自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 305話 外伝 43話 ノベル ネタバレ 先読み 龍の谷で試験を受けるマッケナ

 

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外伝43話 ラリ、カイ、モテは東大帝国に到着しました。

◇騎士になる夢◇

ケルドレックは

皇帝に会う時に

泥棒だといって

無視されないために

鏡の前で

服をとっかえひっかえしていました。

 

泥棒が着飾っていけば

どこかで

服を盗んできたのではないかと

疑われると、モテが言うと

ケルドレックは抗議しましたが

モテはヘヘっと笑いながら

夜市のパンフレットを

見る振りをしました。

 

再び服を選び始めたケルドレックを

モテは羨ましそうな目で

チラッと見ました。

騎士の身分で

宮殿に入れるケルドレックを

羨ましいと思いました。

 

自分も宮殿を見てみたいけれど

ケルドレックが気にすると思い

その話はできませんでした。

 

ケルドレックが出かけた後

モテは窓際に腕をついて座りました。

 

モテは、自分も騎士になりたい

大きな馬に乗り、剣を振り回したい。

そして、素敵な主君に

俺の背中はお前に任せると言われ

主君と背中合わせに立ち

敵と向き合いたいと思いました。

 

ケルドレックと富川主が聞けば

幼稚だと言って笑うけれど

モテにとっては真剣な夢でした。

 

モテは、先日会った女の子のことを

思い出しました。

 

あの子は1人でも強いから

そんなことは言いそうにないと

モテは思いました。

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◇怪しい警備兵◇

モテが空想に耽っていると

見慣れた横顔が見えました。

シーシーでした。

 

貴族の令嬢のように着飾り

大きな帽子をかぶって

髪の毛が見えませんでしたが

確かにシーシーでした。

 

モテは旅館に書置きを残し

シーシーを追いかけました。

今、彼女はどうしているか

危険な目に合っていないか

聞こうと思いましたが

すでに彼女の姿は見えませんでした。

彼女が元気でいるかどうかだけでも

聞きたかったのにと

モテは思いました。

 

モテは走っているうちに

宮殿の入り口付近まで

来てしまいました。

すると

ケルドレックの借りた馬車が

宮殿の入り口で

検問を受けているのを見ました。

彼は警備兵に何かを

説明していました。

 

その間、大通りからよく見えない

馬車の横の窓から

別の警備兵がそっと手を入れるのを

モテは見ました。

 

モテが驚いて見ているうちに

ケルドレックは馬車へ乗り込み

宮殿の中へ入って行きました。

 

変なことをした警備兵は

何事もなかったかのように

周囲を見渡し

咳ばらいをしました。

 

モテは、その警備兵が

何かしたのではないかと思い

彼を徹底的に監視しました。

すると、彼と目が合った途端

彼は足早に扉の中へ

入ってしまいました。

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塀の中へ◇

モテは、

彼が何か悪いことをしたと思い

地団駄を踏みました。

 

馬車で宮殿の中に入るには

面倒な手続きが必要だけれど

隣の小さな扉からは

身なりをきちんとしていれば

名前と身分を確認するだけで

一番外側の庭園までは

比較的に簡単に入れると

聞いていました。

しかし、モテは

その手続きすらできませんでした。

 

ケルドレックに何かあったら。

 

警備兵に言っても

信じてもらえないと思ったモテは

塀の外にも中にも

人気のない場所を探し

塀を乗り越えました。

 

塀の中にはあらゆる造形物や

草木があったので

モテは身を隠しながら

正門の方へ行きました。

 

先ほどの警備兵は

モテが付いてくると思ったのか

人が出入りする扉を

チラッと見ていました。

 

そして、モテが来ないので

安心したのか

彼は人気のない方へ

歩いて行きました。

モテは彼の後を追いました。

 

しばらく歩いていると

彼は立ち止まり

周囲を見回しました。

モテは茂みに隠れて

彼を見つめていました。

 

周りに誰もいないとわかると

警備兵は木の下に穴を掘り

懐から取り出した何かを埋めた後

素早く元来た道を

戻って行きました。

 

彼が埋めていたのは

馬車から

取り出したものに違いないと

モテは思い、

警備兵がいなくなると

モテは慎重に茂みから

出てきました。

すると、彼女の目の前に

大きな黒い犬がいました。

 

驚いたモテは、慌てて犬に

 

シーッ、いい子でしょ?

 

と言いましたが、

犬は狂ったように吠え始めました。

 

モテは、急いでその場を立ち去り

思い切り走り出しましたが

どこから現れたのか

騎士たちがモテの後を

追いかけてきました。

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◇険悪なことを言う人◇

ラリは誰かに邪魔されないように

日差しが良くて、人気がなく

景色の良い草原の中へ入りました。

 

しかし、草の上に座るや否や

 

リルテアン大公が

また何かしないわよね?

