自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作62話 マンガ 76、77話 あらすじ ラティルがカレイならタッシールは?

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62話 クラインに飲ませるはずの薬入りスープがラナムンの所へ行ってしまいました。

◇嫌な予感◇

ラナムンがスープを飲まずに

じっと眺めているばかりなので、

彼の兄弟兼侍従のカルドンは、

食べ物が気に入らないのかと

尋ねました。

ラナムンは変だと答えました。

 

カルドンは味見用のスプーンで

スープを一匙すくい

匂いを嗅ぎましたが、

良い香りがしました。

そして、それを飲んでみましたが

美味でした。

 

カルドンは、

スープが美味しいことと、

ラナムンは

きのこスープが

好きなはずではないかと

尋ねましたが、

ラナムンは、前日も

きのこスープが出て来たと

言いました。

 

カルドンは

おいしそうなきのこスープを

見下ろしながら、

2日続けて

同じ食事をするのが嫌なら、

変えてもらおうかと

提案しました。

 

ラナムンは、

食べたくないのではなく、

元々、同じ食べ物が

立て続けに出たことがないと

主張しました。

 

けれども、カルドンは

以前、料理長に

ラナムンがよく食べる物を教えたら、

3日間、それが出て来たことがあると

優しく話しました。

 

それでも、

ラナムンの表情が変わらないので、

カルドンは、

それでも嫌なら変えてもらうと

慎重に提案しましたが、

ラナムンは、

口をぎゅっと結んだまま

スプーンを持ち上げ、

 

もういい。

嫌いな食べ物ではないから。

 

と言いました。

そして、いざ飲んでみたら

美味しかったのか、

ラナムンはスープを飲み干しました。

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◇異変◇

翌朝、ラナムンは目を覚ますと

ベッドに横になったまま

いつもと感じが違うと

考えていました。

 

普段は起きるや否や

浴室へ行くラナムンが

ベッドにぼんやりと

座っているだけなので、

カルドンは心配しました。

 

ラナムンはカルドンに

昨日の朝と今日の朝の違いを

話そうとしましたが、

気が変わり、首を振りました。

言葉で伝えるのは

少し恥ずかしいし、

1日、力がなくても

問題ないと思ったからでした。

 

結局ラナムンは、身体を起こし

いつも通り浴室へ行き、

風呂から上がると、

カルドンに服を着せてもらいながら

ハーレム内のことについて

話を聞きました。

 

最近の陛下は

大神官とタッシールを

気に入っていること。

2度もタッシールを連れて

遊びに行き、

大神官に会うために

急に走って来たこと。

 

カルドンは、

 

おかしいですね。

坊っちゃんをさし置いて、

どうしてあんな人たちと。

坊っちゃんはハンサム過ぎて

人間味を

感じられないのでしょうか?

 

と尋ねましたが、

ラナムンはわからないと

答えました。

 

その言葉を聞いたカルドンは、

悔しくなり、興奮して、

 

分からなければ

分かるようにすべきです。

たくさん本を読んで

勉強したのに、

何をご覧になっていたのですか?

 

と口走ってしまいました。

しかし、ラナムンに窘められると

カルドンは謝りました。

 

ラナムンは、本に出ていたのは

一緒に寝た後のことで

床まで行くことについては

書かれていないと

返事をしました。

 

カルドンは、

そんなことはないと反論しましたが、

ラナムンは淡々と

自分の髪を撫でつけていたので

がっかりして肩を落としました。

 

すると、今度は、

大神官やタッシールと

親しく過ごすのはどうか、

彼らと一緒にいれば

陛下と会うことができる。

隣に引き立て役がいれば

ラナムンの顔がよく見えると

提案しました。

 

しかし、ラナムンは

その提案をじっくり考える余裕が

ありませんでした。

翌朝も、起きた時の感じが

よくありませんでした。

 

ラナムンは

華やかな天井を見つめた後、

ぎゅっと目を閉じました。

何だか、大変なことが

起こったように感じました。

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◇古地図の示す場所◇

ゲスターから教えてもらった

古代語を使って、

古地図を解析したラティルは、

その結果に、

 

どうしてこんなことが

起こり得るのか?

