自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 303話 外伝 41話 ノベル ネタバレ 先読み ムカつくけど、きれいで流星のようなラリ

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外伝41話 競売場で、派手なマントを着ている人を見かけたモテでしたが・・・

◇競売◇

競売場に来た人たちは

目立たないように

マントで顔を隠しているのに、

あんなに派手なマントを着ていたら

無駄だと

モテはぽかんと口を開けました。

 

他のお客さんも

同じことを考えているのか

しきりに派手なマントの人に

視線を向けていました。

 

けれども、当の本人は

人が自分を見ようが見まいが

おかまいなく、

姿勢を崩すことなく

競売場を眺めていました。

 

モテはしきりに

その人を見ていましたが

自分には関係ないと思い

気にするのを止めました。

 

ところが、競売が始まると

少し良さそうな物が出てくる度に

派手なマントの人が

最高値で落札しました。

 

声は幼く聞こえるのに、

すごいとモテは思いました。

他の人の反応も同様で

派手なマントの人が

何を買うか

見物する人が出てくるほどでした。

 

その時、

歴史上、最も強い剣士が

使用したという剣イメラルドが

紹介されました。

 

剣先ですーっと引いただけで

何でも切れてしまう

剣イメラルドの伝説を

聞いた時から

モテは、常にその剣を

欲しがっていました。

 

モテは、

買うことはできないので

遠くから眺めようと

身を乗り出しました。

 

競売が始まると

早い速度で剣の値が

上がり始めました。

けれども、派手なマントの人は

まだ手を上げませんでした。

 

金額を叫んだ人たちは

派手なマントの人を

チラチラ見ながら

不安そうな顔をしていました。

 

そして、

ついに派手なマントの人は

手を上げました。

一瞬にして、

周りが静かになりました。

 

その人は100万クランと言いました。

 

ただでさえ静かだった競売場は

その声を聞くと完全な静寂に

包まれました。

 

住む世界が違うんだね。

一体、どんな人なの?

 

モテはぼーっとして

派手なマントの人の

後頭部を眺めました。

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◇見識のある人と馬鹿な人

ケルドレックに

競売場で待てと言われたので

モテは競売が終わった後も

競売場内にいようとしましたが

警備兵に出て行くように言われました。

 

モテに競売場で

待つように言いながら

どこへ行ったかわからない

ケルドレックに

文句を言いながら

モテは、競売場の周りを

うろうろしていましたが

警備兵が不審に思い

近付いてくるので

モテは仕方なく競売場から

遠く離れました。

 

モテは身動きが取れず

競売場を遠くから見ていると

路地の奥から

誰かが誰かを脅している

凄まじい声が聞こえてきました。

 

やることのないモテは

助けてあげようと思い

剣を抜きやすいようにしてから

路地裏に入りました。

 

すると、先ほどの

派手なマントを着た人が

強盗と思しき人たちに

囲まれていました。

 

強盗は、買った物を

全て置いて行けば

命は助けてやると言いました。

 

競売場で、派手なマントの人が

たくさん物を買ったので

追いかけて来たようでした。

 

モテは人の気配を

ずっと消していたので

まだ強盗たちは、

後ろから人が近づいているのを

知りませんでした。

 

このまま奇襲すれば・・・

 

とモテが考えていた時

強盗の一人がマントを蹴ったので

マントが後ろに引っ張られ

顔を覆っていたマントの帽子が

後ろにずり落ちました。

 

金髪の髪が絹のように流れ落ち

顔が現れました。

モテより若い子でした。

 

モテはびっくりして

剣を振り回しました。

強盗たちも、

飛び掛かって来ましたが

モテは実践のような訓練を思い出し

最大限、落ち着いて対応しました。

強盗は怒って、暴れましたが

モテは完全に相手を制圧しました。

 

強盗の大部分が倒れたり

逃げたりすると

モテは剣を腰に収めながら

女の子に大丈夫か尋ねました。

 

しかし、彼女は返事の代わりに

舌打ちをして

モテの顔のそばに拳を伸ばしました。

 

モテは自分が殴られると思い

驚いて後ろに下がると

後ろから何か冷たいものを

感じました。

 

後ろを振り向くと

モテの背中を剣で突こうとして

飛び掛かってきた強盗が

そのままの姿で

黒い粉に変わっていきました。

 

あっという間に

強盗は黒い粉に変わって

消えてしまい、

剣が地面に落ちました。

 

モテは後ずさりしながら

 

あなた、魔法使いか?

 

と尋ねました。

 

モテは、ダルタが

治癒魔法を使うのを

何度も見ました。

彼女の魔法は光に満ちた奇跡で

見れば見るほど驚きました。

 

モテは魔法が美しくて

神聖なものだと思っていたので

触れてもいないのに、

人を粉にする魔法を

恐ろしいと思いました。

 

女の子は

 

あなた、馬鹿なの?

弱いくせに、おせっかいよ。

敵が後ろにいるのに

武器をしまうなんて

馬鹿じゃないの、情けない。

 

と言いました。

 

モテは、女の子の性格が

悪いと思いました。

神話に出てきそうな雰囲気なのに

言うことはひどいと思いました。

 

モテが慌てているうちに

女の子は身を翻して

行ってしまいました。

 

その後姿を見ながら

 

すごく可愛いけれど

ムカつく子だ。

 

と呟いていると、

いきなり何かが飛んで来たので

モテは反射的につかみました。

金のいっぱい詰まった巾着でした。

行ってしまったと思った女の子が

戻って来ました。

女の子はお礼だと言いました。

 

この子はありがとうも言えないのかと

モテは思いましたが

女の子が

とても裕福であることを思い出し

ありがたくお金を受け取りましたが

女の子は壁に足を伸ばして

モテが通れないようにしました。

 

モテは、

 

お金を返して欲しいの?

