自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち ネタバレ 先読み 原作269話 クラインの脱出を助けるギルゴール

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269話 ギルゴールがクラインを助けに来ました。

◇3つの選択肢◇

クラインが緊張しているのとは裏腹に

白い髪の男は平然としていて、

クラインの姿勢、気、

目つきがいいと褒めて

ニッコリ笑いました。

ただ、彼は全く隙がないので

クラインは驚きました。

彼は、

普通の人ではありませんでした。

 

クラインを評価するように

じっと見ていた白い髪の男は、

笑みを浮かべながら、

本当は助けたくないのだけど、

助けてやるので、

 

1.監獄の鍵をもらう。

2.監獄の壁を壊す。

3.問題になる人間を殺す。

 

の3つの中、1つを選ぶようにと

言いました。

 

クラインは、

鍵をもらうことにしました。

この男の正体が誰であっても

鍵をもらうのは

悪いことではないし、

壁を壊せば、大きな音が出るので

脱出したことが分かってしまう。

それに、問題になる人を殺せば

新たに問題になる人物が

出て来る可能性がありました。

 

しかし、クラインが鍵の話をする前に、

アクシアンが「3番目」と

隣で声を張り上げました。

クラインは、慌てて、

なぜ、アクシアンが選ぶのかと

叫びました。

彼は、クラインに謝った後、

そうするしかないと

言い訳をしようとするや否や、

外から足音が聞こえてきました。

 

白い髪の男は、

 

分かった。3番目。

 

と言うと、現れた時のように、

たちまち、消えてしまいました。

クラインは、「どこだ?」と

叫びながら、

白い髪の男がどこへ行ったのか

調べましたが、

どこにも彼の姿は見えませんでした。

しかし、階段を急いで降りて来る

足音が聞こえたので、

クラインは白い髪の男を探すの止めて

そちらを見ました。

意外にも、やって来たのは、

ヒュアツィンテが

ゾンビたちと戦った時に、

アイニの部屋で一緒に戦った

近衛兵でした。

彼は、クラインを見つけると、

近づいて来て、

大丈夫かと尋ねました。

クラインは、

大丈夫に見えるかと尋ねました。

近衛兵は、

クラインがケガをしていないので

大丈夫そうだと答えました。

 

クラインは、

何か言ってやろうと思いましたが、

今は、

そのような時ではないことに気づき、

なぜ、彼がここへ来たのか。

ヒュアツィンテの部屋の周りにいる

必要があるのではないかと

尋ねました。

 

近衛兵は、

自分は大丈夫だと言ったけれど、

あの日、無理をしたので

休んだ方がいいと言われ、

勤務から外されていると答えました。

それは、彼が望んでいる

状況ではなさそうでした。

続いて彼は、

当時の状況を全て知らなくても、

クラインが犯人でないことは

知っていると言いました。

彼は、良かったと言いましたが、

近衛兵は、ダガ公爵が

クラインを、監獄の中で

殺そうとしているという話を

伝えました。

 

予期せぬ話に、

クラインの両側の牢屋から

短い悲鳴が上がりました。

近衛兵がそちらを向いたので、

クラインは肩をすくめて、

自分の侍従と近衛騎士団副団長が

一緒に捕まっていると話しました。

クラインも、

とても興奮していましたが

驚くべきことに、普段とは違い、

そのようなそぶりを

見せませんでした。

 

近衛兵は、

クラインを助けに来た。

逃げるようにと言った後、

すぐに牢屋の鍵を開けました。

しかし、クラインは、

自分が逃げることで、

ヒュアツィンテに

火の粉が飛ぶことを恐れて、

簡単に外へ出ることは

できませんでした。

けれども、近衛兵は、

ここにいると死んでしまうと言って

アクシアンとバニルの牢屋の

鍵も開けた後、

先に歩きながら案内をしました。

近衛兵の後について、

監獄の階段を上っていくと、

途中で気絶していたり、

こちらを見ながら、

頷く兵士たちがいました。

そのうちの何人かは、最初から、

「行ってもいい、ダメだ」と

合図を送ってきました。

 

クラインは、

気絶しているのはダガ公爵側の兵士で

意識があるのは、

ヒュアツィンテに従う兵士だと

思いました。

 

いつのまにか4人は、

内側の城壁の近くに到着しました。

内側の城壁から外側の城壁まで

距離はあるものの、

幸い、闇のおかげで

身を隠すことができました。

 

ところが、塀に沿って

並んで走っていた時に、

後ろでドンと何か落ちる音がしました。

クラインは飛び跳ねながら

後ろを振り返ると、

弓を引いたままの姿勢で、

誰かが落ちて死んでいました。

 

近衛兵が、

もう少し内側に寄ろうと助言したので

クラインは従いました。

すると頭の上で、

ランタンの明かりが飛び回り、

人々の話し声が聞こえてきました。

クラインが、

何が起こったのかと尋ねると、

脱獄した犯人たちを発見して、

殺そうとした人が、

足を踏み外したようだと

説明しました、

クラインは、

足を踏み外すような所は

どこにもないと言いましたが、

近衛兵は、

緊張したようだと言いました。

しかし、クラインは

誰かが押さない限り、

落ちる所はどこにもないと

主張しました。

近衛兵が黙っていたので、

クラインは、

犯人たちが押した可能性はあるかと

尋ねました。

近衛兵は「ない」と答えましたが、

クラインは、白い髪の

制服姿の男のことを思い出しました。

妙な微笑を浮かべて、

黙って現われて、

黙って消えたあの男は、

問題になる人間を殺してくれると

言っていました。

 

