自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します ネタバレ ノベル 194話 ラスタの逃亡とトゥアニア公爵の復讐

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194話 ラスタに逃がしてくれと頼まれたラント男爵でしたが・・・

◇逃がして欲しい◇ 

ラント男爵は困惑しました。

 

彼は

ラスタが何も知らなかった時から

彼女の世話をしてきたので

衝動的に逃げることを

彼女に提案したけれども

今は正気を取り戻していました。

 

それに、ロテシュ子爵と

イスクア子爵夫妻の

爆弾発言により

以前より、状況は

悪化していました。

 

ラント男爵はためらっていましたが

窮地に陥った

草食動物のような目で

自分を見つめるラスタのことを

可愛そうだと思いました。

 

このままラスタを放置すれば

一生、悪夢を見ると思った

ラント男爵は、

首都を出るまでなら手助けをすると

ラスタに言いました。

 

ラント男爵は、

ラスタを見張っている

騎士の目をそらすので

すぐに、お金や宝石を

まとめるように

ラスタに言いました。

 

そして、

30分後に西宮の正門にいる騎士を

離れさせるので

そちらへ来るように言いました。

 

ラスタはありったけの

宝石や高価な物を集めて

応接室へ行くと

そこに下女のアリアンがいました。

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◇見逃します◇ 

アリアンは険しい顔で

逃げるよりも、

立ち向かった方が良い。

逃げれば、

もっと不利になる、

過ちを犯したなら代価を払い

そうでなければ反論すべきだと

ラスタを諭しました。

 

けれども、ラスタは泣きながら

逃がして欲しいと

アリアンに頼みました。

結局、彼女は、ラスタを

見逃すことにしました。

 

けれども、先程まで逃げるなと

言っていたアリアンが、

どうして見逃すと言ったのか

ラスタは不思議に思いました。

 

ラスタは

自分を裏切った

多くの人たちのことを

思い出しました。

 

ラスタは、

自分がいなくなったら

アリアンは

すぐにソビエシュの所へ行って

自分が逃げたことを

報告するに違いないと思いました。

 

ラスタは、

念のために持っていた

ナイフを背中へ

取り出し握りしめました。

 

ラスタはアリアンに

お礼を言いながら

彼女に近づきました。

 

◇逃亡◇

ラスタは

ラント男爵が指定した

ギリギリの時間に

西宮の正門に到着すると

騎士の姿は見えませんでした。

 

ラスタは、正門を出ると

マントを着て、

帽子を被って顔を隠し

足早に歩いていくと

小さな馬車が用意されていました。

 

ラント男爵は馬車の中から

小声でラスタを呼びました。

彼女は急いで馬車に乗り込むと

ラント男爵は、

血の匂いがすると言いました。

 

ラスタは、来る途中で

見つかったので喧嘩をしたと

震える声で言ったので

ラント男爵はそれ以上、

問い詰めることなく

ラスタが座っている椅子の

向かい側の椅子の蓋を開けました。

 

そして、ラント男爵は

ラスタに椅子の中に入るように

伝えました。彼は、

ナビエ様も同じ方法で脱出した。

隅々まで馬車の中を見ない限り

大丈夫だと言いました。

 

馬車が動き出すと

ラスタは恐怖心を抑えるために

楽しいことを考えるようにしました。

 

持ってきた宝石を売って

小さな家を買って・・・

でも、恋は絶対にしないし

人も信じない。

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◇トゥアニア公爵の復讐◇ 

しばらくすると

ラント男爵が小声で

首都を出たと教えてくれました。

ラスタは、緊張が解けて

涙がポロポロ出てきました。

ラント男爵は

隣の村に着いたら、

ラスタが御者を手配するのを

確認した後で帰る。

と言いました。

 

ラスタは、椅子の中で

うずくまったまま

何度も、ラント男爵に

感謝をしました。

 

しかし、彼女はラント男爵を

信じても良いのか、

後で、ソビエシュに

自分の話をするのではないかと

心配していました。

 