 

と尋ねましたが、

女の子は返事をせず、

モテを買うにはいくら必要か

尋ねました。

 

モテはカッとなって、

自分は売り物ではないと反論すると

女の子は、

 

それなら、着替えた方がいいわよ。

さっき見た奴隷たちが

あなたと同じ服を着ていたから。

 

と言いました。

 

モテは、

これを着れば目立たないと言って

どこからかマントを手に入れて来た

ケルドレックに

心の中で悪口を言いました。

 

女の子は謝った後

混乱していたと言って

 

あなたを雇うのに

いくらかかるの?

 

と尋ねました。

 

モテは、

どうしてそんな質問をするのか

尋ねました。

 

女の子は、

 

私は見る目がいい。

このまま行こうと思ったけれど

たった今会った、馬鹿な人に

何かあると

私の目が合図した。

 

と答えました。

 

あなたは見識があって

私は最後まで馬鹿か・・・

 

腹が立ったモテは、

今まで聞いたことのある中で

一番大きな金額の

100万クランと叫びましたが

それは、先ほど、女の子が

競売場で叫んだ金額だと気付き

モテの顔が赤くなりました。

女の子も気付いたのか

ニヤリと笑いました。

 

女の子は、

モテをからかう代わりに

前金と言って

自分が付けていた

イヤリングの片方を

モテの耳に付けました。

 

女の子は、

 

それを持って訪ねて来て。

それを売って食べて

逃げようなんて考えないで。

胃もたれするから。

 

と、にっこり笑って言いました。

 

女の子が行こうとするので

モテは彼女の名前を尋ねました。

 

女の子は

 

ラリ

 

と答えて、

どこかへ行ってしまいました。

 

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◇流星のような子◇

名前だけで、

どうやって探すのかと思い

モテは彼女を追いかけましたが

すでに姿が見えなくなっていました。

 

そうしているうちに

ケルドレックがやって来ました。

 

モテが競売場にいなかったと言って

小言を言うケルドレックに

モテは、追い出されたと

反論しました。

 

ケルドレックは、

モテの付けている

高価そうなイヤリングに気付き

盗んだのかと尋ねました。

 

モテは、

自分を買いたいと言っている

女の子にもらったと答えました。

 

ケルドレックは、

そのまま売ろうと言いましたが

モテは首を振りました。

 

その女の子を気に入ったのかと

ケルドレックは、尋ねると

 

すごくきれいだけれど

すごくムカつく。

それがまたカッコいい。

流星のような子。

また会ってみたい。

 

とモテは答えました。

 

ケルドレックは

 

流星は見てるだけ。

流星の後について行くと

君が流星になることもある。

 

と言いました。

 

モテは、ただ笑うだけでした。

 

そして、あの女の子は

たくさんお金を使い

強い魔法を簡単に使うので

普通の人ではない。

あのような子は、

どんな騎士を雇うのか。

1人でいてもキラキラ輝くあの子は

自分の場所にいる時は

どんな姿なのか。

あのような人が主君なら

どうだろうか。

 

と考えました。

 

モテは、もう一度

女の子に会いたいと言いました。

 

そして、

盗まれた宝石を見つけた

ケルドレックは

モテに東大帝国へ行こうと

言いました。

 

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◇水龍への賄賂◇

1日中、宮殿の中を探し回っても

見つからなかったラリが

急に自分の寝室から出てきたので

侍女たちは、

どこへ行っていたのかと

ラリに尋ねました。

 

ラリは答える代わりに

12個の宝石と剣を

テーブルの上に置きました。

そして、水龍にあげるので

宝石を包むように

侍女たちに指示しました。

剣は寝室へ持って行きました。

 

しばらくして、ラリは

侍女たちが包んでくれた

宝石12個を持って

ドルシを訪ねました。

 

ドルシは、ラリが差し出した

宝石を一つ一つ見て

満足げに笑いながら

 

私の青い鳥が

どうやって私と結婚したのか

聞きに来たの?

 

と尋ねると、ラリは

 

うん。

 

と答えました。

 

ラリがドルシの前に座ると

ドルシは微笑みながら

空に指を突きました。

すると1枚の薄いノートが

現れました。

 

それは何かとラリが尋ねると、

ドルシは、

私の愛らしいチュンチュンの

日記帳だと答えました。

 

前に、マッケナ叔父さんが

失くしたと言っていた日記帳を

どうして、

水龍様が持っているの?

 

とラリは尋ねました。

 

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ラリの話し方が

エルギ公爵と出会った時の

ハインリの話し方に

似ていると思いました。

 

ラリとカイが大きくなってから

2人が、どんな魔法を使うのか

楽しみにしていましたが

まさかラリが

人を黒い粉に変えてしまうほど

強力な魔法を使えるとは

思いませんでした。

 

ラリは、

自分は素手で戦えるので

100万クランで買った剣を

おもちゃだと言っています。

このような女性と結婚する人は

並大抵の男性では

無理だと思います。

 

ラリは鳥になって

競売場へ行ったと思いますが

服はどうしたのでしょう?

 

ハインリとマッケナは

鳥の姿でルイフトへ行きましたが

その時、服はどうしたのでしょう?

 

エルギ公爵やエベリーを

助けに行ったクロウや

ダルタを助けた

他の鳥一族の人たちは

裸でしたが…

 

気になります。

 

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