 

と、思わず悪口を

吐いてしまいました。

隣にいたタッシールが

その理由を尋ねましたが

ラティルは

答えられませんでした。

 

古地図はある物の位置を

示していましたが、

よりによって、それは

元彼が皇帝をしている

カリセンの首都の近くに

ありました。

これは本当にまずいと思いました。

カリセンの地図を

アドマルに埋めるなんて

地図製作者はおかしいとまで

言いました。

 

タッシールは、

この地図が作られた時は

国境とか国の関係が

今とは違っていたのではと

アドバイスしました。

 

ラティルは、

自分もそれは分かっていると

返事をしたので、

タッシールは、

まるで彼女が

それを知らないかのように

怒っていると指摘しました。

するとラティルは

カレイのような目で

彼を見つめたので、

タッシールは両手を合わせて、

体をくねらせ、

大袈裟にときめいた振りをして、

 

恋人同士の間には

愛称が必要です。

これから陛下のあだ名を

カレイにしましょうか。

陛下が、

私の可愛らしいカレイに

なってくださったら、

私は陛下の・・・

 

と言っている途中で

ラティルは

 

ハゼ

 

と言いました。

 

自分は

ハゼに似たところがないと

タッシールは主張しましたが、

ラティルは、

 

お喋りなハゼ

 

と言ったので、タッシールは

 

ひどい

 

と言ってため息をつくと

ラティルは鼻を鳴らして

再び地図を見下ろしました。

 

ラティルの視線が

タッシールから離れると

彼は、その姿を

笑いながら眺めました。

 

ラティルは知らないけれども、

タッシールは

彼女とカリセンの皇帝の仲を

知っているので、

ラティルが取り乱している理由が

分かりました。

 

けれども、それは

知っているふりもできない

問題なので、

タッシールは

ラティルが何かを決定するまで、

じっと待っていました。

どのくらい、そうしていたのか

ついにラティルは、

カリセンに行くことに決めました。

 

タッシールは、

ラティルが直接行ったら危険だ、

また彼らがやって来るかもしれないと

心配しましたが、

ラティルは、

自分が地図を持っているので

彼らは来られないと主張しました。

 

それに対してタッシールは

内部に敵がいれば、

ラティルを

追いかけるかもしれないと

言いました。

 

彼女は、そうならないように

この仕事は内密に処理すべきで

自分が直接やるのが

一番安全だと答えました。

そして、彼女は

じっくり考えた後、

アイニ皇后にも会って来ると

言いました。

ヘウン皇子が生き返ったと

主張している

アイニ皇后と話をすれば

何か情報が得られると思いました。

 

するとタッシールは

 

それでは、

外交問題を言い訳にして

公式にいらっしゃるのですね?

 

と尋ねたので、

ラティルは、そうすると答え

続けて何か言おうとしましたが、

誰かが執務室の扉を叩きました。

 

やって来た秘書に、

どうしたのかと尋ねると

ラナムンがラティルに

会いたがっているとのこと。

彼女は、今ちょっと忙しいと

返事をしましたが、

秘書は、

陛下を是非お連れくださいと

ラナムンから

頼まれたと答えました。

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◇ラナムンの病気◇

忙しいと言って

追い返すこともできるけれど、

ラナムンは、

大したことのない問題で

自分を呼ぶ人ではないことを、

ラティルは知っているので

仕事を後回しにして

廊下へ出ました。

 

ラティルは、

ラナムンの部屋へ向かいながら、

胸がいっぱいになりました。

 

ラティルは、これまで

仕事を任せられる側室たちの

相手ばかりしてきて、

ラナムンの相手が

できませんでした。

功臣の息子だから

アトラクシー公爵が

無理矢理ハーレムに入れたけれど、

今になって考えると、

あまりにもラナムンを

放置しすぎたような

気がしてきました。

 

彼は

あまり、そのような性格ではないと

思うけれど、

このことについて

話し合うために

私を呼んだのだろうか。

けれでも、これは緊急ではない。

 

ラナムンの部屋の前に到着すると、

ラティルは部屋に入る前に、

心の準備をするため

あらかじめ、そこにいたカルドンに

何があったのか尋ねました。

ところが、彼の顔は尋常ではなく

涙を堪えているようだったので

ラティルはびっくりしました。

 

ラティルは、

ラナムンに何があったのか尋ねました。

けれども、カルドンは

口ごもるばかりで

何も答えられなかったので、

待ちきれなくなったラティルは

ドカンと扉を開けて

部屋の中へ入りました。

すると、ラナムンが

部屋の中央に立っているのが

見えました。

ラティルはラナムンを呼ぶと

彼はゆっくりと顔を向けましたが、

彼の顔がカルレインに匹敵するほど

青白かったので、

ラティルは驚きました。

 

彼女は、慌てて彼に近づき、

彼の肩の上に手を置いて

どこか痛いのかと尋ねました。

するとラナムンの表情が

暗くなったので

ラティルはドキッとしました。

 