 

と思いました。

 

ソビエシュの叔父で

母親とも親戚のリルテアン大公は

愛されることに慣れていたラリに

初めて「嫌われる」という感情を

与えた人でした。

 

何かしそうだけれど・・・

 

ラリは、東大帝国を受け継ぐために

人によく見られないといけないと思い

東大帝国の皇族で

とても体が弱いと聞いていた

リルテアン大公に

優しく接するつもりでした。

 

ところが、彼は

ラリとカイに初めて会った時から

2人のことが大嫌いでした。

 

彼に2番目の男の子が生まれると

ますます2人への憎しみが

強くなりました。

 

すでに、

彼がその子を東大帝国の後継者に

したがっている噂も

広まっていました。

それは本当のことだと

ラリは確信していました。

 

彼は誰もいない時に

いつもラリとカイに険悪な言葉を

浴びせていました。

 

何かするならやってみなさい。

絶対にただではおかないから。

 

ラリは鼻息を荒くして

マッケナの日記帳を開きました。

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◇マッケナの日記◇

×月×日

 

小屋へ来てから2日ほど。

食事は用意されているので

飢えることはない。

なぜ自分がここにいるのか

わからない。

出口が見えないので外へ出られない。

彼女は私をどこへ送ったのか。

彼女は

強さと愛を証明しろと言ったが

ここで証明できるのは

他の人より方向音痴なことだけ。

 

×月×日

 

おばあさんがやって来て

準備ができたかと聞かれた。

 

何の準備をすればよいのか?

待ちすぎて退屈していたと

言うと、

試験を前にして

これだけ淡々としている人は

初めてだと

おばあさんに言われた。

これまで試験を受けに来た人は

数千人とのこと。

それを聞いて、彼女が自分に

無関心だった理由がわかった。

 

悲しんでいたら

おばあさんに気後れしたようだと

言われたので

選ばれるのは自分だと言った。

 

するとおばあさんに

 

進め勇者よ!

この道の果てで、君は

皆が恐れる力を得られるだろう。

 

と言われた。

 

×月×日

 

明日には準備が整うから

小屋で待つように

おばあさんに言われた。

勇者が何で、力が何なのか

単語が変だ。

 

×月×日

 

寝て起きると、外が騒がしい。

人々が窓の外からしがみつき

こちらを見ている。

荒野に1軒だけだった小屋の周りに

村ができていた。

 

部屋を

覗き込んでいた人たちの1人に

 

君も試験に

合格するために来たのか?

 

と聞かれた。

 

彼は、挑戦者の中でも

欲がない方だから

手を結んで

試験に合格したら

報酬を公平に分けると言った。

 

試験に合格しても

太陽のような彼女と

恋愛する報酬を分けたくないので

誰とも手を結ばないし

報酬も1人で手にすると言うと

皆驚いて

 

すごい奴が来た。

 

と言われた。

何がすごいというのか・・・

 

×月×日

 

配られたお弁当を食べていると

急に鐘がなったので

何事かと思い、外へ出ると

私より3倍背が高い巨人が

鐘にぶら下がっていた。

そこへ人が集まり始めた。

 

巨人がどこかを指差すと

霧が晴れて青い山が現れた。

巨人は

山の上にある物を持ってこい。

3日以内に持ってこなければ脱落だ

と言った。

 

それを聞くや否や人々は

山へ向かって走り出した。

昨日、私に手を組もうと

提案した者は

徒党を率いてやって来て

 

1人では勇者になれない、

一匹狼は

死ぬか追い出される。

 

と私を嘲笑った。

 

私は小屋へ戻ると

服を脱いで鳥になり

山の頂上へ行くと

ひまわりの形をした

宝石があったので

それをくわえて戻って来た。

2時間かかったかな?

 

再び服を着て

巨人に宝石を渡すと

こんなに早く試験に合格した人は

初めてだと言われた。

もしかして、鳥一族かと聞かれた。

正しいと答えたら

伝説の鳥一族は初めて見る、

私を応援すると巨人に言われた。

 

ありがたいけれど

私を鳥一族と呼ばないように

私の名前はマッケナだと話した。

 

巨人に鳥一族であることは

秘密なのかと聞かれたので

そうだと答えた。

 

×月×日

 

名前を聞くのも、

顔を見るのも、初めての人が

私が棄権しないと

正体をばらすと脅した。

勝手にしろと言った。

 

×月×日

 

昼食を取りに行くと

昨日の男が

私のことを鳥一族だと言ったが

幸いなことに

誰も彼の言うことに

耳を貸さなかった。

 

×月×日

 

似たような試験を2つ受けたので

村にいた人が大幅に減った。

いつまでここに

いなければならないのか

わからない。

 

×月×日

 

最初の試験の時に

知り合った巨人から

龍の谷は龍に願い事をしたい人が

集まる場所で

多くの人は龍の力を求めると聞いた。

私が望むのは

龍の力ではなく愛だと言ったら

好きな龍の名前は何かと

聞かれた。

私が好きなのは龍ではなく人だと

話すと

それなら

私が来た意味がないと言った。

 

赤い髪の金色の目の人が

私を送ったと話すと

巨人はじっくり考えた後

それが誰だか分かったと言った。

ところが

 

ラリが次のページを読もうとすると

騒がしい声が聞こえてきました。

 

ラリは日記帳を鞄の中に入れて

肩にかけ、膝で歩き、

茂みから顔を出しました。

近くには何もなく

少し離れたところで

騒ぎが起きているようでした。

 

無視しようか、行ってみようか

ラリはしばらく悩みましたが

好奇心に勝てず、茂みの外へ出て

音のする方へ走って行きました。

 

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リルテアン大公の

身体が弱くなったのは

ハインリが、

彼の口に石を入れて縫い

塔に閉じ込めたせいなので

ハインリの子供の

ラリとカイを憎むのも

当然かなと思いますし

そこへ後継者争いが

絡んでくれば

リルテアン大公の

2人への憎しみは

相当なものだと思います。

 

ラリはリルテアン大公に

負けないと思いますが

自分の子供に

彼が手を出したと知ったら

ハインリパパも

黙っていないでしょうね。

 

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