自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 396話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ラティルと2人だけで祭りに行くための賭け

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396話 アニャドミスはカルレインを捕まえに行くことにしました。

◇賭け◇

今、ハーレムにいる側室は6人。

残された祭りの日数は1日。

 

ハーレムの会議室に、

6人の側室たちは侍従を連れて

明け方から集まっていました。

下男たちは、

朝食用の軽食を彼らの前に置きながら

夜明けから、

側室たちが集まっている理由について

考えていました。

すると、タッシールが、

自分は6人で皇帝を囲んで

祭りを楽しみたいと思っていない。

5人ともハーレムに

閉じこもっていて欲しいと、

率直な意見を述べたので、

茶碗を運んでいた下男の足の力が抜けて

倒れそうになりました。

他の側室たちも頷いて同意しました。

 

クラインは特にイライラしながら、

誰が他の側室たちと一緒に

過ごしたいと思うのか。

しかし、誰も皇帝と

まともに出かけていないのだから

きっと皇帝は、自分たち6人とも

連れ出すだろうと言うと、

メラディムも同意し、

犯罪者を追い出したので、

今日はちょっと気楽に

楽しめそうだと言いました。

側室5人は同時にため息をつきました。

 

しかし、タッシールは狐のように笑い、

首を横に振ると、

だから会議を招集した。

頭を使わないといけないと言いました。

 

ラナムンは優雅にお茶を飲みながら

側室たちで、

時間を分け合うということかと

尋ねました。

カルレインは、それはいいと思い、

無愛想に頷きました。

 

しかし、タッシールは首を横に振り、

祭りを見物するのに

6人で時間を分け合っても、

皇帝と一緒にいるのは

せいぜい1時間くらい。

残りの5時間は、

また側室たちだけで

過ごさなければならないと

偉そうに言いました。

 

昨日のことで、

まだタッシールに

ひどく腹を立てていたクラインは

イライラしながら、

それでは、どうすればいいのかと

尋ねました。

 

タッシールはにっこり笑いながら、

自分たちで賭けをし、その勝者が

今日1日、

皇帝を独占するのはどうかと

提案しました。

するとザイシンは、

皇帝が連れて行く人を

選んだらどうするのかと尋ねました。

 

タッシールは、

敗者5人は、体が痛いとか、

昨日無理をして、

風邪を引いたとか言って

寝込んでいればいいと答えました。


絶対に風邪を引かないザイシンは

困りました。

メラディムも、

風邪を引かないと言って

戸惑っていると、

クラインは苛立ちながら、

水質が悪くて、

アレルギーになったとでも

言えばいいと言いました。

 

自分が魚扱いされたことに

メラディムが怒ると、クラインは

半分、魚ではないかと指摘したので

メラディムは指を弾きました。

するとクラインの頭の上に

水が落ちて来たので、

彼は驚いて目をパチパチさせた後、

怒って飛び上がりました。

しかしカルレインが

彼の片方の腕を引っ張って

クラインを座らせました。

 

タッシールは、

状況に合わせて

適当に言い訳すればいいので、

もう喧嘩はしないようにと注意し、

自分の提案についての賛否を

尋ねました。

皆、心の中では

大丈夫だと思っているらしく

反対する人はいませんでした。


次にタッシールは、

賭ける種目は何にするかと

尋ねました。

するとメラディムは

「水泳」と堂々と提案しました。

それに対してクラインは

「ずるい!」と抗議しましたが

メラディムは、

人間だって泳げると返事をしました。

クラインは、

言い返そうとしましたが、

また彼が水をかけられるのを恐れ

バニルとアクシアンは

慌ててクラインの口を塞ぎました。

 

幸い、クライン以外の側室たちも

メラディムの意見は気にせず、

それぞれ違う意見を出しました。

 

すると、突然現われたゲスターが

皆の顔色を窺いながら、

皇帝が一番気に入った料理を

作る人が勝ちというのはどうかと

提案しました。

 

続けて、ラナムンは宮廷礼法、

ザイシンは腕立て伏せ、

意外にも、クラインはバイオリン。

タッシールは数学の問題を解くという

意見を出しましたが、

カルレインがテーブルの上に剣を置いて

「デスマッチ」と言うと、

皆、静かになってしまいました。


結局、側室それぞれの有利な意見しか

出て来ないので、タッシールは、

今から一番先に

ハーレムの正門を通る人を呼んで

賭けの種目を決めてもらおうと

提案しました。

 

