自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 309話 外伝 47話 ノベル ネタバレ 先読み 太陽のような女性はドルシ

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外伝47話 火龍とファーストキスをしたマッケナでしたが・・・

◇太陽のような女性はドルシ

×月×日

前日の夜明けに

最後の試験を受けることになった。

勇者になるために

試験を受けに来たわけではないけれど

試験を10個以上受けたら

少し気持ちが変わり

勇者になれたらいいなと

思うようになり

戦意を固めた。

 

最後のテストは

あの下にある洞窟へ降りて

結晶を持ってくること。

 

と巨人が指差しながら話したが

そこには溶岩が流れていて

洞窟は見えなかった。

 

多くの参加者が諦めた。

私はすぐに諦めずに

躊躇っていると

少し親しくなった参加者たちが

 

命を大事にするように。

また試験を受けにくればいい。

試験は毎回変わる。

 

と言って、

私を諦めさせようとした。

 

一緒に参加した他の人たちは

勇者になるために

ずっと村に滞在しているので

試験に慣れていた。

 

けれども、私は皇帝の最側近で

何も言わずに

ここへ来てしまったので

国は大騒ぎになっているはず。

試験に合格するために

何年も費やすわけにはいかない

 

自分の選択肢は

今、挑戦するか

後で挑戦するかではなく

今、挑戦するか、

彼女を完全に諦めるかだ。

 

その時、

ナビエ様が宝石で作ったダムを

水龍にプレゼントしたことを

応用したらどうかと思いついた。

 

私は火龍の所へ行き

溶岩を突き破って

結晶を取ってきてくれたら

とてつもない宝石を

プレゼントすると提案した。

 

火龍は宝石を断ったが

代わりに私のキスが欲しいと言う。

300年間、

恋愛しないと言っていたのに

簡単な龍だ。

私はじっくり考えた末、承知した。

太陽に似た女性と

付き合っているわけではないし

試験に合格しても

付き合う可能性はないから。

 

火龍は溶岩の中へ入り

結晶を持ってきた。

私は火龍の頬に

力いっぱいキスをしたけれど

火龍は、

 

ふざけているのか

ケチケチするな。

 

と言って、私の口を引いて・・・

 

太陽のような女性が

私の告白を受け入れてくれたら

どうしよう。

絶対に内緒にしないと。

 

×月×日

試験に合格して勇者になった。

何が変わったかわからないけれど

ひとまず勇者だ。

 

×月×日

小屋の中でパンを焼いて

食べていると

初日に会ったおばあさんが

願い事をしなくてはいけないのに

私がパンを食べていると言って

怒った。

パンを食べながら

付いてこいと言う。

30分、準備する時間をもらい

おばあさんの後に付いて行った

戻って来たけれど

あまりにもたくさんのことが

ありすぎて

しきりに涙が出る。

 

×月×日

昨日、

おばあさんの後に付いて行ったら

巨大な絶壁の内側に空き地があり

コウモリのように

龍がぶら下がっていた。

 

人間の姿で集まった人々も多く

その中にドルシもいた。

太陽のような女性は見えなかった。

 

おばあさんに

大魔王の魔法陣のようなところへ

立つように言われた。

そして、龍の長老が

願い事を言えと言った。

 

私は、愛する龍に

私の真心を伝えたいと言った。

崖にぶら下がっている龍の中で

どれが太陽に似た女性か

わからないけれど

私の姿を見届けて欲しいと願った。

 

けれども、龍の長老は

愛を口実に龍の力を

利用する人が多いから

ダメだと言った。

 

それでは、私が

試験を受けに来た意味がないと

抗議すると

龍と恋をするには

もう一つ試験を

受けなければいけないと言う。

 

長老は魔法陣の真ん中に

立つように言った。

そこにいれば

私の最も奥深い内面にある本音と

実体が明らかになると話した。

 

きみが愛を口実に

私たちを利用する悪い心があるなら

その実体が

ここに現れることになる。

 

