自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作254話 あらすじ ラティルの計画通りに事が運ぶ

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254話 クラインはハーレムの倉庫の鍵を持って帰ってしまいました。

◇ラティルの考え◇

朝食後、

ラティルは執務室の机に

座っていたところ、

いつもより疲れた様子の侍従長

現れたので、

彼女は挨拶の時だけでも

明るい顔をしました。

 

侍従長は、深刻な顔をして

カリセンに

手紙を送らなければならない。

世の中のどこの側室が

母国に帰る時に

倉庫の鍵を持って逃げるのか。

泥棒だと言いました。

 

しかし、ラティルは

自分が持って行くと

手紙に書いてあったと

クラインを庇いましたが、

侍従長は、あり得ないと

主張しました。

 

ラティルは、

なぜ鍵を持って行ったのか。

なぜ、自分が持って行くと

言い残したのかと

侍従長に聞きました。

彼は、理由など関係ないと

答えましたが、

ラティルは、それが知りたいと

言いました。

 

そうは言ったものの、

ラティルは、

今回のクラインの行動に

非常に呆れていました。

けれども、ラティルは

このことで、

クラインが困った状況になるのを

見たくありませんでした。

おそらく、クラインは、

本当に鍵を

持って行きたかったのではなく

自分が迎えに行くことを願って

持って行ったのではないかと

思いました。

 

しかし、侍従長は、

カリセンに

抗議しなければならないと

しきりに文句を言うので

ラティルは、その件について

これ以上、話をするなと

言ってしまいました。

 

侍従長は口を閉じましたか、

不満そうな目をしていました。

しかし、ラティルは

それを無視して、

ひとまず仕事をすると告げました。

 

実は、ラティルは、

ただクラインのことを

考えているだけでなく、

頭の中で、

あれこれ計算していました。

 

数日前、聖騎士は

アイニ皇后が対抗者の剣を持っていて

それを抜いたと話しました、

ところが、そのような中で百花は

アイニ皇后は対抗者ではないと

発表してしまいました。

おそらく、アイニ皇后は、

自分が対抗者であることを

人々に確認させるために

皆が見ている前で

剣を抜くと言うだろう。

タリウムへ来て抜くのも変なので

きっとカリセンで抜くはず。

使節団を送って来て、

剣を抜くのを見に来いと言うだろう。

そうなったら、

自分がカリセンへ行き、

剣を抜いて見せる。

そうすれば、アイニは

対抗者だと言い張れなくなる。

ついでに、クラインに会って

倉庫の鍵を返してもらい、

話をしてくるつもりでした。

だから、カリセンに抗議する前に

アイニ皇后が

対抗者の剣を抜いて見せると伝える

使節団が来るまでは

我慢しようと思いました。

 

ラティルはクラインに甘いと

侍従長は文句を言いましたが、

彼女は、

侍従長はクラインのことが

嫌いだからと言いました。

◇実家へ◇

その時刻、

一時期、動物の仮面たちと

一緒に地下城で過ごしていた

トゥーラとアナッチャは、

無事に、そこを脱出すると、

アナッチャの実家の

ショーバー侯爵家の近くに

来ていました。

 

元々、トゥーラとアナッチャは

地下城を脱出するや否や、

ギルゴールを探し回りました。

彼と対抗者の側に付くことで

状況を逆転させ、

動物の仮面たちに復讐し、

再び、日の当たる所へ出て、

以前のような人生を

送ることを期待しました。

 

しかし、ギルゴールを探すのは

思った以上に難しく、

彼が行きそうな場所を探したり

地下城の周辺を隈なく探しても

見つからなかったので

彼らは次第に疲れてきました。

 

アナッチャは、

ギルゴールを探すことも

重要だけれど、

動物の仮面の1人に

見つかると大変なので、

自分の実家へ行って

これからのことを計画しようと

提案しました。

 

しかし、

アナッチャの実家近くまで来ると、

トゥーラは、

人々が自分を見て怖がり、

逃げるのではないかと心配し、

アナッチャ1人で行った方が

いいのではと提案しました。

しかし、彼女は、

自分とトゥーラが

別れることの方が問題だと

反論しました。

 

邸宅の近くまで行くと、

アナッチャは、自分だけ先に、

邸宅の前に立っている警備員たちに

近づきました。

彼らは、アナッチャが

自殺したとか、殺されたとか、

病死したとか、

ショックで死んだとか、

豊かに暮らしているなど、

様々な噂を聞いていたので、

目の前にアナッチャが

無事な姿で現れると

混乱しました。

彼女は、すぐに父親の所へ

自分を案内させました。

 

トゥーラは顔が隠れるほど

大きなフードのついた

マントを着て、

アナッチャの後を付いて行きました。

警備員は、トゥーラのことが

気になりましたが、

彼が誰なのか、

アナッチャに聞きませんでした。

 

アナッチャが応接間に到着すると

連絡を受けたショーバー侯爵が

階段を降りてきました。

彼は目を赤くして、

娘を抱き締めると、

生きていて良かったと叫びました。

 

