自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 337話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ どこから見ているのか分からない

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337話 宮殿をめちゃくちゃにして逃げたのはお前かと、ドミスはランスター伯爵に聞かれました。

◇やっと顔を見た◇

狐の仮面はゲスターだと

思っていたのに、

なぜ、彼がここにいるのか。

ゲスターはロルド宰相の息子で、 

彼の成長する姿を見てきた人が

たくさんいるし、

ラティル自身も、子供のゲスターを

見たことがありました。

ゲスター本人も、

自分は吸血鬼のようなものではなく、

人間だと言っていました。

 

しかし、まもなくラティルは、

ゲスターと目の前にいる狐の仮面の

髪の色が違うことと、

体型も似ているけれど、

全く同じではなく、

声も少し違うことに気づきました。

ゲスターの声は低くて奥ゆかしいし、

酒に酔った時も、

照れくさそうな話し方でした。

 

もしかしたら、

狐の仮面は1人ではなく、

代々、伝わっていくものなのかと

考えました。

しかし、混乱したのはラティルだけで、

狐の仮面を初めて見るドミスは、

あまり感動せずに、

ようやく、その顔を

見ることができたと言うだけでした。

ラティルは、

仮面をかぶっているので

顔は見えないと心の中で叫びました。 

 

ドミスはその言葉を最後に、

狐の仮面の前を通り過ぎました。

彼は、ドミスが

自分に怒っているような気がするけれど

何か悪いことをしたのだろうかと

カルレインに尋ねましたが、

答えを聞く前に、

再び場面が変わりました。

◇悪い運命◇

ドミスとアニャは

向かい合ってテーブルに

座っていました。 

先ほど、馬車から降りる時に

アニャはいなかったのに、

いつ、来たのだろうかと

ラティルは不思議に思いました。

 

アニャは手に名簿を持っていて、 

それをドミスに渡しながら、

本当に、全員の命を奪うのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

アニャが何を言っているか

理解できませんでしたが、

ドミスが「うん」と即答すると

アニャは悲しそうな表情になりました。

 

ドミスは名簿を調べると、

名前と年齢が、ずらっと書かれていて

その横に「死亡」や「失踪」、

「退職」などの特記事項が

書かれていました。

そして、そのうちの名前のいくつかに

チェックが入っているのを見て、

ラティルは、ドミスが、

その人たち全員の命を

奪おうとしているのかと考えました。

確かに、そのうちの1人は、

ドミスにひどいことをした

下女のジョアンでした。 

 

ドミスは、ざっと名前を調べた後、

名簿を下ろすと、アニャに、

彼らがしたことを、

どうして自分にはできないと思うのかと

尋ねました。

アニャは悲しそうな顔で、

できないのではなく、やめて欲しい。

ドミスはいい子なので、

その力を良いところに使ってほしい。 

ドミスにひどいことをした人たちが、

罰を受けなければならないことには

同意するけれど、

彼らをの命を奪うのは

ドミスであってはならない。

法で処罰しなければならないと

説得しました。

 

ラティルは、

捜査官のアニャは善良だ。 

吸血鬼になったからといって

性格が変わらないようだけれど

ドミスは覚醒したせいで

性格が変わってしまったのか、

たくさんのひどいことを

経験してきたせいで

変ってしまったのかと考えました。

 

アニャの言葉は、

あまりドミスの心を

動かさなかったようで、彼女は、

彼らは、

自分の命を奪おうとしたけれど、

自分は生きていて、

こんなに元気なのに、

どうやって法で裁くのか。

そのうち、

ロードの息の根を止めようとした

英雄に化けるのではないかと

皮肉を言いました。

 

そして、自分は悪い運命の元に

生まれた。

自分がいい人かどうかは重要ではない。

良いドミスの時もあったけれど

彼らの手によって死んでしまった。

だから復讐しようとしていると

言いました。

 

アニャは悲しそうな顔で、

悪い運命ではないと言いましたが

ドミスは、悪い運命だと言いました。

◇話し合い◇

再び場面が変り、

下女長と何人かの下女、使用人が

テーブルを囲んで話をしていました。

全ての扉と窓が、

しっかり閉まっているので、

ドミスはどこに隠れて

この様子を見ているのかと

ラティルは不思議に思いました。

一緒に座っているのかと思いましたが

彼らの話は、

ドミスの前でするような内容では

ありませんでした。

 

