自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 404話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 気まずいダブルデート

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404話 ラティルとギルゴール、サーナット卿とアガシャ。2組のカップルがレストランで出くわしました。

◇睨み合い◇

一体、どうしてなのか分からない。

よりによって、

自分たちの入ったレストランに

サーナット卿と婚約者がいるなんてと

ラティルは心の中で叫びました。

しかも、ラティルは、

新聞紙で、しっかり顔を隠していたのに 

サーナット卿の婚約者は、  

どうやって気づいたのか

分からないけれど、

はっきりとラティルを

認識していました。

 

ラティルは、

心の中で再び悲鳴を上げながら

メニューを顔に近づけ、

普段より高い声でサーナット卿に

「どちら様ですか?」と尋ねました。

 

向い側でギルゴールが、

面白そうに見物していなかったら、

もう少しこのように

言い張るところでした。

しかし、ギルゴールは

にやりと笑いながら

ラティルを見ているし、

サーナット卿は不吉なほど

無言だったので、

結局、ラティルはメニューを置くと

サーナット卿に、

婚約者とご飯を食べに来たのなら

2人で食事をするように。

なぜ自分たちのところに来るのかと

尋ねました。

彼は、別々の席にいると

気になると思うからと答えました。

 

それを聞いたラティルは、

自分たちは、

まだ注文していないのて

店を移すと言いました。

その言葉にギルゴールが

立ち上がろうすると、

サーナット卿は

ラティルをじっと見つめながら、

こんな風に会ってラティルたちが

他の所へ行けば、

それも気になると思うと言いました。

 

ラティルは、

何が気になるのか。

ただ見えない所で

デート中だと思えばいいだけだと

言い返すと、サーナット卿は、

だから、気になる。

相手がギルゴールだからと

言って、彼を指差しました。

ギルゴールは、なぜ自分が?

というように、ニコニコ笑って

投げキスをしました。

 

ラティルは、

しばらく心臓がドキドキしましたが、

食事だけ一緒にすると答えました。

そして横を見ると、

いつの間にかサーナット卿の婚約者が、

近くに席を移していたので、

ラティルは驚きました。

そして、目が合うと、

サーナット卿の婚約者が

にっこり笑ったので、ラティルは、

すまない気持ちになりました。

 

偽の婚約とはいえ、

実際、人々の前で

婚約式をするのに、ラティルが

2人で過ごしているところを

邪魔してしまったからでした。

 

サーナット卿は、

通りすがりの店員に

4人用の席に変えて欲しいと頼み、

一行はもう少し広くて大きい部屋に

移りました。

 

ラティルは

ギルゴールと並んで座り

サーナット卿の婚約者を

もう少し詳しく観察しました。

彼女は、赤みがかった金髪を

ツインテールにし、

たくさん愛されて育ったようでした。

いたずらっ子のような

印象がありましたが美人で、

真面目そうに見える

赤毛のサーナット卿と並んでいると、

とてもお似合いでした。

ラティルは、

こんなに愛らしい女性なら、

本当に婚約するかもしれないと

思いながら、

メニューをいじりました。

 

そうしていると、

サーナット卿の婚約者が

先に手を差し出し、

自分はジリマン伯爵家のアガシャだと

明るく自己紹介しました。

ラティルは、

サビと自己紹介すると

アガシャの手をそっと握って離した後に

再びメニューに視線を下げました。

 

料理は全て美味しそうに

見えたので、

心が痛んでいるラティルは、

せめて料理くらい

美味しく食べようと思い

食べたいものをたくさん選んで

メニューを下ろしたところ、

サーナット卿とギルゴールの間の

雰囲気が尋常でありませんでした。

 

サーナット卿は無愛想な顔で

ギルゴールを見ていて、

彼は笑顔でサーナット卿を

見ているのに、

2人とも一言も言わずに

お互いを見つめていると

にらめっこをしているように

見えました。

 

見ていられなくなったラティルが

何をしているのかと言って

二人の間でメニューを振ると、

2人とも、背をまっすぐにしました。

サーナット卿は

ギルゴールのことが大嫌いなのだと

ラティルは思いました。

 

彼女は店員を呼んで

自分の選んだメニューを告げると

アガシャを見ました。

彼女は、

自分は25分前に注文したと言いました。

 

次にラティルは

サーナット卿とギルゴールを

見ましたが、

2人はメニューより、

相手に気を取られていました。

 

店員が困った表情で立っていると、

ラティルは、

自分の注文を伝えながら

2人は久しぶりに会ったので、

一時も目を離したくないみたいだと

謝りました。

 

店員が別の所へ行くと、

ラティルはサーナット卿と

ギルゴールに、

そろそろ2人とも

メニューを選んだらどうか。

早く食べて、

互いにこの気詰まりな場所から

出て行こうと提案しました。

 

ギルゴールは、最初から

メニューを見ていなかったのか、

ラティルが注文するや否や

自分は

チーズサンドイッチを食べると

言いました。

 