頭が痛いのかと思い

額に手を当てましたが

熱はありませんでした。

 

ラティルはラナムンに

どうしたのか尋ねましたが

彼は返事をしませんでした。

 

ラティルは彼の手を握って

ベッドへ連れて行き、

そこに座らせると

自分はその前に立って、腰を曲げ

ラナムンと目を合わせながら

じっと見ました。

いつも刃が立っているような

ラナムンの口元から出る

冷たいため息が哀れでした。

 

ラティルは、ラナムンに

どこか具合が悪いのか、

悩みがあるのか、

アトラクシー公爵家のことか、

自分はラナムンの味方だから

話すように促しました。

 

けれども、ラナムンは

ラティルをじっと見つめたまま

何度も唇を震わせるだけでした。

いつも鋭い氷のようなラナムンが

グズグズしている姿に

もどかしさを感じながらも

ラティルは、急き立てることなく

彼が口を開くのを待ちました。

 

どのくらいそうしていたのか、

ついにラナムンは、

普段と変わらない口調で

病気になったようだと話しました。

 

ラナムンが

こんな風にしているのを見ると

もしかしたら、

死に至る病なのではと思い、

驚いたラティルは、

そっと、そのことを確認しました。

そうでなければ、

こんなにグズグズしていないだろうし

反応が尋常ではないので

明らかに重病に罹っていると思いました。

 

ラナムンが重い病気だったら

どうすればいい?

宮殿で看護する?

アトラクシー公爵家

療養させるべき?

どちらが、より回復する?

ラナムンに聞いてから決めるべき?

大神官は病気も治療できるだろうか。

 

と考えを巡らせていると

ラナムンは、

自分が死ぬ病気ではないと

答えました。

 

その答えは妙でしたが、

ラナムンが死に至る病ではなくても

アトラクシー公爵や公爵夫人が

そうであれば、

とても悲しいことなので

ラティルは緊張しながら、

誰が死ぬのか尋ねました。

すると、ラナムンは

自分の未来の赤ちゃんたちと

答えました。

 

赤ちゃんが死ぬことは

とても辛くて悲しくて

大変なことだけれど、

生まれてもいない赤ちゃんのことを

言っているので

ラティルは戸惑いました。

 

これをタッシールが言ったのなら

また冗談かと責めるけれども、

言い出したのはラナムンなので

冗談に思えませんでした。

けれども、呆れ果てた話なので、

ラティルは、

 

もしかして未来へ行ってきたの?

今が何年か教えてあげようか?

 

と尋ねると、ラナムンは

一体、何を言っているのかとばかりに

眉をひそめると、ため息をつき、

「もの」が正常に機能しないと

打ち明けました。

 

「もの」と言われても

何なのかわからないラティルは

それが赤ちゃんと何の関係があるのか

尋ねると、

ラナムンは視線を

自分の足の間に移しました。

ラティルもつられて、

そちらへ視線を移すと

ようやく、理解できたので

慌てて顔を上げました。

 

ラティルは、

どうしてなのか尋ねましたが、

ラナムンは、分からない、

突然、そうなったと答えました。

 

ラティルは切羽詰まって、

本当なのか確かめたのかと

聞きましたが、

ラナムンは唇を震わせ、

ラティルを恨めしそうに見ました。

そんな風に見つめられて

戸惑ったラティルは

私がやったのではないと

手を振りました。

 

ラナムンは

どうやって確認するのかと

ラティルに聞き返しました。

 

彼女は、

勘違いかもしれないと答えました。

けれども、ラナムンは

 

はっきりと感じます。

今日一日だけではありません。

 

と言いました。

 

よりによって、

あそこが痛くなるなんて。

ラティルは困ってしまいました。

彼女は躊躇いながら

ラナムンを見ました。

2人は黙って、

目だけを合わせていました。

何か対処方法が必要か、

何をどうすればよいのか

2人とも、頭が回りませんでした。

 

しばらくしてラティルは

用心深い声で、

自分が確認してみようかと

慎重に尋ねました。

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ラナムンは自分の意志で

大事なところが機能しなくなったことを

ラティルに話そうと思ったのか、

カルドンがラナムンを心配して、

彼の判断でラティルを呼びに行ったかは

分かりませんが

いずれにせよ、女性には

言い難いことだと思います。

男性の機能を失わせる薬を

息子に送ったロルド宰相は

なかなかの悪人だと思います。

 

未来の赤ちゃんという表現を読んで

再婚…のコシャールが

暴漢に襲われた時のセリフを

思い出しました。

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