と言って

長い杖で魔法陣の端を叩いた。

 

長老が真実をさらけ出せと言うと

龍たちが一斉に万歳をして

真実を示せと叫んだ。

 

私も真似をしなければならないかと

戸惑っていると

魔法陣に沿って、

私の周りに光が流れ

突然視界が変わり

私は小さくなり

周りは大きくなった。

私は望んでもいないのに

鳥に変わっていた。

 

慌ててキョロキョロしていると

後ろから寒気がしたので

振り向くと

ドルシが両手を広げていた。

悲鳴を上げて逃げようとしたけれど

すでにドルシに捕まってしまった。

 

君が直接来てくれたんだ。

私の青い鳥。

私の愛を受けるため

勇者の試験まで受けるなんて。

 

とドルシは言った。

 

お前じゃないと叫んだけれど

青い鳥の姿なので

ピイピイ

鳴くことしかできなかった。

それでも力を出して

翼でドルシの頬を叩こうとをすると

彼は目を大きく見開いて

大きな青い龍に変わった。

 

ドルシの目は

私の身体よりも大きかった。

驚いて、開いた嘴が

塞がらないでいると

ドルシは巨大な目を

半分閉じながら笑い

そこで記憶が途絶えた。

 

目が覚めると

私は寝室に横になっていて

ベッドの端に

太陽のような女性が

私を見ながら笑顔で座っていた。

 

私は気絶する前のことが

悔しくて

わあわあ泣きながら

私の一番嫌いな龍がやって来て

彼のために私が

試験を受けに来たと

戯言を言ったと訴えました。

 

すると女性は

 

私が、その龍だ。

これから私を嫌いだと言ったら

その可愛い嘴を

縛ってしまうから。

 

と囁いた。

 

女性が、いや水龍が

私の頭を撫でながら

 

元気が出たら

一緒に鳥かごを選びに行こう。

私の小さくて大切な鳥。

死ぬまで可愛がってあげる。

 

と言った。

 

食べ物をあげると言って

女性は外へ出たので

私は日記帳を持って逃げた。

今は、皇宮に隠れている。

太陽に似た女性が

ムカつく龍だなんて

これを愛憎と言うのだろうか。

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◇追跡薬◇

どうして、日記に

喧嘩したことしか

書かれていないのか、

ラリは戸惑いました。

 

愛の日記ではなく

脱出記ではないのか。

今、どうして水龍とマッケナは

仲がいいのか。

今も水龍が怖くて

マッケナは

一緒に暮らしているのか。

 

けれども、

こんなに仲の悪い2人でも

仲のいい夫婦になったので

ラリは自信が沸いてきました。

 

ヨンヨンと自分は

彼らより仲が良いから

結婚できるかも。

それよりも

龍と結婚するには

その試験に

受からなければならないのかと

ラリは考えました。

 

次のページをめくろうとすると

部屋の扉を叩く音がしました。

扉を開けると

外出着を着たカイが

帽子をかぶって立っていました。

 

カイは、

 

追跡薬が効いてきている。

追跡薬と対の魔法薬がある。

1/3の量を飲めば

1日中、犯人の居場所を感じられる。

私も飲んだよ。

 

と言いました。

 

ラリはカイから薬を受け取り

それを飲むと

誰かの動きを感じられました。

 

カイとラリは一緒に

犯人を追跡をしようと

貴賓宮を抜け出そうとすると

2人の前に護衛が

立ちはだかりました。

 

ちょっと出かけるつもりと

カイは言いましたが

それなら一緒に行くと

護衛たちは言いました。

 

ラリとカイが、

夜市で迷子になったので

護衛が強化されていました。

 

護衛は

2人が勝手に出歩いて

ケガでもしたら

彼らにとっても良くないし

2人のことを考えて

誕生パーティを開いてくれる

東大帝国に失礼に当たると

言いました。

 

