自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 392話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニが助けを求められる人

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392話 タッシールはアナッチャたちの居場所を突き止めましたが、ラティルと一緒に入るか、1人で入るか、他の側室たちと入るか悩んでいます。

◇狐が増殖◇

タッシールは悩んだ末、

カルレインを呼んで

一緒に行くことにしました。

彼は強さに自信があるので、

あえてザイシンやラナムンを

連れて行く必要はないし、

メラディムは人魚とはいえ、

どの程度、強いか

まだ分からないからでした。

 

タッシールは部下たちと共に

カルレインが担当している区域に

行こうとしましたが、

数歩も歩かないうちに、

片腕に、ナマケモノクラインを

ぶら下げたラティルが

歩いて来ました。

 

タッシールは笑いながら、

新しく飼うことにしたのかと言って

クラインの顎を触ろうとしましたが

足を蹴られそうになったので

横に退きました。

ラティルは、

睨み合うクラインとタッシールを

微笑ましそうに見つめながら

タッシールに

怪しい人を見つけたかと尋ねました。


タッシールは、

クラインとは反対側の

ラティルの腕をつかみ、

住宅街にある平凡な家だけれど

不法に宿泊業を営んでいるらしく、

そこに滞在する人たちが怪しいので、

そちらを一度見てみようと

提案しました。

 

ラティルは「そうしよう」と答え、

タッシールが指差した方向へ

歩いて行きましたが、

両腕にタッシールとクラインが

それぞれ、ぶら下がっているので

歩きにくく、彼女は眉を顰めながら

2人とも、ずっとこのままなのかと

聞きました。

 

すると、タッシールはクラインに

ラティルの腕を離すように頼みました。

クラインは、

ラティルが2人ともと言ったことを

聞いていなかったのかと反論しましたが

タッシールは、

クラインはずっとラティルの腕を

つかんでいたけれど、

自分はつかんだばかりなので、

クラインに離して欲しいと頼みました。

 

2人が言い争う姿を見ていた

カルドンは、

 

ラナムン様、狐が増殖しました。

 

と心の中で嘆きました。

 

◇アイニの機転◇

アナッチャが戻って来た時、

すでに出発したと思ったトゥーラが、

アイニとヘウンの面倒を見ていたので、

アナッチャは焦り、

なぜ、まだここにいるのかと

トゥーラを問い詰めました。

彼は、

アイニが泣いているので

抱えて連れて行けなかったと

言うことができず、

一刻を争う時に、

時間を無駄に過ごしたのは

自分のミスだと謝りました。


アナッチャは、

少しでも間違えば、

再びトゥーラは死に、

自分も一緒に死ぬことになるのが

分からないのかと怒ると、

トゥーラは再び謝ったので

アナッチャは呆れましたが、

今は、怒っている場合ではないので

早く皇后とヘウンの頭を持って、

とりあえず出発しようと

声をかけました。

 

アナッチャは、そう言いながらも、

むしろ自分の荷物を解き始めたので

トゥーラは、その理由を尋ねました。

 

アナッチャは、

すでに自分は指名手配されていて、

ここへも人々が

押し寄せて来るだろうから、

念のため、注意をそらすと

答えました。

 

トゥーラは、

アナッチャが彼女の命を犠牲にして

自分を逃がすのではないかと

慌てましたが、彼女はそれを否定し、

黒魔術をかけて、

敵の注意をそらすつもりだけれど

時間がかかるので、その間に、

ヘウンの頭と皇后と他の荷物を運べと

指示しました。

 

一方、

ベッドの上に横になっていたアイニは、

ようやく片手が動くようになりました。

彼女はすぐにイヤリングを外し

ベッドとヘッドボードの間に

それを落としました。

 

◇裏切り者の麻薬商◇

不法旅館の主人は、

最近やって来た客のことを考えると

訳もなくすっきりしませんでした。

他の客のように

顔を隠して入って来ましたが、

彼らは、大きな声も出さずに

静かに過ごしていました。

しかし、彼らが来た後に、

誰かが広場の壇上に頭を掛けました。

他の旅館を隈なく探しても

まだ犯人が見つかっていないと聞き

旅館の主人は、

彼らが犯人ではないかと疑いました。


しかし、幸いなことに、彼らは今日

チェックアウトすることに

なっていたので、

彼らが出て行けば、

気分がすっきりすると思いました。

 