サーナット卿は、

ギルゴールがラティルを

お嬢さんと呼んだのを聞いて、

彼も負けじと、

お嬢さんと同じものを注文すると

言いました。

 

自分の呼称は

お嬢さんに統一されたのかと

ラティルは渋い顔で

アガシャの顔色を窺いました。

わざと彼女に

名字を教えなかったのに、

貴族で近衛騎士団長の

サーナット卿が、

自分をお嬢さんと呼べば、

誰が聞いても貴族だと思うに

違いありませんでした。

 

そして、アガシャも

ラティルは貴族なのか、

わざと姓を言わなかったのか、

なぜ言わなかったのか、

喧嘩を売っているのかと

考えるかもしれないと思いました。

 

ラティルはため息をつき、

サーナット卿が来るや否や

店を出るべきだったと後悔しました。

◇ダブルデート?◇

ラティルは、お腹でも

いっぱいにしておこうと思い

料理をたくさん頼みましたが、

サーナット卿が

同じものをそのまま注文したため、

料理を4人用テーブルに

全て置くことができなくなり、

席を移動することになりました。

 

サーナット卿は、何も考えずに

ラティルと同じものを注文したら、

次々と料理が出てくるので、

慌てた様子でしたが、

何も言わずにフォークを握りました。

さっさと食べて

レストランから出ようとした

ラティルの計画が頓挫しました。

 

サーナット卿は、

無理にサラダと

焼き魚などを食べているうちに

表情が暗くなり、ギルゴールは

チーズサンドイッチを細かく切って

食べながら、

食べ物がもったいない。

何でそんなに注文したのかと

サーナット卿を嘲笑いました。

 

サーナット卿は、

お嬢さんを馬鹿にしているのかと、

ギルゴールを非難しましたが、

彼は、

お嬢さんは大丈夫。

全部食べられるくらいの

お腹があるから。

でも、サーナット卿は違うからと

返事をすると、ラティルは、

自分だけ豚なのかと

ギルゴールに文句を言いました。

 

サーナット卿は、

他人のことに口出しをするなと

ギルゴールに忠告しましたが、

彼は、

デートしているのに、

あの赤ちゃんには、

豆粒ほどのパンを一つしか食べさせず

サーナット卿だけ、

それを全部食べようとするのは

少しひどいと言い返しました。

 

ギルゴールの年齢と

口癖を知らないアガシャが

自分の名前は赤ちゃんではなく

アガシャだと、そっと反論しましたが

ギルゴールは笑うだけで

訂正しませんでした。

 

一方、サーナット卿は、

デートではないと

冷たく言い放つと、ギルゴールは、

「おっと!」という表情をして

赤ちゃんの婚約者は

あまりいい人ではないと言いました。

 

ラティルは、

ギルゴールがアガシャを

赤ちゃん呼ばわりすることに

ため息をつくと、

ギルゴールは彼女を見て、

自分を防御するかのように

フォークを持ち上げ、

自分たちはデートをしていているし

あの2人も

デートをしていると思ったから

ブルデート中だと思っていたと

言いました。


ラティルは、

自分たちもデートではないと

思いましたが、

とりあえずギルゴールの言葉に合わせて

自分たちはデートをしていると

返事をしました。

ギルゴールが現れなかったら、

1人でサーナット卿を

追いかけていたのが発覚して

益々困ったことになったからでした。

しかしサーナット卿は、

ラティルがギルゴールの肩を持つと

表情が暗くなりました。

ラティルは、

この決まりの悪い雰囲気から

抜け出すために、

再び熱心に食事をし始めました。

 

サーナット卿は、

お嬢さんは忙しいのに、

あまりにもむやみに

連れ出しているのではないかと

ギルゴールを非難しました。

しかし、彼は、

自分たちは恋人同士なので、

お嬢さんは、自分の顔を見ると

心が安らぐのではないかと

ラティルに同意を求めました。

彼女は、返事をすべきだと思い

「はい」と答えました。


続けてギルゴールは、

サーナット卿は

婚約者の面倒をよく見ているのか。

先程から彼女は、

サーナット卿の顔色を窺いながら、

ネズミの尻尾ほどのパンだけを

食べていると非難しました。

 

するとサーナット卿は、

ギルゴールも、ネズミの尻尾ほどの

サンドイッチだけを食べていると

言い返しましたが、ギルゴールは

財布を持って来ていないので、

自分の分もサーナット卿に

払って欲しいと頼みました。

しかし、サーナット卿は、

お嬢さんの分は払うけれど、

ギルゴールは、ここで皿洗いをして

代金を払えと拒否しました。

ギルゴールはアガシャに、

必ず、あの男と

婚約しなければならないのかと

尋ねました。

 

ラティルは

彼らの会話を聞いているうちに

胃もたれしそうになり、

トイレへ行って来ると言って

席を立ちました。

サーナット卿の婚約者を

一度見てみたくて

付いて来ただけなのに、

なぜか、カップル同士の

喧嘩のようになっていると

ラティルは嘆きました。

 

