自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 原作68話 マンガ 83話 あらすじ 家族の愛情が嬉しいラティル

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68話 いつのまにかハーレムの庭にいたラティルでしたが・・・

夢遊病?◇

ラティルとカルレイン、

ゲスターが沈黙する中、

宮医は彼女を診察しましたが

問題はありませんでした。

 

ラティルは裸足の足を見て

自分は夢遊病なのではないかと

尋ねました。

 

確かに寝室に寝ていたのに

どうやって、

ここまで来たのかわからない。

それに、

ここまで裸足で歩いてきたのに

誰も自分を捕まえなかったのは

おかしい。

捕まえなくても、

近づいてくる人はいるだろうに。

 

宮医は、

以前にも同じことがあったかどうか

尋ねました。

ラティルは、初めてだと答えると、

宮医は、まだ夢遊病と診断するのは

難しいと答えました。

 

ケガもしていないのに、

これ以上、治療しろとは言えないし、

宮殿の外で、

裸足でグズグズ言っているのも変なので

ラティルは、

 

様子を見て、また呼ぶ。

 

と宮医に告げて、

彼を帰らせました。

 

ラティルは立ち上がると

ゲスターとカルレインが同時に

彼女の右手と左手を握りました。

 

ラティルは、

「もういい」と言おうとしましたが、

自分の裸足の足を見つめて

黙りました。

この状態で寝室に戻ったら

大騒ぎになるし、

皇帝がおかしくなったと

噂が立つのも嫌でした。

 

ラティルは、

ゲスターとカルレインの

どちらの部屋が近いか尋ねると

カルレインが手を上げました。

ラティルは彼に両手を差し出して

自分をおぶるように頼みました。

 

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◇広い背中◇

カルレインに、おんぶされて

彼の部屋へ行く途中、

ラティルは、彼に謝りました。

 

なぜ、謝るのかと

理由を聞くカルレインに

ラティルは心の中で

彼に愛する女性がいるのに、

おんぶしてくれと頼んだことと

答えました。

 

その過去の女性の話は

カルレインが

直接話してくれたわけではなく、

自分が彼の夢を見て

知ったことなので

言うわけにはいきませんでした。

その思い出を

カルレインが忘れようとしているかは

わからないけれど、

あえて傷を掘り返す必要は

ありませんでした。

 

ラティルが返事をしないので、

カルレインは、

それ以上、何も聞かずに

ゆっくり前に進みました。

 

ラティルはカルレインの広い背中に

ぴったり寄り添い、

半分目を閉じて頭をもたれました。

彼の背中を見ていると

妙に瞼が重くなり眠くなりました。

 

背中が広いせいかな?

だけど、どうして狐の仮面は

2度も助けてくれたのだろう。

最初は、

自分を混乱させるのが目的だと

思ったけれど、

敵の本拠地で助ける必要が

あるのだろうか。

もし、全てが夢だったのなら、

どうして、

狐の仮面が

自分を助ける夢を見たのか?

 

ラティルは、先ほどの出来事を

考えていましたが

意識が朦朧としてきて、

眠ってしまいました。

 

後から寝息が聞こえてくると

カルレインは

 

ご主人様

 

とラティルを呼びました。

それでも返事がないと、

カルレインは、

聞こえるか聞こえないか

わからないくらい小さな声で

 

階段の両側に

色々な花が華やかに咲き誇り、

階段の下が湖とつながっている

自分たちの家を覚えていますか?

 

と尋ねました。

 

ご主人様は、

そこに足を浸して水遊びをし・・・

 

1人で呟いていたカルレインは

言葉を止めて

寂しそうに笑いました。

 

あなたが覚えているはずないですよね。

 

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◇ウサギとキツネ◇

冷気が漂う暗い城の中を

背が高くて肩幅が広く、

胸の筋肉の大きい男が

歩いていましたが

ふわふわしたウサギの仮面を

かぶっているおかげで

可愛らしく見えました。

 

しばらく歩き回っていた男は

小さな穴の中に

積み重ねられた布団の山を見つけて

立ち止まりました。

 

彼は布団を2枚めくると、

上着を頭に被っている男が

出てきました。

 

ウサギの仮面は、その男に、

とうとう気がおかしくなったようだと

言って、

上着を持ち上げると

可愛らしい狐の仮面が

現れました。

 

彼はニヤリと笑いながら

ここからあの方の香りがすると

呟きました。

仮面を被っていても

その声から、

狐の仮面が笑っていることに

気づいたウサギの仮面は

鳥肌が立ちました。

 