アナッチャは父親と並んで座り

自分が見て、経験したことを

話しました。

彼は、頷きながら、

娘の話を聞いていました。

そして、

トゥーラについての話題に移ると

ずっと静かにしていた彼は

マントのフードを脱ぎました。

先ほど、アナッチャから

死んだトゥーラが

敵の手により蘇ったと

聞いたばかりなのに、

その話を全て忘れてしまったのか、

ショーバー侯爵は驚いて、

口をパクパクさせました。

 

アナッチャがトゥーラを呼ぶと

彼は母親に

頭をもたせかけました。

アナッチャは息子の手を握りしめ、

皇帝は、

幼い頃から自分を嫌っていたけれど

ここまでやるとは思わなかった。

自分たちを少し手伝って欲しいと

涙声で父親に助けを求めました。

胸を痛めた侯爵は、

自分は何をすればいいのかと

尋ねました。

◇待ちかねた使節団◇

ラティルが眉間にしわを寄せて

机の前で、

一生懸命、何かを書いていると、

秘書が入って来て、

カリセンの使者の来訪を告げました。

それを聞いたラティルは嬉しくて、

 

そうなの?

 

と聞き返しました。

そして、心の中で

「ついに!」と叫ぶと

立ち上がりました。

 

ラティルは早足で、

使節団が待っている場所へ行きました。

サーナット卿も侍従長

後に続きました。

 

侍従長は、

クラインのことを話しに来た。

彼はあのような性格だから、

理解して欲しいと言うだろうと

ぶつぶつ呟きました。

けれども、ラティルは、

にっこり笑いながら、

違うと思うと答えました。

 

大ホールに入ると、

カリセンの使節団が一堂に会して

立っているのが見えました。

ラティルは、玉座に座ると

労いの言葉は省略し、

早速、何の用事で来たのかと

尋ねました。

 

使節団の代表は、

聖騎士団長が、

カリセンの皇后について

言及したことで、

皇后は大変怒っていると告げました。

ラティルは、皇后が

何について怒っているのかと

わざと知らないふりをして尋ねました。

 

代表は、

ラティルが何もかも知っているのに

知らないふりをしていることを

分かっていながらも、

アイニ皇后が

対抗者ではないという言葉だと

答えました。

 

ラティルは、

今になって思い出したかのように

 

ああ、その話か。

 

と肩をすくめて呟きました。

そして、ただの意見なのに、

どうして、そんなことを

気にしているのかと尋ねました。

 

アイニ皇后が言うならともかく、

その言葉を吐いた者の皇帝が言う

言葉ではないと思い、

代表者は腹を立てましたが、

じっと我慢して、

皇后が、

対抗者が代々使用して来た剣を

人々の目の前で抜いて見せる。

タリウムの側からも

信用できる人を送ってもいいと

言っていると、伝えました。

 

ラティルの思い通りに

事が運んでいるので、

彼女の口元に

笑みがこぼれました。

なぜ、皇帝が笑っているのか、

使節団の団長は、

訳もなく不安になりました。

◇一緒に行く◇

いきなり、ラティルは、

アイニ皇后が対抗者の剣を抜くのを

見てくると言ったので、

誰が対抗者でも

関係のない侍従長は、

彼女が数日かけて

カリセンへ行ってくることが

理解できず、

直接行くほどのことでもないと

反対しました。

しかし、ラティルが

ニコニコ笑っているのを見て、

侍従長は、

ラティルがクラインに

会いに行こうとしていることが

分かりました。

 

ラティルは、

このまま、カリセンに抗議すれば

クラインの立場が苦しくなるので

彼と話をしたいと言いました。

 

珍しくラティルが

強引に事を進めるので、

タリウムからカリセンに

使節団が行く時に、

ラティルも

合流することになりました。

今回は、公式の訪問なので、

ラティルがいない間に

偽者が来ることもないだろうと

思いました。

 

ところが、プライドが高く

なるべく自分から

訪ねようとしないラナムンが

ラティルの部屋へ直接やって来て、

少し気になる点があるので、

自分も一緒に行きたいと

ラティルに頼みました。

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最初は、対抗者になりたくないと

思っていたラナムンですが、

自分が皇配になるために、

対抗者になる決心をしました。

それなのに、肝心のギルゴールが

自分を訪ねて来ません。

彼は、今、宮殿内にいるけれど

ラナムンに会いに来ないのは、

やる気のない彼には

今のところ、

興味がないのかもしれません。

 

父親に自分が対抗者だと

話しているのに、

自分以外に対抗者がいて、

しかも、その人が

対抗者の剣を持っていると聞いて、

ラナムンは、とてもプライドが

傷ついているのではないかと

思います。

だから、一緒に行って、

自分も剣を抜いて見せようと

思っているのかもしれません。

 

ラティルは、

アナッチャをわざと逃がせたので

彼女を追跡している人が

いるはずなのですが、

その後、どうなったのか、

少し気になりました。

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