ところが、

トイレで手を洗っていると、

アガシャもやって来ました。

彼女は、

デートを台無しにされたことを

責めに来たのか。

おとなしく帰ってくれと

言いに来たのかと、

ラティルは緊張しながら、

アガシャを眺めていると、

彼女はラティルの前に来て

興奮しながら、

三角関係みたいだと言いました。

 

ラティルは、

彼女の言葉の意味が分からなかったので

聞き返すと、アガシャは、

サーナッツ卿とサビさんは、

以前付き合っていたのかと

尋ねました。

ラティルは否定しました。

 

次にアガシャは、

お互いに、

密かに好き合っていた仲なのかと

尋ねましたが、ラティルは

それも否定しました。

 

しかし、アガシャは、

自分の考えでは、そう思うと

告げると、突然静かになり、

目をあちこち転がしていましたが、

すぐににっこり笑うと、

きちんと用を済ませて

戻って来るようにと言って

出て行ってしまいました。

 

アガシャは、

露骨にラティルの後に付いて

トイレに入ってきたのに、

何を言いたかったのか、

ラティルには分かりませんでした。

 

彼女は手を洗い終えて、

再び席に戻ると、

ギルゴールとサーナット卿が

それぞれの剣をテーブルの上に置き

何か話しているのを見ると、

彼女は、そろそろと後ずさりして

店の外に出て、

そこで少し時間を潰すことにしました。

 

ラティルはサーナット卿とアガシャに

とても申し訳ない気持ちがして、

訳もなく髪をいじりました。


サーナット卿は、

いたずら好きでも良い人で

アガシャも良い人のようでした。

彼女は気分が悪いはずなのに、

顔にも出さずに

我慢してくれるのを見て、

自分たちが割り込まなかったら、

今頃2人は気が合って

本当のデートのような

雰囲気になっていたかもしれないし

偽婚約したついでに

本当に結婚しようという話が

出ていたかもしれませんでした。


ヒュアツィンテに一目惚れし、

側室たちは、

プロフィールだけを見て

受け入れたラティルは、

他の人も、自分のように

早く恋が進むと思い、

訳もなく落ち込んでしまいました。

 

自分のせいで、

2人の最初の出会いが

こじれてしまったので、

後で2人が結婚したら

素敵なプレゼントを送ろうと

考えました。

 

そして、ため息をついて

時間を確認し、

そろそろ中へ入ろうと思いました。

ところが意外にも、

サーナット卿がこちらへ

近づいて来ました。

 

なぜ、彼は、

自分がここにいることを

知っているのかと思い、

驚いて彼を見ていると、

サーナット卿はラティルに近づき

低い声で、

わざわざ自分に付いて来たのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

どうして分かったのか。

いつどこでばれたのかと、

慌ててサーナット卿を見ていると、

彼は怒りを抑えながら、

なぜあえて、

ギルゴールとデートする姿を

自分に見せるのか理解できない。

そのような姿は、

すでに宮殿で毎日見せていると

非難しました。

 

ラティルは、サーナット卿が

ギルゴールと自分がつるんで

一緒に付いて来たと

考えているのかと思いました。


しかし、ラティルはどうしても

ギルゴールとは偶然に会い、

自分1人でついて来たと

言うことができず、

サーナット卿が

偽の婚約者とデートするのが気になり

からかいたかったと嘘をつきました。

 

すると、サーナット卿は、

それなら、むしろ1人で来てくれれば

思う存分、からかわせてあげたと

文句を言いました。

 

ラティルは照れくさくなり、

婚約者とのデートはどうだったかと

話題を変えました。

サーナット卿は、

ラティルが自分の前に現れて消えたのに

どうして婚約者に集中できるのかと

言いました。

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ラティルはサーナット卿に

気づかれないために

顔を変えましたが、

ギルゴールが現れたことと、

おそらく彼女の匂いで、

サビがラティルだと

気づいたのだと思います。

 

最初からラティルが

変な気を起こして、

サーナット卿の後を

付いて行かなければ、

このようなことにならなかったので

ラティルは大いに反省すべきだと

思います。

 

アガシャと第5王子の結婚を

妨げるために、

親同士が偽の婚約をさせたけれど

アガシャの父親は、

本気でサーナット卿と娘を

結婚させたがっていて、

偽婚約をきっかけに

2人の仲が親密になることを

願っていたかもしれません。

 

サーナット卿の父親も、

彼がラティルのことを

愛していると知っていても、

息子が悲しい愛に

一生苦しめられ続けるよりは

新しい愛を見つけて欲しいと願って

偽の婚約を

引き受けたのかもしれません。

 

けれども、親の意に反して、

この偽婚約は

アガシャを傷つけただけで

終わりそうですが、

サーナット卿は、

ラティルが現れたとしても

せめて、彼女と一緒にいる時は

自分の感情を押し殺して欲しかった。

それがアガシャに対する

礼儀だと思います。

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