その時、突然、

ガタガタと音がして

馬車が大きく揺れて止まりました。

 

ラスタは何が起こったのか

わかりませんでしたが

馬車の外の入り乱れた声の中から

ラント男爵を呼ぶ声と

トゥアニア公爵と呼ぶ声が

聞こえました。

 

トゥアニア公爵の

名前を聞いたラスタが

戸惑う間もなく

大きな音と共に

馬車が横転しました。

ラスタは、椅子の外へ

出ようとしましたが

すぐに出ることはできませんでした。

 

ラント男爵は

馬車の中には誰もいないと

訴えましたが

トゥアニア侯爵は

馬車は弁償すると言って

馬車を槍で刺して壊せと

兵士たちに命じました。

 

ラスタは椅子の中から

出ようとしましたが

手がブルブル震えて

出られませんでした。

すると、椅子の上部を

鋭い刃の先が通り抜けました。

ラスタは悲鳴を上げました。

 

再び、馬車の別の窓が

壊れる音がしました。

 

ラスタは、

中に人がいる。

出してくださいと、

わあわあ泣きながら叫びました。

 

ラスタは混乱していて

なぜ、中に人がいるのか

確かめもせずに

いきなり馬車に槍を刺したのか

考えることもできませんでした。

 

やがて、ラスタは、

椅子の中から

引きずり出されました。

 

外へ出たラスタは

四方を兵士に囲まれました。

そして、トゥアニア公爵が

残酷な笑みを浮かべて

立っていました。彼は、

 

あなたのせいで妻を失った。

あなたがやったことを知ってから

この日をずっと待っていた

トゥアニア公爵は言いました。

 

ラスタは青ざめて、

後ずさりしました。

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 ◇アリアンの治療◇

傷が肺にまで達して

重篤なアリアンを必ず救うように、

そして、

治癒魔法を使うエベリーを

訪ねるように

ソビエシュは、宮医に命じました。

 

宮医が出て行った後

ソビエシュは執務室を出ました。

そして、彼は宮殿の横にある

塔へ向かいました。

カルル侯爵と護衛が

後に従いました。

 

塔の階段を半分上がったところで

カルル侯爵は

事前にラント男爵を

見張っていて良かった。

まさか、アリアンが

ラスタを助けるとは

思わなかったと言いました。

◇謎の声◇

ベンチに座っていた

カフメン大公は

3番目の商団も無事に貿易を

始めたと書かれた手紙を

読んでいました。

 

3箇所から出発し

3つの港に入った商団がすべて

きちんと貿易を始めたにもかかわらず

カフメン大公の心は

虚しさでいっぱいでした。

 

月大陸と火大陸の貿易を

始めてみたいという彼の望みは

順調にかないつつあるのに

彼は嬉しくありませんでした。

その理由はわかっているけれども

解決策はありませんでした。

 

カフメン大公は、

ベンチから立ち上がり

庭を歩いていると

氷の魔法で、皇后を救ったのは

誰だったのかという声が

聞こえてきました。

 

カフメン大公は足を止め

こわばった顔で後ろを

振り向きました。

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ラント男爵への

ラスタの可愛そう作戦は

見事に成功しました。

 

アリアンがなぜ

ラスタを見逃したかは

わかりませんが

青い鳥の羽のことで

ラスタがデリスに

罪を着せた時に

アリアンのそれまでの

下女としての経験から

主人の言うことには

逆らわない方がいいと

思っている節が

ありましたので

自分の身の安全を考えて

ラスタの言う通りに

したのかなと思いました。

そのせいで、

刺されてしまいましたが・・・

 

トゥアニア公爵の

すさまじいラスタへの復讐は

元妻を愛するゆえに

やったことなのでしょうけれど

それほど、ニアンを失ったことを

後悔しているなら

初めから、彼女を

信用してあげればよかったのにと

思いました。

 

 

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