ◇不思議な出来事◇ ラティルは、 ギルゴールの腕を引っ張ると、 その怪物は、 大神官であるザイシンも 食べることができるのかと 尋ねました。 ギルゴールは、 抱きしめた花に鼻を当てて 匂いを…
637話 サーナット卿はレアンに送った手紙のことをばらしたアトラクシー公爵に腹を立てています。 ◇絶対に妨害する◇ サーナット卿、 陛下から、お叱りを受けましたか? 近づいて来たアトラクシー公爵が とても優雅な態度で 話しかけました。 彼の、とても心配…
636話 アトラクシー公爵は、ラナムンがラティルにいじめられていると思い、ショックを受けています。 ◇侍従長が味方をする人◇ アトラクシー公爵は、 シャレー侯爵(侍従長)を招待して 夕食をご馳走した後、 シャレー侯爵、 正直に答えてくれ。 と切り出しま…
635話 側室たちに不吉な子と言われても、ラティルは子供を産むつもりでした。 ◇帰って来た!◇ ラティルは仕事中に、 近衛騎士団の副団長が 一人で笑っているのを 発見しました。 ラティルと目が合うと 副団長はすぐに謝りましたが、 机の上の小さな鏡を見る…
634話 ラティルとラナムンが一緒にいる所へ鉄の球が飛んで来たことで、ラティルは側室たちを招集しました。 ◇カルレインの意見◇ クラインは不機嫌そうな顔で やって来ましたが、 ラティルの厳しい表情を見ると 眉をひそめながら、 陛下、どうしたんですか? …
633話 聖騎士たちが運んで来た木箱の中には、何が入っていたのでしょうか? ◇復讐◇ これは全部お酒じゃないか! 別の怒鳴り声が聞こえて来ました。 アイニは、何が変なのかに気づきました 酒を装った、 何か悪いものかもしれないと 誰かが反論すると、 タッ…
632話 ラティルは、サビの姿でタッシールに声をかけました。 ◇のらりくらり◇ タッシールの目が 少し大きくなりました。 ラティルは、タッシールが 自分に気づいたと確信し、 何か落としたものはありませんか? と、こっそり遠回しに尋ねました。 ラティルは…
いよいよ最終話 リネットは、アセルは自分の友達だと言って、彼の首にしがみつき大泣きしています。 ルーは、 分かったから、 とりあえず自分のところへ 来るようにと言いました。 しかし、リネットはアセルの首に しがみついたままでした。 ルーは、 ダメだ…
631話 聖騎士たちは、タッシールを緊急逮捕しに来たようでした。 ◇あの姫の聖騎士団◇ ラティルはそれを聞くや否や、 やって来た聖騎士たちの中で、 団長のように振る舞う人物の前に 近づきました。 ラティルは怒った時に、声も表情も、 より冷静になるタイプ…