ウサギの仮面は

狐の仮面のことを変態みたいだと

言うと、

ロードは変態が好きだろうかと言って

否定をしなかったので、

ウサギの仮面は首を横に振り、

再び上着を狐の仮面の頭にかけた後

トゥーラが彼を探していると

伝えました。

 

狐の仮面は、

自分は寝ていると伝えるように

言いましたが、

ウサギの仮面は

トゥーラが、

塔に閉じ込められている

アナッチャを探したがっていると

話しました。

しかし、狐の仮面は、

自分は寝ていると言っているだろうと

言葉を繰り返しました。

 

ウサギの仮面は話は伝えたので

自分はもう行くと言いました。

狐の仮面は、

ウサギの仮面の足を

つかもうとしましたが、

彼は振り切って行ってしまいました。

 

狐の仮面は、

ウサギはおとなしいのにと

文句を言いましたが、

ウサギの仮面は

後ろを振り向くことが

ありませんでした。

狐の仮面は、上着に顔を埋めると

のそのそと立ち上がりました。

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◇カリセンへ行く理由◇

ラティルはシャレー侯爵に

塔に幽閉されている

アナッチャの監視を強化するように

頼みました。

 

今でも十分監視しているし、

何かあったわけでもないので

シャレー侯爵は困惑しました。

しかし、ラティルは

トゥーラが自分の母親を救うと

誓った夢を見たとは

言えませんでした。

彼女は、

内部で何度も問題が起こったので

気分が良くないと言い繕いました。

 

そんな理由で兵力を増やすことに

侍従長は納得がいかない様子でしたが

皇帝の命令なので、

素直に従いました。

 

次にラティルは

シノール王国が内紛問題で

タリウムに助けを

要請してきたことについて

閣議で話すので

みんなに資料を用意するように・・・

と話している途中で、

レアンが到着したことを

秘書が知らせに来ました。

彼女は応接室にいる兄に会うため

椅子から立ち上がりました。

 

ラティルは、兄に挨拶もせず

いきなり、

自分の代わりに何日間か

国務を見て欲しいと頼みました。

 

挨拶をしなくても大目に見ると

言ったレアンでしたが、

ラティルが

カリセンに行って来ると言うと

彼の表情が変わりました。

レアンは、

ヒュアツィンテのために

行くのかと尋ねましたが、

ラティルは否定しましたが

レアンの表情は

浮かないままでした。

そして、

なぜ、急にカリセンに行くのか、

カリセンに行かなければ

ならない理由があるのか、

自分は理由などないと思っていると

言いました。

 

ラティルは、

大したことではないと答えると、

レアンは、それなら 

なぜ、あえてカリセンへ行くのかと

再び尋ねました。

 

ラティルは

内部の敵と古地図の話を

しようかと思いましたが、

止めました。

彼女は、たった1人の兄を

信じていましたが

念のため、秘密にしておいた方が

いいと思いました。

 

ラティルは、

説明するのが難しい事情があると

答えました。

 

レアンは、それを話したくないのかと

ラティルに尋ねると

彼女は頷いたので、彼はため息をつき

ソファーに腰をかけました。

 

次にレアンは

カリセンへ行く方法について

尋ねました。

ラティルは、

国家間の親善のためなど

何か理由を作って

使節団と一緒に行くと答えました。

 

レアンは無言でお茶を飲みながら

ラティルを心配そうに見ていました。

ラティルはニヤリと笑いながら

そんなに、カリセンに行くのが

気に入らないのかと尋ねました。

レアンは、他ならぬカリセンだから

心配しないわけがないと

答えました。

 

ラティルは、

ヒュアツィンテは裏切ったけれど

物理的な打撃を与えたわけではないと

反論しました。

 

初めてヒュアツィンテに裏切られた時

ラティルは腹を立て、

彼の言うことを言い訳としか

思えませんでした。

今も怒りが収まったわけではないけれど

ある程度、理性的に

考えられるようになりました。

ヒュアツィンテがラティルに

連絡を取ろうとしていたのに

途中で邪魔をされたことと、

彼なりに熾烈に生き残るための

選択だっということも認めました。

 

そのためか、依然として、

ヒュアツィンテと

結ばれるとは思っていないけれど、

彼が自分に害を及ぼすとは

思いませんでした。

国家間で衝突が起こるのならともかく

彼は今すぐラティルに

危害を与える人ではありませんでした。

 

しかし、レアンは

ヒュアツィンテがラティルを捨てて

他の女性と結婚したのが

まだ悔しいのか、

一度裏切った人は、

いつでも、どのような場面でも

裏切ることができると

いつもとは違う冷たい口調で

呟きました。

 