やはり、似ている人ではないか。

あのドミスが、

突然クレレンド大公の後継者になって

現れるなんて、あり得ない。

もう、ドミスは死んでいる。

ドミスとクレレンド嬢は

顔は似ているけれど、

雰囲気が全く違うので、別人だ。

 

など、大体の人たちは恐れながらも、

クレレンド大公の新しい後継者が

ドミスではないと

考えているようでした。

しかし、ジョアンは、

確かにドミスだと断言し、

あんなに似ている人が

いるわけがないと言いました。

 

他の下女と使用人たちは、

自らを慰めるために、

ドミスとクレレンド大公の後継者は

同一人物ではないと説得しましたが、

ジョアンは指をかみしめながら

首を横に振り、

ドミスがアニャ嬢を亡き者にして、

その場を占めたに違いないと

主張しました。

 

しかし、他の下女は、

もし、そうであれば、

カルレインがドミスを

連れて来るはずがない。

もしかしたら、メイヘム夫人が

ドミスに変な反応を見せたことと

関連があるかもしれないと

言いました。

 

その言葉を聞いたジョアンは

また別の不安を感じたようで

恐怖に怯えて、その下女を見ました

 

続けて、その下女は、

ドミスの死体を処理する時、

カルレインが現われた。

もしかして

彼女は死んだのではなく、

カルレインが、あの時、

あの子を助けたとしたらと話すと、

他の人たちは反論できずに

固まりました。

 

死んだことを

確かに確認したという者もいましたが

生き返ったのかもしれない。

棺桶に入れて埋めても

目覚める人がいるらしいと

言う者もいました。

 

恐怖で、雰囲気が険悪になると、

下女長は手を振り、

彼らの話を止めました。

そして、

クレレンド嬢がドミスかどうか

自分で調べると言いました。

◇興味ない◇

再び場面が変わりました。

ドミスは、

大きな安楽椅子に座って

本を読んでいて、

その前で下女長が茶を注いでいました。

ドミスは本を眺めていたけれど、

下女長の反応に全力を傾けていました。

 

その時、下女長はティーポットを置き、

以前、クレレンド嬢に、

とてもよく似ている人を

見たことがあると言いました。

すると、ドミスは

面倒だから話しかけないで欲しい。

全く興味がないと返事をして、

本を閉じ、下女長を眺めました。

彼女は恥ずかしくなったのか、

顔を赤くして素早く立ち上がると

ドミスに謝りました。

◇どこで見ているの?◇

再び場面が変わり、

下女長は自分の部屋でジョアンに、

クレレンド嬢の話すことや

行動することは

全くドミスと違うので、

クレレンド嬢とドミスは

同一人物ではないと告げました。

 

ジョアンは、

言葉や行動は直せると反論しましたが

下女長は、あれだけ違えば別人だと

きっぱり言い切りました。

それでもジョアンは不安なので、

顔色が良くなりませんでした。

 

やがて下女長の部屋から出てきた

ジョアンは、

一見、台所のように見えるけれど、

城の台所というには小さすぎて

人の数も少ない所へ行きました。

 

そこでジョアンは

小さな引き出しを開けて

何かを少し取り出し、

匂いを嗅ぎながら、薬鉢の中で、

それと茶葉を混ぜ合わせ始めました。

茶の中に薬を入れているようでした。

 

しかし、ラティルは

ジョアンのしていることよりも、

一体、ドミスが

これをどこで見ているのかと思うと

さらに恐怖が増しました。

ジョアンは

下女長の部屋から今まで

ドミスがずっと付いて来ていることに

全く気づいていませんでした。

 

ドミスは、

私たちの息の根を止めに来たので

先に、彼女を片付けなければならない。

 

ジョアンが、

こんなことを言うのが聞こえるほど

ドミスは近くにいました。

 