もしも、あの射手が生きていたら、

彼の矢が、

クライン、バニル、アクシアン、

近衛兵の4人のうち、

少なくとも1人に当たっていて

問題になっていました。

クラインは、

あの白い髪の男の正体は

誰だったのかと考えました。

◇脱出の後◇

4人は無事に

城門を抜け出すことができました。

最も体力のないバニルは、

安全な所へ到着するや否や、

吐き気を催して、倒れてしまいました。

クラインは、

彼の背中を何度か叩いた後、

自分たちを助けてくれた

近衛兵に礼を言いました。

彼は、

やるべきことをやっただけだと話すと、

クラインに、

タリウムへ行くつもりかと尋ねました。

クラインは、当然だと

答えようとしましたが、

自分が行ってしまったら、

兄を守る人がいなくなるし、

自分たちを助けてくれた近衛兵も

今は、

ヒュアツィンテのそばにいない状況で

ダガ公爵が

兄の治療を拒否する可能性が

あるかと思うと、

自分は宮殿の中に戻れなくても

首都やその近辺に

留まるべきではないかと考えました。

 

クラインは近衛兵に、

今、自分がここを離れたら

自分が犯人だと

決めつけられるのではないかと

尋ねました。

近衛兵は、

ダガ公爵でも、

すぐに皇帝を害することはできない。

今、ヒュアツィンテの権力が消えたら

アイニ皇后に不利だからと答え、

クラインが留まることに反対しました。

クラインも、その通りだと思いました。

 

近衛兵はクラインに

安心してタリウムへ帰るように。

問題が起こったら、

すぐに知らせると告げました。

クラインが自分の側近を連れて

逃げたという話を聞いた

ダガ公爵は、腹を立てて、

持っていた詩集を

投げつけるところでした。

部下は深く頭を下げて

謝りましたが、

ダガ公爵は怒りが収まりませんでした。

クラインが脱出するように

誘導した後、殺すか

大けがをさせるつもりだったのに

本当に脱出してしまったからでした。

しかも、

ラティルが帰って間もないのに

再び、タリウム使節がやって来たので

ダガ公爵は腹を立てました。

 

ダガ公爵は、自分の頭の上に

剣の持ち手を押し付けた国の使節

会いたくありませんでしたが、

いったん、外へ出ました。

彼が通り過ぎる時、

人々は以前よりも恐怖に満ちた顔で、

ダガ公爵に挨拶をしました。

彼は、満足気に、

彼らの挨拶を受けました。

 

ダガ公爵は、

使節団が集まっているホールの中へ

入りました。

彼は、使節団を壇上から見下ろすと、

一体、彼らは何を話そうとして

タリウムへ帰るや否や、

カリセンへやって来たのか、

不快ではあるけれど、

好奇心が沸きました。

 

ダガ公爵は、

儀礼的な挨拶を交わした後、

事が解決するまで、

外国使節の入国を禁じていたのに、

何の用事で来たのかと尋ねました。

使節団の代表は前に出ると、

ラトラシル皇帝は、

以前、ヒュアツィンテ皇帝と

一緒に学んだことがあるので、

今回の出来事に大きな衝撃を受けた。

そのため、ラトラシル皇帝は、

タリウムへ戻るや否や、

ヒュアツィンテ皇帝を

治療する方法を研究させたと

答えました。

 

その言葉を聞き終わる前に、

ダガ公爵の心の中に

冷たい風が吹きました。

 

まさか、研究を始めたことを

知らせるために

使節を送ったりしないだろう。

でも、まさか、

研究結果は出ていないだろう。

たとえ、大神官がそばにいても、

あれが、そんなに簡単に

治るはずがない。

いや、大神官がそばにいるから

問題なのだろうか。

 

ダガ公爵は焦り、

訳もなく何度も舌を噛んで

渇いた唾を飲みましたが、

あえて、その表情を隠すことなく

不機嫌そうな目で、

使節団代表を眺めました。

彼はそれを知りながらも、

気づかないふりをして、

タリウムにいる有能な大神官が

すぐに治療法を見つけたと

笑いながら話しました。

 

予想していた返事を聞いて

ダガ公爵は心の中で

「畜生」と悪口を吐きました。

 

彼の心の中を分かるはずがないのに

代表は、にっこり笑いながら、

ラトラシル皇帝は、

大神官をカリセンへ送ってもいいし、

それが無理なら、

ヒュアツィンテ皇帝を

タリウムへ連れて来てもいいと

話していると伝えました。

 

使節団代表は、

固まっている公爵を見ても、

何も気づかないふりをしながら、

本当に良い知らせなので、

とても嬉しくて、ここへ来る途中、

あちこちで、

この話をしてしまったと告げました。

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今回のお話の疑問。

クラインを助けに来た近衛兵は

ダガ公爵の

手先だったのでしょうか?

クラインを脱出させるように

誘導する人は、

クラインが信じられる人で

なければならないので、

ヒュアツィンテと一緒に

ゾンビと戦った人で、

クラインの無実を知っている人なら

うってつけだと思います。

ダガ公爵は、この任務を行えば

再びヒュアツィンテのそばに

戻してやると、

約束したのかもしれません。

クラインたちが

監獄から脱出する時、

気絶したり、

合図を送った兵士たちも、

お芝居をしていたのかもしれません。

けれども、彼は、

ダガ公爵の命令に逆らえなくて

やむを得ず、従ったけれど、

本当は、クラインを

助けたいと思っていたのではないかと

思います。

ギルゴールがクラインを

助けたことで、

ダガ公爵の計画は失敗し、

内心、彼は

ほっとしたのではないかと思います。

彼が最後にクラインに告げた言葉は

本心だと思います。

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