しばらくして警備兵2人は、

一番最初に発見した下男を

捕まえて来ました。

これは一体どういうことかと、

彼はビクビクしながらやって来ましたが

タッシールから、

賭けの種目を決めろと言われ、

驚いて口をあんぐりと開けました。


下男は慌てて

側室たちを見回しました。

 

冷たいラナムン。

人間ではないメラディム。

冷ややかなカルレイン。

凶暴なクラインの後ろで

復讐しそうな目つきのタッシール。

 

下男はもじもじし、心の中で

この側室たちは、

誰に罪をなすりつけるつもりなのか。

自分たちで選べばいいのにと

悪口を言いましたが、

そんなことは口に出せないので、

思い切り頭を悩ませた結果

「化粧」と告げました。


その言葉と同時に

側室たちの目つきが厳しくなると、

下男は、

公平にするために、

皆が下手なものを選ぶべきだと思ったと

慌てて言いました。

 

誰も満足しませんでしたが、

結局、種目は化粧に決まりました。

 

それに決定するや否や、側室たちは

できないことが何もなさそうな

タッシールは、

化粧も上手だと思い、

彼をやたらと警戒しました。

実際、タッシールはにっこり笑い、

かなり自信満々そうに見えました。

 

クラインはその姿を睨みながら、

侍従たちには手を出させない。

特に化粧が上手な侍従がいると言って

トゥーリを指し示しました。

 

タッシールも同意し、

他の側室たちも、ゲスターが

やり過ぎない程度に、

いつもと変わった雰囲気で

化粧をして現れたことを思い出すと、

遅ればせながらゲスターを見ました。

彼らは、ゲスターが来たことに

全く気付いていませんでした。

 

クラインは驚きながら、

いつ来たのかと尋ねると、

ゲスターは目をパチパチさせ、

照れくさそうに笑いながら

魚の話が出た時と答えると、

メラディムは、

また怒って指を弾きました。

しかし、ゲスターは

傘を取り出して広げたので、

水は隣にいたクラインにかかりました。

 

水を2回もかけられ、怒ったクラインは

ゲスターに飛びかかろうとしましたが、

再びカルレインが彼を捕まえて

止めました。

 

怒ったクラインは、

なぜ、カルレインは、

しきりに自分の邪魔をして、

彼らの味方をするのか。

先に彼らが間違ったことをしたのを

見たはずだと抗議しました。

 

しかし、カルレインは

クラインをチワワと呼び、

落ち着くように。

自分はクラインの味方だと

返事しました。

 

クラインは、自分がそんな言葉に

騙されると思っているのかと

息巻きましたが、タッシールは、

カルレインの言葉の意味を

考えました。

 

一方、ラナムンは

ゲスターをちらりと見ながら、

どこから傘を出したのかと

首を傾けました。

◇パウダー騒動◇

タッシールは下男たちに、

ドレッサーと同じ種類の化粧品を

倉庫から取り出させ、

ホールに並べさせました。

審査員は、ハーレム担当の官吏に

お願いしました。

 

彼は、これはどういうことかと

思いながらも、

側室たちがドレッサーの前で待機すると

懐中時計を取り出し

「スタート!」と叫びました。

制限時間は30分。

彼らは素早く化粧品を広げました。

 

化粧も上手なタッシールだけが

余裕でパウダーの蓋を開けました。

ところが、中には

何も入っていませんでした。

他の化粧品を見ても同じで

すべて割れているか

中身が入っていませんでした。

 

なぜ自分の化粧品だけが

こんなことになっているのかと

タッシールは怒りを抑えながら

言いましたが、

側室は皆、声を揃えて、

きちんと管理していないからだと

主張しました。

 

化粧ができなくなったタッシールは、

化粧品を配った下男を見つめました。

彼は慌てて視線を落とし、

良心が咎めるような顔をしていました。

タッシールは、彼が

誰かに買収されたと思いました。

 