その時、誰かが扉を叩きました。

旅館の主人は驚きましたが

窓から覗くと、扉の前に

麻薬商のようなハンサムな青年が

立っていました。

 

客だと思った主人は安堵しました。

彼は、扉を開けながら、

片付ける時間が必要なので

宿泊するには

4時間待って欲しいと告げました、

すると麻薬商のような青年は

ニッコリ笑い、

 

大丈夫です。 それより失礼します。

 

と返事をしました、

 

「失礼」とはどういう意味なのか。

どうして、

あんなに親しそうに笑うのか。

自分と知り合いだったっけ?

と怪しんでいると、

兵士の服装をした人たちが

どっと入って来たので、

主人は驚いて転びそうになりました。

 

麻薬商のような青年は

主人が転ばないように

助けてくれましたが、

主人は急いで彼を振り切り、

彼のことを「裏切り者」と

非難しました。

彼は減刑を受けるために

仲間を売り渡した、

裏切り者の麻薬商だと

考えたからでした。

 

その言葉に

麻薬商の青年が笑っていると

一歩遅れて入ってきた

銀髪の青年がくすくす笑いながら

旅館の主人の背中を叩き、

「よくやった」と声をかけたので

主人は訳が分からないでいました。

続けて、

数多くの兵士たちと私服姿の人々か

自分の家に押し寄せて来ると、

主人は唖然としました。


そして、一番最後に現れた

ずば抜けて美しいけれど、

目つきが少し怖い女を発見した瞬間、

彼女が皇帝だと、

主人は気づきました。

 

彼は、もうダメだと思い、

慌てて窓から逃げようとしました。 

やはり、最近来た客が

問題だったのだろうと思いました。

 

しかし、彼は窓の外に出るや否や、

窓の前に立っていた

黒林の暗殺者2人に捕まり、

家の中に戻されました。

ぶるぶる震える旅館の主人を見て、

ラティルは笑い、

彼が逃げようとしたところを見ると、

何を答えればいいか

分かっているようだと指摘しました。

◇消えた宿泊客◇

泊っているのは1グループだけで

2時間後にチェックアウトする予定だと

旅館の主人から聞き出した

ラティルとタッシールとクラインは

黒林の暗殺者たちが旅館の内部を

隈なく探して回っている間、

アナッチャたちが

泊まっていたという2階の部屋へ

行ってみました。

部屋の中は散らかっていましたが、

誰もいませんでした。

 

ラティルは、

彼らは2時間後に

チェックアウトすると

言っていなかったかと

旅館の主人を咎めました。

 

彼は、ブルブル震えながら

彼らが出て行くのを見ていないし、

あの客たちは、

いつ出かけて、いつ戻ってくるのか、

よく分からなくて、

自分も嫌だったと答えました。

 

タッシールはベッドの下、

クローゼットの中、

机の引き出しの中を見て、

ベッドの布団に手を当てた結果

彼らが出て行ったばかりだと

判断しました。

 

ラティルは、

彼らを早く追いかける必要が

あると言い、

一緒に来た者たちの半分は、

旅館の中を隈なく探すよう

指示しました。

 

そして旅館の外へ出る前に、

彼らの行き先について

心当たりはないかと

旅館の主人に尋ねましたが

彼は、初日に顔を一度見ただけなのに

そんなことを話すはずがないと

答えました。

その後、ラティルは、

泊まっていたのは3人だと聞き、

外へ出ました。

 

ラティルは、

彼らは東の門と西の門のうち、

どちらへ行っただろうかと

タッシールに尋ねました。

 

彼は、自分が選ぶのかと

焦りましたが、ラティルは、

タッシールが一番賢いからと

答えました。

 

タッシールがしばらく

考え込んでいると、

クラインが叫びました。

◇自分を助けてくれる人◇

初め、アナッチャは、

旅館の中に罠を仕掛けようと

しましたが、

そのせいで首都の門を閉められたら

抜け出せなくなると思い、

まず、皆で一緒に

首都を出ることにしました。

 

首都の門に向かっている途中、

旅館に向かう皇帝の群れを発見した

アナッチャの顔から

血の気が引きました。

急いで門を抜け出した一行は

馬を走らせている途中、

アナッチャが

示したところで止まりました。

 

