自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 124話 ネタバレ 母親との別れ

 

124話 ルーはカルロイに自分の名前を呼んでと言いました。

 

カルロイは、

ルーの言葉を不思議に思い、

名前を呼んでいるでしょう?

と聞きました。

 

ルーは、

その名前ではない。

知っているでしょう?と

答えました。

カルロイの目に涙が浮かびました。

 

夕陽に照らされる中、

2人は互いの額を合わせながら、

カルロイは「ルー」と呼びました。

ルーは、「うん、カル」と

返事をしました。

カルロイは何度も「ルー」と

呼びました。

ルーも、返事をしました。

 

ルーは、この日のソリスを

いつまでも

忘れることはないだろうと

思いました。

夜になり、ルーはカルロイに

一輪の花を渡しました。

カルロイは、

これは何かと尋ねました。

ルーは、マハで

自分が摘んだ花で、

ドライフラワーにして

持っていたと答えました。

 

その花は、雨の日、

プルトゥに似ているマハの庭園で

倒れていたその花を摘んだ後、

ルーは神殿で

カルロイに会ったのでした。

 

ルーは、カルロイが

自分たちは傷ついてボロボロに

なってしまったと、

思っているかもしれないけれど

それは違う。

自分たちは少し傷ついただだけで

このままでも良くなると言いました。

 

カルロイは何も言わないまま

頭を下げて花を見つめました。

ルーは、それを見守りながら、

傷は消えないだろうし、

自分は一生、母親を懐かしんで

少し、心を痛めるだろうし、

カルロイは自分を見て、

しばしば、

悔恨の念に浸るだろうけれど、

うまく生きていけるだろうと思い

彼の頬にキスをしました。

そして、

「本当に大丈夫だから」と言って

ニッコリ笑いました。

 

カルロイは自分の頬に触れている

ルーの手に自分の手を重ね、

「分かった」と返事をしました。

 

ルーとカルロイは

唇を重ねました。

ルーは、

そのまま傷ついた気持ちを

持っていても、

今までの自分を否定しなくても、

傷の上に幸せを重ねて行けば

大丈夫かもしれない。

自分は、その事実を知ったと

思いました。

ルーは目を覚ますと、

掛け布団を胸までたくし上げ

身体を起こしました、

床や椅子の上には、

ルーとカルロイの服が

散らばっていました。

 

カルロイも目を覚まし、

ルーの腕をつかむと、

なぜ、早く起きたのか、

もう少し寝るようにと勧めました。

 

ルーは、

散歩して来ようと思うと言いました。

しかし、外は、まだ薄暗いので、

カルロイは一緒に行くと言いました。

けれども、ルーは、

もう少し寝ていて欲しい。

母親と二人きりで話したいことがあると

言いました。

 

カルロイは

「分かった」と返事をすると

自分の悪口を言いに行くのかと

尋ね、そうだとしても

自分は何も言えないと呟くと、

ルーはクスッと笑い、

カルロイ次第だと答えました。

ルーが湖へ行くと、

意外にも、ティニャがいたので、

ルーは声をかけました。

ティニャはルーに挨拶をしました。

 

ルーはティニャに

いつ来たのか。

なぜ、連絡をくれなかったのかと

尋ねました。

 

ティニャは、

2人がぐっすり眠っていると

聞いたので、

邪魔したくなかった。

今、来たばかりなので、

1、2時間くらいは待てると思ったと

答えました。

 

ルーは、

カルロイが、ラ・ソルティオに

行ったり来たりしているのは

良くないのではないかと

尋ねました。

 

ティニャは、

カルロイが何か方法を

探しているので、

ルーが気にする必要はないと

答えましたが、ルーは、

やはり良くないと思いました。

 

ルーは頬を染めながら、

その必要はない。

自分がプルトゥに戻ると

言いました。

けれども、今すぐではなく、

準備が整い次第と付け加えました。

その言葉にティニャは、

ルーは強いと言った後、

彼女に背を向けました。

 

ルーはティニャの隣に行くと、

カルロイは、

ここがあまり好きではないようだと

話しました。

ティニャは、

驚くことではない。

母親が、子供である彼より、

単なる場所の方を愛しているように

感じただろうからと

返事をしました。

 

ルーは、

あの方が亡くなる直前に、

カルロイのせいにしたと

彼から聞いたことがあると

話しました。

ティニャは、

アデライドのことかと尋ねました。

 

ルーは、あの方が、

カルロイのせいで・・・と言って

亡くなったということを聞いたと

答えました。

 

ティニャは、

いくら何でも、そのような意味では

なかったと思うと言いました。

ルーは、

カルロイが聞き間違えたのかと

尋ねました。

ティニャは、

そうではなく、

カルロイのせいではないと

言いたかったのではないかと思うと

答えました。

 

ルーは、

どうして、そう言い切れるのか。

それでも、母親だから

そんなことを言うはずがないのかと

尋ねました。

 

その言葉にティニャは笑うと、

そんなはずがない。

自分の妹に、

そのような感性があったとは

思わない。

そうではなく、カルロイが、

余計な罪悪感に苛まれたら

クロイセンのために良くないと、

その瞬間、判断したのだろう。

本当にカルロイのせいだと思ったら

自分に彼の面倒を見て欲しいと

頼んだりしなかった。

けれども、カルロイは、その言葉を

そのように受け取るしか

なかったのかもしれない。

死んだ母親ではなく、

生きている自分が

そう感じさせたのだろう。

幼い甥に八つ当たりする程、

自分は弱くて情けない人間だからと

答えました。

 

ルーは、

カルロイに、そう言ってくれないのかと

尋ねました。

ティニャは悲しそうな顔で、

愚かな伯母の話など、

心に届かないと思うと答えました。

ルーは、1人になると、

母親の形見のペンダントを

触りながら、

 

お母さん、会いたい。

もう分かっていると思うけれど、

私の首で毎日ブラブラさせて、

お母さんを苦しめている。

でも、もう大丈夫だと思う。

 

と、母親に話しかけました。

 

それから、ルーはペンダントを

首から外しました。

そして手のひらの上に乗せて

それを見つめながら、

 

もう無理にわたしの首に

つかまっていなくても、

お母さんを

思い浮かべることができる。

だから、お母さんも、

もう私の心配をしないで・・・

自由に過ごして欲しい。

 

と言いました。

そして、ルーは座ると、

ペンダントを湖の中へ入れました。

 

ルーは、自分は母親の牢屋に

なりたくない。

メクソスからなら、

ルプスにも行けるし、

あちこちに行けるそうだから、

お母さんは、そうやって

旅行をすればいい。

そうして、いつかまた会おう。

元気な姿で会って、泣かないで、

ただ笑って、抱き合おう。

皆が私のことを強いと言うけれど

実は、それは全てお母さんの

おかげだった。

お母さんが私にくれた愛が

とても強くて、たくさんで、

それで生き延びることができた。

カルロイを愛することができた。

だから、お母さん。

いつも愛している。

 

と、涙を流しながらも、

笑顔で話しかけました。

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母親亡き後、

彼女の形見のペンダントを

母親だと思い、

それを支えに生きて来たルー。

けれども、ルーは

それを手放しても大丈夫なくらい、

心が癒されて良かったです。

そして、辛い思いをしたプルトゥに

戻ることができるのも、

彼女がつらい過去と

決別できた証拠ではないかと

思います。

今まで、辛い思いをした分、

ルーには

幸せになって欲しいと思います。

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