タッシールは首を横に向けて

ラナムンを見つめました。

自分だけ買収したと思っていたのにと

呟くと同時に、

パウダーを顔にはたいたラナムンが

狂ったように咳き込み始めました。

パウダーの中に、

痒くなる粉が混ざっていることに

気づいたラナムンは、

怖い目で周りを見回しました。

すでにタッシールは

正面の鏡を見ていました。

 

化粧品を初めて見たメラディムは

他の側室がパウダーを顔に

はたくのを見て真似したところ、

パウダーが彼の肌を乾燥させることに

耐え切れず、大騒ぎしました。

 

クラインはメラディムが

まともなパウダーで

大騒ぎするのを見ながら、

今度は聞こえないように

「愚かな魚だ。」と呟きました。 

◇勝敗の行方◇

タッシールとラナムンと

メラディムが脱落し、

ハーレム担当の官吏は、

残りの側室が化粧したのを見て

順番をつけるために、

時計から目を離したところ、

驚いて、後ろに下がりました。


皆が、互いに顔色を窺いながら

化粧をしたせいで、

驚くほど似たような化粧でしたが、

全員顔に、

ダイヤモンドを細かく砕いて作った

高価なハイライトを

たくさん塗っていたので、

四方から光を浴びて

顔がキラキラ輝いていました。

 

この中の1人が、あの顔で

皇帝とデートをする。

官吏は、あの煌めきの中から

一位を選ばなければならないと思い

緊張しましたが、

突然、侍従長が現れたので、

官吏は安堵し、

侍従長が代わりに一位を選んでくれと

頼みました。

しかし侍従長の表情がとても暗いので、

官吏は一緒に固まりました。

 

官吏はどうしたのかと尋ねると、

皇帝が流産したと告げました。

◇変わったカルレイン◇

妊娠初期は

気をつけなければいけないのに

元々よく徹夜する上に、

2日間の騒動で

大変苦労したからだと思うと、

宮医は自然に嘘をつき、

ラティルに、

特別に調合した薬を差し出しました。

 

これを飲んでぐっすり眠れば治る。

しばらくは

無理をせずに安静にするようにと

言うと、ラティルは

わざと力なく呟いて、

薬を受取りました。

 

サーナット卿は

ラティルが妊娠していなかったことを

知っていましたが、

このような姿を見ると

訳もなく胸が痛くなり、

眉をひそめました。

 

おかげで、ラティルも

訳もなく身体が辛いと思いながら、

薬瓶を口に持って行き、

薬を飲んでいましたが、

照明を受けて

顔がキラキラしているカルレインを

扉越しに発見すると、

薬をぷっと噴き出してしまいました。

咽て咳込んでいるラティルの背中を

サーナット卿は急いで叩きました。

 

侍従長は素早く事態に気づき、

顔が光っていない

ラナムンとタッシールと

メラディムだけを中に入れ、 

他の側室たちには、

顔を洗って来ることを勧めました。

彼らは仕方なく、来た道を戻りました。

 

カルレインも、

文句を言わずに自分の部屋に戻ると

デーモンは驚きましたが

カルレインは彼を追い出し、

浴室に入ろうとしました。

ところが、

窓辺から異様な気配が漂って来ました。

 

カルレインは、

ゆっくりとそちらに顔を向けると、

ドミスの顔をしたアニャが、

とても当惑した顔で立っていました。

そして視線が合うと、

彼女は呆れたように笑い、

あの孤高の吸血鬼の騎士だった

カルレインが、

本当に、とても変わったようだ。

こういうのが、

その女性の好みなのかと尋ねました。

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化粧は、ただ塗りたくれば

いいというものではないのに、

誰かがダイヤモンドの

ハイライトを最初に塗ったら

それを真似して

互いに張り合っているうちに

皆、塗り過ぎてしまったのかも

しれません。

タッシールとラナムンだったら、

顔全体がキラキラになるまで

ハイライトを塗りたくることは

なかったように思います。

 

ゲスターとクラインなら、

顔がキラキラでも許容範囲ですが

キラキラ顔の

ザイシンとカルレインの顔は

見たくないです(^^;)

そして、顔がキラキラのままの

カルレインの所へ

アニャドミスが登場し、

笑いから一気に緊張感へ

話を運ぶ作者様。

さすがストーリーテラーです。

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