すると突然、天井の灯りが揺れ始め、

部屋の中が、暗くなったり

明るくなったりを繰り返し、

壁に映っている黒い影が揺れました。


驚いたジョアンは手を止め、

しばらく周囲を見回しました。

そして視線が

ドミスの方へ向く瞬間、

彼女は恐怖で目を見開き、

持っていた薬鉢を落としました。 

ジョアンは震えながら

床に座り込みました。

単純にドミスを見て

驚いたのではなさそうでした。

◇会ったことがない人◇

あれもロードの能力なのだろうか。

それとも自分が、他のロードと違って

人の本音が読めるように、

ドミス個人の持つ能力なのだろうか。

 

ラティルは目が覚めた後も、

しばらくベッドに横になったまま

考えました。

分からないけれど、

これまでいつも

やられっぱなしだった純粋なドミスは

もはや姿を消したようでした。

 

ラティルは上体を起こして座ったまま、

アニャについても考えました。

ドミスと仲良しの

優しいお姉さんくらいにしか

思っていなかったけれど、

彼女とドミスの意見が

対立するのを見て、

アニャがどうなったのかも

気になりました。

 

吸血鬼になったら

まだ生きているかもしれないけれど、

今頃何をしているのか。

カルレインに聞いてみようかと

思いましたが、やめました。

ドミスにとって、

アニャが大切な人なら、

関連した記憶を

見ることができるだろうと

考えたからでした。

 

なぜかは分からないけれど、

カルレインに

ドミスに関して聞いてみる時、

いつも、元カノについて

聞いてみるような気がして

少し変な気分になりました。

 

カルレインがドミスに冷たくすると、

間違いなく怒るのに、

その他のことについて聞く時、

なぜ、このような気分になるのか

分かりませんでした。

 

狐の仮面がもう1人いたのも

変でした。

ドミスの夢を見ても、

何か解決されるのではなく、

さらに、もどかしさを感じたのは

久しぶりでした。

 

その場でため息をついても

解決しないと思ったラティルは

気分転換のため、

久しぶりに、侍女たちと

話をすることにしました。

 

ちょうど何人かの侍女たちが

おやつを食べながら、

くすくす笑っていました。

ラティルは彼女たちに近づき、

何か面白いことがあるようだと尋ねると

彼女たちは素早く立ち上がりました。

しかし、互いにチラチラ見ながら

笑っているのを見ると、

本当に何かあったようでした。

 

それが変に見えるので、

ラティルは彼女たちを眺めると、

侍女たちは、またクスクス笑い、

彼女たちの1人は、

テーブルの上で開いていた雑誌を

ラティルに差し出しました。

すると

 

皇帝の最後の側室

 

という文字が見えました。

 

これは、どういうことなのか。

ラティルは、当惑しながらも

雑誌を受け取るや否や、

 

側室のギルゴールとメラディムの

肖像画特急入手

 

という文字だけではなく、

2人の名前が付いているのに、

見知らぬ顔が載っていたので

驚いてしまいました。

 

これは何なのか。

会ったことのない人たちなのにと

ラティルが文句を言うと、

侍女たちは、また笑い出して、

情報を提供したのは

ハーレム内部の人だと告げました。

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下女のジョアンは、

パーティの時に、

ドミスとペアを組んだ

ジョアンの仲良しのアリーが

行方不明になったのは、

アリーを1人にした

ドミスのせいだと言って

彼女を恨み、

お金や宝石を奪っただけでなく

ドミスを瀕死の状態にまで追い込んだ

首謀者です。

ドミスに一番恨まれても当然なのに

反省して謝るどころか

やられる前にやろうとするなんて

性根が腐っていると思います。

下女長にしても、

ドミスが他の下女たちに

ひどいことをされたのを知りながら

放って置いたのは、

奇異なことが起こる

ランスター伯爵の城に

ずっといるせいで、

普通の間隔が麻痺しているのかも

しれません。

ドミスに仕返しされても

仕方のない人たちばかりだと

思います。

 

ドミスが

覚醒するきっかけとなったのは

姉のように慕っていたアニャが

死んでしまったこと。

その時、彼女の怒りは頂点に達し、

その感情を未だに引きずっていて

今は冷酷になっているのではないかと

思います。

ドミスが怪物と共存できる世界を

望んでいたことを、

メラディムは覚えているので

いずれ、元の性格のドミスに

戻るのだろうと思います。

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