ラティルは、

いつも良いことばかりいう人が

どうしたのかと尋ねました。

 

レアンは、

ラティルを傷つけた人を

良く思えるはずがないと

答えました。

 

それに対してラティルは、

自分を殺そうとした人を

許せと言ったと反論しましたが

レアンは許せとは言っていない、

敢えて殺す必要はないと言ったと

弁解しました。

 

ラティルは笑いこけました。

兄の言うことに同意はできないけれど

誰かが自分を心配してくれるのを

心地よく感じました。

 

侍従長やサーナット卿、乳母も

自分を大切にしてくれるけれど

レアンは家族でした。

他の人たちが、あれこれ理由をつけて、

自分を裏切っても

実の兄のレアンは

絶対に自分を裏切らない人でした。

 

久しぶりの家族の愛情が嬉しくて

ラティルは母親と兄と

一緒に暮らしたいと言いました。

 

レアンは少し驚いた表情をしましたが

ラティルの手を握り、

母親の心の状態が良くなったら

ここで一緒に暮らすよう

話してみると言いました。

ラティルは頷きました。

 

レアンは数回、

ラティルの手の甲をポンポン叩くと

しばらく何かを考えていましたが、

ラティルがカリセンへ行くのは

ヒュアツィンテや外交問題とは

関係がないことを

ラティルに確認しました。

 

ラティルは「うん」と返事をすると

レアンは長くかかるのかと尋ねました。

 

ラティルは、

古地図を解釈するのに

時間はかかったけれど、

そこに表示された物を探すのに

時間はかからなそうだったので、

首を横に振りました。

 

けれどもラティルは、

なぜ、兄がそんなことを聞くのか

疑問に思いました。

兄も早く帰らなければいけないから?

それなら、兄に

シャレー侯爵を助けて

数日間、国務を見て欲しいと頼むのは

あまりにも利己的ではないかと

ラティルは少し後悔しました。

 

彼女は、

忙しいのなら助けてくれなくもいい、

自分がいない間に

何か起こるかもしれないから。

必ずレアンがいる必要はないし、

と慎重に聞きました。

 

その何かとは

忘れた頃にあちこちで起こる

黒魔術に関連する内部の問題でした。

長く席を空けるわけではないけれど

侍従長が処理しにくいこともあるので

皇太子として長く教育を受けた

兄を呼んだけれども、

必ずしもレアンがいる必要は

ありませんでした。

 

ところが、レアンは

都合が悪いのではなく

長くかかることでなければ

秘密裏に出かけたらどうかと

考えていたと話しました。

 

レアンの言ったことは

予想外だったので

ラティルは目を丸くしました。

 

ヒュアツィンテが

ここに来たように?

いえ、全く同じではない。

彼は使節団のふりをして来たから。

それでも、そんなことは

考えてもみなかった。

 

ラティルは、

それは良くないのではと

レアンに聞きましたが、

彼は、特別なことがないのに

即位したばかりの皇帝が

使節団に混ざって他国を訪問するのは

少し重みがないように見えるし、

トゥーラの残党勢力に

彼女が留守をしていることを

知らせる必要はないと

深刻な表情で呟きました。

 

だから兄を呼んだのだと

ラティルは言いましたが

レアンは、

自分も彼女を助けるけれど、

ラティルが留守をしていることは

秘密にした方がいい、

数日で行って来ることができるなら

具合が悪かったことにすれば良いと

告げました。

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ラティルが暗い城で体験したことは

夢ではなかったようです。

ベッドにいたはずのラティルが

どうしてそんなことになったのか

少しずつ謎が

明らかになっていくように

思います。

 

もしもヒュアツィンテが

使節団に混ざって

タリウムに来ていなかったら

ラティルは、秘密裏に

カリセンへ行くというレアンの提案を

もう少し、

慎重に考えていたかもしれません。

 

古地図を競売で落札した男が

皇子様に合わせる顔がないと

話していたことについて

大神官は、

皇子様がレアンの可能性もあると

示唆していましたが

ラティルは

兄は絶対に裏切らないと言いました。

それは、血のつながった兄が

自分を裏切るはずがないという

ラティルの思い込みだと思います。

大神官の言葉を

もう少し、じっくりと考えてみても

良かったのではないかと思います。

 

私自身、弟に裏切られ

借金を押し付けられたので、

今でも絶縁状態です。

兄弟だからといって、

信用できるとは限りません。

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