アナッチャは馬から降りると、

道から外れて

横へまっすぐ歩いて行き、

木や岩が多いところに着くと

荷物を解き始めました。

 

トゥーラはアナッチャが

自分たちと一緒に行かないことを

心配しましたが、彼女は、

トゥーラが強くなったとしても

気をつけなければならないことが

多すぎるので、

まず皇后とヘウンの頭を

連れて行くように。

その間に自分は罠を設置すると

返事をしました。

 

アナッチャは忙しく動き、

トゥーラが迷っている間、

アイニは、

ラティルが見つけてくれることを

願いながら、

もう片方のイヤリングを

草の中に落としました。

 

すでに彼女は、

政敵であり恋敵でもある

ラティルと何度も対立しているし、

最近は、

さらに対立が激しくなり、

ラティルや、その周りの人たちが

ロードではないかと

疑ったりもしたので、

彼女が自分を助けてくれるか

アイニは不安でした。

しかし、この状況で

彼女が助けを求めることができ、

かつ、彼女を助けられる人は

ラティルだけでした。

 

以前、ラティルがカリセンに

クラインを訪ねてきた時、

ダガ公爵が付けてくれた高位神官を見て

「あれは偽物」と言ってくれたけれど

アイニは、

敵であるラティルの言葉を

信じませんでした。

しかし、今は、

誰かが自分を愛して

心配してくれているからといって、

尊重と信頼を

与えてくれるわけではないことが

骨身に染みるようになりました。

 

そんなことを考えているうちに、

まだグズグズしているトゥーラを

アナッチャは「早く行け!」と

叱りつけました。

 

トゥーラがアイニとヘウンの頭、

荷物をまとめて去った後も、

アナッチャは、

必死で本で見た内容を思い出し、

地面に魔法陣を作りました。

それは、一定区域に入ってきた人々に

幻覚を見せる魔法陣で、

時間が経てば

自然に効力が消えるけれど、

効力のある間は、

確実に効果を及ぼすものでした。

アナッチャは、

これを道端に設置することで、

皇帝一行を足止めし、

その間に逃げる計画でした。

 

魔法陣がほぼ完成した頃、

遠くから馬蹄の音が聞こえ、

兵士の群れが、

こちらに走ってくるのが見えました。

アナッチャは

慎重に魔法陣を仕上げると、

トゥーラが行った方向へ

馬を走らせました。

ちらっと後ろを振り返ってみると、

彼女を見つけて

追いかけてきた兵士たちが

魔法陣を通り過ぎた後に

右往左往しているのが見えました。

あの黒魔術の効果は

3時間くらい続くので、

逃げるには十分でした。

アナッチャは口の端を上げましたが

その瞬間、

右往左往する兵士たちの間に

彼女が世界で一番嫌いな

ラティルの姿を発見しました。

 

彼女は、何が起こったのか

分からないという顔を

していましたが

牢屋の外で

アナッチャを嘲弄していた時と

同じ微笑を浮かべたまま

馬を走らせて来ました。

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ヒュアツィンテが

自分に触れようとしないのは

彼がラティルのことを

想っているから。

ヘウンが頭だけになったのも

ラティルのせい。

公衆の面前で、

対抗者が自分だけでないと明らかにし

恥をかかせたのもラティル。

父親の首を噛みちぎったクラインを

救い出したのもラティル。

父親を操り人形にしたのもラティル。

 

アイニは、そんなラティルに

憎しみを抱いていると思いますが、

それなのに、彼女なら

自分を助けてくれると思ったのは、

ヘウンが父親のことを

話してくれたことが

大きく影響を及ぼしたと思います。

それに、アイニは

ラティルがカリセンで

ゾンビと戦う姿を二度見ています。

他国のことなど放っておき、

さっさと逃げることもできたのに、

躊躇うことなく戦ったラティルなら

窮地に陥っている自分を

助けてくれると思ったのかも

しれません。

 

それにしても、

ハンサムだけれど、

麻薬商や狐に例えられる

タッシールの顔。

もう少し、

別の言い方はないものかと思いますが

それだけ、タッシールの顔が

印象的なのでしょうね。

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