幼い頃から2人を見て来た護衛は、

ラリとカイが

とても強いことを知っているので

それなりに融通を利かせて

2人を解放することもありました。

 

だから、護衛が厳しくなる時は

ラリとカイは

駄々をこねることができないので

仕方なく引き下がりました。

 

けれども、魔法薬の効き目は

1日しかないので

誰かに頼む必要がありました。

 

カイはパルアン侯爵を

呼んで欲しいと頼みました。

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◇過去の敵◇

子供の頃は

コシャールの使いで忙しかったが

コシャールがいないと

彼の甥たちの使いで忙しい。

どうして、あの子たちは、

毎年私を呼んで

何かをさせるのだろうか?

 

手紙を受け取った

パルアン侯爵は

ブツブツ言いながらも

宮殿へ向かいました。

 

パルアン侯爵が来ると

カイは夜市であったことを

説明した後

薬瓶を差し出して

犯人を探し出すよう

パルアン侯爵に頼みました。

 

彼は薬瓶を受け取り

すぐに薬を飲むと

犯人の位置を感じたので

慌てて宮殿の外へ向かって

歩いて行きました。

 

ところが

宮殿の門を出て間もなく

パルアン侯爵は

ケルドレックを発見したので

立ち止まりました。

 

横には、マントのフードを

すっぽり被って

顔を見えにくくしている子供が

立っていました。

 

ケルドレックは

かなり前に

コシャールとパルアン侯爵が

彼を捕まえに来たことを

忘れていなかったので

ケルドレックはパルアン侯爵を

睨みつけました。

 

パルアン侯爵は

 

盗賊が宮殿に出入りするなんて

いい星回りになったものだ。

 

と皮肉を言った後、

ケルドレックのそばを通り過ぎました。

 

本当のことを言われただけなのに

いきなり盗賊と言われたので

ケルドレックは気分が悪くなり

彼はパルアン侯爵の後ろ姿を

睨みつけました。

 

その様子を見ていたモテは

あの人は誰かと

面白がって尋ねましたが

詳しく説明するのは大変なので

ケルドレックは

コシャールの友達とだけ

答えました。

 

ケルドレックは

モテにしばらく待つように

頼みました。

 

ソビエシュは

宝石を探し出したお礼を

したいからと言って

ケルドレックにモテを

連れて来るように言いました。

けれども、モテを

宮殿へ連れて行くことができず

彼女にすまないと思った

ケルドレックは

モテに謝りました。

 

数日前であれば

寂しく感じていたモテでしたが

夜市で会ったラリ皇女に

実力を示せば

彼女が騎士にしてくれると

約束してくれたので

今は大丈夫でした。

 

ケルドレックが宮殿の中へ入ると

モテは近くで買った食べ物を

食べながら

今度こそ、

本当の騎士になれるという期待で

にやりと笑いました。

 

その時、

裕福な貴族の令嬢の装いの

シーシーを見かけました。

 

今度こそ逃がさないぞと思った

モテは声を張り上げて

シーシーの名前を呼びました。

シーシーは

その声を聞いて立ち止まり

モテの名前を口にしました。

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コシャールの次は

ラリとカイに用事を言いつけられ

ブツブツ文句を言う

パルアン侯爵ですが

彼はコシャールがソビエシュに

睨まれていた時も

コシャールを

裏切りませんでしたし

ナビエとハインリが

手紙のやり取りをしていた時も

助けてくれました。

そして、

ラスタが皇后になっても

彼女に媚びへつらうことは

ありませんでした。

 

パルアン侯爵は

損得だけ考えて行動する貴族とは違い

自分の友達やその家族を大切にする

信頼できる人だと思います。

 

そんな彼だから

コシャールは、ラリとカイに

何かあったら

パルアンに頼めと

話していたのかもしれません。

 

パルアン侯爵は

ブツブツ言いながらも

ラリとカイの手助けをすることを

そんなに嫌がっては

いないと思います。

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